かっとばせ借金 打ち勝て倒産!!

資金繰りが悪化した中小零細企業の、経営危機打開や事業再生へ向けてのお手伝いをさせていただいています。 経営危機場面での知識や情報をご提供し、従業員や家族のために命がけで闘う経営者が、諦めずに闘う現場を善戦苦闘日記としてご報告いたします。

思うこと

古き昭和と最先端の共存・・・


この景色は、遠い記憶の中に残っている気がします。

人も街も、活気で溢れ、躍動感が漲り、生きて発展するための逞しさを感じさせます。

記憶の片隅に残る、子供のころに見た大阪の下町の風景そのものなのです。

しかし、この中国の風景は、記憶の中の風景とは何かが違い、違和感を覚えてしまうのです。



中国にネットワークを持ち事業展開を図っている知人に誘われ、台湾の西側に面した、温暖な気候の福建省の福州と福安市を訪問しました。

昔から中国の歴史が大好きで、宮城谷先生や陳先生の歴史小説を読み漁っていたのですが、今までチャンスがなく、中国に来たのは今回が初めてです。

その目的地が北京でも上海でも大連でもなく、マイナーな福州と福安市なのですが、念願だった中国に期待は膨らんでいます。

中国については、勝手に様々なイメージを抱いていましたが、その現実の景色は想像していたイメージとは違うもので、妙な違和感を覚える景色でもありました。


福建省の福州という空港に到着し、そこからバスで福安市に向かいます。

福州は、福建省の省都で、人口400万人を超える大都会で、街は整備され高層ビルが立ち並び、報道される中国の大都会そのままの風景です。

その福州から、約二時間半バスに揺られて福安市ですが、福安市までの間に大きな街が3つほどあり、福安市に近づくにつれて街は昔の風景を残しているようです。

福安市は、人口80万人ほどの町なのですが、日本人はほとんど訪れないようで、日本語は全く通じません。

われわれの感覚では今でも十分に大きな街なのですが、これから発展を始めようという途上の街で、人民政府は壮大な都市計画を策定して、市民と一体になって発展に向けて動き始めたところのようです。

