男性に「年収だけ」を求める時代は終わった…婚活市場の女性から容姿、対話スキルが重要視されている理由

 
女性のほうが結婚に多くを求める

国立社会保障・人口問題研究所の2021年「第16回出生動向基本調査」によると、結婚相手に求める条件として重視しているのは、男女ともに「人柄」が1位でした。

しかし、男性のほうが重視しているのは「容姿と共通の趣味」だけであり、他の要素、たとえば年収や学歴など、すべて女性のほうが強く重視している結果になっています。結婚においては、女性のほうが何かと多く求める傾向でしたが、今回のアンケート結果も、それを裏付ける一つと言えそうです。

男性の中には、このような女性の姿勢に腹立たしい感情を持つ方も珍しくありません。「高望みが過ぎる」という意見もよく聞きます。しかし、結婚したいのであれば、それは仕方がないことであり、相手を責める前に、まずは自分の欠点を改善するほうが建設的なはずです。


 
そもそも、女性が希望する条件が正しいとは限らないし、男性の欠点が「収入」だとしたらすぐに改善は難しいだろう。また、婚姻率を上げるためには結婚の難易度を下げる必要があり、「収入」が低くても結婚できる社会にしないと無理な気がするわ。あと、男性には変化を求めるのに女性には変化を求めないというのはどうかという気もする。女性も「結婚したいのであれば、それは仕方がない」とならないのは疑問だ。

 
そもそも最近では、男性のほうが結婚意欲は低いと言われています。婚活市場でも女性過多になるほど、最近の男性は簡単に結婚を諦める例が増えています。

 
男性が結婚を簡単にあきらめるというのは、女性の対応の冷たさもあるのかもしれない。また、改善の仕方がわからないというのもあるだろう。あと、男性が結婚を簡単にあきらめるのは、自分の人生に結婚が必須と思っていない点もあるかもしれない。