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映画【ウルヴァリン:SAMURAI】をレンタルして観てたので、感想を少し


マーベル・コミック原作のヒーロー映画シリーズ【X−MEN】に登場するキャラクター、ウルヴァリンを主役にしたスピンオフ映画第二弾
ギャヴィン・フッドが監督した前作【ウルヴァリン:X−MEN ZERO】が【X−MEN】シリーズ以前のウルヴァリンを追った内容だったのに対して、本作は【X−MEN:ファイナル ディシジョン】の続き
正直、前作【ウルヴァリン:X−MEN ZERO】は微妙な感じだっただけに、本作の製作が発表された段階では「また、どうせ同じ微妙な出来なんでしょ」と思っていた
しかし、これ日本で撮影し、日本人キャストも参加すると報道され
期待値がグンと上がった
ミーハーってわけじゃないけど、やっぱ日本でハリウッド大作が製作されると嬉しいものですよね



監督:ジェームズ・マンゴールド
脚本:クリストファー・マッカリー、マーク・ボンバック、スコット・フランク
原作:クリス・クレアモント、フランク・ミラー 『Wolverine』
製作:ローレン・シュラー・ドナー、ハッチ・パーカー
製作総指揮:スタン・リー、ジョゼフ・M・カラッチオーロ
出演者:ヒュー・ジャックマン、TAO、福島リラ、真田広之、スヴェトラーナ・コドチェンコワ、ブライアン・ティー、ハル・ヤマノウチ、ウィル・ユン・リー、山村憲之介、ファムケ・ヤンセン
音楽:マルコ・ベルトラミ
撮影:アミール・モクリ
編集:マイケル・マカスカー
製作会社:シード・プロダクションズ
配給:20世紀フォックス



一応、観る前は楽しみだった
本当に
だけど、駄目
楽しめない


というか、納得がいかない
それは日本人から観ると可笑しな描写があるからというものじゃない
現代を舞台にしてながら忍者が出たり、刺青を見せびらかすヤクザが出たり、東京タワーから上野駅まで徒歩で移動したり、殺陣がカンフーっぽいとか、そんな描写に対して納得してないわけじゃない
そういう物は邦画でも無いわけじゃない、というか現代の日本で製作される時代劇で「お歯黒」がオミットされてる時点でエンテーテインメントを優先にして映画は作られるというのが「当たり前」なんだと思う
だから忍者なんかで文句を言うのは筋違い、面白ければオーケーだろう


じゃあ、何に対して納得がいかないのかと書くと、原爆描写
冒頭描かれる長崎への原爆投下の場面は迫力あって、恐怖が凄く伝わる良いシーンだと思うし
日本人ヒロインのTAOが演じるマリコが原爆に対する日本人の印象語るセリフも、まあアリだと思う
アメリカの人たちが言われたい言葉なんだろうし


だけど、ね
やっぱ駄目だよ
黒幕を被爆者にしてしまうのは
まだ何かしら動機が描かれていたら、納得出来たかもしれないけど
いや、なかったでしょ
本作では


ネタバレしてしまうけど、本作の黒幕はハル・ヤマノウチ演じる矢志田会長
彼の動機って永遠の命を得たいって個人的な動機だけでしょ、そのためなら全てを犠牲にしても良い
孫娘であるマリコに対しては何かしら思いがあったっぽいけど


彼がウルヴァリンに目をつけるきっかけって、長崎への原爆投下
彼は被爆者って事ですよね、そんなキャラクターを純粋な悪みたいに斬って捨てちゃうラストって
いや、ハリウッド的にはアリなんだろうけど
駄目だ、ムカッとした


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