「ふたり」様より、 2017年8月11日にゼビオアリーナ仙台で開催された「乃木坂46 真夏の全国ツアー2017仙台公演」のレポートをいただきました。 


 「映像化される可能性が低いため、詳細に……と思っているうちに、今までと比べてもかなりの長文になりました」と筆者のふたり様。


 その詳細に綴られたレポートによって、まるでその場にいるかのような臨場感を味わえます。

 これぞまさに、文章で体感するライブ。

 詠み終わったとき、ライブ終わりの高揚感に包まれることでしょう。


ふたり様の過去の投稿記事

 20170817-07


(以下、ふたり様のレポートです)


 8月11日にゼビオアリーナ仙台で開催された、乃木坂46 真夏の全国ツアー2017の初日に
行ってきました。

 7月1日の明治神宮野球場で幕を開けた今年の全国ツアーですが、神宮は期別にライブを
行うなどスペシャル感の強い公演だったため、実質的にはこの仙台でスタートするという
印象です。セットリストもまったく予想がつかず、楽しみです。

 そしてこの公演、モバイル先行や一般でチケットを取れなかったため、いわゆるスペ
イベ(アルバムを購入した人が応募できる、各会場のスーパーリザーブシートが当たる
スペシャルイベント)に応募し、なんとか当選して手に入れたチケットでの参加となり
ました。

 スペイベでの参加は初めてなので、緊張しながら集合場所へ行くと、すでにたくさん
の人たちが集まっていました。

 各公演ごとに100名の当選者がいて、ペアではなく一人1枚しかチケットをもらえない
のですが、なぜか当選者同士で談笑する大人数のグループが、あちこちに。
 スペイベは、(膨大な数を応募することにより)毎回同じ人が当選しているという噂
を聞いたことがあるのですが、本当だったんですね。しかも、仙台の4公演すべて当選
しているという集団も多く、いったいどれくらい投資しているのでしょう(^-^;

 集合時間の16:30になって、係員から呼び出しがかかり、まず連番を希望する人から
座席を抽選します。連番は、全体の3割くらいでしょうか。私は単番なので、それらの
一団が終わってから、抽選しました。

 当たった席は、ステージに向かって左側の最前であるAブロックでした。ブロックの
中では、スタンド側の遠い位置で、列としてはちょうどブロックの中盤あたりです。
 周りを見渡すと、先ほど見かけた人たちが多数いるため、スーパーリザーブシートは、
Aブロック内にランダムに配置されているようですね。

 アリーナの最前の端っこは、良さそうに見えて、実はあまり良い席ではないことが
あるのですが(特に神宮)、ここはどの座席からもステージに近いゼビオアリーナ仙台
です。端っこでも十分に近いので、肉眼で表情まで見えそうです。

 今回のステージはかなり高く設置されており、アリーナからは見上げる状態となり
ます。
 神宮のような「バックステージ」の設置は不可能にせよ、センターステージや花道は
あるかなー?と思っていたのですが、それはありませんでした。

 代わりに、ちょっとだけメインステージから出っ張った四角いステージが、アリーナ
の前方に作られています。
 さながら長崎の出島みたいな作りで(橋の太さは違いますが)、センターステージと
までは言えないため、このレポートでは「出島ステージ」と表現させていただきます。笑

20170817-06

 そして、開演の1時間前と30分前の2回、さゆりんご軍団による「孤独な青空」の替え歌
で、「孤独な軍団」の歌と映像が会場に流れました。これまたよくできた内容で、必死に
メモしましたので、見てもらえるとうれしいです。
 ライブ開演前の、無人の神宮球場で撮影されたらしい映像と、それぞれのソロパート
がしっかりある生の替え歌。琴子さんの歌声のキュートさを、初めて認識しました。


 やがて開始5分前くらいに、順調に影ナレが入りました。今回は1期生・中田花奈、
2期生・佐々木琴子、3期生・向井葉月の、8月生まれの3人。この期別にピックアップ
するパターン、今後も多用されそうですね。

