今日はユキの命日。
ユキはほんと可愛かった!
黒沢の家に来たときのこと、はっきり覚えてる。明け方、お父ちゃんに抱かれたユキは、小屋裏で寝ていたお母ちゃんが手を出すとペロッと舐めた。初めまして!のあいさつ。
大工さんが仕事をしていたので庭につなぐと、1時間でも「ワォーン!」と泣き続けてお母ちゃんのことを呼んだ。隣りに座ると、お母ちゃんの膝を鼻先でツンツンして抱っこをせがんだ。
畑仕事で疲れたお母ちゃんが玄関で軍手を落として溜息をついたら、咥えて拾い上げてくれた。まだ持ってこいも何も教えてなかったのに。
お父ちゃんとお母ちゃんが畑で作業をしていたら、網戸を破って走って来て、置いてあったお父ちゃんのナイフを咥えて走って行った。
林道奥に散歩に行って、沢から急な崖を登るとき、上からお母ちゃんの手を咥えて引っ張り上げてくれようとした。
毎日のように一緒にしていたご近所のワンコ仲間との散歩、退院したばかりで雪の中を遅れて歩く人に合せてゆっくりついて歩いてた。
沢の中で泊まると、枕元で丸まって寝ていて、夜中にトイレに起きると必ずついて来た。
豪雨で増水した沢からの逃避行のとき、先頭を行くお父ちゃんの後をついて行きながら、後ろを振り返ってお母ちゃんの姿が見えるまで待っていてくれた。
沢登りにも、山スキーにもいっぱい連れて行った。
どこに行くにも一緒。山岳遭難で現地に行ったときも、宿の人がいいですよと言ってくれて、ユキもみんなと一緒に雑魚寝した。
どれもまだ、フウコたちが生まれる前のこと。思い出がいっぱいあり過ぎて…。
(写真はほとんどないけど。)
ユキの日記を読み返してみて、改めてユキはほんとうに可愛かったな、と思う。ものすごく手がかかったし、賢いようでおバカで…。
ケータを捜しています!クリックお願いします!!