ふたり様より、妄想の全国ツアーライブのレポートをいただきました。
そう、妄想です。
未来の日付になっているのはそういうことです。決して現実のレポートではないのでご注意ください。
今年の全国ツアーに広島公演はありませんが、もし広島で行われたら――。そんな想像のもと、すばらしいライブレポートになっています。
作者のふたり様曰く、「現実のツアー日程等が発表されたら、たちまち読むに堪えない失笑レポートに変わりますので……」とのことですが、実際に発表があったからこそ、実に味わい深い作品になっていると思います。
これぞ妄想の新境地。
想像上のライブが、鮮やかに浮かび上がります。
(以下、ふたり様の妄想レポートです)
妄想レポート【ひめたん完全復活の日】
~【乃木坂46】2017/7/29「乃木坂46 真夏の全国ツアー2017 広島公演」妄想レポート!~
乃木坂46 真夏の全国ツアー2017、ツアー初日の7月29日(土)広島公演に行ってきました。
今年の全国ツアーでは、ついに念願叶って、千秋楽で東京ドーム公演が実現することとなりましたが、もうひとつの話題が、広島グリーンアリーナでツアーをスタートするということ。
そう、休業から復帰したひめたんこと中元日芽香さんが、本格的にライブ活動を再開する場所が、ここ広島の地となったのです。
広島は、ひめたんと和田まあやさんの故郷で、2015年以来2年ぶりの全国ツアー開催となります。あえて広島にツアー初日を持ってくるなんて、運営さんも粋なことをしますね。
会場前には、2月のバースデーライブでも設置された、メンバーの等身大のパネルが並んでいました。制服は、17thの白に代わっています。
これは地方在住者にはうれしい仕掛けですね(^^)。
夏の強い日差しが照りつける中、記念撮影の行列もできていて、今後の地方公演でも続けてほしいところです。
物販には長い行列が続いていたため、ライブ前の購入をあきらめて、開演30分前に会場に入場しました。
今日の座席は、乃木坂のライブで初めてのアリーナ席。それも、前から二つ目のブロックで、センターステージへ続く通路のすぐ横。
肉眼で、表情まで見えそうな距離です。なんだか緊張してきました…。
開演時間が近づくにつれ、点灯されるペンライトの数も、徐々に増えていきます。振り返ってスタンドを見渡すと、統一はされていないものの、ピンク色の数の多さに、息をのみました。そう、ピンクはひめたんのサイリウムカラーなのです。
ネット上では、この広島公演の冒頭が、どのような演出になるのか、さまざまな持論が交わされて、盛り上がっていました。
広島でスタートするからには、ひめたんにスポットライトを当てた、特別なセットリストを組んでくるのでは?という意見。
いやいや、他の場所と同じセットリストを貫いて、今週(7月25日)発売されたばかりの新曲からスタートすると力説する者。
私はどちらでもいいと思いつつ、その議論を静観していました。というのも、今度の新曲で、ひめたんは初フロント入りを果たしているので、どちらに転んだとしても、フロントに立つことは間違いなく、このピンクのペンライトの期待に、十分応えられると思ったからです。
影ナレは、ひめたんと温泉トリオを組む、伊藤万理華、井上小百合の二人。
定型文を読んだ後、
「以上、温泉トリオの伊藤万理華と…」
「同じく温泉トリオの井上小百合と……」
さゆが、妙な間合いを作ったため、「おおー!」とどよめく会場。
ひめたん登場かと思いきや、次に聞こえてきたのはさゆの声でした。
「……もうひとりいたんだけど、どっか行っちゃったね」
「もうスタンバイしてるんじゃない?」
ごにょごにょした後、思い出したように最後に会場を煽って、影ナレ終了。
笑顔に包まれる会場。いよいよです。
照明が暗転して、スクリーンに映し出されたVTR映像からスタート。
デビュー当時のひめたんの姿。乃木どこでのツインテール。西武ドームでの360度のひめたんビーム、アンダーライブでセンターに立つ姿。そして、レッスン着のまま床に座り込んで、目線を下に落としている姿。さゆまりとのスリーショット。成人式の様子。
映像をバックに、生田絵梨花さんのナレーションで、ひめたんへの想いが綴られます。
生ちゃんの最後の一言で、会場が涙ぐんだところで、流れるOVERTURE。
映し出される、生中継の映像。誰かの後ろ姿。見たことのある衣装。
これはまさか……!
OVERTUREが終わり、一瞬静まり返る会場。
ひと呼吸置いてから、響き渡るドラムロール。
メインステージの中央奥にスポットライトが当たり、激しくドラムを叩く齋藤飛鳥さんの姿が。
そして、まさかの乃木團からのスタート!!
