さて、なに書こうかなぁ。たくさんの人に見てもらえるようになったから、テーマ選びも大変なんだよね。ぶっとんだもの書いてひかれたくもないし……。


どりゃあああああああああああ! スパイダーフラッシュローリングサンダー!


 ――げしっ。


ぐえっ。み、みぞおちにパンチ……っ!? 技名のくせに地味過ぎる……。

もう一発ほしい?

いらないっす……。お久しぶりですね、(妄想の中の)らりんさん。

20150428-02


そうよ、久しぶりなのよ!メンバー登場させていじられるのがあなたの真骨頂だったでしょ! 目、さましなさいよ、まったく! あなたから妄想とったら何が残るっていうの? カスよ、ミジンコよ、マイコプラズマよ!

いろいろ突っ込みたいところがあるんですが。

細かいことはどうでもいいの! 小さく縮こまってんじゃないわよ! やりたいことやるの! 書きたいこと書くの! いろんなもの書いてなんぼでしょ! そのコンセプトを打ち出した本人が忘れてどうするのよ。

でも以前に妄想ばかりしてたら、「キモい」「友達少なそう」「○ね」とかいろいろ書かれてトラウマが……。

ああああ、男らしくない!これ以上うだうだ言ってたらひめたん呼ぶわよ! 全力のびーむくらわすわよ!

それはむしろご褒美……。

なら、らりんびーむ! 永さんびーむでもいいわ! なんなら白目びーむでも。

らりんさん、らりんさん。永さんの元ネタの人が混じってます。

ともかく、いったん書いてみなさい。ほら、この前、奥さんになってほしいランキングでまいまいが1位だったでしょ? まいまいで一本書く!

でも、需要ありますかね……。

需要のあるなしを考える暇があるならまずは書いてみる! 需要なんて考える必要なし! 万人に受ける内容なんてないんだから、いろんなものを書いてみるのよ。そのための個人ブログでしょ。

そ、それじゃ、とりあえず――。



【注意】
この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません。また妄想成分が多大に含まれていますので、閲覧にはじゅうぶんご注意ください。




 仕事を終え、帰り道にある公園に立ち寄る。桜が満開だった頃は、切れ間なく人が訪れていた場所も、葉桜となった今では閑散としていた。まだ20時を回ったばかりなのに、まるで深夜のような静けさに覆われている。

 街頭に照らされたベンチに座り、ネクタイを緩める。

 明日、か。

 そのつぶやきは、意図せず、口にでていた。両手を顔の前にだす。小刻みに震えている。その震えをごまかすよう、強く拳を握る。それでも体の芯から押し寄せる恐怖心が紛れるわけではない。

 後悔はしていない。むしろ望んでいたことだ。それなのに、なんでこんなにも怖いのか。この体の震えはどこからくるのか。

 その答えは自分が一番よくわかっていた。だから克服しなくてはいけない。ここを乗り越えなければ、それこそ一生の後悔になる。

 気持ちを静めるため、両手を組み、額をあてる。落ち着け、落ち着け、と念じる。

 落ち着け、落ち着け、落ち着け……。


「なにしてるの?」


 頭上からかけられた声。驚きはなかった。いつものことだ。自分が悩んでいると、いつも近くにきてくれる。まるで心が通じてるようだ、と勘違いして喜んだこともあったが、今ならば確信をもっている。心が通じていることを。

「言わなくてもわかるだろ」

 顔をあげずに答える。表情は見なくてもわかる、きっと苦笑しているのだろう。彼女は静かに隣に腰掛けた。

「明日のことでしょ? 緊張してるの?」
「あたりまえだろ。緊張しないやつは男じゃない」
「固くなり過ぎだと思うけどなぁ」

 隣に座った彼女――麻衣を見る。麻衣は大きく伸びをしていた。年の割に童顔な顔立ちだが、相手を包み込み、安心感を与える雰囲気は彼女にしかだせないものだろう。どこか浮世離れしており、世俗にまみれていない美少女然とした麻衣は、男性社員の憧れの的だった。

 何人もプロポーズしては砕け散ったのを知っている。内心、その話を聞いては安心していた。俺もまた麻衣を好きだったからだ。しかしこのまあ放っておいては、いつか違う男にとられるかもしれない。そのとき、俺は納得できるのか。告白もしない今の状態で。

 そして意を決した俺の告白を、麻衣は受け入れてくれた。

 信じられない。付き合ってしばらく経つがいまだにその想いが消えない。しかも、両者の間で結婚の約束もしている。明日、麻衣の両親に挨拶をすれば、本当の夫婦になるまで秒読み段階となる。

 幸せにできるのか、こんな俺が。

 勢いでプロポーズしてしまったが、麻衣を一生涯にわたり幸せにする確信がもてなかった。俺よりも相応しい男がいるのではないか。俺と結婚したばかりに麻衣は不幸にならないか。それが不安でしかたがない。どうしても麻衣と釣り合いがとれている自信がなかった。

「俺で……よかったのか」

 ん、と麻衣が大きな瞳で覗き込んでくる。その瞳から逃れるように目を伏せた。今さら俺は何を言っているんだ。

「俺なんかで、麻衣はよかったのか」

 止まれない。一度口に出してしまったら、答えを聞くまで止まれなくなった。

「まだそんなこと気にしてるんだ」

 呆れた口ぶりだったが、表情は穏やか。そういえば麻衣が取り乱しているところを見たことがない。いつでも安らぎと温もりと癒しをくれる。

「あのね」

 麻衣は固く握っていた俺の拳を、自分の手で優しく包み込む。

「わたしは幸せだよ」

 彼女のぬくもりが皮膚を通じて、全身に渡っていく。

「幸せにしたい、とか、幸せにする、とかあなたはよく言ってくれるけど、わたしの幸せはあなたと一緒にいれること。それが最高の幸せなんだよ」

 麻衣は手を離し、肩に頭をもたれかけてくる。彼女の言葉と、髪から漂う匂いが心に染み渡る。

「幸せになろうなんて言わないで。幸せにするも禁止。もう、幸せなんだから」

 だからね、と彼女は続ける。

「幸せでいようね。ずっと」

 手をゆっくりと開く。彼女の髪を撫で、抱き寄せる。

 俺のくだらない悩みは、麻衣の一言で崩れ去る。

 震えは、とまった。

 幸せは、ここにあった。






「明日、お父さんになんて言うつもり?」
「麻衣をください、かな」
「わー、ありきたりー」
「そんなもんだろ」
「ふふっ、そうだね。でもだいじょうぶだよ。きっと認めてくれる。えいっ」
「なんだよ、急に飛びついてきて」
「子どもの幸せを願わない親はいないんだよ。うん。きっとね」
「……幸せ、だよな。俺たち」
「それ聞く?」
「いいだろ、別に……」
「しかたないなぁ、特別に教えてあげる」




「幸せだよ、わたしの人生はとても幸せ。ありがとう、出会ってくれて。これからも、ずっとずっと、よろしくね」

20150428-01


<END>











とまあ、とりあえず書いてみたわけですが。

なんでよ……。

ど、どうしたんですか。

なんでわたしがでてこないのよ!

ええ!?だってまいまいで書けって!

そんなの言葉の綾に決まってるでしょ! やっぱりいつもお世話になっている聖羅さんを書きました……が正解でしょうが!

んな理不尽な……。

せっかく励ましたのに、もう許さない! 話の余韻をぶち壊してやる!





白目びーむ!


20150428-03


 がぞうのちょいすううううううう!
 





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