「まずは我々と同級生の2008年スタートの人気作などを見てみましょうか。……『あまんちゅ！』『黒子のバスケ』『テルマエ・ロマエ』『ゆゆ式』『ゆるゆり』『弱虫ペダル』……とまあ、他にもありますが、アニメにもなって名を馳せたという意味では、この辺りが同級生ですね」

「『ゆゆ式』とか『ゆるゆり』とかまだ続いてるんですもんねえ！　あとは『乙嫁語り』なんかも続刊中で、我々と一緒に時代を駆け抜けてきた漫画、という訳ですが、継続中というのをさっ引いても、懐かしいなー、あれ、という感覚はまだない漫画たちですね」

「今の漫画トレンドと比べても、そんなにずれていない感じのするラインナップとも言えますね。開始当初と比べて、持ち味が変わったということもないのもまた凄い。普遍の良さがある漫画たち、と言えるのではないでしょうか」

「我々がご紹介してきた漫画も入っていたりしますが、我がコーナーの歴史をふわっと振り返って、思い出深い作品を挙げてみたりしましょうか」

「個人的には、第7回、第8回の『アニメがんばるぞ』と『ラノベがんばるぞ』あたりで何でもありだな……と思いました」

「『ストライク・ウィッチーズ』と『東京皇帝☆北条恋歌』ですね！」

「ゲームのコミカライズで、実質、『ゲームがんばるぞ』になってる回とかもありました。『スパロボOG』の回とかでしたでしょうか」

「げっちゅ屋さんの懐の深さですよねえ……。しかし、我々、今、バックナンバーをちらちらと見ながら話をしているのですが……、その……、何と申しますか……。これ、読んだっけ……？みたいな漫画がたまに混ざっていて、戦慄しますね……！！」

「大変申し上げづらい告白をいたしますと、紹介したものの2巻ぐらいで、うーん……となって続きを読んでない漫画がたまーに……ごくたまーにですよ？　あるんですよね……振り返って見てみますと」

「更に恐ろしいことにですね！　紹介記事を読んでも、漫画の内容が思い出せないんですよ……！！」

「老化では？」

「やめて！！　あと、あれですねー。コロナ禍で、本屋さんに足を運ばなくなりがちになった、というのもあって、新刊の捕捉をしづらくなって、そのまま読まなくなってしまった、とかもありますね……」

「逆に、電子書籍で読むようになった漫画もありますね。これもこの15年の時代の移り変わりを反映しているかもしれません」

「電子は続きを捕捉しやすくて、これもまた便利さではありますね！　といったところで、そろそろ、お別れのお時間となりました！」

「15年の長きにわたり、ご愛顧頂き、本当にありがとうございました」

「我々は不滅ですが、漫画もまた不滅！　このコーナー亡き後も、色々な楽しい漫画との出逢いが、皆様にありますように！！　不肖、この権田原天！　お祈り申し上げております！！」

「唯菜、泣いていいのか、笑顔でお別れがいいのか分からないので、泣きながら笑っています！！」

「それでは、最後のいつものやつ！　実況は、権田原天」

「解説は野々宮美駿」

「ゲストは唯菜でしたっ」

「「「それでは皆さん、またいつかどこかで〜〜〜！」」」

（文責・竹井10日）


●人物紹介

・権田原天（ごんだわら　そらり）……『ひまわりのチャペルできみと』（Marron2007年作品）の実況担当キャラクター。くどい台詞回しと濃いネタ使いとディフェンスに定評がある。好きなラノベもがんばるぞの回は、『10歳の保健体育』

・野々宮美駿（ののみや　みはや）……『ひまわりのチャペルできみと』（Marron2007年作品）の解説担当キャラクター。頭の上に乗っているのはイルカのリノールさん。好きな漫画がんばるぞの回は、『ねこめ〜わく』

・唯菜（ゆいな）……『ひまわりのチャペルできみと』（Marron2007年作品）のお母さん担当キャラクター。お母さん担当ってどういうことですか？　好きな漫画がんばるぞの回は、『究極超人あ〜る』

竹井10日（たけい　とおか）……エロゲシナリオやラノベなどを書く、よろず物書き。代表作は『秋桜の空に』『ひまわりのチャペルできみと』（共にMarronより発売のPCゲーム）、『東京皇帝☆北条恋歌』（角川スニーカー文庫刊）『10歳の保健体育』（一迅社文庫刊）『彼女がフラグをおられたら』『誉められて神軍』（講談社ラノベ文庫刊）。

15年間、本当にありがとうございました！　げっちゅ屋さん、担当編集さん、そして、コラムを愛してくれた皆様に、心からお礼申し上げます！！



■過去のコラム
竹井10日presents「天と美駿の漫画がんばるぞ！」一覧

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