昨シーズンにプレミアリーグのアーセナルへと移籍した冨安健洋。当初こそ獲得に半信半疑なメディアとサポーターから厳しい意見が寄せられたものの、右サイドバックとして見事なパフォーマンスを見せると状況は一変し、たちまちチームの人気選手の一人になってみせました。

しかし、冨安はシーズンを通して怪我に苦しみ、昨季のリーグ戦38試合の内で無事にピッチに立てた試合は21試合に留まりました。冨安不在の試合でチームが調子を落としたこともあり、メディアは冨安のバックアップ獲得がアーセナルの課題だとし、またサポーターからも健康面と継続性を不安視する声があがってきています。

冨安だけでなく、各ポジションで選手層の薄さが課題だったアーセナルですが、今夏の市場で大型補強を敢行。トップの位置にはマンチェスター・シティからガブリエウ・ジェズスを、左サイドバックにオレクサンドル・ジンチェンコを獲得しています。また、ウィリアン・サリバら期待の選手もレンタルから復帰してきておりチームに厚みがでてきました。リーグが開幕すると、これら新戦力がアルテタ監督の戦術にフィットし、屈辱的な3連敗となった昨シーズンとは対照的な連勝スタートを切っています。

今夏は負傷で出遅れとなった冨安ですが、第2節にはベンチから途中出場し、アディショナルタイムを含めおよそ20分プレー。第3節も74分から出場しており、第4節には1点リードの場面で試合終了間際に守備のシメのために投入されました。

冨安は5連勝がかかる第5節では64分に右サイドバックとして途中出場。アーセナルは74分にコーナーキックからの乱戦で失点し1-1とされたものの、直後の77分にマルティネッリがサカのアシストから勝ち越しゴールを奪い、その後は堅い守備で逃げ切って勝ち点3を手にしました。無傷の5連勝となり、プレミアリーグの首位に立っています。
アーセナル 2-1 アストン・ヴィラ


【水曜の一戦でアーセナルが勝利、ミケル・アルテタが冨安健洋を称賛】
TBR
水曜夜にアーセナルが勝利した一戦における冨安健洋をミケル・アルテタ監督が称えている。
(中略)
冨安はアーセナルで再び途中出場をはたした。日本代表選手は残り25分の場面でベン・ホワイトと交代。
Whoscoredによれば、アーセナルの選手で冨安は最多タックル数を記録している。そして、アルテタも怪我で苦しい時期を過ごした冨安がプレータイムを伸ばしていることを喜んでいるようだ。
「我々は彼にいくらかの出番を与えられて本当に嬉しく思っているし、彼もその期待に本当にしっかりと応えている」と監督。
「ここ6~7ヶ月で初めてのことになるが、ここ数週間の彼は何の問題もなくトレーニングをこなしている。そして、今日の彼のプレーを見れば分かるだろう。(今日の)彼は本当に良かったと思う」
冨安は北ロンドンでの最初のシーズンで驚異的な存在感を放った。彼の到着は締切日のことだった。そして、サポーターが大いに盛り上がる補強選手ではなかったかもしれない。
だが、彼がプレミアリーグに適応するのに殆ど時間はかからなかった。23歳の彼にとって課題だったのは怪我に悩まされた点だ。昨シーズンはトップリーグで20試合しか先発出場することが出来なかった。
ホワイトは得意ポジションを離れてリーグで見事なスタートを切ってみせた。そのことにより、冨安の回復に向けたプレッシャーは軽減された。
だが、冨安は明らかに調子を戻してきている。そして、彼が今シーズンの初先発をはたすのも、そう遠いことではないかもしれない。

