鼓動館ブログ

小樽にとうちゃこ！
下船してすぐに北上する。
まったくあての無い旅なので予定も無く、計画もしていない。フェリーの中で初日のキャンプ場はネットで探そうと思っていたけれど、フェリーでは電波が一切届かなかったので、それも出来ず。もう北へ走るしかない。しかし6Vの1947ナックル号はウィンカーも無く、ヘッドライトは提灯並みの暗さである。普段は夜は走らないが、今回ばかりは仕方がない。
コンビニでるるぶの情報誌でも買って調べようと思ったら、「すみません、大阪から来れれたのですか？」って地元の若者から声を掛けられた。
俺って怖くないねんや？ってチョット嬉しいかった。
彼から近くにキャンプ場がある事を聞いて行ってみた。

そこは石狩海水浴場という場所。
そこでキャンプするにも、
真っ暗闇じゃあござんせんか？
ヘッドランプを頼りにテントを立てて就寝。朝起はゆっくりしたろ！って思ったけど、7時に目が覚めた。
あまちゃんの再放送を見るのが楽しみで、その時間に起きる癖が付いているんか？
ここ北海道もあまちゃんと同じで
微妙に忘れているのでどこを走っても凄く新鮮です。

美瑛の丘にて



早速、美瑛の丘ちかくにあるタイムトンネルへ向かう。

やはり北海道はええわ。前後に車がいない。焦る旅でなく、気ままに旭川へ



途中の道の駅にて








この旅はのんびりと！がテーマ。
iPhoneのMAPは最短距離で旭川のマスターの店まで案内するが、走っていてこっちの道の方が良いと判断すると、そっちの道を選んで走った。
なんてええ感じなんだろう！
今回の北海道はガツガツしない。
せっかく来たのだから、北海道一周しないと！的な事は考えない。止まりたい時に止まり。カメラで撮影したい時に止まるのである。
で富良野まで来たところでタイムトンネルの浦マスターに電話したら、３時までの営業だと言うことなので、充分に間に合う時間だ。で、のんびりと富良野、美瑛を走った。こんな気持ちで旅をしたのは初めてです。とっても心の余裕が出来て素敵な気分になりました。
しかもナックル号は68歳の高齢者にも関わらす、すこぶる快調に走ってくれている。もう15年も付き合っているので息づかいで体調は分かり合えている。
本当に愛馬なのである。
アイアンホースとは良く言ったものだ。
息づかいやひづめの音までもが鉄馬そのものです。老馬やね！




野良犬かと思ったら、キタキツネさん！



お昼過ぎにタイムトンネルにとうちゃこ！



Facebookでは日頃の出来事をお互い分かっていても本当にお久しぶりです。
初めて来たのは11年前の2004年だ。
その時もひとりでここへ来て以来、今回で3度目です。

店内に入ると女性がおられました。なんと9年前に結婚されておられました。




それから美味しいランチを頂き、色々な話を浦マスターからお聞かせ頂きました。
ボリューム満点のドリア。
美味しいかった。



マスターは根っからの旧車好きなんです。インディアンを始めメグロ、マチレス？なんて昭和四年日本に2台輸入された内の1台です。



そのマチレス
激レア


浦マスターの話は私も全く知らない話ばかり、何度も「そうだったんですか！知りませんでした。」の連呼！
185ヘェ〜！は確実に行きました。
今日だけでブログ５日分は充分にある程の量です。マスターのバイクを絡めた歴史の話はたまりませんでした。

夜はマスターと奥さんがジンギスカンをわざわざしてくれました。
嬉しくって楽しくって大盛りあがり！

今迄、ここでライダーハウスもされておらてたのですが、身体を壊されてからは閉めておられます。
浦マスターは「せっかく北海道まで全国から来てくれたのだから、北海道の歴史を教えてあげるともっと北海道の旅が深くなるんだよね！」って語る。初めてここへ来た時も本当に地元の人しか知らないポイントを沢山教えてもらいました。
「この時間に美瑛の丘のあそこに行くと夕日が綺麗なんだよ！」とか、あそこに湖は誰も来ないけど、綺麗だよ！」「これから何処そこへ行くならこのルートを通っていくと途中でこんなものがあるよ！」
って情報誌には載っていない事ばかり！

鼓動館ブログを毎日見ておられる地元のショベルのチョッパーのオーナーも来てくれました。
北海道まで来て鼓動館の事を私より詳しく方がおられるとは驚きました。
でも嬉しい事、いや有難い事です。



これは帰ってからゆっくりと浦マスターの話をブログにアップいたします。
みなさんも「えっ？そうやったん？」
と驚く事ばかりですよ。

では、また！
さて今日はどこへ行こうかな？



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