足利市の大豆生田実市長は四日、サッカー日本フットボールリーグ（ＪＦＬ）所属で栃木市がホームタウンの栃木ウーヴァフットボールクラブに関し、将来的に足利市がファーストホームタウンを目指すとした自らの発表を撤回した。

　大豆生田市長が一月下旬、ウーヴァのセカンドホームタウンになると発表した際に配布された資料では「将来的にはファーストホームタウンを目指します」と明記。チーム名についても「ウーヴァは、２０１３シーズン終了後を目処（めど）に変更を検討しています」としていた。

　しかし、この日、ファーストホームタウン化について記者団に聞かれると「（資料の記述を）削除したい」と説明。チーム名変更を検討するめどとした「２０１３シーズン後」も削除する考えを示した。足利市のファーストホームタウン化には栃木市の鈴木俊美市長が反発しており、トーンダウンしたとみられる。

　これに関連し、大豆生田市長は四日、ウーヴァの岩原克彦代表と会い、セカンドホームタウンの合意書に調印した。合意書では、足利市でのウーヴァのホームゲームは「栃木市に次ぐ試合数」とした。（稲垣太郎）

 

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【足利】大豆生田実市長は22日の定例記者会見で、市が日本フットボールリーグ（ＪＦＬ）栃木ウーヴァＦＣのセカンドホームタウンになることで、ウーヴァ側と基本合意したと発表した。新年度は市総合運動場陸上競技場を会場に、ホームゲームを年間９試合開催するほか、ウーヴァＦＣの足利事務所も設置する。覚書を２月中に交わす。

　ウーヴァＦＣは現在、栃木市がホームタウン。足利市職員２人も所属しており、昨シーズンは足利市の陸上競技場で３試合が行われた。計約１５００人の観客があった。

　ウーヴァＦＣのホームタウン化については、大豆生田市長が２年ほど前からウーヴァＦＣ側に接触し、昨年暮れに合意の方向で動きだしたという。

　基本合意により、ホームゲーム９試合（ＪＦＬ主催、足利市共催）を開催。ウーヴァＦＣの練習場として、市が週１回夜間に使用できる場所を確保するほか、ジュニア向けのスクールも実施する。

　Ｊ２昇格に向けて支援し、将来的にはファーストホームタウンを目指す。大豆生田市長はチーム名の変更にも触れ「正式に提案していく」と述べた。サポーターやスポンサー拡大への間接的支援も明らかにした。

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