何よりも、活気が違います。

町はまだまだ整備されておらず、雑踏の中を争うようにクラクションを鳴らしながら車が走り去っていきます。

人が、小走りに、ひたすら前に向かって進んでいる姿は、まさしく高度成長期の日本を連想させます。

街並みは、安全や衛生などお構いなしに、生きることを優先させていますし、歩道に水が溜まり陥没していようが関係ありません。

建設現場は、重機などはほんど見かけませんし、足場は今でもバタ角や丸太を使用しているのですが、作業に携わる人々は、声を張り上げながら一生懸命なのです。

そう、40年ほど前の『三丁目の夕日』のような、懐かしい昭和の時代そのままの風景が続きます。


しかし、当たり前なのかもしれませんが、そんな風景の中に『最先端』が同居しているから驚きます。

街では、アイフォンが売られ、若者たちは当たり前のように携帯電話で話しています。

ホテルの部屋には、当然のようにLANケーブルが設置され、料理屋ではIパッドで注文を受けていました。

懐かしいバタバタ三輪の後ろを、最新鋭のポルシェやベンツがノロノロと走っています。

煉瓦造りの古びた家の屋根には、大きな衛星放送用のアンテナが座っているのです。


このギャップは、いったい何なのでしょうか。

子供のころ、アニメを見ながら、携帯電話が使える未来を想像していましたが、子供の夢がいきなり実現したように、まさしく古き昭和に最先端の未来が共存しているのです。

我々中年は、この風景のギャップには、違和感を覚えてしまいます。

たしかに、中国の底知れぬパワーと今後の発展に脅威は感じますが、もっと優先すべきことがあるようにも感じるのです。

ちょっと無理をしすぎて、バランスを崩しているように思うのは私だけなのでしょうか・・・・。


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季節も、景気も、晩秋のとき・・・


畑は早くも、冬の準備に入っています。


趣味で家庭菜園を始めてから、随分と経ったものです。

ナスビやキュウリに負けないように、精一杯に生きることを実感して人生を頑張ることだけを目標に始めました。

その頃は、知識もなく何も判らないままに、適当に栽培し、収穫を単純に喜んでいたものでした。


熱心に勉強したわけではありませんが、家庭菜園を10数年も続けていると、自然が様々なことを教えてくれ、色々なことを覚えいきます。

土筆が顔を出し始めると春。
トマトやスイカなどの夏野菜を定植します。

隣の田んぼのオタマジャクシがカエルになると夏。
家庭菜園の最盛期に、汗だくになりながら、食べきれないほどの野菜を収穫です。

赤とんぼが舞い始め、彼岸花が咲くと秋。
そろそろ夏野菜も終わり、冬の畑に衣替えです。

霜が降りると冬。
畑には、玉ねぎや豆類などの数種の野菜があるだけで、家庭菜園も一服です。

春夏秋冬、季節の移り変わりが自然に身に染まり、日めくりを見るまでもなく畑も変化していきます。

年齢を重ね、月日の流れが速くなっても、自然とともに過ごす家庭菜園は、時を正確に告げてくれるのです。


基礎となる、土作りの重要性も身にしみました。

土をちゃんと作らないと、出来の良い野菜は収穫できないのです。


過保護のつもりで、元となる肥料をタップリとやれば良いと思っていましたが、全く逆効果だということも知りました。

肥料のやり過ぎは、野菜を生育させないのです。

基礎が大事,過保護は駄目。
このように、家庭菜園は企業経営と結びつくことが多い様に思います。


ところが、家庭菜園が通年とは違い、今年はおかしいのです。

普通、9月上旬で終わる南国野菜のゴーヤが、まだ頑張っているのに・・・

9月下旬まで収穫できるトマトが、8月で終わってしまったのです。

10月中旬まで収穫できるキュウリが、9月の中旬で終わりました。

10月一杯は収穫できるシシトウが、9月中旬で終わりです。

毎年、同じ様に耕作しているのに、今年は変なのです。


夏から秋への移ろいがなく、急に晩秋になってしまった感じがします。

ここ数年、春と秋が短くなったようには思いますが、今年は極端で、いきなり晩秋になり、冬の準備の季節となってしまったのです。


日本の景気と同じで、華やかな夏は遠くに過ぎ去り、朱色を身に纏った秋が訪れたかと思ったら、モノトーンの冬に突入しようとしています・・・

そう、景気も晩秋でした・・・

早く、冬の準備をしないと、越冬できなくなるかもしれませんね。

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日本の1人勝ち・・・?


どうも、この状況は理解できません・・・

なぜ・・・・こんなに日本が強いのか?


日本の景気は、ここ数ヶ月で極端に悪化しており、まだまだ悪くなると予想されています。

中小零細企業にとどまらず、大企業さえも業績を悪化させているのです。

それなのに・・・

大きな流れとして、日本の円が強いのです。


ドルは、当然の如く下げてます・・・

ユーロも、ここにきて下げてます・・・

東南アジア通貨も大きく下げ、豪州ドルまでも・・・

為替ですので比較対象になりますが、円が強いのです。


そして・・・

いすゞが、GMのトラック部門の購入を検討しています・・・

三井住友が、ゴールドマン・サックスへの大規模出資を検討しています・・・

野村ホールディングスが、リーマンの部門を買収しようとしています・・・

三菱UFJが、モルガン・スタンレーの筆頭株主になろうとしています・・・

世界に冠たるアメリカが誇る大企業への、日本企業の積極攻勢が始まっているのです。


どういうことなのでしょう・・・?

バブル崩壊後、日産自動車のように海外資本が投入され、実質外国企業となる日本の大手企業が続出しました。

今回は、まるでそれを取り返すような動きです。


世界制覇かと思われた産油国も、ここにきて動きが地味になってきたのに、景気悪化に苦しむ日本の円が強いのは理解に苦しみます。

単純に、日本以上に、欧米や東南アジアの景気が悪化しているということなのでしょうか?

