私は、経営コンサルタントに関する資格は、何も持っておりません。
元々の職業である、建設関係や不動産関係の資格は沢山持っていますが、経営コンサルタントに関する資格は、業務上あえて取得しない様にしてきました。
開業した頃は、中小企業診断士などの資格を取得しようかとも考えましたが、公的な資格を持ってしまうと、法律など制度上の制約を受け過ぎて、本音のコンサルティングが出来なくなってしまうのです。
会社再生や経営危機の打開において重要なのは、ご相談者の意向を最優先に、現実の理解と経験によるスキルをベースにして、あらゆる可能性にチャレンジすることなのだと思います。
私が、コンサルタントとして誇れるものがあるとすれば、ご相談者と同じ経営危機の経験者として、精神的により添いながら、状況に合わせたアドバイスを実施できることなのかもしれません。
私も、20年ほど前には、破産や夜逃げ・自殺等について、選択肢として真面目に検討した経験のある、経営危機の実体権者なのです。
だからこそ、ご相談くださるお客様の心理が手に取る様に判り、精神的な面でフォローも出来るのだと思います。
多くのご相談者は、藁をもつかむ気持ちでご相談に来ていただいているのですから、会社再生や経営危機のコンサルタントとして、まずはお客様の状況を理解して気持ちに沿ったアドバイスをすることが大事になります。
中には、どうにもならないと自答しつつも、駄目もとでご相談に来られている方もおられるのかもしれません。
そんな、気持ちが挫けそうになっているご相談者に、まだまだ諦める必要がないということを知っていただくことが私の最初の仕事になります。
ご相談の初期は、コンサルタントというよりもカウンセリングといえるのかもしれません。
諦めかけていた人生が、まだまだ、何とかなるということを知っていただくことから、全てが始まります。
そして、明日から始まる将来に向けて、前向きにチャレンジしようという強い気持ちを持っていただくことが、初期相談における大きなテーマなのです。
初めてお会いしたとき、絶望の淵で暗い眼をして、人生を諦めようとされている相談者は少なくありません。
そんなご相談者が、未来への一筋の光を見いだし、頬を紅潮させて可能性を切り開く強い気持ちを取り戻していただくことから、私のコンサルティングは始まります。
悲しいかな、最初から私を全面的に信じてくださり、、全てをお話し下さる様なご相談者は多くありません。
私と、倒産屋や整理屋などとの区別がつきにくいのか、懐疑の目を向けられるご相談者もおられます。
今後の事業や人生は当然のこと,ある意味では命の掛かったご相談になりますから、それぐらい用心をされてもいいのかもしれません。
しかし、正確な状況を知らなければコンサルティングは出来ませんから、ご相談者に全てを正直にご説明いただく必要があるのです。
私が熱く語っても、お話しすることは今まで耳にしたことのない内容が多く、最初の頃は半信半疑です。
話の内容は、将来の可能性を感じさせるものがほとんどですが、今まで持っていた常識とは乖離しているでしょうから、『そんな、上手い話はない・・・』と、否定的に捉えようとされるかもしれません。
それでも、明日につながる正しい情報に対して、大きな好奇心と興味は抱くようになっていただけます。
私の、大阪風のバラエティ系のキャラクターも功を奏し、少しは、前向きに耳を傾けようとしてくださるようになると、話は前に進むようになります。
これで、カウンセリング的な対応は終わり、具体的な経営危機の打開に向けたコンサルティングを始められるようになるのです。
我々の仕事は、『いかに、ご相談者から信じていただけるか・・・。』ということが、まずは最初のキーワードになります。
そして、『ご相談者が、前向きに強い気持ちで取組んでくださるか・・・。』が、次の段階でのキーワードとなります。
この2点のキーワードをクリアーすることにより、具体的に経営危機打開に向けて取り組めることになります。
ご相談者が、一体となって取組んでいただければ、必ず経営危機は打開できるものなのです。
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