今週の米ドル円FX為替相場は137.70-141.96のレンジ。
米ドルの急反発です。

前回予想の、
「円高基調」予想レンジ135.50-138.50は、
月曜日から予想レンジを飛び出す結果となり、相場のイメージは外れです。
予想レンジの誤差は、下限2円20銭、上限3円46銭でした。


<想定通りの出来事>

・YCC(イールドカーブコントロール)修正観測の後退
・植田日銀総裁の発言
「持続的・安定的な2%のインフレ達成にはまだ距離がある」
・米ブルームバーグ社の報道
「日銀は現時点でYCC政策を修正する必要性は乏しいと認識」



<想定外の出来事やサプライス>

・本邦消費者物価指数が予想通りの高水準。
YCC見直し機運は全く高まらず、米ドル安円高は139.75どまり


YCC修正議論がここまで、徹底的に先送りの論調になるのは全くの誤算でした。


・神田財務官の発言
「為替相場、過度の変動は望ましくない」

来週のFX為相場予想のポイントは以下の通りです。
 


 
(1)米FOMC
0.25%の利上げが規定路線で、
パウエル議長の会見では、
「経済指標次第で次回利上げの可能性がある」
といった、想定内の範囲の発言に留まるでしょう。



(2)日銀政策決定会合
どうも、植田日銀総裁を内田日銀副総裁の方針が異なっているようです。
YCC修正議論は簡単には決まらず、全く結果が読めません。
見送りとなれば、米ドル買い円安がさらに進み、
修正実施のサプライズがあれば、137円台位までの急激な円高はありそうです。
インフレ見通しが引き上げられ、近い将来のYCC修正の含みを残す
発言をするのが、一番ドル円相場を落ち着かせる結果になるでしょう。
恐らく、植田日銀総裁はYCC修正の検討を否定するでしょう。

(3)米経済指標
GDP値速報値とPCEデフレータに注目です。
どちらも、前回並みの水準維持が期待されており、
指標発表後は米ドル金利上昇⇒日米金利差が拡大⇒米ドル高円安となるでしょう。






YCC修正は見送り、
FOMCの7月利上げが最後利上げにはならないかもしれない。
こんな見通しを前提に
米ドル高円安の前提である日米金利差は拡大の可能性ありとなり
145円台復活もあるのでしょう。





シカゴIMMポジションの動向
円売りポジションが2週連続で減少(縮小)しています。
過去最高は、2007年6月26日の▲188,077

▲117,920(7/3)⇒▲107,182(7/10)⇒▲90,239(7/22)





来週の米FX為替相場は、「米ドル高基調」予想レンジは、141.00-145.00


主な経済指標・イベント
7/24:
7/25:FOMC、米消費者信頼感指数
7/26:FOMC、パウエル議長会見
7/27:米GDP速報値
7/28:日銀政策決定会合、東京消費者物価指数、米PCEデフレータ


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