私は、そんな単純な理由ではないと思うのですが・・・・。

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復活!! 北京オリンピックに見るドラマ・・・


すごい・・!!

やはり、トップを極める人間は違うものである。

しかも、彼らの華やかなドラマの裏側に、試練があることには感動してしまった。


北島選手が、100m・200m平泳ぎで、当然の如く2連覇した。

内柴選手が、男子柔道66キロ級で2連覇し、息子に大声で報告していた。

谷本選手が、女子柔道63キロ級で2連覇し、無邪気に喜んでいた。

・・・この場面だけ見ていると、選ばれた人間だけの当然の結果と思えるのだが、実は挫折を経験した結果だったのですね。

3人ともが2連覇だが、前回のアテネオリンピックで優勝した後、極度なスランプに陥って平凡なアスリートなってしまい、一時は競技を諦めかけたという共通点がある。

そして、その挫折を乗り越えて、2回目の栄冠を手にしたという共通点があるのです。

諦めかけた気持ちを奮い立たせ、前を見て頑張った結果なのです。

これは、凄いことですね・・・。


企業再生コンサルの仕事をしていて思うのは、諦めないことの大事さです。

諦めさえしなければ、再生できる事実です。

でも、この事実はなかなか伝えるのが難しいものです。


しかし、これからは北島選手らの優勝の感動を、諦めないことの意義の事例として伝えたいと思います。


・・・彼らの精神力は凄いですね。


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資金繰り悪化で、子供が大学を退学し・・・

事業の経営が厳しくなり、資金繰りが悪化してしまうと、様々な影響がでてきます。

従業員の給料を遅配したり、仕入先への支払いをジャンプすることにより、信用不安が流れるかもしれません。

ある意味、信用不安が流れるのは自業自得かもしれませんが、場合によれば、従業員の家族が生活苦に陥るかもしれませんし、仕入先も資金繰りが悪化し最悪の結果を招いてしまう可能性だってあります。

まあ金融機関だけは、返済が滞っても、担当者の評価が落ちるぐらいで、大きな影響を受けることはありません。

しかし、金融機関以外の、従業員,仕入先,外注先そして得意先や連帯保証人を含め、関係される方に予想もしなかった影響を与えるのです。


その中でも、資金繰り難が家族に与える影響は、極めて大きいものだといえます。


会社の経営者の家族として、景気の良いときには、それなりの上流生活を満喫されたのではありませんか?

