「桐生」様より、2017年1月14日に京都パルスプラザで開催された全国握手会のレポートをいただきました。 


 極寒の京都へと単身殴り込みをかけた、昭和最後のロマンチスト桐生さん。

 すべては愛するみなみちゃんのために!


 しかし、桐生さんを待ち受ける地獄絵図。

 寒波、雪、大行列、そして単推しには厳しいペアとの会話。
 

 朦朧とした意識の中で見た笑顔は、天使か、悪魔か。


 今、乃木坂全国握手会を舞台にした感動の物語が幕を開けます!
 


 20170125-05

(以下、桐生様レポートです)


1月14日(土) 京都パルスプラザ 全国握手会


【ご注意】
毎回ですが私のレポは握手以外の記述が大部分を占めています。握手レポだけを読まれたい方は是非飛ばして読まれる事をお勧めします。


「そうだ 京都、行こう。」

久々の星野みなみ握手会は京都。
今回は全握と個握2日間参加です!

前日深夜まで仕事のため、ほとんど眠れぬまま朝1番の飛行機で伊丹空港へ。

今回、枚数は少なめの全握8枚と、幕張振替の個握10枚のみ。
それでも2日連続でみなみちゃんに会える期待に心躍ります。

心配なのは天候で、土日の京都は大寒波で大雪との予報が…
しかし障害がある程に燃え上がるのが昭和最後のロマンチストと呼ばれたか呼ばれてないかの私です。

みなみちゃん!必ずたどり着くよ!君のもとへ!

伊丹空港に到着しバスで京都駅へ。
この時点で天気はまだ大丈夫そうです。

京都駅で、全国を股にかけ乃木活中の「がみ」さんと合流。
いつも片手に缶ビールを離さない右曲がりのダンディです。

雪がちらつく中、京都パルスプラザへ到着すると既に外の駐車場には長蛇の列が!
建物裏手まで延びた最後尾に並び入場を待ちます。

20170125-01


そこで雪が本格的に降り出し、強さを増した風と共に激しく吹き付けてきました。

「寒い…」

九州ではなかなかお目にかかれない雪景色に目を奪われる間もなく、帽子もカイロも、傘すら用意のない我々2人はたちまち樹氷のように氷結していきました。

遠退く意識の中、いつの間にか私の傍らに横たわる大型犬。
パトラッシュ、僕はもう疲れたよ。何だかとっても眠いんだ…
天井からみなみちゃんのような天使たちが舞い降り…

「……さん!桐生さん!」 

がみさんの声に我に返り、再び現実の地獄へと引き戻されました。

それから約1時間、壮絶な風雪を耐え抜いた我々は遂にミニライブ会場内へと入る事ができたのでした。

観覧エリアは会場最後方のフリーブロック。ステージもビジョンもほとんど見えませんが橋本さん最後のミニライブ、心して聴かせて頂きます。

影ナレ:中田・寺田
①孤独な青空
②ブランコ
MC  ユニバライブ:西野
        紅白裏トーク:秋元
        成人式:堀
③あの教室
④2度目のキスから
⑤君に贈る花がない
⑥サヨナラの意味
MC  ポスター交換:松村

橋本さんは体調悪いのを押して最後の「サヨナラの意味」に参加してくれました。
躊躇してた間に陽は沈む。
切なく美しい歌声、確りと聴き届けましたよ。

そしてミニライブ終了後は再び寒風吹き荒ぶ外へ。

少し休憩して再度握手会入場列に並びましたが、本当の地獄はここからでした…
雪や風は先程より和らぎましたが、列が全く動かない事で下半身の血流が止まり、徐々に足先から脹ら脛にかけての感覚が無くなってきたのです。

空は一瞬陽が射してはまた厚い雲に覆われ雪が叩きつけてくる事の繰り返し。
体温は疾に失われ、時折その場で足踏みする事だけが生命を繋ぐ唯一の手段。

しかしそのうち足踏みする気力さえも潰え、遂に死を待つばかりとなりました。

「…あ、列が動いた」

既の所で九死に一生を得た我々は、極限の状況を脱し、遂に握手会会場へと入る事が出来たのでした。

入場後は直ぐに9番、星野みなみ&斉藤優里レーンへ。
ミニライブで1枚使用したので残りの全握券は7枚。
待ちに待ったみなみちゃんとの対面ですが、斉藤さんはもちろん初めて。
少し緊張しながらブースへと入ります。


