「ほっしゃん」様より、7月16日に京都パルスプラザで開催された個別握手会のレポートをいただきました。


 この日、ひめたん生誕祭Tシャツを着ていた筆者。しかし、このTシャツのまま他メンバーを回るのは失礼と、巧妙にカモフラージュするが、衛藤美彩さんはそれを見逃さなかった――。


 ほっしゃんさんの「M気質」と、みさ先輩の「神対応」。

 その先に見えた、握手会の真髄に感動の涙が降り注ぐ!
 


 20170725-01

(以下、ほっしゃん様レポートです)

 第2部終了後にひめたんこと中元日芽香さんの生誕祭(復帰祭)があったので、今日はそっちメインで、そつなく新内さんと衛藤さんと楽しく平和に握手して終わろう、という構想でした。1部の新内さんはいじり入れつつも無難に終わり、ひめたんとはガッチガチの会話を続け、2部と4部に取っている衛藤さんのレーンに並ぶわけです。その日はひめたんの生誕Tシャツを着ていましたが、他の子のレーンで堂々と着るのは失礼だなと思って、上にTシャツを着て、対策は万全・・・なはずだった。

あの瞬間までは。

以下は、事件現場における記録である。
(以下、み→衛藤美彩、ほ→僕とする)

み「あっ、ほっしゃん!」
ほ「シングルのジャケ写さ、すごく可愛かったよー」
み「ありがとうー」

剥がされる直前。ふぅ・・・何とかバレずに乗り切った・・・と思ったその瞬間。

彼女はおもむろにTシャツの丸首の部分を引っ張った。

もちろん中にはピンクのひめたん生誕Tシャツ。
 
み「何着てんだよ~おい~」

激しく動揺しつつ、逃げるようにレーンを出る。

まさか・・・気付かれるとは・・・
確かに上に着ていたTシャツとサイズが微妙にずれていてピンクが見えた可能性はある。だがそれをたった数秒間の握手で見つけるとは・・・恐ろしい。そう言えば前に乃木坂ポリスとかけて「逮捕してください」って言ったら長く考えた末「浮気の罪で逮捕する!」とか言われて内心ビビったりもしてたっけ。その仕留められる姿は、まるで牽制でアウトにされたランナーのようだったかもしれない。

しかしバレてしまったものは仕方ないし、なんせ証拠が決定的すぎる。ここは(ひめたんの件については)全面的に認めて白状しよう。そう心に決めて2枚目へ。

み「ほっしゃん」
ほ「ついにバレましたか・・・」

ここでカミナリが落ちるのを覚悟したのは言うまでもない。



み「愛のムチ!(チョップする振り)」

ふおおおおおお!むしろご褒美だよ!もっとして!もっとしてください!

とは言えないので。

ほ「13枚目からバレないように行ってました・・・」

(マジです。1年半ちょい守り続けてきましたが、この日にて陥落)

み「バカチン!」

おかしいな、怒られてるのに・・・怒ってる顔も可愛いではないか・・・これって・・・カ☆イ☆カ☆((ry

とりあえずニヤつきを隠せずレーンから出ました。ヲタクやばいってハッキリわかんだn((ry

2部終わりのひめたん生誕祭。「アイドルとして今までやっていたことが、休んでみて当たり前じゃないと気付いた。スタッフさんやファンあってこそ」というような内容のひめたんのスピーチを聞いて、「こちらこそ応援できてるのは当たり前じゃないよ、アイドルでいてくれてありがとう、いや生まれてきてくれてありがとう」というエモーショナルな感情を抱きつつ、4部、その日最後の衛藤さんレーンへ。1枚でその日出演のらじらー!のお話をして、いざラスト。

ほ「今日最後!てかアルバム最後!」

こちらが目を見て言ってすぐでしょうか。僕の指と指の隙間にぐっと深く彼女の指が入る感触がしました。一瞬何が起こったか理解出来ず、握手会では久々に頭が真っ白になりました。手元を見ると、やはりそうです、恋人繋ぎです。完全な不意打ち。

僕が顔を上げると、彼女はじっと目を見て言いました。

み「離れんように・・・恋人繋ぎ♡」

いやぁ、完全に一本取られたなぁ。彼女が本当に僕を許したのかどうかは分からない。それでもこの一言でああ、すげえなと素直に思ったし、ナイスリード!と唸らせられるような返しでしたね。

頷いて、もちろんこう返しましたよ。 

ほ「また18枚目もね!」  

極論、「浮気者は知りません!」と怒って喧嘩別れだって有り得たわけです。それをこうマンガみたいにうまくこの一言でまとめた。「神対応」と言われる所以はここにあり、と感じさせられた、一連の浮気事件でしたとさ。
 


この一件で感じたのは言葉のキャッチボールに関してでして・・・仮に握手会において我々ファンがピッチャーとしたら、彼女たちアイドルはキャッチャーです。(そう言えばドラマ「初森ベマーズ」で衛藤さんはキャッチャーでしたね)
会話は言葉のキャッチボールとよく例えられますが、投げる側と受ける側の連携が重要となってきます。とんでもないボールを投げたら、当然キャッチャーは捕れません。もちろんキャッチャーが居なければボールを投げても捕る人はいません。だから、言葉を受け止めてくれるキャッチャー側、つまり握手会だとアイドルにすごく感謝したいなと。ピッチャー側が過信して取れないようなコースのボールを投げたのに、「何で捕れなかったんだ」と文句を言ったりしたとしたら、それは違うんじゃなんじゃないのと。(そもそも捕る姿勢がなかったり、わざと捕らなかったりとかならアレですけど、それは判断が難しい) 


今回は彼女のリードに本当に助けられました。とんでもなく素晴らしい衛藤美彩という存在に出会えたことを、本当に嬉しく思いつつ、18thもレーンに並びたいと思います。

今回はこのような結末となりましたが、皆さんも浮気バレにはくれぐれもお気を付けくださいw

20170725-02




<ノギザカッションでは、皆さまからのレポート、エッセイ、小説、イラスト等を募集しております。詳しくはこちらをご覧ください。>

 

乃木坂46 ブログランキングへ