「読売テレビ ベストヒット歌謡祭」に乃木坂46が出演した。

 流れは、以下の通り。


AKB48「希望的リフレイン

乃木坂46「何度目の青空か?」

NMB48「らしくない」

AKB48「フライングゲット」

AKB48「ポニーテールとシュシュ」

AKB48「恋するフォーチュンクッキー」

20141120-03




 AKBグループの流れの中に組み込まれた形になった、今回の出演。出番が終わったあと、Twitterのトレンドに「AKBより乃木坂」という言葉があがったらしい。

 どういった文脈で使われたかは分からないが、好きなものを上げるために、何かを下げるやりかたは好きではない。そもそもAKB48グループも乃木坂46も、どちらも好きなので、パフォーマンスに関して比較することはなく、どちらも良かった、という感想になる。

 ただ、今回の構成は納得できるものではない。

 これは非常に意見が分かれるところだと思うが、管理人は、「48」と「46」は、決して一緒にしてほしくないと考えている。それを同一に考えることは、公式ライバルとして切磋琢磨しているメンバーに失礼なうえ、そのアイデンティティこそ、乃木坂を乃木坂たらしめている要素だと思うからだ。

 「48グループみたいなもんだろ」「そんなにこだわることじゃない」などの意見があることもわかる。その意図も分かっているつもりだが、ここは両方のグループを応援するひとりとして、決して譲れない部分。頭固いな、ぐらいに流してもらいたい。

 その点でいえば、まるでAKB48グループの一員であるかのような流れに、最後の総監督の締めの挨拶。総監督がコメントを出さなくてはいけないことも、出演者として乃木坂が並ばなくちゃいけないこともわかる。けど、あそこに立ってほしくはなかった。乃木坂はAKBの支店ではない。れっきとしたライバルだ。あれでは一般の目には、「たかみな率いる乃木坂」ととらえられても不思議ではない。


 非常にもやもやした気持ちを抱えつつも、AKB選抜とNMBの間に挟まれたからこそ、乃木坂の特色が際立ったというプラス要素があったことも認めなくてはいけない。華やかで艶やかだった雰囲気を、一瞬で乃木坂に変え、颯爽と去っていく。あの姿にはしびれた。


 内定なので記事として取り上げることはしなかったが、もしこのまま紅白が決まったら、AKBとは離れた位置で、確固とした一アーティストとして出演してほしい。それをしみじみと思った放送だった。


  

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