加速ペダルを誤って踏んでも時速8km…高齢運転者が多い日本、義務化した装置は
2024.07.21｜午後8:21

ペダル誤操作防止装置義務化
前・後方障害物を把握し加速抑制
日本政府、安全運転支援「サポートカー」普及
免許更新時、認知機能検査及び講習も

日本の東京の通り

ソウル都心で68歳の高齢運転者が逆走行事故を起こし、9人が死亡した中、人口の29.1%が65歳以上の日本はペダルの誤操作による事故発生を防ぐため、安全装置の義務化に乗り出した。

2日、朝日新聞と共同通信によると、国土交通省は先月28日、自動車の加速ペダルとブレーキペダルを間違えて踏んだ場合、事故を防ぐ装置の装着を自動変速機の車両に限って義務付けると発表した。

安全装置は停止時に車両前方と後方にある障害物を把握し、障害物を1～1.5m前に置いた状態では加速ペダルを強く踏んでも障害物にぶつからないか、時速8km未満の速度でぶつかるよう加速を抑制する。車内には「加速ペダルから足を離してください」という警告文が表示される。

日本では2012年からペダルの誤操作防止装置が搭載された車が販売され、2022年には新車の約90%にこのような装置が装着されたという。共同通信は「義務化の時期は（日本政府が）今後検討する」とし「日本国内の新車のほとんどにペダルの誤操作防止装置がすでに搭載されている」と伝えた。

日本の警察庁の統計によると、75歳以上の運転者が起こした死亡事故原因の27.6%が加速ペダルとブレーキペダルの混同など「不適切な操作」だった。一方、75歳未満はこの比率が9.9%だった。

日本政府は「交通安全白書」で65歳以上の高齢運転者が出した死亡事故が2年連続で増加し、事故原因でペダルの誤操作比率が他の年齢帯と比べて高かったと指摘した。

日本には高齢運転者が多く、全運転者において高齢者が占める比率も増加している。昨年の高齢運転免許保有者数は、2013年と比べて65歳以上は約1.3倍、75歳以上は約1.7倍、85歳以上は約1.9倍多かった。

高齢運転者が事故を起こしたケースも少なくなかった。2019年には東京池袋で80代後半の運転者が停止信号を破って横断歩道で疾走し、30代の女性と娘が死亡し、2022年には福島市で97歳の運転者が歩道を襲い、通行人1人が死亡した。

日本政府は高齢運転者のために安全運転支援機能があるいわゆる「サポートカー」（サポカー）を普及しており、高齢者を対象に運転免許証の返却も促している。75歳以上のドライバーを対象に、免許更新時の認知機能検査と講習も実施している。

ソース：https://naver.me/xk13VzLG