ロシア5人組の一人で「中央アジアの草原にて」とオペラ「イーゴリ公」の中の「だったん人の踊り」が有名。他にも交響曲や弦楽四重奏曲を書いているが、お世辞にもメジャーとは言い難い。泥臭いイメージがあるからかもしれないが、もっと見直されてもいいと思う。
中央アジアの草原にて
懐かしく泥臭いメロディが胸を熱くするが、これが形を変え、力をつけて盛り上がるところまで行かないのが超一流の有名曲になれない理由だろう。オーケストラの色彩感なんかは楽しめるんだけど、正直「もう終わっちゃったの?」って感じ。もっとラストに向けて大きく盛り上げればいいのにと思ってしまった。
だったん人の踊り
オペラ「イーゴリ公」の中で出てくる有名なメロディ。ボロディンの名前は知らなくてもこのメロディは誰もが知っているだろう。ここではエーテボリ交響合唱やバスのトルグニー・スポルセーンの歌を入れてオペラの雰囲気を出している。大きく盛り上がるところもあって聴き応えがあった。