ブランド品で着飾っていたかもしれません。
豪華な旅行や食事をされたかもしれません。
高級外車を乗り回していたかもしれません。

しかし、資金繰り難に陥って最初に切り詰めるのは経営者ですから、そんな優雅な生活が一転してしまうのです。

でもこの変化は、経営に携わる者にとっては当然に覚悟していたことですから、経営者自身やその配偶者は甘受すべきだと思います。

でも、子供さんは可哀想です。

私自身、企業再生コンサルタントという仕事をしていて、居た堪れなくなる場面を何度も経験しました。

お客様とご相談をしていて、子供さんの事をお伺いすると

「学校を辞めました・・・」という答えが、あまりにも多いのです。

当然に、退学した理由は、資金繰り難です。

ご両親が、退学をお願いされたこともあります。
子供さん自ら、退学を決意されたこともあります。

随分と勉強し、苦労して入学した有名大学を1年生で退学された子供さんもおられます。
海外への留学を切り上げ、学校も辞めて仕事を手伝う子供さんもおられます。

本当に辛い話です。

先日も、お客様の会社にお伺いしたおり、子供さんが居られたのでお話をさせていただくと、大学を自主的に退学されていました。

「もう少しで卒業なんだから、頑張ったらよかったのに・・・」とお話しすると

「父がこんなに苦労しているので、少しでも手伝いたいと思って辞めたのです。」

もう、何も言い返す言葉はありません・・・。


資金繰り難に陥ってしまうと、経営者の子供たちが学校を辞めなければならないというのは、当然のようかもしれませんが、私は安易すぎる考えだとしか思えません。

子供の教育は、親にとって最優先事項であるべきです。

それは、学費を出してやることではなく、教育環境を維持してやることだと思います。

生活費はアルバイトで稼いでもらう・・・
奨学金を申請してもらう・・・
親戚にお願いする・・・

変なプライドさえ失くせば、様々な方法があるはずなのです。

経験則からですが、子供に学校を辞めさせたことを、後から後悔する例は非常に多いものです。

学校を卒業させることが可能だった・・・と、後悔されるのです。


会社を任意整理しても、子供は私立大学を卒業させた例もあります。

安易に答えを出さず、出来る限りの努力をしてあげてほしいものです・・・。


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借金返済は会社再生の前提なのか・・・

会社の再生と借金の返済・・・

違和感のない表現に感じますが、この『会社再生』と『借金返済』を1つの文章で表現するのは難しいですね。


「会社を再生するためには、借金を返済しないと駄目だ・・・」

この表現は、道義的に考えると当然のことだと思います。
間違っていませんね。

でも・・・
「借金を返済しないと、会社は再生できない・・・」

このように表現を置き変えてみると、疑問がでてきます。

建前や机上の論議から言えば、その通りかもしれません。

しかし、本音や実践の場から言えば、この表現は間違っているのです。

現実の世界では、「借金を完済しなくても、会社は再生できる!!」と表現できるのです。

・・・何か、違法な悪いことをするのとちがうの?

いえいえ、違法な方法は一切使わずに、法律に基づいて出来ることなのです。


『借金の返済』については、金融機関に主導されて間違った概念を植え付けられてしまい、返済が滞りでもしたら『会社の再生』どころか、直ぐに法的手続きをとられて資産は全て失い会社も倒産する・・・・

我々国民は、そう思い込まされているのですが、現実は全く違うのです。

返済資金があるのなら、当然に返済すべきです。

しかし、返済資金が不足しているのなら、不足していることを前提に対応できる方法はあり、手続きさえ踏んで対応すれば、十分に会社の再生は可能なのです。

まず、リスケジュール(借入返済の減額交渉)のお願いをすればいいのです。

リスケジュールが上手くいけば、返済を減額して会社を再生させればいいのです。

返済を減額してもらっても返済できなくなれば、会社の再生を優先してリスケジュールを再度お願いしましょう。

万が一、リスケジュールが失敗したりして、借入が不良債権化しても諦めることはありません。

会社の再生を最優先にして取り組み、最大限の努力を続ければいいのです。

不良債権化した借入は、いずれサービサー等に譲渡され、驚くような金額で和解し残再建は放棄してくれます。

保証協会付きの借入なら、辛抱強く保証協会と交渉を続けてください。

保証協会はその性質上、事業を継続し頑張っている会社には、極めて協力的なのです。


簡単に書きましたが、この様に、借金の返済が難しくなっても、会社の再生を諦める必要はありません。

制度も法律も、中小企業の再生を応援しているのですから・・・。

会社の再生のために頑張る・・・それだけです。

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決算書とニラメッコ・・・冷や汗が止まらない・・・

そろそろ3月末の決算書が出できますが、どんな決算内容になっているでしょうか?

中小零細企業は、この経済環境下では厳しい決算になってるところが多いと思いますが如何ですか?

