ご存知でしょうか・・・?

景気が悪化しつつあることを・・・?

私は、この夏ぐらいから景気回復が停滞し、2008年春にかけて景気は間違いなく悪化していくと主張してきました。

たかがコンサルタント風情が何を言うか!
 
夏休みボケも程々にしろ!

新聞を読め!

と怒られるかもしれません。
でも、私だけの意見ではないんですよ。
大手デベロッパーや大手金融会社に勤務する知人も、理由には違いがありますが時期的には同じような見方をしています。

ただ、彼らは、立場上大きな声で言わないだけなんです。

今の景気が、作為的に創出された景気回復であり、一部大企業関連だけが享受できる格差景気であることは、街角景気指数が伸びないことでも明白だと思います。

しかも、日本の金融政策を主導すべき日銀が、インフレを決定付ける利上げを強行できない中途半端なガラス細工景気だとも言えます。

いつ崩壊しても不思議でない、そんな景気回復だったのですね。

以前のブログに、景気が悪化する根拠を述べてきましたので今日は触れませんが、その根拠を上回る根拠が出てきました。

サブプライムローン問題です。

日本の景気回復を支えているのが、アメリカと中国の好景気であることは間違いのないところだと思います。
サブプライムローンについてはメディアで多く報道され、既にご存知のことだろうと思いますが、そのアメリカの景気に大きな影響を与えるのがサブプライムローン問題であり、アメリカに留まらず世界的にも景気に大きな影響を与えています。

現実的に株価が大きく下げる根拠となり、中央銀行が市場に資金を供給したり、ファンドが成立しない等の現象を引き起こし、世界景気をも打ち砕く大ハンマーになろうとしています。

たかがコンサルタントの立場で、世界経済を述べるつもりは毛頭ありませんが、今の日本経済にこれはキツイでしょう。

小石が当たっても簡単に崩壊するようなガラス細工景気が、この大ハンマーには耐えられません。

景気崩壊が、思ったよりも早く訪れる可能性が高くなったのではないでしょうか。

今までに、さんざん景気対策を講じてきた日本にとって、更なる打つ手は残っているのでしょうか・・・。

こんな環境においても、自民党と民主党は国民不在の政争を続けようとするのだろうか?

どうにかして・・・。