 待つことしばし、そして流れるOVERTURE。

 歴代の夏曲のMVが流れて、そしてSENDAI OSAKA NAGOYA NIIGATAのロゴ。最後に真夏の
全国ツアー2017の文字。 
 ドーム公演が入っていないのは、別バージョンでオープニングの映像を作るからか、
それともセットリストをガラッと変えてくるのか、そのへんは想像することしかできま
せん。

 立ち昇るスモークの中、ステージの構造物に設置された3つのドアが、観音開きで
全開され、メンバーの登場を待ち構えます。

 そこで流れた、せつなげなイントロは―――。


1「逃げ水」 センター:大園、与田 フロント:白石、西野、飛鳥、堀
 
 メインステージで、全員でのパフォーマンス。あの「逃げ水」のオフショル歌衣装で、
しかもフルコーラスでした。

 向かって左側に位置する飛鳥とまいやんが、ペアダンスを踊る場面があって、ふたり
ともニコニコ微笑みながら、そして飛鳥がちょっとはにかみながら踊るのが、たまらな
くかわいかったです。
 そして、ターンした時に、くるっと回るスカートが描く軌跡が美しすぎて、見とれて
しまいました。

 ステージの左端、つまりは私たちの正面では、3期生たちがバックダンスを繰り広げて
いて、見るポイントが多すぎて忙しい1日になりそうです。笑


2「ガールズルール」 センター:白石 フロント:松村、衛藤

 イントロでヒートアップする会場。「仙台、盛り上がっていくぞー!」とのまいやん
の煽りでスタート!
 1番の歌詞まではメインステージでパフォーマンス。ななみんポジにはみさ先。2番
の歌詞に入ったあたりで、早くもトロッコが登場。まいやん、飛鳥、七瀬、桃子が、
スタンド最前を通るルートと、アリーナ中央を突破するルートの2ルートで、運ばれて
いきます。

 メインステージ、出島ステージともに、全体にメンバーが広がって、特に3期生を
中心に、「レスくれくれタイム」となりました。


3「夏のFree&Easy!」 センター:西野(@トロッコ) フロント:四散状態

 トロッコが、アリーナ後方まで行ったところで、ガルルは終了。間髪入れず、夏曲
のオンパレード!
 今度はなぁちゃんが客席を煽ります。そして、トロッコを乗り換え、逆方向へ進んで
いくと、スタンド大喜び。
 レスくれくれタイムは続き、トロッコ組が帰ってきて、ようやくメインステージに
集結してのパフォーマンスとなりました。


4「太陽ノック」 センター:大園 フロント:生田、西野、白石、飛鳥

 まさしく夏曲のオンパレード! しかもあのオフショル衣装のままです。
 この曲は、階段を登ったところにある、ステージ上段も使いながら、全員がメイン
ステージで踊ります。
 生駒ちゃんが舞台でお休みということで、代わりにセンターに立った桃ちゃんが、
一生懸命客席を煽ります。楽しそうなまいやんの表情にほっこり。

 基本的にまいやん推しなので、そっちを見ていたいのですが、正面間近には
ひなちまやかなりん、絢音ちゃん、美月ちゃんらが、ずらっと並んでおり、ほんと
どこを見ればいいのか、贅沢な悩みに包まれていました。


<MCタイム 1回目>
 
 夏曲連発で、一気に気温が上昇したところで、最初のMCタイム。
 まいやんが音頭を取って、「のぎざかフォーティーシックスです!」の決め挨拶を
した後、桜井キャプがMCを引き取ります。
 自由なキャプテンは、「盛り上がってますか!」と4回ほど煽った後(笑)、18th
センターの二人に挨拶をさせます。

 緊張しながら、つっかえながらも「先輩に迷惑かけないように頑張る」という与田
ちゃん、そして、「おいしいものをいっぱい食べて帰りたい」という桃ちゃんの順で、
ツアーの抱負を語る二人(桃ちゃんのは抱負と言えるかどうか(笑))。
 ただまあ、ひたすら泣きじゃくっていたお見立て会のあの状態から考えれば、隔世
の感がありますね。まだあれから1年も経っていないのに、人の成長というのは想像
を超えるものです。

