静岡・エコパアリーナで開催された「乃木坂46真夏の全国ツアー2016~深川麻衣卒業コンサート~」。

 プレミアチケットとなったこのコンサートのレポートを、「ついまーる」様からいただきました。

 しかも6月15日、16日の両日のレポートです。


 ライブの勢い、熱、感動が込められているのは言うまでもありません。

 しかしこのレポートにはそれ以上の、読む人の感情を揺さぶるエネルギーが詰まっています。

 きっとそれは、筆者のついまーるさんが乃木坂から、深川麻衣さんからもらったエネルギーそのものだと思います。

 
 ぜひ読んでください。

 そして感じてください。


 「あの空間」が、ここにあります。
 

20160620-02
 

(以下、ついまーる様レポートです)



6月15日、16日と2日間にわたって静岡エコパアリーナで行われた深川麻衣さんの卒業コンサートに参戦してきました。かなりんブログのセトリを見ながら記憶を引っ張り出しているので記憶違いの所もあるかも知れませんが、ご容赦下さい。

で、掻い摘んだつもりですが結局むちゃくちゃ長くなってしまったので、読み疲れしてしまうかも知れません。ごめんなさい。



【深川麻衣卒業コンサート 初日】

6月15日。朝方は少し雨がパラついたりしたようですが、日中は真夏のような陽射しで日向にいるとたいへんな暑さでした。
恐らく泣いてしまうけど、まいまいにとって最高のライブになったらいいな等と思いながら、時間まで乃木友さん達と乃木談義を楽しみます。

しかしここでまさかの展開。
私は単番でチケットを取っていたのですが、3連番でチケットを取っていた乃木友さんの内のお1人が緊急の用件で参戦出来なくなったとのことで、ご厚意で急遽そこに座らせてもらえることに。
私のチケットはスタンド5列目で乃木友さんのはアリーナPブロック。
「ステージ構成がわからないけど、でもアリーナだから来なよ」と誘われ、甘えさせていただきました。

ところがTwitterに流れてきた座席表を見るとアリーナPブロックはセンターステージ真正面!しかもブロック最前列という信じられない神席!

私なんかがそんなところにいていいのかと却って申し訳ない気持ちになり辞退しようとしたのですが、折角だからと半ば強引に招き入れていただき、もう今後絶対に座ることは無いであろう神席を楽しむことにしました。

いざ席に着いてみると席から6~7mのところにセンステ!目の前には柵があるだけ!という、もう訳の分からない状況。
興奮を抑えつつまいまいの推しタオルとペンライトを取り出して臨戦態勢を整えます。

開演時間が近づき、影ナレが終わってしばらくすると場内暗転。
いつもならOVERTUREが流れるところで、まいまいと乃木坂メンバー達とのオフショットムービーが次々と流れます。
みんな本当にいい笑顔で楽しそうにじゃれあっていて…早くも涙が溢れそうになりますが、まだオープニング。奥歯を噛み、グッと堪えます。

OVERTUREの後はまいまいセンター曲の「ハルジオンが咲く頃」でスタート。
イントロが流れるや否や、あっという間に場内が白と黄の2色のペンライトカラーで染まり、正に一面にハルジオンが咲いたかのような美しい景色が広がります。
それに応えるように、まいまいも他のメンバー達も最高の笑顔でパフォーマンスを見せてくれます。

会場周辺でまいまい卒業セレモニー実行委員の皆さんが「まいまいに、一面中ハルジオンの景色を」と、自作のボードまで作って懸命に呼びかけられていたその想いが結実した瞬間でした。


20160620-03


ハルジオンの後は「太陽ノック」「夏のFree&Easy」「ガールズルール」と立て続けの夏曲で、爽やかな感動に包まれていた場内の空気が一変。一気にボルテージが上がります。
「今話したい誰かがいる」をパフォーマンスした後、MCを挟んで披露されたのは「狼に口笛を」。
私自身、まいまいを知ったのがこの狼のMVだったので、狼フロントの3人にスポットライトがあたって静かに歌い出した時は胸に来るものがありました。