財務が苦手だと言って、普段は財務諸表に目を通されない経営者(結構、多くおられます・・・)でも、最低でも年に一度はこの決算書には目を通されると思います。

そして、そんな経営者は、決算書でも損益計算書の利益を最初に確認され、その結果で一喜一憂されているのではないでしょうか・・・。

中には、利益どころか欠損を計上してしまい、冷や汗を流されている経営者もおられると思いますが、そんなことで慌てる必要はありません。

損益計算書の利益は、あくまでも当該期中の利益でしかありませんから、利益が減少したり欠損になった場合は、経営的な対策を講じる必要が在るというシグナルだと受け止めるべきだと思います。

事業を長年続けていれば、経営環境の波があり赤字を出すことだってあります。また、減価償却を加算すれば黒字になる場合は、実質は黒字だと考えて慌てる必要なぞないのです。

経営には、様々な要因が複雑に影響しますし、将来へ向けて長期の継続が前提となるものですから、今期の利益だけで一喜一憂していては駄目なのです。


決算書の読み方について、中小企業再生・経営危機コンサルタントの立場からアドバイスするなら、経営者が決算書を読む場合には、もっと大事で注目しなければならないポイントがあります。

1. 貸借対照表の『資本の合計』(資本合計とか資本の部合計とも表現)
2. 損益計算書の『当期未処分利益』
3. 貸借対照表の『長期借入金』

ポイントは、他にも沢山ありますが、経営者が最低でも把握すべき優先ポイントはこの3つだと思います。

1.貸借対照表の『資本の合計』で、その会社が債務超過なのかが判ります。

資産より負債か多ければ債務超過となりますが、その場合には『資本の合計』がマイナスとなるのです。

この場合は、企業経営は重症であり、金融機関等の融資は極めて難しくなります。経営者としては正念場だと考え取り組む必要があります。

2.損益計算書の『当期未処分利益』で、ここ数年の会社の業績が判ります。

当期未処分利益が欠損で当期利益も欠損ならば、事業自体を見直す必要があるか、企業として経営者として経営努力をしていないと考えられます。

特に、ここ数年は欠損が続いているのに、『販売費及び一般管理費』が圧縮されていない場合は、根本的な対応が必要だと思います。
場合によれば、会社の整理も検討する必要があるかもしれません。

3.貸借対照表の『長期借入金』は、今後の財務負担を確認できます。

バブル崩壊以降の不況は、この『長期借入金』処理により長期化したと断言できます。中小企業の場合は、全てが有利子の負債と考えられ、企業経営に大きな負担となってくるのです。

この『長期借入金』の元金返済については、貸借対照表や損益計算書には表現されません。税引き後利益から支出しなければならないのです。
黒字倒産の大部分は、この長期借入金処理が原因なのです。

財務諸表の他科目との比較が必要となりますが、長期借入金が売上高の50%を超えれば、あらゆる業種で黄信号・要注意だと考えるべきです。


他にも、留意すべきポイントは多々ありますが、まず3つのポイントを確認してください。

簡単にしかご説明していませんが、もし3つに該当するようなら、真剣に経営を考え直す必要が在ります。

しかし、経営の努力次第で会社再生はまだまだ可能だとも思います。

正確に経営する会社の状態を把握し、具体的な対策を講じる・・・今、中小零細企業の経営者が、根本的に取り組むべきことです。

決算書を読み、冷静に対応してください。



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会社再生の方法はリスケジュール!!

まぁ皆さん遠慮なさいます。

どうして、銀行などの金融機関に対しては、それほど気を使われるのですかねぇ?

特に、年配の経営者の方や創業者の方は、金融機関の意向に敏感過ぎると思うのですが・・・。


中小零細企業の経営は、水面に浮かぶ水鳥の如くではないでしょうか。

浮かぶ姿は優雅そのものですが、水面下では必死で脚を動かしている・・・

そう、この厳しい経営環境の中で、中小零細企業の経営者は見た目は平静を装いつつも、実態は資金繰りが火の車というところが多いのではないでしょうか。

しかし、何も恥じることはありません。

この様な環境に置かれたのは、経営者の貴方が悪いわけではないのです。

円高に始まり、原油や金属,穀物等の原価高やサブプライムローン問題、そして日本の歴史を代表する大馬鹿宰相である福田首相の無策が引き起こした外因が原因なのですから。

だからといって、責任を回避するだけで放置しては終わってしまいます。

恥じることなく、胸を張って冷静に対応する責任があるのです。


この厳しい資金繰りから、どうやって脱却するか・・・?

