(小説コンテスト概要はこちら→ノギザカッション小説コンテスト開催!あなたの作品、お待ちしております!


 集計が完了しました。


 「はじまり」をテーマに書かれた6本から、第1回の大賞に選ばれた作品とは!


 いよいよ結果の発表です!

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第1回ノギザカッション小説コンテスト大賞は――




















Traum
作者:健忘法師(@kenbo_hoshi


 大賞おめでとうございます!

 登場人物の名前を出さずに「誰か」を描き出す確かな手腕。心地良い文体と構成によって、心にすとんと落ち、その余韻がいつまでも続く。「彼女」が24歳の誕生日に見たあの素晴らしい景色――。世代を越えて繰り返される物語に胸が熱くなります。短くも濃い、素敵な作品でした。



 続いて、準大賞の発表です!



第1回ノギザカッション小説コンテスト準大賞は――



















悲しみのインフルエンサー
作者:匿名希望


 準大賞おめでとうございます!

 物語に流れる時間としてはほんのわずか。しかしその奥行きが途方もない作品です。ひとつの描写、ひとつの会話、そのすべてから「ふたり」の背景を連想させ、読者に登場人物の過去と未来を想像させる。多くを語らなくても、多くを伝えられる。短編のお手本を見せてもらった思いです。




 大賞、準大賞の発表でした。

 つづいて惜しくも入賞を逃した作品についても、作者名とあわせて、一言感想を述べさせていただきます。(順番はエントリー順)




あの日の夕焼け空

作者:匿名希望

 書きたくて書きたくて、好きで好きでしかたない。その感情のほとばしりが、そのまま物語の勢いになっているのを感じました。書き手の熱は内容の熱に直結します。その意味では「激熱」な作品でした。いつまでもお幸せに。


作者:ふたり(@futari198601

 技あり!とおもわず叫びたくなります。控室のなんでもない一場面と思わせながら、2022年という未来に繋がる壮大な物語。まさかの伊藤衆人監督まで登場する、読者の想像を次々と裏切る展開から目が離せなくなりました。


散歩道
作者:匿名希望

 寺田蘭世を剣士として描いた作品。蘭世の凛々しさと剣士のイメージが見事にマッチしています。起承転結のメリハリがしっかりきいていて、1時間の時代劇としても成り立つのではないでしょうか。文章も固さ一辺倒ではなく、小ネタが良い味を出していました。


桜並木の満開の下で 
作者:サマツリ(@summer_tree3529

 幸福の中にある儚さ。幸せはいつまでも続かない。はじまりは終わりのはじまり。でも今ここにある幸せを精一杯感じていたい。何十年の時を経て、歳をとって、様々な環境の変化が訪れても、素敵な関係は変わらない。その大切さと尊さを、改めて教えてもらいました。





 以上、第1回ノギザカッション小説コンテストの結果発表でした!

 投稿いただいた方々、参加してくださった皆さま、本当にありがとうございます!

 また夏ぐらいに第2回を企画したいと思いますので、そのときはぜひ、投稿側でご参加くださいませ!