続いて「左胸の勇気」を披露した後はアンダー楽曲「不等号」。
ここではきいちゃんのパフォーマンスに目を奪われてしまいました。
加入当初にダンスの先生から「壊滅的」とまで言われていたという面影など微塵も無く、凛とした表情と激しくてキレのあるダンスは圧巻でした。ものすごく格好よかった。

そこから「魚たちのLOVE SONG」「立ち直り中」「その先の出口」という毛色の違う3曲、「ロマンスのスタート」「シャキイズム」という乃木のライブでは欠かせない2曲の計5曲を一気に披露して前半は終了。

MCのコーナーになり、登場したのは46時間TVで人気者になったフカフカさんとカワゴロリ。


20160620-04


フカフカさん、「今日はギターを作る」と言って、用意された紙をハサミでギターの形に切ります。あっさり完成するも、カワゴロリの「弾いてみて」という要望に「このギターはね、音が出ないの」と答えるフカフカさん。乃木坂屈指のロックな楽曲の前フリを茶番で行うという斬新な展開に、客席も笑顔で乗っかります。

「音が出ないギター」の後は再びフカフカさんのコーナー。今度は黒い大きな幕を使ったマジックが始まります。
まずは紙製のギターを本物のアコースティックギターに。
続いてステージ上手側からななみんを、下手側からまいやんとかずみんを華麗に召喚。全員が揃ったところで渋谷ブルースをしっとりと聞かせます。

曲の後はまいやんとかずみんの掛け合い。「まいまいに贈る言葉」として「渋谷で歌うブルース」という最後のワンフレーズをアレンジして歌うようです。

白石「まいま~い~ 卒業……しない~で~(泣)」

失敗(笑)

かずみんが「違う違う!引き止めちゃダメだよ!私がやるから見てて」とまいやんにツッコみ、咳払いを一つ。

高山「まいま~い~ 卒業……しない~で~(泣)」

再び失敗(笑)

「まいまいの目を見たら言えなくなっちゃったよ~(泣)」などとやりあった後、改めて2人で声を合わせて…

白・高「まいま~い~ 卒業……おめで~とう~♪」

今度は成功。渋谷ブルースではよくある茶番劇ですが、客席からは暖かい笑い声と拍手が起こります。

そして三度フカフカさんのコーナー。今度はまいまいに関するクイズで、解答者は万理華ちゃん、まいちゅん、さゆりんの3人。正解すると「1まいっか」としてイカ焼きが1本渡されるルールで、最終的にまいちゅんが2本獲得して勝利。まいまいと2人で「ロマンティックいか焼き」の曲フリをし、パフォーマンス披露。

「ロマいか」が終わってもまだまだ茶番劇()は続きます。
ステージ上には園児姿のまあやが先ほどのいか焼きを手に登場。するとショッカー(真夏さん、じょーさん、堀ちゃん)とボスのイカンジョ様(いくちゃん)が現れ、いか焼きを奪おうとします。
そこにNOGIBINGO!でお馴染み、堤多麻子さん登場。エッグボンバーで手下を倒すも、ケチャップトルネードはイカンジョ様に効かず返り討ちにされるという、茶番ながらまさかの展開。そしてそこからの「そんなバカな…」。
まいまいが演じてきたオリジナルキャラクターを活かした、ほっこり笑える中盤戦でした。

「そんバカ」が終わるとまいまい考案のキャラクター・もちうさがスクリーンに登場。
SoftBankのキャラクター・ギガちゃんと掛け合いをし、ここでアイドルユニット「ギガ200」が登場。ギガちゃん衣装で出てきたメンバーがもうめちゃくちゃ可愛い。
センステまで来てパフォーマンスしてくれたので、色々と目の保養になりました。眼福、眼福。


