3代目の経営者は、コツコツと経営を続けてこられました。
経営者の顔が見えて来ないような、地味なイメージの小さな会社でした。
ところが、普段は目立たない経営者が、不況になると馬鹿ほど前向きに強烈なリーダーシップを発揮されるようになるのです。
そうなると、会社はキラキラと輝きを増し、不況に強い会社となっていきます。
健全時に優秀な経営者が、経営危機においても優秀だとは限りません。
逆に、普段は目立たない普通の経営者なのに、経営危機ではとてつもない能力を発揮される方がおられます。
特殊な資質を持った、経営危機という特殊な環境には強いという経営者もおられるのです。
経営危機の打開は、経営者に対して、一種独特である特殊な知識や特異な能力が求められます。
それは、経営についての知識などでありません。
経営者としての精神的な強さということであり、経営危機の打開に取組む強い気持ちと、健全な精神を維持し続けるということになります。
経営危機は、経営者の精神が蝕まれるような厳しい環境であり、ストレスが溜まりやすい環境になるのです。
そして、そのストレスを放置すると、経営者は、経営者としての能力を喪失することになってしまうでしょう。
中小企業の経営者には、ストレス発散という能力が求められます。
日常の業務において、ストレスは自然と溜まってしまうものだからです。
経営が厳しくなれば尚更で、その精神的な負担や抑圧は凄まじいものなってしまいます。
そのまま放置すれば、ストレスは蓄積され続け、いつ暴発するか判らなくない状況に至ってしまうでしょう。
そうなると、経営者の思考は狂いだし、正常な経営判断などできなくなってしまいます。
したがって、そうならないために、中小企業の経営者は、ストレスの発散方法を持つことが必要なのです。
ストレスなど溜まらないという経営者もおられますが、溜まらないのではなく、上手く発散をされているだけだと思います。
いかにストレスを上手く発散させるかが、中小企業の経営者に求められる不可欠な資質だといえるのです。
スポーツでもゴルフでも、お酒やカラオケなど、なんでもいいと思います。
いつでも難なく、ストレスを上手く発散できる方法を、経営者は持たれるようにしてください。
経営が厳しくなると、ただ仕事だけに取組もうさとれる経営者は少なくありません。
そんな真面目な経営者が、経営危機状況で仕事だけに全身全霊をかけて取り組み、精神的に病んでいかれる姿をみることは珍しくないのです。
経営危機という特殊な環境において、仕事に全力で取り組むのは当たり前なのですが、それだけでは、ストレスまで溜め込んでしまい良い方向に向かわないでしょう。
全てに我慢する必要などありません。
たまには、仕事を忘れて、自分を取り戻す時間も必要なのです。
経営者が健全でなければ経営危機は打開できません。
ストレスを上手く発散させることも、経営者の大事な仕事だと理解してください。
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