先日メッセージにて、以下の内容をいただきました。

先に言っておきますが、とても個人的な主観ゴリゴリの意見を述べますが僕はアンチでもなく川後Pが嫌いなわけでもありません。

モデル川後についてのことです。 popteenの専属になるための勝負をやっていますよね。 僕も乃木坂のファンとして川後Pにはモデルとして活躍して欲しいなぁとは思っています、

ただ今回の様な真剣勝負で乃木坂ファンの組織票で勝ち取るというのはどうだろうかというところが引っかかってしまいます。 なにも、川後Pを応援するのが間違っているとは言いません。本人も嬉しいでしょうしね。

正直なところ男の僕にはpopteenという雑誌がどのような層を狙いどのようなテーマを重んじている雑誌かは理解していません。これは殆どの乃木坂ファンに言えることだと思います。ただそんな雑誌について理解していない奴らがある子が好きだからというだけで専属モデルにさせようとするのは雑誌側モデル側双方に失礼なのではないかと思ってしまいます。雑誌のテーマにあってない人かもしれませんし、実力がそぐわない可能性もあります。

川後Pには実力で仕事を取ってもらいたいです。しかし、NOGIBINGO4のモデルなりきり回の結果を見る限り実力も今は足りてないのではないかとさえ思えてしまいます。

文章にまとまりがなく聞きたいところも定まっていませんが、管理人さんはこのようなファンによる所謂ゴリ押しはどのようにお考えでしょうか?(あたかも川後Pがモデルになれたらゴリ押しであるかのような表現ですみません)
  

20150506-08




 

 メッセージありがとうございました。HNはあえて伏せますので、メッセージの送信者様を以下「T様」と呼称させていただきます。


 さて川後さんについてですが、まず知らない方がいるかもしれないので、ざっと今回の「popteen」専属モデルを賭けた戦いについておさらい。本人のブログが一番分かりやすいので、そこから転記します。


内容は、


前田希美さんと清楚コーデ対決というもので


Popteen6月号の
巻末アンケートで投票して戦うものです。


私が勝ったら
Popteenの専属モデルになれるという
夢のような企画です。

重大報告/川後陽菜オフィシャルブログ 


さらに詳しいことはこちらの記事にまとめられています。
乃木坂46川後陽菜「Popteen」専属モデル入りなるか?“オチ”から“トリ”へのシンデレラストーリー幕開け/モデルプレス>


 以前からモデルという夢を公言して憚らなかった川後さんにとって、これは千載一遇のチャンス。ブログに熱い思いを綴り、ファンに応援をお願いしています。T様はそのことをアンフェアと感じられたのかもしれません。

 そもそもpopteenとは、「10代の女の子向け」の雑誌です。明らかに雑誌のターゲット外の人たちが、川後さんに投票するためだけに購入し投票する。その人たちが雑誌のリピーターになることはまずないでしょう。一時の話題性だけで一時の売り上げを伸ばす。それは確かに歪(いびつ)な戦略だと思います。

 仮にですが、川後さんが勝利すれば、必ず批判されるでしょう。乃木坂ファンのゴリ押し、組織票による結果だろうと。そしてそれは否定できない事実でもあります。世間的に言えば、メンバーのためなら何でもやる、と乃木坂ファン、アイドルファン全体のモラルを問われるかもしれません。


 踏まえて。


 今回の一連の川後さんの戦略は間違っているのか。と問われれば、それは違うと思います。T様は川後さんには実力で仕事をとってもらいたいと仰っていますが、今回の企画こそ、まさにその実力が問われているのではないでしょうか。

 言わずもがな、川後陽菜は乃木坂46のメンバーです。彼女は乃木坂46にいる限り、その看板を背負う必要があります。本人が望むにしろ望まないにしろ、乃木坂46である以上、個の戦いはできません。彼女は常に乃木坂46であることを求められます。

 それを重荷に感じるならば、あるいはその看板を外して自分の力で戦いたいのならば、卒業する以外に道はありません。現にそれで卒業したメンバーをわたしたちは数多く知っているはずです。


 川後さんは、非常に頭の切れるメンバーだと思います。川後PのPは、プロデューサーのP。そのあだな通り、各メンバーのプロデュースをしてきた彼女が、自分の夢のため、ついに自分自身のプロデュースに全力をだした。言い方は悪いかもしれませんが、使えるものはすべて使う。がむしゃらに夢を追う。今の川後さんから感じるのはその泥臭さ。乃木坂46の看板、育んできたファンとの絆、そのすべてを使い、自分をより高い位置に導こうとする決意を感じました。

 それは同時に諸刃の剣でもあります。すべてを使う、ということは、次の手がないということです。これで負けてしまったら、次は何を使えばいいか。もちろん自己研鑽に努め、次の機会を待つことはできますが、川後さんのブログを見る限り、その気持ちはないでしょう。今このときに全力を尽くす気概に満ちています。


 ゴリ押しに対してどう思うかと聞かれれば、そのごり押しも、メンバーの実力の内という認識です。そしてそれは、川後さんも、雑誌側も承知していると思います。もしpopteen読者による、がちがちな勝負をさせたいのなら、こんな対決方法はとらないはずです。川後さんにブログで宣伝させているということは、雑誌側もいわゆる「乃木坂票」を見込んでいることは間違いありません。

 実力が足りていないという意見もありますが、たとえ実力がともなっていなくても、与えられたポジションで人は成長します。編集長のコメントを見る限り、成長させよう、という意志があるので、今の実力はあまり考慮していないのでしょう。まずは川後陽菜という人物が、どれだけの求心力を持つか。そこを計ろうとしているのだと思います。 


 しかし現実は残酷です。川後さんの頼みならば、と一肌脱ぐ人はもちろんいるでしょう。同時に、川後さんならまあいいか、とスルーする人も確かにいるのです。あるいは、真剣に考えて、対戦相手に票を投じる方だっているかもしれません。投票の煩わしさに、雑誌を買っただけで結局何もしないという人もでてきます。だからこその総力戦、だからこそ実力が問われているときだと思います。


 この戦いは決して、甘いものではありません。乃木坂46の看板を背負った一大決戦。どこまで多くの人たちを巻き込めるか。自分の可能性をどれだけの人が信じてくれるか。それを大衆の面前で査定される。そんな真剣勝負の場に出た川後陽菜。彼女の真価が問われるときが今ならば、そのときをしっかりと見届けたいと思います。

 




 反論、異論等ありましたら、コメントか、再度メッセージを頂いても構いません。T様も仰られているよう、わたしの考えも、しょせん主観に満ちたものです。でも主観と主観をぶつけあうことで、新たな見方ができるかもしれません。それは自分ひとりで抱え込んでいては決して見ることのできない地平です。

 ぜひ忌憚なきご意見をお寄せいただければと思います。

 貴重なご意見、ありがとうございました。 




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