20160620-05


ギガ200の後はMCを挟んで14thアンダーメンバーによる「あの日、僕は咄嗟に嘘をついた」と「扇風機」のパフォーマンス。
「咄嗟」でイントロが流れ出した時の、会場全体が武者震いするように静かにテンションが上がるあの感じ、最高ですね。「来た!」っていう空気。今回もたまらなかったです。

続いて14th選抜メンバーが「命は美しい」「制服のマネキン」という激しいダンスナンバーをパフォーマンスし、なぁちゃん初センター曲の「気づいたら片想い」へ。

Aメロに入る時の、なぁちゃんとまいやんがしゃがんでから腕を鍵盤に見立てて弾くようなあの振付のところでなぁちゃんと目が合ったのですが、あの人って長いこと目を逸らさないんですね。
歌い出す直前にちょっとだけ微笑んで、その後で目線を外してあの切ない系の表情でパフォーマンスを繋げていってたんですけど、あれはガチ恋が増えるのもわかりますね。
「西野七瀬…おそろしい子!」って思った瞬間でした。

「片想い」の後はまいまい初選抜曲の「走れ!bicycle」。
お馴染みのブレイクのところではやはり「まいまーい!」の声が圧倒的だったように感じました。

そしてMCを挟んで本編の最後は「悲しみの忘れ方」。
ステージ中央に立つまいまいのところへ、後ろで囲むように並んでいたメンバーが数人ずつ近寄り、互いに顔を見合わせながら笑ったり、寄り添うようにくっついたり…

それまでとにかく弾けまくって笑顔いっぱいのパフォーマンスだったのが、まいまいの卒業という現実と否が応にも向き合わされる時間。
曲に合わせて片手でペンライトを振ってはいましたが、もう片方の手はボロボロと溢れてくる涙を拭くのに必死で、途中からはまともにステージを見ることができませんでした。

本編終了後のアンコール1曲目はまいまいのソロ曲「強がる蕾」。
まいまい自身がブログでリクエストしていたこともあり、客席が一面の緑に。その中で綺麗な紫のドレスを着たまいまいが涙を堪えつつしっとりと歌います。

「蕾」の後は「ぐるぐるカーテン」と「おいでシャンプー」でしっとりした空気を一度リセット。
「おいシャン」の曲間では、知る人ぞ知るあのナカダカナシカコールをオレノマイシカコールに変え、客席だけでなくメンバーもまいまいを取り囲んで楽しそうに全力コールしていました。

そして初日の最後はお馴染み「乃木坂の詩」。
やはり乃木詩を振り付きでやると「ライブが終わった」ってより強く実感しますね。


ということで初日は「悲しみの忘れ方」で堪えきれずに泣いてしまったものの、他ではまいまいらしいほっこりしたコーナーがあったり、メンバーもとにかく笑顔で盛り上げてくれたりと、「寂しい」よりも「楽しい!」の思いを強く感じるライブでした。



【深川麻衣卒業コンサート 2日目】

6月16日。静岡エコパアリーナで行われた深川麻衣卒業コンサート2日目。「乃木坂46の深川麻衣」最後の日。

快晴だった前日と打って変わって朝から天気は不安定。肌寒さすら感じるような風が吹き、雨も降ったりやんだり。
開演時間が近くなると、涙雨かと思わせるような本降りになり、雨音と共に寂しさが募っていきます。

入場して座席につき、推しタオルとペンライトを取り出して臨戦態勢に。影ナレからしばらくして場内が暗転し、オープニングムービーがスタート。
まいまいとメンバーが2shotで写っている写真が次々とスクリーンに映し出されていきます。
それぞれの写真には一緒に写っているメンバーからのコメントも添えられており、周囲からは「これは…ヤバいって…」という、思わずこぼれてしまったのであろう言葉も聞こえてきました。
前日と同じく早くも涙腺が崩壊しそうになりますが、ここもなんとか堪えます。