握手① 1枚

桐:初めまして
斉:初めまして~

桐:福岡の桐ちゃんだよ!
星:あ!桐ちゃん!
桐:今日と(剥がし)
        明日も来るよ
星:待ってる♡


良かった!今日のみなみちゃんは調子良さそう!
斉藤さんも非常に可愛くて好印象です。


握手② 1枚

桐:お疲れ様です
斉:ありがと~

星:あ~桐ちゃん!
桐:目覚まし届いたよ~
星:あ~そうそう!(人差し指を立ててクイクイ曲げる謎ポーズ)
(剥がし)
桐:おはよー桐ちゃんって毎朝!
星:ありがと~!


目覚まし録音の時どんな状態だったのだろう?(笑)


握手③ 1枚

桐:頑張って下さい
斉:うん!(名札凝視)ありがと!

桐:2月全然握手券取れなかったんだけどね
星:うんうん!
桐:早いけど…(剥がし)
        お誕生日おめでと!
星:ありがとっ♡
(両手の平を前で開くポーズ)


ラストポーズ可愛い過ぎる!
せっかく極寒地獄から生還した私を明らかに殺しにかかっています(笑)


握手④ 1枚

桐:寒いから風邪気をつけてね
斉:ありがと~

星:桐ちゃん!
桐:ご飯は?
星:食べました♡
桐:な…(剥がし)
        何食べた?
星:グラタン!


その可愛い食べ物は何だろう!

そして、久々のみなみちゃんに浮かれモードの私は、この日最大のミスを犯しました。
ちょっと一息入れに会場外に出てしまったのです。

外の状況を確認して出るべきでした…
入場待機列は少なくなるどころか会場敷地の外周を大きく取り囲んで延びており、慌てて最後尾を探しましたが後の祭り。
そこから何と2時間、三たび寒空の下、凍える羽目になってしまったのです。

再び会場に辿り着いた時には息も絶え絶え…
ただ今回は列全体が少しずつ進んでいたので、先程よりは寒さをしのぐ事が出来ました。

会場内で待っていてくれたがみさんと初連番で再び握手会に復帰です。


握手⑤ 1枚

桐:お疲れ様~
斉:ありがと~

星:あ、桐ちゃん!
桐:さっき外に出たら入るの2時間かか…(剥がし)
星:え!ごめん!(泣)
桐:いやいや(慌)こっちがごめ~ん!


いかん、心配させてしまった…
寒さのせいで判断力が鈍ってしまい反省。


握手⑥ 1枚

桐:長時間お疲れ様です
斉:あ~りがと~

桐:福岡には無いけどマルキュー福神良かったね~
星:うれしい!
(剥がし)
桐:カッコ良かった!
星:♡(満面の笑みでグー)


今日のみなみちゃんは様々なポーズを自由自在に繰り出してくれます!
元気で本当に良かった!
そして本日最後の握手です。


握手⑦ 1枚

桐:最後です。ゆったんありがとう!
斉:ふわぁああ~!ありがと~

桐:最後だよ~
星:桐ちゃん!
桐:明日また来るね!(指差し)
星:♡(片頬だけのプク顔に左手の親指立てるグッジョブポーズ)


初めて見る必殺ポーズ!本当に死んでしまうよ!

未体験の極寒地獄を耐え抜いた先に、世界最高の可愛さの刺客が待ち構えていました。

初めてお話しした優里さんも本当に素敵でした。
みなみちゃんとの可愛い声連番、堪能しましたよ!
ありがとうございました。

がみさんと会場を後にし、京都駅前の洒落た居酒屋さんで反省会。
甘鯛や九条葱、湯豆腐など京料理を肴に、乃木坂の素晴らしさ、そして生きている歓びについて語り合いました。

がみさんと別れ真っ直ぐホテルへ。
浴槽にお湯を張り、昼間凍傷になりかけた身体を深々と沈め、激痛に耐えながら時間をかけて解きほぐしました。 

明日は個別握手会。
またみなみちゃんに会える!

風呂から上がり、そのままベッドに倒れこんだ私はアルパカを数える間もなく、深い眠りへと墜ちていったのでした。