2016年2月6日(土)

昨年の春ツアー『GRADATION』での佐藤さんの喉事情…

本日は非常に真面目なお話を━━

昨年の『モーニング娘。'15コンサートツアー春 ~ GRADATION ~』のツアー途中に佐藤さんが喉を痛めて声が枯れた訳ですが、そろそろ本格的に理由を紐解いても良い時期かなと。



日本語でセリフを言ったり歌ったりする場合。

ポップスだろうが、日本民謡だろうが、狂言だろうが、歌舞伎だろうが問わず、語尾に『イ行』が付いている場合。その語尾の『い』を普通に発声した場合は、喉に過大な負荷が掛かります。特に語尾が「い・き・し・ち・に」の場合は負荷が更に大きくなります。

故に『イ行』の発声にて喉を痛めたり、声が枯れたりといった事象が多々発生します。

それを回避する為によく行われる発声法としては、狂言や歌舞伎の場合は「声を眉間で響かせる」。日本民謡などの場合は「声を上に抜いて歌う」と言った発声法です。

これらを踏まえて昨年の春ツアーにて佐藤さんの歌声が枯れた理由ですが、引き金は小田さんと歌った『Memory 青春の光』。


“メモは 少し長いけど
でも最後まで 読んでよ ねぇ
一人ぼっちが 淋しいなんて
知らなかったわ”


この歌い出しの部分の「淋しいなんて」を佐藤さんはメロディーの上でハモっています。

オリンパスホール八王子でのツアー2日目の「淋しいなんて」は、ファルセットで力強く前に声を出していました。相当な負荷が掛かった発声法で「淋しい」の『イ行3連続』部分を歌っていた訳です。おまけに負荷の掛かるファルセットで…

喉をしっかり締めて歌える鞘師さんだったら大丈夫だったでしょうが、当時の佐藤さんの未成熟な喉では耐えられず… 結果、喉を痛めてしまった訳です。あの歌い方で歌うにはまだ時期尚早でしたね。

そして日本武道館での『Memory 青春の光』は、歌い方を変えて声を上に抜いて歌っています。発売されているBlu-Rayなどの映像でそれを確認できます。

佐藤優樹ファンの殆どの人は、その歌い方の変換に気づいていると思います。それほど劇的に歌い方が変わっていました。

その『イ行』での負荷を軽減した歌い方にて撮影の入った日本武道館公演を乗りきった佐藤さん。いずれは負荷の掛かった歌い方でも単発なら大丈夫的な佐藤さんにも出会いたいものです。




もうすぐ始まる『モーニング娘。'16コンサートツアー春~EMOTION IN MOTION~』にて、語尾にイ行が付く部分の各メンバーの歌い方の違いを比べながら参戦するのも一興かもしれません(笑)。

何かしら書き忘れがある様に思えますが、この話はこのくらいで〆たいと思います。




昨日、尾形さんのバースデーイベントの座席案内のメールが届きました。12期関係のイベントは今のところ相性が非常に良いようです。

そして一抹の不安のあったFC最後の『安倍なつみFCイベント』も無事当選。ひとまずこのイベントにてお別れの様です。



では、おやすみなさいです。