20141202-01
 
 没ネタに少し味付けして公開。もやもやしてる気持ち、吹き飛ばしてください。 


 あくまで個人の妄想なんで、萌えなくても怒らないでくださいね。自分はこれで萌えるのです!むふふー。

 ちなみにpart5ぐらいまで続く予定です。めくるめく妄想の世界を、嫌というほど味わってもらいますよ。



 

 「料理教室の先生」

 秋元真夏 編



 まったく料理ができない僕は、友だちに勧められるがまま、料理教室に通うことになった。周りは女の子ばかり。居心地は悪いが、辞めるに辞めれない理由ができた。

 担当の先生は、高校生といっても通じるぐらいの童顔で、性格も愛くるしい。見ているだけで笑顔になれる。先生も、男ひとりで所在なさげな俺をかわいそうに思うのか、よく気にかけてくれる。

 その先生に、俺は恋をしていた。



「おいしそうなケーキなんだけど。うーん……いまいち、かな。でもだいじょうぶだよ、そんなに落ち込まないで。次はうまくいくから」

「それにしても、どうしてだろうなぁ。作り方は合ってるはずなんだけど。何かが足りないんだよね」

「あ、ちょっと待ってて」

「よいしょっと。これ食べてみて。え? 何かって? まあ、いいからいいから」


(ごくん)


「おいしい? あはっ、良かった~。これね、わたしが作ったんだよ」

「あなたに教えた方法とまったく同じ材料で、同じ方法で、同じように。味、違うでしょ?」

「だよね。さあ問題です。なんでこんなに味が違うんでしょう? かちっこちっかちっこちっ……」

「はい、時間切れー。残念でした」

「正解はね……」




「あなたへの想いをいっぱい込めたから、だよ」


20150119-01



 「音楽室の彼女」

 生田絵梨花 編


 放課後、いつも同じ時間に音楽室から流れてくるメロディー。それはまるで放送のように、決まった時間に、決まった旋律を、決して狂うことなく奏でてている。音楽室は一種の聖域だ。無粋な男子がずけずけと入って良い場所ではない。それでも僕は、この美しい音色を紡ぎだす人物を一目見てみたかった。

 怒られるのを覚悟で、音楽室のドアを開く。




「何か用?」

「……黙ってたら分からないでしょ。それとも、わたしのピアノ、聞きにきてくれたの?」

「え? 本当に? 冗談だったのに。ありがとう」

「わたし、いつもこうしてひとりで弾いてるんだ」

「けどね、全然上達しなんだ。いつも同じ音を出してるだけ。なにがいけないんだろうなぁ」

「――友達にね、「生田は経験が少ないのよ。彼氏でもつくってみたら」なんて言われたけど、そんなこと言われても、ね」

「でも、もし本当に彼氏ができて、うまくなれるんだったら……」




「ねえ、わたしを彼女にしてみない?」



20150119-03








 「キャッチボール」

 衛藤美彩 編


 斜めに見える青空様 作


みさ先輩とは高校の同じ部活。
練習後、制服で二人で野球して遊んでます。

と、みさ先輩の投球が頭に直撃!
僕はふざけて昏倒します。

本気にしたみさ先輩は、悲鳴をあげて駆け寄ります。
必死にしゃがみこんで介抱しようとします。

僕はワザと呻きながら、薄目を開けてスカートの中を
チラ見しています。

赤くなってきた僕の頬で、異変に気づいたみさ先輩は
咄嗟に平手打ちして、立ち上がります。

頬をおさえながら起き上がった僕が、スミマセンでした
と言うと…



「このバカヤロー!本気で心配したじゃん!もうっ!
……今見たものは君だけのヒミツだぞ?」


20150119-02





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