「虹のプレリュード」プレビュー公演を観劇された「斜めに見える青空」様より、すばらしいレポートをいただきました。青空様、ありがとうございます!
なお、ネタバレを含んだ内容になりますので、内容の閲覧にはご注意ください。
43. 斜めに見える青空@ノギザカッション!
2014年10月02日 19:20
天王洲アイル銀河劇場
「虹のプレリュード」プレビュー公演観劇レポートその1
乃木坂ちゃんのラップトレインで浜松町に行き、モノレールで天王洲アイル着。HKTのポスターを眺めながら改札を出ると、「虹のプレリュード」のポスターがお出迎え。やっぱり、いくちゃん可愛い。
銀河劇場エントランス付近には、明らかに乃木ヲタが沢山いますが、握手会のように推しTシャツやマフラーで武装した猛者は流石に見当たらず(観劇マナーも非常に良かったです)。
エントランス前のスタンド祝い花は、乃木坂LLC、桑山哲也さん・藤田朋子さん、UTB編集部、乃木どこ制作会社。藤田さんは子役時代からの縁ですね。
銀河劇場は非常にコンパクトで、舞台と客席がとても近い。今回の席は1階のほぼ中央でしたが、舞台まで10メートル無いように思いました。とても期待が高まります。
パンフレットの印刷がとても綺麗で、心が動いたのですが、見送ることに。いくちゃん推しなら買っても後悔はしない出来に見えました。ありがとう、前の席の人。
静かに開演を待っていると、なぜか緊張してきて、愛娘の晴れ舞台を見る思いにw。やだね、おじさんは。
そのうち、開演を告げるチャイムとアナウンスがあり、そこからしばらくで場内照明が落ち、いよいよ幕が開きます。
44. 斜めに見える青空@ノギザカッション!
2014年10月02日 19:23
天王洲アイル銀河劇場
「虹のプレリュード」プレビュー公演観劇レポートその2
中央ピンスポットの元、ほんの少しだけ開いた幕からいくちゃん登場。白のドレスが美しい。デコルテが華奢な身体と白くまばゆい肌を際立たせています。ちょっと緊張が見えるけど、堂々としたセリフ回しは流石。やっぱり上手いな、いくちゃんは。
導入部のやり取りのあと、ショパンの「革命のエチュード」の楽譜を見ながら歌う場面。この劇の一番最初の歌唱シーンです。
青いスポットの元(劇中で青はショパンを象徴する色であることが判ります)、綺麗な歌声が響いた時、身体中ゾワゾワゾワと身震いが走りました。凄い、凄い。素晴らしい歌声です。歌い出しは声に緊張が感じられましたが、すぐに落ち着きを取り戻すところもなかなかの舞台度胸です。
その後、コンクールのエントリー曲を「革命のエチュード」に変更することになり、いくちゃんがピアノの前に座り、曲を奏で始めた時、2回目の身震いが。神よ、彼女の才能に感謝します。
ここで、舞台は現代からロシアの侵攻に苦しむポーランド・ワルシャワへと時代を転換します。
男装のルネ役として登場したいくちゃんは、ひたすら愛らしい。華奢な身体と男性風にした声色、ちょっとオンザ眉毛なウイッグが可愛らしい。まさしく、リボンの騎士を彷彿とさせ、手塚治虫的人物像だな、と納得してしまいます。
45. 斜めに見える青空@ノギザカッション!
2014年10月02日 19:26
天王洲アイル銀河劇場
「虹のプレリュード」プレビュー公演観劇レポートその3
しかし、共演者の皆さんも歌が上手い!いくちゃんも決して負けていませんが、舞台俳優って凄いな、と有無を言わさず感心させるクオリティです。特に、コンスタンチア役のフランク莉奈さんには、歌で魅了されました。伸びのある艶やかな歌声に、豊かな声量。歌で人を惹きつける実力は、舞台というものをほとんど見たことのなかった私に、その奥深さを知らしめるだけのパワーがありました。今のままでも十分だとも思いますが、いくちゃんに今後の課題があるとすれば、さらに声を張れる声量が必要かな、と感じました。いくちゃんがもっとボイトレすれば、それこそ最強の天才になれるでしょう。
愛国者ヨーゼフと天才音楽家ショパンの間で揺れるルネ(ルイズ)。ロシアの圧力が高まる不穏な空気の中、第一幕終了。
46. 斜めに見える青空@ノギザカッション!