「OVERTURE」が流れ、いきなり凄まじいほどのコールと歓声が。
そして今日も1曲目は「ハルジオンが咲く頃」でスタート。またしてもあっという間に会場内が白と黄色の光で埋め尽くされます。
続いて「太陽ノック」「夏のFree&Easy」「ガールズルール」という夏曲3連発で会場を盛り上げると、その次に始まったのは「何度目の青空か」。会場が青一色に染まる中、万感の思いが込み上げたのか、いくちゃんの声が微かに震えているように聞こえました。

そしてMCへ。玲香ちゃんの「今日はまいまいにMCを全部任せようと思います!」という言葉を受けてまいまいが進行していきます。
ここではYouTubeならぬMaiTubeという、まいまいが撮りだめていたメンバーの面白動画をスクリーンで流すというコーナーが始まり、その懐かしくも恥ずかしい動画に、映されていたメンバーは身悶え、他のメンバーや客席からは笑いや拍手が起こるほのぼのした時間でした。

MC明けは「狼に口笛を」「左胸の勇気」、アンダー楽曲「不等号」を立て続けに披露。

その後に流れてきたのは「せっかちなかたつむり」。
あの「hey he-hey…♪」というイントロが始まった途端に上がる大歓声。
ライブでは1番のみで終わることが多い曲ですが、2番へと繋げる短い間奏部分が流れると、ここでまたもや大歓声。

ななみんが担当しているラジオコーナーのゲストとして出演した時「せっかちはフルでやりたい!」と言っていたまいまいの、その小さな願いが叶った瞬間でした。
2番での「超絶かわいい!まいまーい!」のコールの時は、会場内すべての人がありったけの声で叫んだんじゃないかというほどの大迫力。
まだ10曲もやっていないのに、一気にノドを持っていかれました。

続いて披露されたのは「やさしさなら間に合ってる」と「でこぴん」。
ここでちょっとノドを休めます。


20160620-06


「でこぴん」ではまいやん、ななみん、さゆりん、かずみんの4人がまいまいからでこぴんをしてもらい、最後にはまいまいが会場に向けてでこぴん。客席も「わー」とか「うぉー」とか「いぇーい」とか思い思いにリアクションするほっこりムード。

「でこぴん」の後は「指望遠鏡」「人はなぜ走るのか?」と続き、初日と同じくもちうさ×ギガちゃんのムービーからギガ200登場。相変わらず破壊力抜群の衣装でそこかしこから「可愛いすぎる!」の声が。

ギガちゃん達が去った後はMCへ。14thアンダーメンバーが「まいまいの聖母エピソード」をいくつか披露(すいません…内容は忘れてしまいました…)。
MCが終わるとここから怒涛のノンストップメドレーへ。
まいまいがずっとセンターに立ち続け、他のメンバーはシャッフルされた3グループが順番に登場。大サビの部分だけですが9曲を一気に歌いきります。

メドレーに続いては「世界で一番孤独なLover」「ポピパッパパー」「月の大きさ」というクールな楽曲をパフォーマンスし、「転がった鐘を鳴らせ!」で客席を沸かせます。

盛り上がったところでMC。
ここではMaiTube第2弾。
自分が任されたコーナーなのに、第1弾も含めて自分以外のメンバーが映っているムービーだけで構成されているのが、とことんまいまいらしい。

MC後は「あの日、僕は咄嗟に嘘をついた」「扇風機」「命は美しい」「制服のマネキン」と続き、「バレッタ」でクール且つ艶やかな雰囲気になった後、弾けるように始まった「ダンケシェーン」。

ここではソロパートを担当するいくちゃんが「まいまいの暖かい その笑顔が好きだった(うろ覚えですがたしかこんな感じ)」と、まいまい向けにアレンジした歌詞で歌い、まいまいもビックリ。
「ダンケは、曲調は明るいけど実は別れの歌だからね。結構イケんのよ」と、何故かドヤ顔のいくちゃんにメンバーも客席も爆笑。

