今ごろ5月29日の握手会レポートを公開します。

 旬を逃がすことに定評のある当ブログにしても、この寝かしっぷりはひどい!


 でも寝かした分、内容はおもしろく仕上がっているはず。

 アイドルに舞い上がるおじさんの悲哀をご覧ください。


 この日は蘭世とひなちまに行ってきました。

 今回の記事は「蘭世編」となります。


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 前回からわずか2週間で開催となった今回の握手会。(前回の様子はこちら→【寺田蘭世】2016/5/15「乃木坂46個別握手会(東京ビッグサイト)」レポート!

 通算個別握手会参加もこれで4回目。いい加減慣れる頃合です。なのにあいかわらずのド緊張で会場入り。きっと「握手会に慣れる」なんてことは生涯ないんだろうなぁ。

 いつものように並ぶ勇気がなかなか得られず、不審者の如く会場を歩き回っていると、前回一緒に並んでいただいた蘭世推しの方を発見。すぐさま駆け寄り、連番のお願い。快諾いただき一緒に蘭世レーンへ。


 きっと皆さん思ったことでしょう。

「ひとりで並ぶこともできないのか、この臆病者(チキン)が!」

 と。


 いやいやいや!

 寺田蘭世と握手するんですよ! あの寺田蘭世と触れ合えるんですよ! 本人は否定しようとも超絶可憐な容姿! 性格の良さと内面の美しさがにじみでる文章! 時折見せる弱い部分もまた素敵! そして血液型は不明! こんなアイドルと握手をして緊張しないはずなどない! 平然と握手する人が信じられない!

 いや勢いで書きましたが、本当に蘭世がかわいらしくてたまらんのです。白々しいって言う声が聞こえますが、本当に本当の気持ちです。できることなら娘にしたい。彼女でも可。なんなら奥さんでも構いません。ばっちこい!(先日12回目の結婚記念日を迎えた男の発言
 


 盛大に話がそれましたが、蘭世との握手は毎回超緊張なのです。

 と言っても2週間前に2枚、今回も2枚のみの参加です。そこまで話せる時間はありません。前回みたいに放心状態ですべてを忘れてはもったいない。その反省を踏まえ、今回はしっかりと心に刻もうと臨戦態勢。順番が近づくにつれ、前のめり過ぎなほどの気合がわいてきました。馬で言えば「いれこみ」状態。まさに(性)欲が、うまなみなのね~あなたとっても~♪

 あと、淡い期待もあったのです。2週間前にきているのですから、もしかしたら覚えてくれているかも!という期待です。

 いや、でもこれは難しいでしょう。いくら間隔が短いとはいえ、たった2回の握手で顔を覚えてもらえるほど、奇抜な格好をしていたわけじゃありません。いたって普通のおじさんなんて山ほどきてることでしょう。そのうちのひとりに過ぎないんですから、それで覚えてもらおうなんて虫の良すぎる話です。

 でも、もし覚えてもらっていたら、これほど嬉しいことはありません。その時点できっと頭からっぽになるでしょう。

 
 最初に話すことは決めていました。2週間前の失態を詫びることです。

 心の中で、人の字を思い描き、それを何度も飲み込み、「ぜんぜん意味ねぇじゃん!」と自分に突っ込みながら、いよいよ順番が回ってきました。


「おはようございます」



 満面の笑みというわけではなく、「微笑み」で迎えてくれる彼女の手を握り、意識してその目を見ながら言いました。


「実はこの前きたのですが、ほとんど覚えてなくて――」


 ――でも今回はちゃんと覚えて……、と用意した言葉を言おうとしたとき、蘭世の瞳が一瞬大きくなりました。ん、と思う間もなく、彼女が遮るように言った言葉。

  
「え、わたし覚えてますよ。きてくれたこと」



!?


(その瞬間の管理人イメージ図)
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 や、やばい! 出禁になる!



 見るも無残なほどにオドオドし、若干前かがみになりながら、なんとかお礼を返します。


「ほんとですか。ありがとうございます。今日はしっかり覚えていきます」


 微笑みから、満面の笑みへと変化した蘭世の表情に手を振りながら、ブースを後に。



 やばいの域を超えました。激やばです。「蒙古タンメン中本」で言えば北極クラスです。汗だらだら。でも止まらない。この気持ち止められない。ココロが止まらない。何かをするのに♪ 理由なんかいらないね♪

 見せてやる! 俺の最高のターンを! 究極Vモンキー!!

 そんな勢いで、すぐさま蘭世レーンに並びます。


 もう一度会いたくてしかたない。会いたくて会いたくて震えながら順番を待ちます。まさに蘭世中毒。蘭世のエキスをはよ! じゃないと寂しくておじさんウサギ死んじゃうよ!