2014年10月02日 19:28
天王洲アイル銀河劇場
「虹のプレリュード」プレビュー公演観劇レポートその4
第二幕では、祖国をレジスタンスとして守る道をヨーゼフと歩むのか、それとも兄と約束した音楽で疎開して祖国に尽くす道をショパンと歩むのか、ルイズは悩みます。それにしても女性のルイズになった時のいくちゃんが、また可愛らしい。ピンクの部屋着が似合います。
物語は進み、見ているこちらもポーランド国民に感情移入してきて、ふとしたことで気持ちが動きます。いくちゃん達の怒りや悲しみ、喜びの演技がこちらの感情として入ってくるようになりました。
そして、レジスタンス蜂起。喜々としてポーランド国歌を演奏するいくちゃんが、楽しげな表情で素晴らしい。みんなで一体感のある歌も良かった。
しかし、ロシアの圧倒的な武力の前に、レジスタンスは敵ではなかった。悲しい現実がいくちゃん達にのしかかってきます。
ロシア兵に追われて、匿われていたルイズの部屋から逃げたヨーゼフを待つのか。ショパンの愛を受け入れて、安全なパリで音楽を全うするのか。真っ赤に燃えるヨーゼフの真っ直ぐな愛か、青く穏やかに流れるショパンの愛情か。ルイズは選択を迫られ、私たちもハラハラします。
47. 斜めに見える青空@ノギザカッション!
2014年10月02日 19:30
天王洲アイル銀河劇場
「虹のプレリュード」プレビュー公演観劇レポートその5
結局、祖国ポーランドに残ったルイズとヨーゼフには悲劇的な結末しかあり得ませんでした。原作が作られた年代もあり、ベタと言えば、ベタな結末ですが、いくちゃん渾身の演技に涙が出てきます。
さらに、パリで蜂起失敗の報を聞いたショパンの失意と、魂をこめて「革命のエチュード」を書き上げるシーンに感情が高まります。
ここで、並行して舞台下手は現代のシーンとなり、いくちゃんがコンクールの曲を演奏する場面となります。曲は、「革命のエチュード」。
ドレス姿のいくちゃんがピアノの前に座り、さあクライマックスです。
いくちゃんの生演奏がこんな間近で聴けるなんて。気持ちの乗った、素晴らしい演奏です。いやぁ、いくちゃんとピアノは本当に絵になる。「革命のエチュード」を聴いていると、自然と涙がボロボロと出てきました。良かった、最初からハンカチ用意しておいて。本当に、身体の中からというか、感情があふれるように涙が流れます。
物語を振り返るように、主要人物にスポットが当たって行く中、幕がおりました。
観客も万雷の拍手で称賛を送ります。カーテンコールでは晴れ晴れとしたいくちゃんの笑顔を見ながら、ああ来て良かったな、と充実感に包まれた舞台でした。
48. 斜めに見える青空@ノギザカッション!
2014年10月02日 19:33
天王洲アイル銀河劇場
「虹のプレリュード」プレビュー公演観劇レポートその6
全体を通して、いくちゃんにぴったりの脚本で、彼女の歌唱力・演技力・演奏力の全てを活かせるものであったと思います。
天才・生田絵梨花の無限の可能性を感じさせる舞台でした。
チケットが入手可能なら見ておいて損は無いと思います!
以上、長文失礼いたしました。
文章の拙さは、是非皆様の想像力で補ってくださいませ。
49. ひさ@ノギザカッション!
2014年10月02日 21:54
青空様
細かいレポートありがとうございました
乃木坂ファンの観劇マナーが良くて安心しました。
予備知識無くても大丈夫ですかね?
青空様のレポートで興味津々です。
寧々ちゃんとゆったん現場にいたみたいですね。モバメ来ました!
お疲れ様でした。
140. 高花@ノギザカッション!
2014年10月03日 12:25
>青空さん
ほとんど行った気になれました。ありがとうございますm(_ _)m
メンバーもかなり観劇してたみたいですね。
一緒に感動を共有出来たのも羨ましい限り。
141. 斜めに見える青空@ノギザカッション!
2014年10月03日 12:55
高花様
ありがとうございます。
内容書きすぎとは思いましたが、なるべく忠実に感じたままにレポいたしました。
観劇して強く感じたのが、これは子役を脱皮した、女優生田絵梨花の歴史の始まりだ、ということ。あの娘はきっと大成します。
当日券も販売してましたので、ご都合が合うようでしたら是非。おそらく価値に見合う感動が得られます。
コメント
コメント一覧 (12)
拙文をご採用賜り、誠にありがとうございます!