そして本編最後は「悲しみの忘れ方」。
初日と同じくメンバーが数人ずつまいまいの傍に近付いて笑顔を交わしたりしながら歌いますが、途中からまいまいの涙が止まらなくなり歌えなくなってしまいます。
メンバー達は優しく微笑みながらまいまいの頭を撫でたり、涙を拭ってあげたり…。
自分の位置に戻ったメンバーもそれぞれが歌詞を噛み締めるようにしてしっかりと顔を上げながら歌いきります。

メンバー全員が一度はけた後、場内に響き渡るまいまいコールに応えてまいまい再登場。
アンコール1曲目は「強がる蕾」。
初日と同じく綺麗な紫色のドレスを纏ったまいまいを、緑のペンライトが迎えます。
歌詞を間違えてしまうも、曲の後に「歌詞間違えてませんでしたか?(笑)」と自ら言って客席から暖かい笑いが。

そしてここでまいまいが、今朝書いてきたという感謝の気持ちを綴った手紙を読み上げます。
苦楽を共にし、一緒に坂を上ってきたメンバーの皆へ。見えないところで走り回り暖かいサポートをしてくれたマネージャーさんやスタッフの皆さんへ。CDを出すたびにお世話になった関連会社の皆さんへ。そして私達ファンへ。
涙で何度も何度も声を詰まらせながら、感謝の気持ちを伝えてくれました。

手紙を読み終わった後にメンバーが全員出てきてまいまいが曲フリをしようとしますが、玲香ちゃんが「まいまいへ、一人ひとりから一言ずつあります」と、メンバーからのサプライズを伝えます。

真ん中に立つまいまいのところへ1人ずつ出て行き、ハグを交わしながらマイクを通さずにそこにいる2人だけの言葉のやり取り。
静かで暖かい空間。


20160620-07


「悲しみの忘れ方」の時とは逆で、寂しそうに微笑みつつも目を真っ赤にするメンバーの頭を優しく撫で、涙を拭ってあげ、時には飛鳥ちゃんの小顔をイジるような仕草で場を和ませ…と、いつもと変わらぬ愛情でメンバーを包み込んであげるまいまい。
マイクが通ってないのでどんな話をしているのかはわかりませんが、モニターに映る表情や口の動きからしても、2期生に対してはまいまいの方からたくさん激励の声をかけていたようでした。

サプライズの一番最後に出てきたのはななみん。人前で涙を見せたがらないななみんが、こぼれる涙も拭わず、微かに声を震わせながらまいまいへの愛と感謝と尊敬に溢れた手紙を読み上げます。
手紙を受け取り、固いハグを交わした後に改めて曲フリ。
アンコール2曲目は「君の名は希望」。

この曲の時は…すいません。
Aメロまではなんとか見れていたのですが、こんなに出るのかというほど涙が溢れて止まらなくなり、もうその先は顔が上げられず…。ペンライトもまともに振れず、ただタオルに顔を埋め、声を押し殺すことしか出来ませんでした。
本来ならまいまいの表情をしっかりと目に焼き付けておかなければいけないんですけど、どうしても無理でした。

「希望」のパフォーマンスが終わると、ここでもう一つのサプライズ。
ステージ裏にいらっしゃると思われるまいまいのお母様からまいまいへ、これまでの思い出や労いの手紙が読み上げられます。


20160620-08


メンバーやスタッフさん、そして私達ファンに向けての感謝の言葉もくださいました。
手紙の最後は「これからも乃木坂46の応援を宜しくお願いします」で締められており、母娘揃ってどこまでも自分より他者のことを気にかけ幸せを願ってあげる人なんだなぁと、胸が熱くなりました。

