有馬記念・芝2500m



JRA最大にして一年最後を締めくくるビッグレース。
ファン投票で出走馬が決められ、その年に活躍した馬が一挙出走。
グランプリの名にふさわしいドラマが待っている。

中山2500mという他のGⅠレースでは考えられない設定で行われるこのレース。
元々小回りであり、スタート後も大きくカーブを回るような状況が表すように、非常にトリッキーなコース。
そのため展開による波乱も多くあり、馬券的には難解である。

年の瀬に行われるため、芝の状況はあまり良くない。
良馬場発表でも、9月の中山開催と同じような馬場を考えていては怪我をする。
ハイペースで2分30秒台、スローなら33秒ほど要する。

スローの上がり勝負でも、馬場に瞬発力を殺される例もあるので、長く良い脚を使えるタイプが望ましい。

数々の名馬が、数々のドラマを刻んできたレースであるが、数々の波乱が起こるレースでもある。
馬券は必ず手広く押さえるようにしたい。


☆はみ出し情報☆

・距離がタップリあるので、枠はあまり重要ではないが、中ほどの枠が良い傾向。
・人気決着も多いが、とんでもない波乱も。
・ラストラン、復活、色んなドラマ性を含み、常識では考えられないことが起こるのがこのレース。
・中山適性は重要視したい。


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朝日杯フューチュリティS・芝1600m




2歳の若駒マイル王決定戦。
ここを期にクラシック、そしてマイル路線へと駆け上る。

阪神のマイル戦は直線も長く、実力を発揮しやすいコースである。
出走頭数も多くなるが、4コーナーで馬群もバラけやすく、その後も長い直線があるので特に影響はない。

このレースは3歳のマイル路線充実のために設定されたが、その路線でなくても色んな馬が出走してくる。
マイル適性はあるに越したことはないが、固執する必要はない。

短距離向きマイラーか、中距離向きマイラー、どちらかといえば後者のほうが良い。
スピード一辺倒の馬ではなかなか通用しない。

2歳戦ではあるがペースが速くなることも。
時期的にも差し、追い込みが有利になりそう。


☆はみ出し情報☆

・枠はあまり影響ないが、外枠は好まれる。
・マイル戦は番組が多いので、傾向などを参考にすると良い。
・実力が発揮しやすいコースであるため、実力未知数の素質馬が能力を発揮できる機会でもある。



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阪神ジュベナイルフィリーズ・芝1600m



2歳牝馬によるGⅠ。
翌年のクラシックを目指して、桜花賞と同じ舞台で争われる。
素質馬、未勝利を勝ったばかりの馬、ここでしか実現しない顔合わせとなるため、全てに難解な一戦である。

ここでの注目点はやはり完成度、これに尽きる。
素質の高さから人気はしている馬でも、ここでその力を発揮できるまで完成されているかを見抜くことが大事。
夏の間連戦してきているような馬、2歳重賞を連勝しているような馬、こういった使いつつ能力を出せる仕上げをしてきているような馬が一番怖い。

最近は牧場での訓練が盛んなため、入厩してすぐにレースに使える馬も多い。
そういう馬が1戦1勝で出走、人気をすることも多いが非常に危険。
身体は仕上がっていても、精神的な部分での成長が伴っていないことが多いので凡走することが多い。
特にこのレースは2歳の牝馬なのでその傾向が顕著である。

パドックや返し馬が非常に重要となってくるが、見ることが出来ない、または見ても分からないという人は、落ち着きがあるかどうかだけでも見ること。
さらに関係者のコメントも大事にしたい。


☆はみ出し情報☆

・枠はもまれないで運べるならば1枠か、外目がいい。とくに5、6、7枠。
・堅く決着する時があるかと思えば、とんでもない穴がでることも。馬券は広く買うのが吉。
・スピードだけで乗り切ることは難しいが、この時期では速い足はあるのは武器になる。



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