連載:佐渡の神様編

2016年06月17日

孤島からの生還

佐渡でバイクが自走不能
あわせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ



深刻な事件なので早口言葉風に書いてみました。


人生とはドラマチックなものです。

この数日間ほんとに色々な事があったので
ものすごくザックリ現状を説明すると、

①急に佐渡島にツーリングに行って
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②事故起こして
③ぼくのバイクのフレームと心が折れています。


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・・・・誰も知らない町に小林君とふたりぼっち。

しかも離島。

明日のフェリーで帰る予定。


想像もつかないでしょこのシチュエーション。
なに?佐渡島ってサドが島?
マゾが島が良かったな...

(T-T)

完全に途方に暮れていました。



メカニックUさんに電話すると
彼も旅行中で

「二日後に引きあげに行きます!」

と言ってくれました。
ありがとう(T-T)...ここ島だよ?


しかしバイクを道っ端に置いて帰る訳にもいかない。


事故処理を終えて、お巡りさんに聞くと

「バイク屋ないし、レッカー屋も土日は休みだYO」

「ていうかYOUケガ大丈夫?」


「大丈夫ですよほら」



(((( ;゚д゚)))(((( ;゚д゚)))(((( ;゚д゚)))


(゚Д゚≡゚д゚)


(.. )


(((゚д゚;))))

・・・・

パックリ



やけっぱちのぼく達は
いっその事たらい舟で帰ってやろうかと思いましたが
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くるくる回ってしまって真っ直ぐ漕げず断念しました。
(ギャグだよ一応(T-T))


とりあえずケガの治療を。

小林君のZの後ろに乗せてもらって病院を探しました。

(T-T)



・・・・しかしどうした事でしょう
奇跡が重なり生還、
こうして今、日記が書けているのです。


ドラマチックな成り行きは明日...




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2016年06月18日

佐渡の神


「(・∀・)なんでまた佐渡へなんか来たんです?」

「(゚д゚)ハ?」

「(・∀・)佐渡のどこがいいんだか?」

「(゚д゚)...全てが魅力的な島ですよ・・・・事故るまでは(T-T)」

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楽し
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かっ
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たな...(T-T)


(写真の古代ローマのようなラピュタのような北沢浮遊選鉱場跡は
特筆記事にしたかったのですが残念です...(T-T))




※前回の記事孤島からの生還
急な佐渡島ツーリングで事故、
小林君の後ろに乗せてもらってやっと辿り着いた佐渡西総合病院で
フランクな看護婦さんとの会話。


「(・∀・)海しかないでしょ?」


「(゚д゚)もしかして島の人は海見ても何とも思わないですか?」


「(・∀・)なんも思わないです!」


「(゚д゚)大事な人ほどすぐそばにいるんですよ」


「(・∀・)サン・テグジュペリですか」


「(゚д゚)モンゴル800です」




ケガの処置の痛みを紛らわす為か
色んな話をしてくれる優しい看護婦さん。


「(・∀・)うちの旦那もハーレー乗りで何か役に立つかも」

という流れに。

(T-T)



看護婦さんはトシちゃん(旦那さん)に連絡してくれて
状況を説明。

「(・∀・)直接話した方が早いね」

と、ぼくに携帯電話を渡してくれました。(T-T)縫合中ですけど。



トシちゃんは

「なんとかしますよ!おれも色んな所で色んな人にお世話になってますから!」

(T-T)

見ず知らずのこんなわたくしめに(T-T)



トシちゃんの提案はこうでした。

①仲間の積載車を借りて
②バイクを回収
③後輩の倉庫に保管
④上越市まで引き取りに来れる日に合わせてフェリーに積んで送ります

(T-T)神?



治療が終わるともう夜10時過ぎ、
インターネットカフェで夜を明かしました。

飲み放題プラン。全然酒がすすまねえ。
(T-T)



佐渡島に向かう時、長野市まで一緒に走った楓さんに悲しい報告をすると、

「(`・ω・´)今から向かう!」


「まじで?(T-T)...ここ島だよ?」


「(`・ω・´)フェリー乗りゃ行けんだろ?」


「(T-T)...ていうか来週Uさんが来てくれるから大丈夫です」






電話を切ってから気が付いたんですけど、

Σ(゚д゚;)!!
楓さんがハイエースで来てくれるなら
今日港までバイクを運んでもらえば一緒に帰れる!


「(T-T)やっぱ来て」

「(`・ω・´)待ってろ」




トシちゃんも約束通りバイクを回収に来てくれました。
お友達に積載車を借りて。
かわいい娘(つんちゃん)同伴で。

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しかし
借りた車を午前中に返さなければならず
小木港まで行くと間に合わない。

バイクを運ぶ港を
小木港(上越着)から両津港(新潟着)に急遽変更。

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群馬から上越に向かっている楓さんに電話。


「ほんと急で申し訳ないんですけど...

(`・ω・´)新潟港に変更で!」


「(`・ω・´)ゞ了解!」


(T-T)



両津港に到着。

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ぼくの体ではバイクを押して乗船できないので
トシちゃんが佐渡汽船に相談してくれて
貨物扱いにしてくれるよう手続きしてくれて
なおかつ買ってあったチケットも
小木-直江津から両津-新潟に変更してくれました。
(T-T)


更に
フレームの折れたぼくのバイクを見たトシちゃんは

「おれ、スポーツスターのフレーム持ってますよ。使うならどうぞ!」


(T-T)こんな事ってあるの?




