木曜日と金曜日は出張で、初めて会社の寮に泊まった。
3ヶ月後と2年後にアメリカとドイツに赴任される方々の工場研修に同行した。アメリカに行かれる方は英語が全くできないそうで(謙遜ではなく)、語学力が海外赴任の条件ではないことに驚いた。

海外で暮らせたらいいな〜いつかはそんなチャンスがあるかも。。。と夢をもてた頃はとっくに過ぎてしまい、やっぱり強く願い、行動しないと、手に入れることはできないんだと。。。そして今はもう何かを強く願える頃も過ぎようとしているのかもと。。。

昨日の土曜日は誕生日だった。
夜に娘と食事をすることになっていて、お出かけついでに、近くの映画館では上映していない映画を見た。

いい映画でした〜



よかったのは。。。
1.セリフが短い、というか主人公はほとんど話さない。
歌、映画、小説で、説明を聞かされるのはもうたくさん!状態なので、セリフ以外の、人の表情や動き、景色、色、音を見聞きしながら、映像の世界に浸れた。

2.説明がないから、いろんなことを想像し考えた。
主人公は毎朝何を見上げて莞爾として笑っているのだろうか? 別れの挨拶で抱擁するのはどんな人たち? PERFECT DAYSというタイトルは反語なの? 

3.  私の日常と似てなくもない。
まだ暗いうちに起きて、週中は決まった時間だけ誠実に働いて、休憩時間に空や木を眺めて、夜は眠たくなるまで本を読んで寝る。週末は好きなところに行って、好きなことをする。

4. ラストシーン
この年まで生きてきて、禍福は糾える縄の如しということが身に染みているからこそ、感動できたんだと思う。。。


夕食は、昨年の春夏秋それぞれに季節感満載の料理をいただいたフレンチレストランで冬の旬を味わった。そして娘から。。。萌黄色の手編みのベストを。。。マフラーと帽子、セーターに続く、第三弾。娘からの文字通り唯一無二のプレゼント

何かを強く願えなくなってきているのは、足るを知り始めたからかもしれない。 

いい誕生日でした〜