先ほど銀河劇場にて虹のプレリュード観終わりました。
よくあれだけ細かく覚えていてレポート出来ましたね。
昨日レポートがあがっていくのをリアルタイムで見ていたのですが、今日の鑑賞時まで我慢我慢我慢我慢でしたww
ストーリー云々というよりも、いくちゃんの迫真の演技、歌声、ピアノ演奏に震えました。
昨日も乃木メン12名が観にきていて、いこまちゃんやまなったんが号泣したと言っていましたが、同じグループの仲間があんなに立派に演技しているのを見たら、そりゃあ号泣しますよね。
勿論いくちゃん以外の役者さんもみんな素晴らしかったですし、青空さんが書いていたコンスタンティア役のフランク莉奈さんの歌声にはとても魅了されました。
いくちゃんも初めてのミュージカルとは思えないほど、男装した役も本来の女性役も本当に輝いていて何度も涙ぐみました。
舞台って映画と違い、何度観ても同じじゃないところが素晴らしいですよね。
明日にはもう一度観る機会があるので、いくちゃんがどんな顔を見せるのか楽しみで仕方ありません。
今日はこのまま渋谷あたりで泊まろうと思ったのですが、虹プレで初顔合わせしたフォロワーさんと、沈黙の金曜日公開収録を見てから泊まろうと思います。
虹プレ、沈黙金、虹プレ、アンダラとかなり充実した3日間に大満足です~。
虹プレパンフ、折角の記念にと思い購入しました。
とても立派で素晴らしいものですが、¥2000とかなりお高い金額です(>_<)
いろいろ、お手数おかけしました。
ね、良かったでしょう?人に語りたくなりますよね。
充実した乃木活羨ましい限りです。
時間が許すなら、地下鉄千代田線の乃木坂駅に行って、乃木神社へのお参りをお勧めします。
推しメンのために絵馬を奉納すると、また気持ちが新たになります(笑)
また、勝守という御守りが売っていて、白地に紫色の乃木神社のエンブレムが刺繍されているのですが、なんか乃木坂ちゃんの御守りみたいな気になります。ちなみに、私は仕事用のカバンにぶら下げていますww
ルイズ・コルドック役の生田絵梨花、ヨーゼフ役の中河内雅貴、フレデリック・フランソワ・ショパン役の中村誠治朗、イワノフ役の石井一彰、ゲオルグ役の上田悠介、コンスタンティア役のフランク莉奈etc.
とても素敵なミュージカルに魅了されました。
生田絵梨花、アイドルグループ乃木坂46のメンバーでもあり、今度発売される10thシングル『何度目の青空か?』のセンター。
今回、虹のプレリュードで主役を演じたのだが、舞台での彼女はアイドルではなく、立派な女優生田絵梨花であった。
ある理由で兄の代わりに学校に入学するのだが、男装した彼女は、宝塚での男役を彷彿させるほどの声で演じていました。
男装を解いて女性になった彼女は、本来の彼女の魅力たっぷりで演じていましたが、ミュージカルであるため、演技、歌声、また今回はピアノ演奏と持てる力をすべて出し切る必要があった。
一言で言うなら、普段見慣れているアイドル生ちゃんではなく、本当に見事と言うしかない程の女優生田絵梨花がそこにはいました。
本来、とても才能に溢れている彼女。
乃木坂のプリンシパル公演では何度も選ばれているのですが、本格的なミュージカルは初めてであるのにもかかわらず、立派に演じきってきて、彼女のステージが一段階も二段階もアップしたのは間違いない。
演劇は映画と違い、何度観ても同じ舞台がない。
それがまた魅力なんですが、今日再び観る機会に恵まれたので、じっくり改めて観てこようと思います。
今日昼頃には握手会で知り合った友人が広島から東京に来ます。
彼を誘って虹プレ夜の部(立ち見席)の前に訪れるか、明日日曜日のアンダラの前に立ち寄ってみます☆彡
乃木神社って乃木将軍の神社ですよね?
んーーー、また楽しみが増えました♪
あっ、そうそう、昨日は虹プレのあとすぐに渋谷のネカフェに行こうと思ってたのですが、銀河劇場でTwitterのフォロワーさんと初顔合わせし、彼のお誘いで代々木VIVIDスタジオの沈黙の金曜日公開生放送でらりんの笑顔を見てからネカフェで泊まりました~ww
今、ハチ公前でまったりと過ごしてます☆彡
そうです、乃木希典将軍を祀ってます。
近くにSME乃木坂ビルもw
渋谷だと、生駒ちゃん・せいたん・とまとの目的地だった渋谷公会堂(CCレモンホール)とか、Bershkaとか、カフェフラミンゴとか、隣の原宿だけど東急プラザとか、聖地目白押しww
気をつけて、乃木活楽しんでくださいませ!
ええ、私は仕事です(泣)
そしてお仕事お疲れ様です(>_<)
仕事中にもかかわらず返事いただきまして感謝感激ヽ(^0^)ノ
覚えきれないのでコピペしましたww
取り敢えずBershka?綴りあってるかなぁ?に向かってみます。
あっ、虹プレ追記ですが、銀河劇場入ってすぐ右手に100円返却式のコインロッカーがありますので、今回の私のように荷物が多い方は預ける事をお勧めいたします。
私は…
46番のロッカーに入れましたww
今日も空いてたらイイなぁ~~~♪
Bershkaはセンター街入って、右に行けばスグですよ。
そう、渋谷ブルースのセンター街です。
ここで、遊び疲れて駅に向かって歩くことを考えると、歌詞世界が良く解ります。
ロッカーとか靴箱を選ぶなら、46番になりますよねww
「虹のプレリュード」千秋楽無事に終了。3階席含めおそらく観客全員のスタンディングオベーション‼
涙と笑いのキャストコメント。
そしてキャスト、観客全員による賛辞のいくちゃんコール。
鳴り止まない拍手。
虹プレ最高の舞台でした(^_^)
最後に一人一言ずつ話す場があり、安崎さんがいくちゃんについて「まだ彼女は17歳です。素晴らしい才能です。」と話して下さいました。
その時いくちゃんは謙遜してたけど、中河内さんと石井さんは深く頷いてました。
彼女がプロの方に認めてもらえてる気がして自分の事の様に嬉しかった。。
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