日本と韓国の「非モテ」男たちが“反フェミニスト”になっていくワケ


 
一方、恋愛市場の競争はシビアさを増しており、結婚する人は減り続けている。20代後半の日本人女性の60%以上が未婚であり、これは1980年代半ばの2倍にあたる。

日本では男性の初体験の年齢は昔から高かったが、その傾向はいまも変わらない。2022年の調査では、20代男性で性経験がない人の割合が40%を超えていた。また同年の政府報告書によれば、20代男性の4割が交際経験がないと回答している。

 
その日本では、欧米の「インセル」(女性と性的関係を持てないのは、自分の外見や社会的地位のせいだと思い込んでいる男性)に似た、「弱者男性」と呼ばれるグループが出現している。

 
 欧米の「インセル」と日本の「弱者男性」では凶暴さが違うように思うが、今後、日本の「弱者男性」もそうなっていくのだろうか。

 男性が女性に嫌悪感を持つのは、女性へのアプローチの仕方がわからない面も大きいと思う。男性は恥をかきたくないけど方法もわからないって人も多いんじゃないだろうか。

 もちろん収入などの条件面の制限もあるので、全員を救うことが出来ないが、男性に女性へのアプローチの仕方を学ぶ機会を与えるというのは必要なんじゃないか? 女性も、男性が知識を得れば、不快なアプローチも減るだろうし、男性のコミュニケーション能力が上がれば、関係の破綻も減らしていけて一石二鳥な気がする。