 キャプから、今日は生駒ちゃんとひめたんがお休みで、44人でお届けするとの
アナウンスがあり、メンバーに話を聞いていきます。

 指名されたのは、昨日誕生日を迎えた飛鳥さん。
 メンバーといっしょだったため、たくさんお祝いしてもらえてうれしい。基本、
お祝いごとが好きなので…という飛鳥。
 自分で言うのもなんだけど、誕生日と、ツアーのスタートを記念して、「一丁
締め」をやりたいと言い出します。

 「一丁締めというのは、「よーおっ!パン!」と手を叩くもので…」と説明する
飛鳥に、「それは一本絞めじゃない?」と突っ込む真夏さん。
 待ってましたとばかりに、反撃に出る飛鳥。「そんなこと言うと、バカがばれる
よ。一本締めは、パパパン パパパン パパパンパンと叩くやつで、パンと1回だけ
叩くのを一丁締めと言うの!」と得意げに語ります。

 同じことを以前、職場の年配の上司が語っていたことを思い出して、飛鳥何歳だよ
と内心突っ込んでいました(笑)

 そしてどうしてもやりたいという飛鳥に、じゃあやろうか!とキャプが同意して、
やることになったのですが、最初の「よーおっ!」という掛け声を、飛鳥が言う前に
客席が言ってしまうため、「それ、私が言うやつ!」と拗ねるところがかわいいです。

 気を取り直して、無事に一丁締めも終了。「さあ、帰ろうか!」というキャプの
定番のボケで場がなごんだところで、次の曲へ。


5「泣いたっていいじゃないか?」 センター:高山 フロント:白石、西野
 
 初のかずみんのセンター曲。かずみんは、高校生クイズの主題歌ですと紹介し、
「wow wow」という歌詞があるので、手を「wow wow」とやってくださいねと、自
分でいろいろ前フリしながら、センターポジションへ向かいます(笑)。18thの
選抜メンバーでの披露です。

 歌い出しはかずみん。けっこう早口なので、コールしづらい曲。出だしのパート
を歌い終えたかずみんが、次のパートを歌うメンバーのところに近づいていく、と
いう演出で、どんどん移動していきます。
 そしてサビ前で、一人フォーメーションから外れて、さびしそうに座り込む形に
なるのですが、そこにまいやんとなぁちゃんが歩み寄って、優しく肩に手を置いて、
元気になったかずみんがセンターへ戻っていく、という流れ。

 途中、まいやんとなぁちゃんが向かい合い、両手で橋を作って、その下をメン
バーが通っていく演出があるのですが、メンバーがいろいろわちゃわちゃしていて、
ここもお楽しみポイントのひとつです。

 翌日の夜公演では、飛鳥の後ろについた万理華が、なぜか飛鳥のスカートの裾
をめくり上げて全開にしながら、橋をくぐっていきました(笑)。


6「未来の答え」 センター:山下、久保

 続いてメインステージには、3期生が登場。美月さんと久保ちゃんがセンター
に立ちます。
 この曲は振り付けがおもしろくて、ララランドの要素が入ってる?とか、志村
けんが入ってる?とか、いろいろ想像すると楽しいですね。


7「ライブ神」 センター:堀 フロント:北野、寺田

 場内が暗転し、出島ステージに2期生が登場。曲調に合わせてか、スペーシー
な衣装です。
 6人ずつで2列に分かれて、前に歩く列と、後ろに歩く列が、斜めに交差する
ような振り付けが何度もあって、かっこいいですね。
 私の位置からは、蘭世さんと純奈さんの横からの姿がよく見えたのですが、
動きが華麗で感心しました。


8「世界で一番 孤独なLover」 センター:白石 フロント:松村、衛藤
 
 ダンスコーナーからの、セカラバ・イントロへの流れ。後のMCで、過去最高に
凝っているダンスと紹介される内容でした。
 メインステージで、複数の巨大なボックスも使いながらの、1期生だけのパフ
ォーマンス。私の位置からは、ダンスといえばこの人・伊藤万理華さんの姿が
よく見えなかったのが残念でした。


