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昨日に続いて、カイカイ反応通信名誉読者、ゆるゆり君がメールで送ってきてくれた旅行記を紹介します。

韓国人(ゆるゆり君)

昨日の続きです。
韓国人「日本にとっての靖国神社とは何か…その答えを探し求めて現地を直接訪れました」


7. 巡礼

靖国神社での参拝を終え、予約していたホテルに行きました。
ホテルは、小岩駅の近くでしたが、東京の電車の路線はすごく複雑で、しばらく迷ってしまいました。
それでも何とか小岩駅に着くことができました。

ホテルで荷物を解き、しばらく休んだ後、秋葉原に行くために再び電車に乗りました。

秋葉原は、かつて、電子商店街として有名でしたが、最近は、日本文化を牽引する中心地になっていると聞いています。一体、どんなところなのか、期待で胸が膨らみます。

小岩駅から7駅ほど進むと秋葉原駅に到着します。
駅を出るとすぐに、きらびやかな光景が視界に入ってきました。
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平日にも関わらず、街は人であふれかえっていて驚きました。
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その空気に圧倒されながら、秋葉原の街を歩きまわり、そしてあるアニメショップに入りました。
そうです。ゆるゆりグッズを買うためです。

ところで、その店で、少し恥ずかしい経験をすることになりました。

店員さんに、ゆるゆりグッズはありますかと尋ねると、まったく知らないとの答えが返ってきました。
もしかしたら、私の発音が悪くて聞き取れないのかと思い、何度か伝えました。
店員さんも、何か話をしていましたが、それがよく聞き取れなくて焦りました。
結局、話がうまく伝わらず、「スミマセン」と言って店を出てしまいました。
そして、他のいくつかの店にも行ってみたのですが、ゆるゆりグッズは見つかりませんでした。

私の日本語がヘタなことで経験した恥ずかしさよりも、ゆるゆりという名作が、日本であまりよく知られていないことが少し悲しかったです。
ゆるゆりが、日本でもっと有名になって、多くの日本人がゆるゆりを見て夢と希望と勇気を得て欲しいと思います。


8. AKB48

再び、秋葉原の街に出ました。
すると、お馴染みの文字が目に入ってきました。
それはAKB48です!
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AKB48ファンとしては見過ごせません。
吸い込まれるようにそこに入りました。

AKB48のカフェや劇場がありましたが、その時間、公演はしていなかったようなので、劇場には行かず、カフェに行ってみました。

カフェに入ると、壁にはAKBメンバーのサインで一杯でした。
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店内では、AKBの映像が流れていました。
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アイスコーヒーとパフェを注文し、AKBの公演映像を見ながら、その雰囲気に酔いしれました。
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過去の公演映像も流れて、すでに卒業したメンバーたちの姿を見ると目頭が熱くなったりもしました。
このような良いカフェに今まで来なかったなんて…

周囲を見渡してみると、一人で訪れた30代~40代の男性も多く、家族や恋人同士で来た人も多かったです。
韓国では、30代~40代のおじさんが、アイドルファンであるとすればあまり良い目では見られません。変人扱いを受けたりするのが普通です。
日本では、個人個人の趣味や好みを自然な形で尊重してくれる雰囲気のようで、羨ましく思えました。

AKBカフェでしばらく過ごし、夜にホテルに戻りました。


9. 都内一周

翌日、東京都内を歩き回ってみることにしました。
まず、電車に乗り、新宿に向かいました。

新宿駅を出て少し歩くと、東京都庁が見えてきました。
韓国でも、東京都庁は素敵な建物として有名です。
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東京都庁に行くと、外国人の多さに驚きました。

案内員の案内を受け、エレベーターに乗り、42階の展望台に行きました。
素敵な東京都内の姿を一望できます。
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しばらく、東京都内の景色を堪能した後、次に明治神宮に向かいました。
明治神宮は、近代日本を築いた明治天皇を祀った神宮で、日本にとって非常に重要な意味を持つ場所であると考えています。

また、明治天皇は朝鮮の近代化にも影響を与えた方なので、この場所には以前から行ってみたいと思っていました。

明治神宮に入ると、平日であるにも関わらず、かなり人が多かったです。

観光客だけでなく、のんびりと散歩を楽しむ市民も多かったです。
非常にのどかでいい感じでした。
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明治神宮を見物している途中、おみくじを発見したので、一枚ひいてみました。
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何が書いてあるのか正確には分かりませんが、「明るく楽しく活動しましょう」というような意味のようですね。
良い言葉のようなので、常に大事に保管し、大変な状況や難しい状況に陥った時、取り出して見てみようと思います。

