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以前よりカイカイ反応通信をご覧になっている読者様はご存知かと思いますが、「反日だった私が、わずか数ヶ月で親日になった理由」「京都のお寺で韓日友好を祈願してきました」などの記事で紹介した韓国人の方から久しぶりにメールが届いたのでご紹介します。

メール受信日:2014年2月10日2時1分

カイカイ管理人さん今晩は
お久しぶりです
もうかりまっか


※上文太字は日本語で書かれていました。以下、韓国語を日本語翻訳した内容です。

これまで何度かメールのやり取りをしていましたが、私の自己紹介をまだしていませんでしたよね。
私は29歳の会社員です。性別は男です。

私がカイカイを知ってから、かれこれ1年が経ちます。
カイカイが大きくなっていく姿を見て、一読者として非常に嬉しく思います。

この1年間、カイカイを見るようになって、日常生活や心境に大きな変化が生じました。
その変化について虚心坦懐に書き綴りたいと思います。
これは、カイカイで紹介してもしなくてもいいです。


1. 過去を反省するようになりました
カイカイ読者の反応を見ていると、本当に多くの感情が生じます。
いつも申し訳なく思い、いつもありがたく思い、いつも話をしたくて、いつも会いたくて…

私は大学生の時、反日活動をしたことがあります。歴史に精通せず無条件愛国主義に陥り、それだけが正しいと信じ、日本人を傷つける言動を発していました。

しかし、カイカイを通じて、これまで間違っていた部分を、新たに知るようになり、むしろ韓国が政治目的のために反日を助長していたという事実を知りました。これを知って以降は、日本の嫌韓感情を理解するようになり、自分の愚かだった過去も反省するようになりました。

だから、今でもカイカイのコメントを見る度に罪悪感と羞恥心が同時に湧いてきます。
本当に申し訳ありませんでした。
一言の謝罪で私の間違いが消えるわけではありません。これから一生をかけ、謝罪しながら生きていきます。また、周りの人にも真実を知らせるべく努力をしていきます。

正直言って、今誰かが、根拠もなく日本を非難するのを見れば気分が悪くなります。それが原因で、周囲の人ともしばしば口論になることもあります。こんな私を非難する人もいますが、真実を伝えようとする私を誰も止めることはできません。これが私の唯一の罪滅ぼしと考えているからです。


2. 日本文化に深い関心が芽生えました
これまでの間違った認識による反日感情が消えた後、日本文化への関心が芽生えました。日本の思想や習慣にも関心を持っています。

先日、藤田まこと氏主演の「明日への遺言」という映画を見ました。
この映画は、太平洋戦争当時、日本軍が名古屋を爆撃した米軍パイロットと搭乗員を捕らえ、処刑した責任を問われる、岡田資中将を裁く過程を扱った作品です。
映画を見て、始終印象深かったのは、岡田中将が部下の間違いまで自分の責任としながら、部下たちのために弁護したという点です。
この事件が、戦争という特殊な状況下で、米軍の民間施設への爆撃により、理性が失われた状態で行われた偶発的な事件だったという点を積極的に論争していたのなら、おそらく岡田中将は死刑だけは免れたかもしれません。
しかし、彼は自分のためにどんな言い訳もせず否定もしないまま、死の恐怖を前にしても毅然として裁判の判決を受け入れます。その姿が非常に印象的でした。
最終的に死刑が宣告されると、自分に死刑を言い渡した米軍の裁判官に、「自分の話を聞いてくれてありがとう、後代の日本人たちもこれを感謝するでしょう」と言い、丁寧にお辞儀をして、背を向けたシーンでは深い戦慄が走りました。それはまるで人ではない、俗世を超越した道人のように見えました。
そして最後に、岡田中将が死刑場に連れて行かれながら、部下の敬礼を受け、穏やかな表情を見せたシーンには本当に涙が出ました。
彼は真の侍だったと思います。