色んな方法が思い浮かぶでしょう。

 仕入先に支払いを待ってもらおう・・・
 社員の給料を減額しよう・・・
 新規に借入しよう・・・
 自宅を売ろう・・・

様々な方法があると思いますが、どの方法も下位の優先順位だと思いますね。
会社・事業の再生を目指すなら、最初に取るべき手段ではありません。

再度、経営状態を見直してください。

 金融機関は、新たな融資をしてくれますか?
 貸借対照表の資産の合計は、マイナスになっていませんか?
 経常利益が、金融機関への年間の元金返済額より少なくありませんか?
 ひょっとして、資金繰りが厳しい原因は、銀行への借入返済ではありませんか?

このような経営状況なら、遠慮せずに金融機関と相談するべきなのです。

わざわざ、資金繰りが厳しくなって経営が危機だと相談するのではありません。今後のために、協力して欲しいと相談するのです。

会社を維持し、将来に向けて発展するために、元金の返済を減額して欲しいと相談するのです。

そう、リスケジュールについて相談するのです。

当然、リスケジュールを相談するときに留意すべき事項はあります。
 
 債権者である金融機関には、できるだけ不安を与えない・・・
 リスケジュール相談の根拠を、具体的かつ明確にする・・・
 将来、事業が発展するというビジョンを用意する・・・
                     等々が大事なのです。

そんなこと、金融機関と相談できるわけない!!
  
うーん・・・そんなこと言ってたら、会社は倒産してしまいませんか?
このまま、返済を続けることが出来るのですか?

通常なら、金融機関は既に貴方の会社の経営状況を掴んでいると思いますよ。
そして、債権回収に不安を抱いているかもしれません。

双方の不安を解消するためにも、前向きなリスケジュールが必要なのではありませんか?

リスケジュールについて相談することは、決して恥じずべき行為ではありません。

そして、会社を再生させるためには、最も有効な手段だと言えるのです。
 
金融機関に遠慮せず、会社を守るためにリスケジュールに取り組んでみてはいかがでしょう。



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信用保証協会への代位弁済で・・・

前から、ずっと疑問に思い続けていることがあります。

それは、信用保証協会が代位弁済の実行をする根拠についてです。


信用保証協会は、融資を受けようとする者が保証料を支払うことにより、融資先の金融機関に対して保証をしてくれます。

そして、借入した債務者と貸付した金融機関である債権者の間で、万が一金融事故になり期限の利益を喪失した場合は、信用保証協会は債務者に成り代わって債権者に残債全額を支払います。

このことを代位弁済といい、この代位弁済の実行について、ずっと疑問に思っているのです。

金融事故になると、債権者である金融機関からだけではなく、保証をしている信用保証協会からも支払い督促の通知が債務者や連帯保証人に届くようになりますが、期限の利益が喪失してしまうと債権者である金融機関の請求により、無条件で代位弁済が実行されてしまうのです。

最近でこそ、信用保証協会も期限の利益が喪失するまでに債務者と面談し、残債権の支払いについて確認するようになりましたが、あくまでも債権回収のための手段であり、経緯や理由,そして債務者の言い分を確認するものではありません。

金融事故に至るまでには、夫々に様々な事情があり、中には金融機関の詐欺的な行為により金融事故になることも多々あるのです。

しかし、信用保証協会はそのような事情なぞ一切考慮せず、債務者の意向は無視して債権者である金融機関の請求だけで代位返済を実行してしまうのです。

債権者である金融機関と債務者と信用保証協会の3者間で、何故、代位弁済前に十分に話し合わないのでしょうか・・・?

保証人だから、請求されれば支払うのは当然なのでしょうか?

