先日、名古屋で開催された全国握手会にて、まいまいこと深川麻衣さんが暴言を吐かれ、一時握手が中断するしたという情報が広がりました。どんな暴言かも書いてあり、まいまいを擁護する声、犯人への怒りの声が多くあがりました。
こうなったら、あくまで情報を正しいと仮定して書くか、と思ったところに、まいまいから本件についてのモバメがあったことを知りました。内容は、「噂されていることの否定」だったようです。このモバメによって事態は沈静化しました。
何が真実かは分かりません。実際のところ、暴言は本当にあって、まいまいがみんなを心配させないように、あえて否定した可能性もあります。
今回テーマにしたいのは、情報の受け取り方です。
今の時代、誰もが簡単に情報を発信することができます。まず情報の受け取り手はそこを踏まえなくてはいけません。正確性を二の次とした情報があふれていることを知る必要があります。
ただ、そういった真偽の定まらない情報を、個人で拡散している方々を悪とは思えません。根底にあるのは、「みんなに知ってほしい」という善意だと思うからです。わたし自身も、そのような善意に何度も助けられ、今でも頼りにしています。
問題はその次。そうやっていただいた情報を、自分でどう処理するか。ここが今の時代、一番大事だと思います。情報発信者を信用し、すべてを鵜呑みにするか。自身で情報の信頼度を測っていくか。ひとつひとつの情報に向き合う必要があります。
とくにこんなブログをやっていますので、情報の取扱いに関しては、人一倍気を遣っているつもりです。分からなければ「分からないと仮定」して書きますし、真実ならばその根拠を明確に現す。でなければ、ただの妄言になってしまいます。それどころか、このブログ発信で偽の情報が出回り、皆さんを困惑させる自体に陥るかもしれません。
例えば、メンバーと男が渋谷を歩いていた!彼氏に違いない!という偽情報がこのブログで発信されたとします。おそらく真偽の定まらないまま情報は拡散されていき、影響力の強いサイトで、これまた真偽は横に放っておいた状態で【悲報】メンバーに彼氏発覚!なんて書かれてしまい、最後はメンバー本人が否定する事態に陥るでしょう。
現に最近、とあるメンバーがスキャンダル発覚か?と取り上げられましたが、あんなただのこじつけで本人が否定しなくちゃいけないなんておかしいと思いませんか。
情報の取捨選択を人に任せてはいけません。善意、悪意問わずに、耳に入ってくる情報は無数にあります。その中から真実を見極めるのは自分自身の力です。間違った情報を信じて痛い目にあっても、それはその情報を信じてしまった自分が悪いと反省しなくてはいけません。そんな時代にわたしたちは生きています。
大切なのは「思い込む」ことではなく、「踏まえる」こと。わざわざ言わなくても、ほとんどの方が無意識に「踏まえて」言葉を発しているはずです。でもほんの一握り、「思い込み」で話している方もいます。どうか他の可能性に目をつむり、自分の考えの幅を狭めないでください。
真実はいつもひとつ。けど、その真実を知る人間は限りなく少ないのです。
というわけで、今回のまいまいの暴言の件。仮に本当にあったと「踏まえて」みましょう。
組織には役割があります。その役割を外部の人間が否定できるものではありません。暴言を吐いた人間が、乃木坂の内部をどれだけ知っているというのでしょう。それを知らず、まいまいの存在を否定するとは、なんて幼稚で、想像力のない発言でしょうか。
この件が話題になったとき、真実を追求する声より、まいまいへの応援の声が多かったように思います。ファンを愛する姿勢が見えるからこそ、ファンもメンバーを愛する。そんな素敵な関係が見えて、不謹慎ですが、とても胸が熱くなりました。良いですね、こういう関係って。誰かのために本気で怒られる。その気持ちはとても尊いものだと思います。
わたしは元気です、と言ってくれているのに、今さら言うのも野暮な話かもしれませんが……。
深川麻衣さん。
「乃木坂にいてくれてありがとう」
あなたにそう叫べる人がたくさんいます。
もし、悩んだとき、苦しいときがあれば思い出してください。
その声は、真実です。
コメント
コメント一覧 (9)
普段、私はこういった事象が起きた際「なぜこういったことが良くないか」であったり「なぜこういうことが起きるのか」というのを、なるべく論理的・理性的に捉えようと努めています。(出来ていないことがほとんどですが。)
ただ、今回の件については、そんな理屈云々を飛び越えました。意味がわからないし、絶対に許せない。やっていいことと悪いことの区別もつかない輩が握手会を蔓延っているなんて虫酸が走る。ただただ質が悪い。擁護できる部分が一欠片も無い。なんでまいまいがこんな目に会わんといかんのや。
熱くなりました、すみません。しかし、これが本心です。絶対に許せない。
発言と受取り方のちょっとしたすれ違いと解釈してみては?