岡田中将の家族も素晴らしかったです。自らの家長が死刑判決を言い渡されたにも関わらず、最後まで冷静さを保ちながら米軍裁判官に対して礼を表わすシーンを見れば、日本の強靭な精神力と力の源泉が何であるかを知ることができました。

米国は、武力で日本を屈服させましたが、日本の精神まで屈服させることはできなかったのです。この映画を見ながら、日本の精神と文化を理解することができ、日本に対する深い畏敬の念を抱きました。


3. 日本語を勉強し始めました
日本の文化や歴史を理解するに当たって、それに関する資料を読めるようにと、日本語を学ぶことにしました。
勉強は2ヶ月前から始め、毎日2時間ずつ勉強しています。下に示した画像が、現在私が勉強している日本語の基礎文法本です。
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文法は韓国語と似ている点が多いですが、漢字を覚えるのがとても難しいです。私は高校を卒業してから10年近く、漢字の勉強をしてきませんでした。正直、高校時代もそれほど漢字の勉強をしてきたわけではありません(笑)日本の小学校で学ぶレベルの基礎漢字でも難しいです。それでも楽しいですが。
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この本は日本の小学校レベルの漢字の単語本ですが、日本の小学生はこれほど自由に漢字を読み書きできるのは本当にすごいですね。私はいくら覚えても、書く度に忘れてしまいます。だから、毎日紙に漢字を書きながら覚えています。
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そして、毎日私に日本語を教えてくださる先生がいます。それはまさにカイカイ読者の方々です。Google翻訳を使ってカイカイを読んでいますが、文字にマウスを当てればこのように日本語の原文も出てきます。
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このような表現をたくさん学び、漢字の読み方についてはNAVERの日本語辞書を参照しています。本にはない生き生きとした表現を見て学ぶことができてとても有益です。

カイカイ読者の皆さんは私にとっての先生です。 一日も早く日本語の実力をつけ、対話もできるようになって、日本の文献も読めるになれば嬉しいです。


4. 世界の美しさを知りました
私はこれまで、悲観主義的な性向でした。何をする時も、いつも成功より失敗を先に考えて生きてきました。そのためか、私の人生は常に暗いものでした。ただ、死ぬ勇気もなく、仕方なく生きてきました…というのは、ゆるゆりに出会う前までの話です。

実は、私はアニメやマンガにあまり興味がありませんでした。しかし、カイカイを見て、反日感情が消えた後、日本の文化に興味を持ち、偶然にゆるゆりを見て、その虜となりました。私が好きなキャラクターは赤座あかりです。

あかりんはいつもミスを連発し、存在感もありませんが、それでも明るく元気いっぱいです。そんなあかりんを見て多くの勇気をもらいました。自分もあかりんのように、常に明るく前向きに生きなければと決心しました。
  
だから、私は何か悪いことが起きた時や、仕事がうまく行かない時には、「あかりんなら、この状況にどう乗り切るだろうか?」と考えます。そうすると、明るく前向きなあかりんの笑顔が頭の中に浮かび、仕事も自然と捗るようになります。これは自分なりのマインドコントロールであり、ネガティブな気持ちになった時にすごく効果的です。

私はゆるゆりを見ながら、本当に多くのことを学びました。自分の心が変われば人生が変わるということを知り、「世界は美しい」ということを悟るようになりました。

そして先日、カイカイ読者の方たちの意見を見て、もう一つの名作に出会いました。
それがまさに「のんのんびより」です。
以前からカイカイのコメント欄で、のんのんびよりを薦めていた方が多かったので、それは一体どんなアニメなのかと気になっていましたが、ケーブルテレビのチャンネルを検索してみると、韓国でも放映されていることが分かりました。
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最近はのんのんびよりも見ていますが、これも名作だと思います。私は日本の平和で静かな田舎の風景が好きです 。映画「天然コケッコー」を見た時と似た、心温まる思いがしました。

このような名作を推薦してくださったカイカイ読者の方々、本当にありがとうございました。

以上、これまでカイカイを見て感じた私の所懐でした。
最後にもう一度、カイカイ管理人さんと読者の皆様に感謝の言葉を伝えます。

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