784 名前:鱆サン ◆TAKO/PnX/g [sage] 投稿日:2007/08/28(火) 23:54:08
「3000円で適当に花束を作って頂けますか?」
そう言って、店内を見ているフリをしながら店員が作っているのを眺めていた。
八畳ほどの花屋には、まるで床から生えているかのように花や木が並んでいる。
冷やかしで見るには店員の目が痛い空間だ。
「しあわせになれる木」
…こんな木で本当に幸せになれるなら売らないで店の奥にでも大事にしまっておけばいい。
そうすりゃ花屋は幸せになるだろう。
そんな事を考えていると、一本の小さな木が視界に入った。
「ひとつだけ忘れる木」1600円。
人間は忘れる動物だ。こんな木がなくとも勝手に忘れる。
1600円も払って忘れられる事なんて大した事じゃない。
「お先のお花のほぅ、いただけますかぁ〜?」と言ってきた店員に
「この木もいいですか?」と言ったのは興味でなく勢いだった。
「は〜ぃ。では、ごいしょにお支払いですね〜? 4000と〜ろひゃく円になりますぅ〜」
…舌っ足らずなしゃべり方をする娘だ。正直好きではない。
花束と小さな木を持て花屋を出た。もう何か忘れているのだろうか?
そう考えると面白かた。
明日の予定や仕事に要なモノは忘れていなさそうだが、いたい何を忘れたんだろう?
荷もが多いので、さしぶりにタクシーで帰ることにした。
色々と考えてみたが「何を忘れたかも忘れている」のかもしれない。
流石に住所を忘れていたらと騒動だと心配だたが、そんな事もなく無事に家にいた。
すぐに木を何処に置くか考えたが、テレの横が一番しくりきた。
何だか落ち着いた部屋に見えて満足だたが、値札と名札は外した方が良さそうだ。
千ろゃく円というのはみともない。
そう思いふと名札を見た時、違和感を感じた。…この木の名前が分からない。
そもそも、なんという名前だたかも思い出せない。
私は確かにこの木の名前が気になて買た筈だが
これは、何と何だけ忘れる木と読むんだけ…?
「3000円で適当に花束を作って頂けますか?」
そう言って、店内を見ているフリをしながら店員が作っているのを眺めていた。
八畳ほどの花屋には、まるで床から生えているかのように花や木が並んでいる。
冷やかしで見るには店員の目が痛い空間だ。
「しあわせになれる木」
…こんな木で本当に幸せになれるなら売らないで店の奥にでも大事にしまっておけばいい。
そうすりゃ花屋は幸せになるだろう。
そんな事を考えていると、一本の小さな木が視界に入った。
「ひとつだけ忘れる木」1600円。
人間は忘れる動物だ。こんな木がなくとも勝手に忘れる。
1600円も払って忘れられる事なんて大した事じゃない。
「お先のお花のほぅ、いただけますかぁ〜?」と言ってきた店員に
「この木もいいですか?」と言ったのは興味でなく勢いだった。
「は〜ぃ。では、ごいしょにお支払いですね〜? 4000と〜ろひゃく円になりますぅ〜」
…舌っ足らずなしゃべり方をする娘だ。正直好きではない。
花束と小さな木を持て花屋を出た。もう何か忘れているのだろうか?
そう考えると面白かた。
明日の予定や仕事に要なモノは忘れていなさそうだが、いたい何を忘れたんだろう?
荷もが多いので、さしぶりにタクシーで帰ることにした。
色々と考えてみたが「何を忘れたかも忘れている」のかもしれない。
流石に住所を忘れていたらと騒動だと心配だたが、そんな事もなく無事に家にいた。
すぐに木を何処に置くか考えたが、テレの横が一番しくりきた。
何だか落ち着いた部屋に見えて満足だたが、値札と名札は外した方が良さそうだ。
千ろゃく円というのはみともない。
そう思いふと名札を見た時、違和感を感じた。…この木の名前が分からない。
そもそも、なんという名前だたかも思い出せない。
私は確かにこの木の名前が気になて買た筈だが
これは、何と何だけ忘れる木と読むんだけ…?