「無精なライオン」様より、2017年2月20日~22日の3日間にかけてさいたまスーパーアリーナで開催された「乃木坂46 5th YEAR BIRTHDAY LIVE」のレポートをいただきました。

 もはや乃木坂イベントでは恒例となった落選祭りを乗り越え、なんと全公演の参加を決めたライオンさん。いったいどれだけ日ごろの行いが良いのでしょうか!


 3日間のライブを俯瞰したとき、そこに描き出されたものは何か。

 筆者が辿り着いた答えへの旅路をご覧ください。


20170315-01


(以下、無精なライオン様レポートです)


乃木坂5周年バースデイライブ
運と乃木友さんのご厚意に恵まれ今回も全公演参戦できました
揮発系記憶力ですので個人的印象中心の感想文になりますがお付き合い頂けたら幸いです


♦2/20橋本奈々未卒業コンサート
音席
BDLはやはり漏らしたくないというのと 卒業公演的な催しにこれまで参加皆無というのもあって もうその場にいれればの一心で取った席でした 
そこそこ上の方のポジショニングでしたが巨大モニターが複数台ズラッと並び 自席真正面にもありましたのでLiveを観覧するという点において不具合は感じませんでした
引き合いに出して恐縮ですが昨年末の欅坂ワンマンライブで見切れ席から見たモニターは極めて視認が困難なサイズでしたのでw

開幕
overtureが始まるや緑一色に染まっていく観客席 最後までほぼほぼこの橋本色で統一され 今日は特別な日とまず感じた光景でした
そして【サヨナラの意味】イントロがもうヤバい
一発目に持ってくるとは思ってなかったので尚更です
TVで何度も見たワンハーフの歌唱でしたが
こちらのブログでも取り上げられた
「本当の気持ち問いかけた『失いたくない』」
ヤッてくれましたよ!管理人さん(私信)
自分的にこの時点でかなり満たされました

橋本選曲
1st〜16thまでのお気に入りを選んだとのこと アプローチに両者の違いを感じましたが 46時間TVでの深川さんを彷彿とさせます
そしていちばん好きな曲という【生まれたままで】を万理華さんとWセンター
同じ誕生日の2人 
どうしても自分に焦点が当たる今日 万理華さんにバースデイサプライズを仕掛けたかったという橋本さんの想いも含め堪らんものがありました

高速トロッコ
【制服を脱いでサヨナラを】をサイドステージでパフォーマンスしていた飛鳥さんと星野さんが 間髪入れず始まった【ポピパッパパー】で他メンバー陣取るメインステージにトロッコで向かったのですが これが超速い!
自分だったら腰抜かすかチビってます

音席パフォーマンス
メンバーが音席に登場 しかも横の至近距離に秋元さん ほぼ真下に衛藤さんという贅沢極まりない状況での【ハウス!】
結果的に全日でこの2人が降臨したのは初日だけでしたので申し訳ないですがスペシャル感満載

クライマックス
本篇最後は【孤独な青空】少々意外な選曲でしたが 「ああ…良い曲だな」としみじみ思ったり 
シチュエーションに影響受けまくりです チョロいったらありゃしない
しかし "あの曲”が未だっすよ!
なんて思ってたらアンコールに応え独りでステージに立つ橋本さん 世にも美しい涙が頬を伝います
感極まり 声を震わせ 途切れつつも最後まで歌い切った史上最高の【ないものねだり】堪能させて頂きました
最後の最後は全員参加の【サヨナラの意味】
ステージを廻っていく橋本さんを惜しむかのようなロングバージョン
何度も繰り返されるサビの切なさたるや
曲が終わりメンバーひとりひとりを送り出した橋本さんの乗り込んだゴンドラが天空に消えて閉幕
万感の想いに包まれました

白石麻衣と橋本奈々未
自分の記憶の限りで これ程ステージ上で泣き顔を見せた白石さんは初めてでした
序盤の【偶然を言い訳にして】で早くも涙腺崩壊 その後も落涙したり 込み上げるものを懸命に堪えている表情を何度も見て取れました
このグループを象徴する言葉「ビジュアルの乃木坂」を顕現する2人
全シングルに渡って福神を勤め上げた唯二の存在
坂を駆け上がり始めて以来常にフロントに立ちグループの「顔」で在り続けた両柱
自分たちファンもですが 2人にとっても互いが一緒なのが当たり前のことだったのかも知れません
その当たり前が終わってしまう今なればこそまいやんは涙に暮れ 終始気丈だったななみんもつられざるを得なかった
そんな想像を膨らませてしまいました


♦2/21
アリーナ
昨日とは打って変わって乃木友さんの神引きによるアリーナ最前ブロックでの観覧です
ステージ近!