意表をつかれた会場も、ドラム音に合わせて、徐々にヒートアップしていきます。
ドラム音に重ねるように、ギターやベース、キーボードの音が響き渡り、楽器隊が勢ぞろいする乃木團。そして、流れるような展開で、この曲のイントロが流れます。
1.失恋したら、顔を洗え!
最後にメインステージに登場した、ツインボーカルの一角である能條さん。最初のフレーズを歌い始めます。
同時に、スクリーンに映し出された、誰かの後ろ姿も、暗所から明るい場所へと踏み出していきます。
そして、聞きなれた、待ち焦がれた、力強く響く、ひめたんの歌声。
メインステージを眺めていた私の背後で、歓声が上がります。あわてて振り返ると、円形のセンターステージに、ひめたんが登場していました。
センターステージをゆっくり歩き、全方向に手を振りながら歌うひめたん。
その表情は、歌う喜びに満ち溢れていて、それだけで幸せな気分になります。
1番の歌詞をセンターステージで歌い切った後、メインステージへの花道を歩きながら、2番の歌詞を歌い始めるひめたん。
間奏に入ったところでメインステージにたどり着き、能條さんとハグします。
そして、楽器隊のメンバーに目線で会釈。
ライブにおけるひめたんの存在の大きさを、あらためて感じる1曲でした。
2.不等号
間髪入れずに、不等号のイントロへ。乃木團が引き続き演奏し、生バンドでのパフォーマンスとなります。
現在のアンダーメンバーと3期生が出てきて、センターのひめたんを支えます。フロントは、絢音ちゃん・れなちの二人が固めます。
二期生の成長と、月日の流れを感じますね。
ピンク色に染まった会場に、生バンドでのパフォーマンス。
そして何より力強い、ひめたんのボーカル。
アンダーメンバーの中にもすっと溶け込んで、見事なパフォーマンスを見せる3期生。乃木坂の未来の明るさを感じさせる1曲となりました。
3.???(すいません、曲名をド忘れしました…)
新曲のイントロが流れて、飛鳥がドラムスティックを置いて、メインステージの前の方にゆっくりと進みます。
それを合図に、メインステージに次々と登場してくる、新曲の選抜メンバーたち。
今回の選抜は、過去最大の24名で、前から5-8-8-3の4列フォーメーションです。
最後列の4列目に入る3名は、誰かが外仕事で抜けた時に、スッとそのポジションに入る役割も担っており、器用になんでもこなせる3名がそろっています。
今の乃木坂は、3名くらい抜けてしまうのが当たり前になっているため、実際のところ、歌番組でも3列フォーメーションしか見たことありませんが(^^;)
ひめたんは、フロントの5名の左端で、同い年の生ちゃんとシンメを組みます。そしてセンターは、1年ぶりの齋藤飛鳥ちゃん。
今回は、まいやんが久しぶりに2列目に下がって、生駒ちゃんとともに2列目のセンターラインを固めます。
ひめたんの後ろには、万理華とさゆが肩を並べて寄り添い、ひめたんの背中を後押しします。温泉トリオが福神としてそろい踏みするのも、考え深い……もとい、感慨深い光景ですね。
そして、それ以外の福神の位置には、これがなんと…。
(各所からクレームが入ったため、妄想を強制終了。妄想なんだから、そんな辛辣に吊し上げないでくださいよー。泣)
コメント
コメント一覧 (6)
ひめたん&まあや、言わずもがな、ですね。
ひめたん復帰後のライブ素晴らしいw
まあやどっこ~(どっこ~)
乃木團から始まるライブなんて胸熱ですね~
いつか実現しないでしょうか(笑)
次回は強制終了ではなしに是非感動のフィナーレまでお願い致します!
推しで無い僕も想像して鳥肌がたちました
僕も桐生さんと同じくフィナーレが読みたかったです
もし機会があれば宜しくお願いします
素敵な妄想レポありがとうございました!
しかし、広島どころか福岡も無いなんてあんまりだ!!!
感想をいただけるのは本当にうれしいです。ヒデキ感激!も最高の褒め言葉です(笑)。
この妄想を書いていたのは今年の3月ごろで、ひめたんの復帰も、見通しがまったく
立たない時期でした。
その心の隙間を埋めるように妄想を膨らませていたので、最初の設定では、1月の
京都の全握ミニライブ以来、半年ぶりに初めて姿を見せるという、より劇的な展開
でした。
ところがうれしいことに、ラジオ、握手会、撮影と部分的な復帰が次々と決まった
ため、原稿の方も修正を重ね、今の形になりました。掲載してくださった管理人さん
に感謝です。
それにしても、広島が実現しなかっただけでなく、福岡がなくなったこと、名古屋
への冷遇は意外でしたね。代わりにアンダーライブや3期生単独ライブで、西日本を
回ってくれるなら、まだいいのですが。
握手会に来られない地方のファンは、乃木坂の伸びしろだと思いますので、もう少し
大事にしてほしいところです。
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