さて、なに書こうかなぁ。たくさんの人に見てもらえるようになったから、テーマ選びも大変なんだよね。ぶっとんだもの書いてひかれたくもないし……。
どりゃあああああああああああ! スパイダーフラッシュローリングサンダー!
――げしっ。
ぐえっ。み、みぞおちにパンチ……っ!? 技名のくせに地味過ぎる……。
もう一発ほしい?
いらないっす……。お久しぶりですね、(妄想の中の)らりんさん。
そうよ、久しぶりなのよ!メンバー登場させていじられるのがあなたの真骨頂だったでしょ! 目、さましなさいよ、まったく! あなたから妄想とったら何が残るっていうの? カスよ、ミジンコよ、マイコプラズマよ!
いろいろ突っ込みたいところがあるんですが。
細かいことはどうでもいいの! 小さく縮こまってんじゃないわよ! やりたいことやるの! 書きたいこと書くの! いろんなもの書いてなんぼでしょ! そのコンセプトを打ち出した本人が忘れてどうするのよ。
でも以前に妄想ばかりしてたら、「キモい」「友達少なそう」「○ね」とかいろいろ書かれてトラウマが……。
ああああ、男らしくない!これ以上うだうだ言ってたらひめたん呼ぶわよ! 全力のびーむくらわすわよ!
それはむしろご褒美……。
なら、らりんびーむ! 永さんびーむでもいいわ! なんなら白目びーむでも。
らりんさん、らりんさん。永さんの元ネタの人が混じってます。
ともかく、いったん書いてみなさい。ほら、この前、奥さんになってほしいランキングでまいまいが1位だったでしょ? まいまいで一本書く!
でも、需要ありますかね……。
需要のあるなしを考える暇があるならまずは書いてみる! 需要なんて考える必要なし! 万人に受ける内容なんてないんだから、いろんなものを書いてみるのよ。そのための個人ブログでしょ。
そ、それじゃ、とりあえず――。
【注意】
この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません。また妄想成分が多大に含まれていますので、閲覧にはじゅうぶんご注意ください。
仕事を終え、帰り道にある公園に立ち寄る。桜が満開だった頃は、切れ間なく人が訪れていた場所も、葉桜となった今では閑散としていた。まだ20時を回ったばかりなのに、まるで深夜のような静けさに覆われている。
街頭に照らされたベンチに座り、ネクタイを緩める。
明日、か。
そのつぶやきは、意図せず、口にでていた。両手を顔の前にだす。小刻みに震えている。その震えをごまかすよう、強く拳を握る。それでも体の芯から押し寄せる恐怖心が紛れるわけではない。
後悔はしていない。むしろ望んでいたことだ。それなのに、なんでこんなにも怖いのか。この体の震えはどこからくるのか。
その答えは自分が一番よくわかっていた。だから克服しなくてはいけない。ここを乗り越えなければ、それこそ一生の後悔になる。
気持ちを静めるため、両手を組み、額をあてる。落ち着け、落ち着け、と念じる。
落ち着け、落ち着け、落ち着け……。
「なにしてるの?」
頭上からかけられた声。驚きはなかった。いつものことだ。自分が悩んでいると、いつも近くにきてくれる。まるで心が通じてるようだ、と勘違いして喜んだこともあったが、今ならば確信をもっている。心が通じていることを。
「言わなくてもわかるだろ」
顔をあげずに答える。表情は見なくてもわかる、きっと苦笑しているのだろう。彼女は静かに隣に腰掛けた。
「明日のことでしょ? 緊張してるの?」
「あたりまえだろ。緊張しないやつは男じゃない」
「固くなり過ぎだと思うけどなぁ」
隣に座った彼女――麻衣を見る。麻衣は大きく伸びをしていた。年の割に童顔な顔立ちだが、相手を包み込み、安心感を与える雰囲気は彼女にしかだせないものだろう。どこか浮世離れしており、世俗にまみれていない美少女然とした麻衣は、男性社員の憧れの的だった。