でも、支払いに充当する資金は、元を正せば国民の血税なんです。

自分のお金ではないからドンドン使えは通用しません。
血税を使うのだから、もっと精査して十分に根拠をもって実行すべきだと思うのです。

実際に、金融機関は債権回収のリスクヘッジのために、簡単にはプロパー(保証協会の保証がなく、金融機関が直接に貸付すること)での融資はしません。
ほとんどが、信用保証協会の保証つき融資を実行しようとするのです。

そして、リスクヘッジしていることにより、無茶な貸付けや詐欺的貸付をしていたのです。

金融事故になっても、信用保証協会が代位弁済してくれのですから・・・

金融機関は儲けれるだけで、何らリスクはないのですから、何だってありなのです。

これでは、信用保証協会は民間金融機関の安全弁の役割しか果たしていないのではないでしょうか。

昨年の10月、責任共有制度が導入され、一部の条件を除き代位弁済時に金融機関にも20%の負担が求められるようになりました。

この制度の導入は、私は当然のことだろうと思います。

しかし、これにより金融機関の貸出し姿勢が消極的なスタンスに転化したのは驚きです。

それだけ、中小零細事業者の資金繰りが信用保証協会の存在に左右されるということなのかもしれません。

経済の混迷が深まる今、信用保証協会の在り方を根本的に見直す必要があるのではないでしょうか・・・。


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銀行への返済を止めた・・・悪いことなのか?

お客様とご相談をしていて

「金融機関への返済を、ちょっと待ってもらいましょうか?」

とお話しすると、凄く驚いた顔されるお方がおられます。

  資金繰りに詰まって、それ以外に対応する方法がないというのに・・・

「そんなことして、問題ないのですか?」

という返事を返されるのです・・・

「そんなこと出来るのですか?」と返事をいただければ、「大丈夫ですよ」とお答えできるのですが・・・

いったい、どんな問題を恐れておられるのでしょうか?

金融機関に返済を待ってもらう場合の、交渉方法や金融機関のその後動き等々も具体的にご説明しているのですが、まだお客様は躊躇されるのです。

今後の金融機関との付き合いを考えて躊躇されているのでしょうか。
でも、この経営状況で、金融機関が新たに融資をしてくれる可能性はありません。

どうやら・・・
道義的責任について躊躇されているようなのです。

金銭消費貸借契約に則りお金を借りたのだから、絶対に返済しなければならない。
人間として、道義的責任がある・・・

当然、その通りです。

でも、もう少し冷静に考えていただけませんか?

金融機関は、物凄く融通をつけて冷静に対応しているのですから。

考えてもみてください。

バブル崩壊後、地価が大幅に下落して、金融機関は何をしましたか?

担保不足になったからと、追加担保や追加連帯保証人を要求してきたでしょう。
この担保でお金を貸しますと契約したのに、平気で契約を無視して追加担保を要求したのです。

これは契約違反ではないのですか?
金融機関としての道義的責任はないのですか?

10年程前に金融不安が起こったとき、理由もなく貸し渋ったり、詐欺まがいの貸し剥がしを彼らは繰り返したのです。

その結果が、どれくらいの自己破産や自殺につながったのでしょうか・・・

それでも彼らは、道義的責任など一切感じず平気なのです。


大人の世界で経営という行為をおこない、大きな社会的責任を負っている以上、大人として対応しなければなりません。
経営を維持するためには、違法ではない範囲であらゆる対策を講じる必要があるのではないでしょうか。

道義的責任という言葉を知らない金融機関に、我々が道義的責任で縛られる必要はないと思います。

そんなことしてたら、身包み剥がされ全てを失ってしまうのは目に見えています。

返済を待ってもらうという行為は、事前に交渉するなど手続きさえ踏めば、違法でもなく道義的責任を感じる必要もないのです。

返済を待ってもらうことにより、資金繰りが上手くいき事業は立ち直りのですから、結果的には金融機関も得をするのです。

資金繰りが厳しくなったら難しく考えずに、正常な経済行為として胸を張って、返済条件の変更(リスケジュール)に取り組むべきです。

それが、もっとも関係者に迷惑を掛けないことになるのです。

金融機関がすることを、我々もするだけなのですから・・・



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