アンコール3曲目は「乃木坂の詩」。
「乃木坂46の深川麻衣」と一緒にフリが踊れる最後の「乃木坂の詩」。
メンバーも目を真っ赤にはしていましたが笑顔でパフォーマンスしていたように思えます。

乃木詩が終わって挨拶をする時、それまで一切涙を見せず気丈に振舞っていた飛鳥ちゃんが、まいまいから離れた場所でそっと頬と顎を拭っているのが見えました。
センターポジションを引き継ぐにあたって、飛鳥ちゃんなりに「まいまいに心配をかけたくない、安心して卒業して欲しい」という思いで堪えていたのかなと。
それを見てまた涙が溢れてきてしまいました。

メンバーがステージ裏に消え、まいまいもステージの端まで行って会場中に挨拶して笑顔で退場。
場内のライトが点き「本日の公演はすべて終了いたしました」というアナウンスが流れ始めますが、まいまいコールが始まり、あっという間に会場中がまいまいコールに包まれ、アナウンスもかき消されてしまいます。

すると「皆さん、まだまだ歌聞きたいですかー!?」というまいまいの声が。
再び沸き上がる会場。
紫色のドレスではなく他のメンバー達と同じ静岡限定ライブTシャツを着てまいまいが登場。メンバーも笑顔で走って登場。
振付などない自由な煽りでの「ハルジオンが咲く頃」でWアンコールに応えてくれました。

メンバーみんなから背中を押され、センステへの花道を1人で走り出すまいまい。後からメンバーも続き、飛びつくようにまいまいに絡んでいきます。
笑顔でいっぱいのWアンコール。
皆がまいまいにスポットを当てようとしゃがむとまいまいも一緒になってしゃがんでしまい「いやいや違う違う(笑)」って感じで立たされたり、いつの間にかどんどん後ろの方に行ってしまったまいまいを前に行かそうとして、メンバーがセンステに続く花道を作ってくぐらせたり。
愛されるべくして愛された人だなぁとしみじみ感じました。


20160620-09


全てが終わって本当に最後の挨拶。
マイクを使わず、ありったけの声で「ありがとうございましたー!」と叫ぶまいまいに大歓声が上がります。
ステージの端から端まで挨拶し、最後のはけぎわには「今日はいっぱい寝て下さーい!」「気をつけて帰って下さいねー!」「さわやかのハンバーグ、是非食べていって下さーい!」「オニオンソースがおすすめですよー!」など、卒業公演のラストとは思えない、でもまいまいらしい言葉をたくさん叫んでステージの裏に消えていきました。


振り返ってみると色々と中身の詰まった2公演でしたが、なんだかあっという間に過ぎていった気もします。
優しさ、可愛らしさ、お茶目さなど、まいまいの良さがすべて詰め込まれたような最高のライブでした。

終演後、外に出ると雨はすっかり止んでおり、少し冷たい風が吹く中でアリーナから乃木友さん達の待つ駐車場まで1人で歩いて向かっていると、アリーナの方からひときわ強い風が吹いて来ました。

背中に風を受けて、初めてTVでまいまいを見た時のこと、ほかの子の選抜入りを自分のことのように喜んでいるのを見て推していこうと思った時のこと、人生初の握手会でまいまいと握手した時のこと、色々あって途中で万理華ちゃんが1推しになったけれども、その後も通い続けた握手会での楽しいやり取りなどが次々とフラッシュバックしてきて、また涙が溢れそうになりました。
結局、合流した乃木友さん達から「お疲れ様でした」と声をかけられた時に崩壊してしまったんですが…(笑)

深川麻衣さん、たくさんの素敵な思い出をありがとうございました。

あなたという存在を知れて、握手会というシステムを介して出会うことが出来て、応援することが出来て、何度も何度も数え切れないほど幸せな気持ちにしてもらいました。
本当に本当にありがとうございました。


まとまりのないやたら長文のレポになってしまい、失礼いたしました。
 
20160620-01


 
乃木坂46 ブログランキングへ