大好評の【「乃木坂メンバーと○○」を妄想してみた。】シリーズ!

 今回は「れおロリドットン」様の作品です。


 テーマは「すばらしき日常」。

 なにげない日常にこそ幸せが詰まっている。

 そのことを改めて感じられるお話です。


 繰り返される日々のなかで、ひとつひとつ幸せを見つけていきたいですね。
 
 愛にあふれた筆致は必見ですよ。


20160609-07


乃木坂メンバーと「すばらしき日常」を過ごしたら
渡辺みり愛 編

作者 れおロリドットン





彼女は夏なのに朝から元気だ。
「ねぇ!お昼一緒にカキ氷食べに行くって約束したじゃん!」そんな怒号が朝から響き渡る。


20160609-04


彼「しょうがないじゃん…仕事なんだから…」と靴を履きながら支度を進める。
それでもまだ後ろから怒号が聞こえる…「約束守ってよ〜!」だ、「嘘つき〜」など朝からうるさい…
彼はしょうがないなと思いながら
「そしたら今度焼き肉一緒に食べに行こう」すると彼女は「えっ!?本当に!?じゃあ全部あんたの奢りなんだからね♡」というさっきの怒号が全部嘘だったかのように喜ぶみり愛。


20160609-05


彼は(はぁうるさいなぁ…)と感じながらも「んじゃ行ってくるわ」と仕事に向かう。

仕事帰り…夏の空はまだまだ明るい。
蝉の声。
帰るためにいつも通る河川敷。
子供たちがまだ遊んでいた。
前にスーパーの袋を沢山持った見覚えのある人影が前を歩いていた。
それを追いかけて彼は「みり愛〜」と
声を掛ける。
「おぉ。お帰り。仕事どうだった?」と彼はこの世界で最も落ち着ける人の声を聞いた。
彼「いやぁ…○○さんがさぁ…」
彼女「またあの人の話?本当に嫌いだよね。もう職場やめたら?あっやめたらニートだねそしたら別れようね」
と笑いながらいつも通りきつい冗談を投げてくる。
彼は「やめねぇよ」なんてツッコミを入れる。

彼は「袋持とうか?」と
彼女の両手を塞いでる袋の一つを持とうとするが
彼女は「いい!大丈夫!」なんていつも通り強がってみせる。
けど彼女の腕はプルプル震えている。 
彼はさっきからそれを知っていたので片方の袋を強引に奪い取る。
彼女は「んもぅ!」とムスッとした顔をしたが、すぐにこちらから顔を見えないようにして小さい声で「…ありがとう」なんて言ってくる。彼は「いいよ」と返した。
そして、お互いの空いた手を握りながら家向かった。

家の近くにある洋菓子屋さんの前を通った彼は「クッキー奢ってやる」とクッキーを買って彼女に渡す。
それを「朝の事は忘れてないからね!」と文句を言いながら美味しそうに食べる彼女。


20160609-06


彼女の笑顔が眩しい。

この後帰って夕飯を食べながら彼女の出演する舞台の愚痴を聞きながらまた彼女の笑顔を見れるのかと思うと、今日の悪い事が頭からぶっ飛んでいくのは彼の場合いつもの事。

クッキーを食べ終わり手を繋ぎながら
家路に着く彼らであった。




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