明治神宮の見物を終え、次は原宿に向かいました。
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日本の若者たちのファッションのメッカとして知られる原宿。
道は活気にあふれ、明るいエネルギーが充満していました。
人が多すぎて、歩くのが少し大変でしたが、韓国では見られないユニークなファッションや文化を体験できて良かったです。

道を歩いていると、人が長蛇の列を作るクレープ屋を発見しました。
私も一緒に並んで食べてみることにしました。
原宿のストリートクレープは、韓国でも有名です。

お店に並んでいる人たちは、みんな女性であり、男は私一人だったので、少し恥ずかしかったですが、ここまで来てクレープを諦めることはできません。
しばらく待った後、いちごクレープをゲットしました。
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噂通り、非常に美味しかったです。
韓国に帰国後も、忘れられないほどの味でした。

クレープを食べながら歩き回っていると、日本の伝統的な喫茶店を発見したので中に入ってみました。

日本語のメニューだったので文字を読むのは大変でしたが、絵も一緒に描かれていたので、簡単に注文することができました。
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抹茶を注文し、それをゆっくり飲みながら、日本の伝統の味を堪能しました。
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そんなこんな日本文化を満喫していたら、あっとう間に夜です。
再び電車に乗り、来た道を戻りました。


10. 名残惜しい別れ

今日は、東京旅行最後の夜です。

日本には数回訪れましたが、旅行最終日の夜は、いつも切ない気持ちになります。
このまま、まっすぐホテルに帰りたくないという気持ちになり、目的もなく夜道を歩きながら、時には大きく息を吸い、時には地面に手を当てたりしながら、今、その瞬間、自分が感じている感覚を記憶の中に深く刻みました。

10月の冷たい風が襟元を通り過ぎると、心も何か寂しい気持ちになり、一人で歩きながら思わず涙を流してしまいました。
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そうやって歩いていると、ある一軒の居酒屋を発見したので、中に入ってみることにしました。

生ビールと、色々なつまみを注文して、お腹いっぱい食べました。
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ホテルに戻っても、名残惜しい気持ちが残り、しばらく眠れませんでした。


11. この瞬間をいつまでも

翌朝、帰り支度を済ませ、ホテルをチェックアウトしました。
帰国の飛行機は午後の便だったので、午前中は少し時間がありました。

小岩駅周辺をしばらく散歩し、一般の住宅街の道を見物しました。
有名な観光地を見ることも好きですが、日本のありふれた日常を見ることもすごく好きです。
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会社に向かう人たち、学校に向かう学生たち、店の前を掃除しながら挨拶をする人たち…
これらすべてが身近に感じられ、何か温かい気持ちになりました。

まだ、時間があったので、どこに行こうか悩んだ末、浅草に行ってみることにしました。
小岩駅から電車に乗り、浅草に向かいましたが、土曜日ということもあり、人がすごく多かったです。
ほとんどが、外国人観光客のようでした。
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人があまりにも多すぎて、ちょっと歩きづらかったですが、浅草のあちこちを見物しました。

浅草を出て少し歩くと、スカイツリーが見える川沿いに出ました。
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天気も良く、風景がとてもきれいでした。
川沿いを少し歩き、上野駅に行って、上野公園も見物しました。

そして、成田空港に向かいました。

成田空港に戻る時、上野駅から成田エキスプレスという列車に乗ったのですが、非常に速くていいですね。
40分で成田空港に到着しました。
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予定よりも少し早めに空港に着いたので、搭乗手続きを済ませた後、空港の外に出て、その風景を見ながらまた寂しい気持ちになりました。
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永遠という言葉がないように、この楽しかった日本旅行の思い出、その時感じた日本に対する思いなどは、徐々に記憶の中から忘れられていくでしょう。
しかし、一つ確かなことは、それが忘れられていく時間よりも、自分が生きている時間の方が短いということです。

韓国に戻れば、旅行後遺症とでも言いましょうか、楽しかった日本旅行の思い出、その懐かしさに苦しめられるでしょう。
しかし、私は忘れません。
日本が恋しくて苦しんでも、日本が懐かしくて切なくなっても、その気持ちは、私の中に大切にしまっておきたいと思います。
日本を旅して経験した思い出、親切な人々、それらをいつでも取り出して見ることができるように…

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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