何人もプロポーズしては砕け散ったのを知っている。内心、その話を聞いては安心していた。俺もまた麻衣を好きだったからだ。しかしこのまあ放っておいては、いつか違う男にとられるかもしれない。そのとき、俺は納得できるのか。告白もしない今の状態で。
そして意を決した俺の告白を、麻衣は受け入れてくれた。
信じられない。付き合ってしばらく経つがいまだにその想いが消えない。しかも、両者の間で結婚の約束もしている。明日、麻衣の両親に挨拶をすれば、本当の夫婦になるまで秒読み段階となる。
幸せにできるのか、こんな俺が。
勢いでプロポーズしてしまったが、麻衣を一生涯にわたり幸せにする確信がもてなかった。俺よりも相応しい男がいるのではないか。俺と結婚したばかりに麻衣は不幸にならないか。それが不安でしかたがない。どうしても麻衣と釣り合いがとれている自信がなかった。
「俺で……よかったのか」
ん、と麻衣が大きな瞳で覗き込んでくる。その瞳から逃れるように目を伏せた。今さら俺は何を言っているんだ。
「俺なんかで、麻衣はよかったのか」
止まれない。一度口に出してしまったら、答えを聞くまで止まれなくなった。
「まだそんなこと気にしてるんだ」
呆れた口ぶりだったが、表情は穏やか。そういえば麻衣が取り乱しているところを見たことがない。いつでも安らぎと温もりと癒しをくれる。
「あのね」
麻衣は固く握っていた俺の拳を、自分の手で優しく包み込む。
「わたしは幸せだよ」
彼女のぬくもりが皮膚を通じて、全身に渡っていく。
「幸せにしたい、とか、幸せにする、とかあなたはよく言ってくれるけど、わたしの幸せはあなたと一緒にいれること。それが最高の幸せなんだよ」
麻衣は手を離し、肩に頭をもたれかけてくる。彼女の言葉と、髪から漂う匂いが心に染み渡る。
「幸せになろうなんて言わないで。幸せにするも禁止。もう、幸せなんだから」
だからね、と彼女は続ける。
「幸せでいようね。ずっと」
手をゆっくりと開く。彼女の髪を撫で、抱き寄せる。
俺のくだらない悩みは、麻衣の一言で崩れ去る。
震えは、とまった。
幸せは、ここにあった。
「明日、お父さんになんて言うつもり?」
「麻衣をください、かな」
「わー、ありきたりー」
「そんなもんだろ」
「ふふっ、そうだね。でもだいじょうぶだよ。きっと認めてくれる。えいっ」
「なんだよ、急に飛びついてきて」
「子どもの幸せを願わない親はいないんだよ。うん。きっとね」
「……幸せ、だよな。俺たち」
「それ聞く?」
「いいだろ、別に……」
「しかたないなぁ、特別に教えてあげる」
「幸せだよ、わたしの人生はとても幸せ。ありがとう、出会ってくれて。これからも、ずっとずっと、よろしくね」
<END>
とまあ、とりあえず書いてみたわけですが。
なんでよ……。
ど、どうしたんですか。
なんでわたしがでてこないのよ!
ええ!?だってまいまいで書けって!
そんなの言葉の綾に決まってるでしょ! やっぱりいつもお世話になっている聖羅さんを書きました……が正解でしょうが!
んな理不尽な……。
せっかく励ましたのに、もう許さない! 話の余韻をぶち壊してやる!
白目びーむ!
がぞうのちょいすううううううう!
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コメント
コメント一覧 (4)
ジョンソンがオチ担当でも面白いかな?
まいまいと結婚かぁ?良い奥さんになりそう
聖母と結婚出来る人生とはどんなものなのでしょうか…
個人的に刺さった台詞は「しかたないなぁ」です。
まいまいに言われてみたい…まいまいに言われてみたい!
情景が目に浮かぶ!
圧倒的聖母力〜!
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