January 03, 2020
夢のお話(10)初夢2020疑い
一昨日、来客に出した頂き物のマカロン。
夢のお話を時々書いていたから、初夢の記録でも・・・
初夢もまったくいつもと変わらぬパターンで、考えや行動は現実と酷似して、設定にだけ歪みがあった。
神戸市と芦屋市の間に運河が走ってた。瀬戸内海と連絡する海路運河だった。
景色はマルセイユの旧港に似てて、丘のほうに小さなコテージが幾つも建ち並んでた。
運河のある街が心から好きで独り見惚れてると、女性たちが '素敵 ' '此処に住みたいわねえ' と歓声を上げるのが聞こえた。
美しい景色を味わってた私の心の中は一気に悪口で埋め尽くされた。
「住みたいだって? 馬鹿野郎。
実際住んでみろ、文句ばかり言うくせに。
4日も経てばカモメやウミネコの糞や声に不満たらたらになり
運河の湿度で髪が纏まらないとかほざくくせに。纏まらねーのはお前らの脳みその方だろうが。」
悪態の数々が頭に湧き出して彼女たちを睨めつけた。
自分の奇声は棚に上げて、懸命に生きる鳥の声をうるさいと言いそうな人間が我慢ならなかった。
私も長年海に憧れ続けてる。塩は楽器を傷めやすいからすぐには躊躇するけれど、ピアノを弾ける残された年月の終わりが見えた時に住んでみたいと思ってる。
でもその場所は海に接近してかなり細い水路が設けてあり、見渡しても閘門 (こうもん) もないようで風雨の対策が不十分に見えた。季節によっては怖いかなと思った。
コテージ群の中には二回り大きなバンガロー風の建物があり
一帯のための生活用品を売る売店が入ってた。
お魚の形をした変わった雰囲気の縫いぐるみも人気で
何人もが '魚可愛い' と騒々しく手に取っては買っていった。
私は最後にお店に入った。お買い物をして出ていく女性たちの背中に目をやりながら「今日買った縫いぐるみに明後日には飽きるくせに」とまた罵りの句を思った。
どうして自分は物事の一面を見て多くを見たと疑わない人間がこれほどまで嫌いで、彼らと逆に常に物事を疑うことばかりを重ねるんでしょうと省みた。
考え事をしながら縫いぐるみを手に取るとお魚ではなく鳥だった。何故あの人たちは疑わないのだ? と気味悪い思いがした。
自分たちのコテージに入った。
すっきりした小ぶりの3ピース。2ピースにベッド含む寝具が多く用意されてた。掛け布団は海辺のお部屋らしくオーシャンブルーだった。
夫は現実と同じ調子で、桜ちゃんこれからどうしたい? とまず妻の希望を聞いてくれた。夫が眠そうだったので、少し休んだら? と促した。
夫は、用があったらいつでも起こしてねと現実の通りに言って、すぐ寝息を立て始めた。
私はベッド配置が気になって模様替えを始めた。
本当にこれで良いかと問うと違う気がしたのだ。
位置を揃えると掛け布団の分量も気になり、2枚を畳んでオープンシェルフの上段に仕舞おうとした。
その前にシェルフを拭いてからと思い、大きなシェルフを2度よく拭いてクタクタになりながら掛け布団を仕舞った。
休みたいと感じながら、続けてシェルフ自体の位置を微修正した。
調節しながらまた反省した。
「2日ばかり居るだけの所を快適にしようとして、結果休むこともできない時間を過ごしてるのは果たして利口なやり方だろうか。」と自分に疑いを向けた。
お部屋はなんとか整ったが疲れてしまった。
夫が眠るベッドに腰掛け、「模様替えしちゃった」と甘えた。
その声で目覚めた。
初夢は
理解できない部分ではしゃぐ人間を心の底で罵倒し、
拭き掃除と模様替えで消耗して、休めないまま目覚めて
妙に損した気分になったというお粗末な出来だった。
お隣でまだ寝てた夫に話し、面白がってくれて慰めてくれたからまあいっか。
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