開幕
まさかの【あの日 僕は咄嗟に嘘をついた】からのスタート
アンダラ2ndが強烈に思い出されます 初っ端から容赦ありません

新しい乃木坂
橋本さん卒業から1日で如何に観せるか伝えるかがテーマだったのではないでしょうか
個人的にまずは橋本ポジに注目していましたが それぞれに想いや覚悟が込められていたと感じました

中継
同日行われていたAKBの小嶋陽菜卒業イベントこじまつり前夜祭と生中継を繋ぐという演出
賛否あるのでしょうが どちらのグループにも思い入れがあり 野次馬の自分は純粋に楽しみました
橋本さんも小嶋さんも稀有なアイドルだったよなぁ

能條愛未
前もって「21日22日に見せ場がある」発言をしていた通り
乃木團とメンバーコラボによる【月の大きさ】では錚々たるメンバーの中でセンターポジション 
輝いてました
VTRメッセージで登場も このBDL残念なことに不参加だった中元さん
【コウモリよ】と【失恋したら、顔を洗え!】でこれまで能條さんと並び立っていた彼女の不在が思ったより心を穿ち それゆえにひめたんの分も全身全霊を込めたじょーさんの姿に魂を揺さぶられました

川村真洋
触れるべきか否か逡巡ありましたが…
乃木團そして翌日の【渋谷ブルース】のギタリストとして川村さんがクローズアップされる場面において少なくとも自分には明らかに他のメンバーと比べ観客席の反応が微妙だったと感じられました
これを自分が感じた通り受け取るのか否か それを別にしても今後どうしていくのか
華やかで喜ばしいお祭りの最中 ふと考えてしまう瞬間でした

3期生
「新しい妹たち」と紹介され12人のみによるパフォーマンスを繰り広げました
オーディション(showroom) お見立て会 プリンシパルと観てきた身としては完全に親目線ですw
深川さんのソロ曲【強がる蕾】はこれから乃木坂で生きて行く彼女たちにピッタリな選曲で とても印象に残りました

ソロ曲
生田さんの【あなたのために弾きたい】
いや圧巻でした 数々のミュージカル経験は確実に彼女の血肉となり歌い手として大きく分厚くなっているのを強く感じました
一方最多ソロ曲を持つ西野さん この日は【ひとりよがり】と【ごめんね ずっと…】を歌いましたが ピッチの安定感と得意な音域の響きが増していたのが印象的
何れにせよ経験は最大の武器なんだよなぁ

映像演出
今回のLiveで特に白眉だったものが大型モニターで展開される映像でした
クールなもの コミカルなもの 感動を誘うもの等々バラエティにも富んでいて素敵な映像だらけだったのですが この日に演奏された【制服のマネキン】は3次元(メンバー)と2次元(映像)の融合が素晴らしく 自分的にはこの演出の象徴だったと ここで挙げておきます

時間
いやはや長かったわー
終わって一目散に脱出計りましたが電車に乗れたのは23時まわってました
楽しくもキッツイ日でしたねw


♦2/22
やっとなのか とうとうなのか最終日です
メインステージからは3日間で一番遠い席になりました(乃木友さん申し訳なし)
俯瞰で観るには丁度良いな と自分を納得させてました

デビュー曲とは
「BDLの開幕は【ぐるぐるカーテン】であれ!」
仕方ないです 事情は承知しております
しかしあの“タンタン タッツタッツ”が最も心に響くのはBDL開幕の瞬間なのです
以上極めて個人的な不平を申し上げますた

ハルジオンの花再び
21日のソロ曲に続いてラストシングル【ハルジオンが咲く頃】
深川さん所縁の作品がこの日も3期生に用意されました
イントロが流れるや会場のサイリウムが彩りを大きく変えていき神宮の一輪が再現されます
色々な感情は人の数だけあると思います
あっけなく感動してた自分は単純なんでしょうね

高速トロッコ2
【光合成希望】西野さんよろけて危ない!とハラハラ
しかもこの時トロッコを人力で動かしてるのを確認 タフな話だ
【低体温のキス】生田さんのトロッコ 自らのジェットを吹き出して爆走 こっちまで吹いた

女子校カルテット
やっと…やっと揃って選抜となって初の【口約束】
嬉しそうな4人を観られて幸せでした

命の真実 
能條愛未もうひとつの見せ場はここでした
先述の通り圧倒的歌唱力を誇る生田さんを向こうにまわしての仮面王子
美しいハーモニーを奏でていたと思います

弦楽アンサンブル
長い長い誕生祝いの最後 乃木坂の代表曲と言ってよい【何度目の青空か?】【君の名は希望】【きっかけ】の3曲をピアノと弦楽器の伴奏にて披露
根っこがクラシックな自分には至福の時でした

アンコール
前日もそうでしたが3期生も参加しての【乃木坂の詩】
新しくなる乃木坂いつまでも変わらない乃木坂
この相克がクロスする場面だったと思います

ダブルアンコール
昨日の帰路悪夢がありましたので 「のーぎーざか ふぉーてぃーしっくす」の連呼の中 忸怩たる想いを抱えながら退席
やがて大音響で襲いかかる【ガールズルール】を後頭部に浴びながらSSAを後にし
自分のBDLは終幕となりました

他にも印象的なとこは沢山あったと思いますが まとめてひっくるめて 多幸感に包まれてますので やはり行って良かったなと
んで
もうしばらくLiveはいいかなw

20170315-012


 



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