【マルティン・ウーデゴールがアーセナル好発進の秘訣を明かす】THE SUN
(前略)
冨安「ミケル・アルテタは僕にとってこれまでで最高の監督です。ピッチの中でも外でも、すごく力になってくれました。勿論、他のスタッフと共に僕のプレーを向上させてもくれました」
「とても知的な人物です。サッカーや試合の構造について正に全てを知っている。自分が何をすべきなのかを明確に教えてくれるので本当に勉強になるんです」
「僕のプレーを向上させてくれただけでなく、ピッチを離れても力になってくれて、本当に感謝しています」
「昨シーズンに怪我をしてしまった時はすごく残念でしたが、ミケルがすごく話しかけてくれて、その時期を乗り越えるのを助けてくれました」
「サッカーではタフな時期もあります。怪我をすることはいつだってとてもキツイもの。僕にとってタフな時期でしたが、クラブ内のサポートがあったことが大きかったです」
冨安はまた、チームの仲間たち、そしてチーム内の一体感も、離脱中にモチベーションを保つのに助けになったという。
「ミケルだけでなく、チームメイトもコーチングスタッフも、力になってくれました」
「あれだけのサポートをうけると、心からクラブのためにがんばろうという気になるんです」

【スタッツ】whoscored、sofascore
64分から出場、キーパス:1、タックル:2、パス成功(精度):13(72%)、ボールタッチ:25、デュエル:4(3勝)

【採点】
[whoscored]6.57
[sofascore]6.8

【主にアーセナルのファン】
・Anonymous
冨安。お見事。相手のやってきて全てに自分で対処してた。この男のプレーを見分けるのはすごく簡単。最もハイパーアクティブな選手を探してみればいい。それが冨安なんで

・Anonymous
トミが復活してくれて嬉しいぜ

・Anonymous
ホワイトは素晴らしいし、外されるような悪いプレーはしていないけど、トミがフィットすればもっとやってくれるからね。昨シーズン、怪我してない時のトミがどれだけ良かったか、みんな忘れてるんじゃないか

・Anonymous
それな。トミは本当に素晴らしい選手で、右サイドのサカとウーデゴールにかなりの力になってくれるから

・Anonymous
トミは大好きだけど、あの失点の場面で寝てた感じするな。ヘッドでクリアできたんじゃねーか

・Anonymous
あの失点は彼のせいだと思う。ぶっちゃけ良いパフォーマンスじゃなかった

・Anonymous
トミ左サイドバック、ホワイトが右サイドバックって形を何試合かやってもいいかもね。俺らティアニー大好きだけど、今日のティアニーにはマジでイライラさせられた。目の前の相手にクロスひっかけまくって

・Anonymous
まあ、冨安の方が右サイドバックとして全体的に優れているけど、俺がホワイトで気に入ってるのは守備に対する心構え

・Anonymous
トミはとんでもない途中出場のパフォーマンスだった。タックルに勝って、エディにボールだして、エディに選択肢を与える走りをしてさ。マジで素晴らしかった

・Anonymous
冨安が入るとサカが生き生きしてくるんよ

・Anonymous
トミはベンよりも右サイドバックの適正が高いことを示したね。彼が攻撃に参加することで、うちはもっと危険な存在になる感じ

・Anonymous
うん、トミはチームにばっちりハマってる。でもホワイトを外すのも酷だと思う

・Anonymous
酷に思えるのはそうだけど、最適の人材が必要でしょ。ホワイトがスタメンで必要になってくる試合だって沢山あるはず

・Anonymous
ホワイトに代わってトミは素晴らしい交代だった。ホワイトのプレーが悪かったとは言わんけど、トミは右サイドバックとしてもっと攻撃に貢献してた

・Anonymous
トミは出場して直ぐに良い感じだったし、エネルギッシュだったと思う

・Anonymous
今日の試合、トミとエディーは見事なサブだった。ボールを奪い返して、必要な場面で試合をコントロールできた

・Anonymous
冨安のプレーをちょっと長めに見れてよかった。伝統的な冨安のプレースタイルで全てをしっかりこなしたと思う。
彼がオーバーラップすることで、サイドの機能が改善傾向だったんじゃね

・Anonymous
それは初戦から顕著だと思う。ギャビーやジニーが左サイドで暴れてるけど、ホワイトはそういう選手じゃないから、サカがやれてない。トミが入ると、そういう動きがでてくるからね

・Anonymous
トミが入ってから、サカはより脅威だった感じだし、そこはポジティブだと思う。トミのキレが必要だし、右サイドバックに戻ってきてくれないといけない