別れの朝。

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あまりにも輝いている親子でした。
というか親子の姿をした神様だったのかもしれません。
その笑顔を見ていると涙が・・・・
(T-T)


娘のつんちゃんに

「ありがとう、パパのおかげで助かったよ。また来るね」

と告げ、別れました。



小林君も

「結果良い人と知り合えたから良かったじゃん。また夏に来よう」

と、散々な佐渡の旅も
彼らファミリーのおかげで素敵な思い出に。

そして
「.。゚+.(・∀・)゚+.゚こっちフェリーの方がでかい」

と興奮していました。

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さよなら佐渡。



新潟港に到着。

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楓さんは五時間半かけて240キロ離れた新潟港まで来てくれました。
(T-T)



しかしぼくのバイクの車高では車に入らない事が判明。
(T-T)

フロントフォークをラッシングベルトで無理やり縮めて積み込み。
(T-T)

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海鮮丼食べて高速で帰って家に着いたのが23時頃。


まさか翌日にバイク共々帰宅できるとは夢にも思いませんでした。


本当に色々な方に手を差し伸べていただいて帰って来れました。


まず死んでもおかしくない事故から護ってもらった奇跡はもちろんの事、
色んな方々に出会えた奇跡。
あたたかい仲間に恵まれた奇跡。

おかげで今ここに自分がいます。
ありがとう。

色々相談に乗ってくださった方々
協力してくれた方々、ありがとうございました。

そして今、職場のみんなに迷惑をかけています。
(`・ω・´)ゞサーセン




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2016年08月20日

キャン待ちジジイ (佐渡汽船の乗り方)

また佐渡島に行ってきました。

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6月の事故後、佐渡から帰るなり妻が

「(`・ω・´)今年の家族旅行は佐渡だな」

と。

佐渡の神様トシちゃん一家にお礼を言う為です。

※参照ください→佐渡の神】2016.6.18




さて、
佐渡に渡るには佐渡汽船のフェリーに車ごと乗る訳ですが
インターネットで切符の予約ができるんですね。

ここでキャン待ちジジイについてお話しなければなりません。



6月に行った時もスケジュールの合間を縫いに縫った強行ツーリングだったので
フェリーの予約が取れず、
“いつもガラガラ”というインターネット情報を頼りに
小林君と楓さんと夜通し走り、
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(見送りの楓さんは長野市でさよなら)

直江津港に朝方着きました。
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早朝、佐渡汽船の受付窓口が開く前に書類を記入していると
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でかい字で『車検証を提示してください』と書いてある。

(((( ;゚д゚)))
おれ車検証持ってないよ。



とりあえず今悩んでもどうしようもないので窓口が開くまで仮眠。


やがて受付が始まると人が沢山並びはじめ、
そこにキャン待ちジジイが現れました。


彼は50代後半くらい、佐渡汽船のキャップを被ってウロウロしています。

どうやら親切係的な役割なのかな。
(´- `*)

ぼくの服装を見て“バイクですか?”
と話しかけてきました。親切。


「(`・ω・´)お客さんはバイクですか?」


「(・∀・)はい!車検証なくても大丈夫ですか?」


「(`・ω・´)大丈夫です!予約してますか?」


「(・∀・)いいえ!」


「(`・ω・´)キャン待ちですね!」


「(゚д゚)は?」


「(`・ω・´)おそらくキャン待ちになりますよ」


「(゚д゚)何ですかそれ?」


「(`・ω・´)キャンセルが出れば乗れます。キャン待ち」


「(゚д゚)ええ?!じゃあ乗れないんですか?」


「(`・ω・´)たしかバイクはいっぱいだったような...ちょっとお待ちください」



彼は窓口の人にバイクの予約状況を確認。


「(`・ω・´)キャン待ちです!」


「(゚д゚)ええ?いつ乗れるか分かりますか?」


「(`・ω・´)全ての積み込みを終えた後です」


「(゚д゚;)えええ?」


「(`・ω・´)とりあえず窓口で切符を買ってお待ちください」


「(゚д゚;)えええ?」



ションボリ切符を買うと
窓口の人がアクリル板の向こうで

「( ・Д・)多分乗れますよ」

と囁きました。

「(゚д゚)えええ?」


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とりあえず佐渡汽船名物“ながもそば”を食べ
積み込みを待つ。



積み込みが始まり、係の人が誘導に来て
キャンセル待ちの人はあそこで待機してください”と。

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(日本一周中のおじさんに会いました)


積み込み係の人に

「(*´ -`)乗れますかね?」と聞くと


「(`・ω・´)乗れます!」と。



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結果乗れました。
キャンセル出てないけど。


(゚д゚)あのジジイ、親切係じゃなくて心配係じゃねえか。



ぼく達は
きっとあのおじさんは最近“キャン待ち”という言葉を覚えたので使いたくてしょうがなかったのだろう
と結論付けました。



・・・・現在イベント準備がマックス忙しく
そんな時に何故キャン待ちジジイについて書いてるのか自分でも良く分かりません。

楽しい神様巡礼の旅は明日のステージ設置が終わってからにします。


明日、
8月21日はステージ設置


夏祭りで使ったステージをほたる山に運んでFIREステージを組みます。
そしてティピも。
そして今井楽器さんに機材の引き取りも。

そしてまたしても行事が四つ重なっていて人手が少なそうです。

もしもステージ設置マニアみたいな人いたら9時頃ほたる山公園にお願いします。



p.s.

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Tシャツも第一便が完成しましたので引き取りできますよ。


 


バイブレーションテーブルは田舎町下仁田で開催される一日限りの野外フェス。





VIBRATION TABLE 2016 7th HEAVEN
2016年9月10日(土)
10:00~16:30
下仁田ほたる山公園及び下仁田町中


過去記事一覧→【HISTORY VIEW






【F.T.W recordのVibration table計画】


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