村松治樹選手が見事優勝。
 単純にうれしい。ダーツ名鑑にまよんぬさんやけんぼーさん、なつみくさんといった関わりのある選手や、ぽよさやさんという崇拝の対象wをすっ飛ばして、一番に載せた選手。

 本当におめでとうございます。

 そして決勝の相手の伝説の選手・フィルテイラーは自分的には投げ方がいちばん好きな選手でもあり、やはりPDCの伝説的選手なので、やはり大好きであるこの二人が決勝に行ったのは素晴らしい。

 そしてあの試合ですからね。

 そして初めてちゃんとスーパーダーツを見て思ったのが、PERFECTやJAPANの雰囲気とははっきり違うということです。

 ツアーともなると、残念ながら年に何回も開催されるし、入場無料だったり、一般大会と並行開催だったりして、どこか緩い雰囲気が残ってしまってるのが否めません。
 そしてそこで王者であり続けてたりすると、どこか気のゆるみが。選手でも生まれてしまうかもしれません。
 薄暗い会場の静寂で、新しいダーツライブ3で投げる。そして相手もリム軍団だったりテイラーだったりするわけです。この異常な雰囲気にキャリア不足や合わないというので、浅田・荏隈という日本の二大ツアーチャンピオンも実力出せずに敗退してしまった印象は否めないですね(荏隈さんはベスト4まではさすがでしたが、フィルを前にして崩れてしまいましたね・・・)。

 そんな中、アジアのレジェンドであるポール・リムを準決勝で下し、そして伝説のフィルをソフトとはいえ、公式戦で初勝利を挙げる村松さんは恐ろしいといってもいいです。ベスト8で勝っても喜びを隠して、次に備えてる印象も強かったです。
 勝負師の顔だったと思います。

 正直、日本のツアーで浅田、荏隈両選手と村松選手が対決したらどうか?と思うのですが、現時点に関しては両チャンピオンのほうが勝つ確率は高いんじゃないか、と思ってます。それくらい、二人は盤石の強さを持っています。

 それがあっさりと崩れるくらい、スーパーダーツの「魔物」は育っているわけです。
 フィルテイラーですら、1レグでは上がれるのに上がるのを選択しないアレンジミスを犯しています。キャリア不足か、はたまた雰囲気にのまれて「やらかした」のかはわかりませんが、サッカーで長友が言ってた「アルゼンチンに勝ったけどまだまだ本気じゃなかった」部分もあると思うので、そういう意味ではフィルもリベンジしに来てほしいなと思ったりします。

 そんな魔物を退治して優勝に上り詰めた村松治樹。

 ツアー王者荏隈、悔しい思いをした榎股、JAPANのロボ大和久、何が何でも勝ちたいらしい(直接本人から聞いた)柴田豊和、ゴールドコレクターになりたい大城、爆発力のある粕谷、星野、安食のレジェンド軍団各選手、そういった豪華なJAPANメンバーを相手に、今年はどういう「戦い」をするのか、早くも今期の村松治樹がどう「戦う」かが楽しみですね。

0316_com_jp