例えば、男:「最年長だから若手に譲って卒業・・・」(途中で剥される、「するなよ、頑張って下さい、応援してます!」と言いたかった。)とか。緊張して変な事言っちゃったとか。
本人を信じて、怒る代わりに応援メッセージを送りましょう。
西村博之氏の「嘘を嘘と見抜けない奴は…」は、いつの時代も真実です。
いわゆる「拡散」しようとするとき、その情報が信頼に足るものかは
考えないといけないですね(自戒を含めて)。
かの東日本大震災で、コスモ石油のコンビナートが炎上した際、
関東には「有毒ガスが…」というデマが流布しました。
家族にもメールが届き、友達にも送った方が良いか動揺して
いましたが、化石燃料の炎上でそんなはずは無い、と拡散を
止めさせ、送信元の友達にもデマだと傷つかないように
教えなさい、と話したことを思い出しました。
一人一人はわずかな努力でも、正確な情報を得る努力が
積み重なれば、より良い結果が得られるものと信じます。
なんかその都度、乃木坂ファンとしての評価点をつけられているようでイヤな気分になります。
本人が否定したとはいっても、まいまいの次の握手会で心配してその事に触れちゃうファンもいるんだろうなぁ。
なんか感想だけですんません。
情報の取捨選択、物凄く難しいテーマだと思います。信憑性を検討することは、自分なりに「論証」を重ねて「結論」を出す作業ですからね。その作業を飛ばし、つまり何も踏まえず、仮定を置くこともなく、「思い込み」で語られた意見を見ると少し悲しくなります。(自省を含め。)
一方で、下に「一切の理屈を飛び越え」だの抜かしている私が言うことでは無いかもしれませんが、色々と「踏まえて」出した誰かの意見は、その内容がネガティヴであるにしろポジティヴであるにしろ、しっかり受け止めるべきだと思っています。
ネガティヴな意見を一切合切排除する、一部の「荒れない」と言われている乃木坂まとめ(勿論、ここではありません)を見たことがあります。あれは、ハリボテの平和でした。全うかつ妥当な批判は受け入られず、盲目的な肯定が賞賛される恐ろしい世界でした。(そういう意味で、やはりノギザカッション!さんは僕にとってのオンリーワンです。)
まとまりが無くなってきましたが、言いたかったのは「情報の取捨選択は重要、だけど凄く難しい永遠のテーマ」であること、それと「幅広に可能性を考慮して出した理性的かつ妥当性の高い意見は、ネガであれポジであれ受け止めたい」ということです。長文大変失礼いたしました。
そう思うとメンバーにとっては握手会の自分のブースに立つだけでも勇気と覚悟がいることでしょう。詳しいことはわかりませんが、まいまいの心身の回復を願います。
Twitter上で拡散こそしませんでしたが、こちらに来られている何名かの方々には見た情報をそのまま流してしまい、不快な思いにさせてしまいました。大変申し訳ございませんでした。自分の浅はかさを思い知らされました…
なので、情報については、リスクを理解した上で、信じるかどうか、自分で選択するものなのかもしれません。自分が疑問を持った場合は、疑問が解決するまでは、信じないという手もあると思います。この関係で、一般的に信用性が高いと思われる人(公的機関、専門家、会社、業者等)の言葉は、うのみにしがちなので、注意すべきものと思います。何でも完璧に知っていると思って信用すると、実はそうでもなかったということは割とあると思います。
今回の対応については、まいまいのメールから、まいまいの意向を自分なりにくみ取って、それに対する返事をするのがいいのかなと思ったりします。否定しているなら、ないことを前提に対応するのが、まいまいの意向に沿うのかなと思います。
応援は思い遣る誰かの為。
管理人さんの感じた通り、真実を追求する声より応援の声が多かったなら、深川さんのファンは本人と同様素晴らしいと思います。
少し前、私の推しも握手会で非常識な事をされたとの話題がありました。
真偽の程はわかりませんが、珍しく怒り心頭に達してしまい、冷静には書けそうにもないので何もコメントしませんでした。
非常識なファンが一部にいるなら、我々はそれを上回る応援を送るしか術がありません。
そういう思いで先日握手会に臨みました。
あらゆる気持ちを言外に込め「本当に大変なお仕事だね」と直接伝えた時のこと、
推しは勘が鋭いので笑顔のまま一瞬沈黙した後、忘れられない素晴らしい答えを返してくれました。
応援されているのはこちらの方です。
非常識なファンもいる。
我々は応援するしかできない。
だから私は最後まで彼女を応援し続けます。
ん?本題から外れたかな?(^^;
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