・Anonymous
冨安の途中出場は彼が今での右サイドバックのファーストチョイスだって示してたと思う。なんて選手だ。今シーズンそこでベン・ホワイトが見事だけど、やはり長期的に見たら冨安に期待したい

・Anonymous
冨安、とても良かった!引いてくる相手に対して、近いうちにスタメン出場してくるかもね

・Anonymous
トミも途中出場してから素晴らしかったよ

・Anonymous
スタメンの座を奪い返すようなパフォーマンスじゃなかった

・Anonymous
入ってきてからすごく良かった。いつものトミの空中戦で、当たり負けせず、エリートパサーだったよ

・Anonymous
彼が戻ってきたのは良かった、全体的にまずまずしっかりしてた。彼がフィットし続けて、選手をローテーションさせることが出来るようになればいいな

・Anonymous
スタメンに戻さないと。サカがホワイトいる時よりもいいからさ。サカを解き放つことは、ホワイトが守備やポゼッションでどう貢献するかよりも大事だよ

・Anonymous
彼のパフォーマンスが良くなかったっていう人がいる理由が分からんな。特にパフォーマンスは落ちてないし、彼が入っても気にならない。どちらかと言えば守備面で(チーム)良くなってるよ。
うちのバック4は良い感じだよ。今シーズン不満はない

・Anonymous
(文句を言ってる人が)どの試合を見てたから分からん。トミは入ってから素晴らしかったぞ。前で攻撃のコースを提供して、重要なヘッドのインターセプトも何度かやってた。
うまくひっかけたパスで決勝点で大事な役割もはたした。トミの大ファンだよ。弱点のない、素晴らしい選手だと思う

・Anonymous
トップクオリティの右サイドバックが2人いるのはすごく贅沢。うちの4バックの層の厚さはとんでもないよ

・Anonymous
この男のユーティリティ性は俺たちにとって大きい。守備の全ポジションをカバーできる

・Anonymous
トミはベンにポジションを奪われるのを目にしながらも、取り戻すためにさらなる高みを目指してる…

・Anonymous
コーナーからのボールはヘッドでクリアすべきだった。でも、そうだね、彼はいつプレーしても堅い

・Anonymous
冨安は途中出場してからマジで凄かったな

・Anonymous
ユナイテッド戦ではスタメンに?

・Anonymous
俺ならそうする。左サイドバックでかも

・Anonymous
彼の守備はクオリティが高い。誰が相手でも安心感ある

・Anonymous
怪我する前のピーク時には、間違いなく俺らのベストプレイヤーだった

・Anonymous
一度もミスしなかったんじゃないか

・Anonymous
ヴィラの同点弾で、冨安はもっとうまくゴールを守るべきだったよ

・Anonymous
驚異的な強さと冷静さ

・Anonymous
あのウイングへの対処はヤベェよ。まったく息をつかせない

・アーロン・キャターソン=リード(サッカー記者)
冨安とエンケティアはベンチから素晴らしい活躍をみせた。冨安はデュエルで圧倒して、エンケティアに出しに行ってた

・Anonymous
冨安のオーバーラップは後半にサカをかなり助けてた

・Anonymous
トミが右サイドバックに戻ってくるのは時間の問題。徐々に戻しつつあるけど、彼の方が良い選択肢だし、サカとも良い関係を築いてる。ベン・ホワイトは何も悪いプレーしてない。ただ、トミの方がうちをもっと良いチームにしてくれる

・Anonymous
サカは冨安が入って初めて生き生きとしてた。偶然のはずない

・Anonymous
冨安が酷い試合してるの見たことないんじゃないかな。なんて男だ

・Anonymous
得点場面での冨安のあのパスは過小評価されてる。パニクってシュート蹴りにいってもおかしくない

・Anonymous
冨安は出場できるならスタメンで出ないと。守備でも攻撃でも多くを提供してくれるし、完璧なバランスを保ってる。大好きだ


・ツイッターで更新情報配信中

スポンサーリンク