 でも残るはたった1枚。ここで悔いを残すわけにはいきません。

 次の握手会参加がいつになるか分からない今、くどいと言われようが、浮き足だっていようが、エガちゃんばりに(自主規制)ようが、「センター」の言葉だけは強く伝えようと、再び彼女と向き合いました。

 ブースに入ると、表情ですぐにわかりました。

 あ、またきてくれた。

 雰囲気でそれは察知できます。勘違いかもしれませんが、そんな幸せな勘違いをさせてくれてありがとう、です。


「またきてくれましたね」


 言葉でちゃんと伝えてくれたことに照れながら、


「いつも同じ話ですみません」


  と軽く頭を下げます。


「そんなそんな」


 彼女は握手をしていないほうの手を、顔の前で強く振りました。

 自分を気遣って必死で否定してくれたことに、ますます恋心を募らせながら、改めて「同じ話」を伝えます。


「センター発言をする蘭世さんが大好きなんです

  

 センターになることを信じてると伝えた前回。

 センター宣言をするあなたが好きと伝えた今回。

 これで言い残すことはもうありません。ミッションコンプリート。 

 良かった、内なるエガちゃんが暴走する前に話ができて。


 真剣な表情で頷く彼女を確認したのと同時に、時間がきました。  


 去り際。


「がんばってくださいね、ずっと見てます」

  
 軽いストーカー発言をかます自分に、「またきてね」と笑顔で手を振る蘭世にプロ意識を感じました。勢いで言っちゃったけど、ずっと見てるって……

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 でも、そんなこと言ったら今日の蘭世との握手、全体的に、


アウトぉ!!
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 いやー、でもまさか覚えていてくれたとは。
 
 それが咄嗟のアドリブだったのか、本当だったかは分かりません。でもいいんです、本当か嘘かなんて。あの瞬間、間違いなく自分は最高に幸せでした。それはリアルです。その現実をくれた蘭世には、ただただ感謝の気持ちしかありません。

 もちろん、これで認知されたとは思いません。「俺、蘭世に認知もらったぜひゃっはー!」なんてのたまうようなら、ケンシロウに経絡秘孔を突かれてしまいます。


 握手会において認知をもらっている方は、少なくとも握手のやりとりにおいて、メンバーとの信頼関係が構築されているように思います。き○がいじみた言動で覚えてもらうのは、それは認知じゃなく、ただの「厄介」です。嫌じゃないですか、好きなメンバーの脳裏に厄介としてインプットされることって。

 自分はまだ蘭世と「会話」はできていません。一方的に自分の想いをぶつけているだけです。この段階で覚えてもらおうというのは、前述したように虫が良すぎると思います。


 そもそも認知がすべてではありません。握手会の楽しみ方は様々ですが、自分にとって握手会とは、「雲の上の存在であるアイドルと少しだけ会話ができる場所」です。覚えてもらうために参加しているわけではありません。でも、覚えてもらうことで会話が弾むのならば、認知も良いスパイスになります。

 「会話」の先に、「認知」がある。

 その過程を飛ばしてしまうと、それこそメンバーにとって「厄介」な存在になりかねません。そうならないよう注意しながら、これからも参加していきたいと思います。



 とにかく!

 今回の会話を通して、じゅうぶん過ぎるほどに言いたいことはぶつけてきました。次は時事ネタを話したり、「蘭世ちゃんかわうぃーね!」と困らせたり、「天然の釣り」を引き出してみたりと、いろんな言葉と表情を交わしていけたらなぁと思います。


 最後に。

 こんなありきたりな言葉で表現したくないけど、

 まじで天使だったぜ!

 ありがとう!

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 ……。

 ……。

 ……。


 さて。


 実はこの日、蘭世のほかに握手したメンバーがいます。


 そのメンバーは、

 樋口日奈。


 彼女との握手は、約1年ぶり。(そのときの様子はこちら→【樋口日奈、中田花奈、堀未央奈】2015/5/24乃木坂46個別握手会レポート!


 当時、たった1枚で骨抜きにされた管理人ですが、今回はなんと3枚! 蘭世の2枚よりも多い! なにこの人! あれだけ蘭世について語ってたのに! 怖い! 気持ち悪い! 女の敵!


 そんな管理人VSひなちまの第2ラウンドは壮絶な試合となりました。

 この模様は近日お届けします。



 今まで握手会は、手と手が触れ合う場所だと思ってました。

 でもあんなところを触られるものなんですね……。


 ご期待ください。

 その期待をはるかに上回る「キモさ」でお届けします。

 


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