<VTR 1回目>

 1期生、2期生、3期生のそれぞれのオーディション合格発表の様子。そして、
その3つが、この仙台で合わさったとの短いVTR。長いVTRだと思ったので、いっ
たん座ったのですが、慌てて立ち上がります。(これで学習したためか、翌日の
公演で座る人はほとんどいませんでした。笑)


9「設定温度」 センター:なし 

 メインステージに再登場する1期生たち。まいやんから順番に、それぞれの
パートを歌っていきます。そして順に、出島ステージへ移動。
 1番の歌詞が終わったところで、全員でメインステージに向けて「どうぞ!」
のポーズを両手で作ると、ステージ上段に2期生が登場。

 2番の歌詞は2期生が担当。それぞれ歌いながら、メインステージに階段で
降りてきます。ここで、1期生もメインステージに戻っていき、1期と2期が
混ざり合ったポジションへ移行します。

 そして2番が終わり、落ちサビのところで、3期生が登場。3期生がメイン
ステージの中央に向かうと、1期生と2期生が一列となり、半円形の緩やかな
大きなカーブを描く態勢に。
 その半円に優しく包まれながら、3期生が歌い終えると、やがて3期生も
1期生と2期生の中に混ざり合い、曲が終わるという流れでした。
 曲もいいけど、ここの演出も良かったですね。


<MCタイム 2回目>

 全員そろったところで、2回目のMCタイム。キャプが進行します。メンバーに
話を聞いていこうかーということで、まずは3期生から。ここは、岩本蓮加さん
だった気もするのですが、よく覚えていません、すいません。

 2期生は渡辺みり愛さん。ケータリングでの桃ちゃんとのエピソードを紹介。

 ケータリングのコーナーで待っていると、つかつかと近づいてきた桃ちゃんに、
食べ終わった食器を渡されたとのこと。どうも店員さんと間違われたそうです(笑)

 あわててステージの前に出てきて、言い訳する桃ちゃん。「あまり顔を見てな
かったので、みり愛さんだとわからなくて、気がついてびっくりした」とのこと。
 「舐められたもんだよ」と、やさぐれ気味に言い放つみり愛さんですが、顔は
うれしそうに微笑んでいました。

 1期生はかずみん。「泣いたっていいじゃないか?」で、与田ちゃんのフリ
入れが遅かったので、ちょくちょくかずみんのところへ寄ってきて、「ここどう
でしたっけ?」と聞かれるのがたまらないと、もはや孫を見るおばあちゃんの
目線(笑)。

 甘すぎるという声も出てくるとは思いますが、私はかつてこんな優しい雰囲気
に包まれたグループを見たことがありません。メンバー同士のそんな雰囲気を
保ったままで、果たしてどんなグループが育っていくのか、行きつくところまで
見てみたいですね。(そのかわり、スタッフは、メンバーにいろいろ厳しく
言ってそうです)


<NOGIZAKA THEATER>コーナー

 ここで、新たなコーナーが始まります。司会に指名された松村さんが、一歩
前に出て、コーナー紹介。1期生、2期生、3期生がそれぞれ混ざり合って、
いつもとは違うショー仕立てでパフォーマンスするとのこと。

 この日の公演では、客席も立ったまま見守っていましたが、翌日以降の公演
では、全員を座らせてから、ショーが始まる形に変えられました。

 コーナー紹介の大事なところでまっつんが噛んでしまい、いったん「えーん」
となった後(笑)、気を取り直して「イッツ ショータイム!」の決め台詞と
ともにスタート。

 最初に、過去のライブ映像(オフショアガールならぬオフショルガールを
歌った、伝説の真夏さんソロなど。笑)が、フィルムっぽく加工された画質で
流された後、マジシャンのような衣装に身を包んだ未央奈が、ステージ上段に
登場しました。


10「君の名は希望」 12人
   1期生:万理華、井上、生田、星野、ちはる、能條、和田
   2期生:堀、相楽
   3期生:梅澤、吉田、岩本

 幕の閉められたステージ上段に登場した未央奈が、指を鳴らすごとに、
ハットやステッキが、幕間から手渡されます。
 身支度が整ったところで、幕が開き、全員が登場。

 ジャジーなテイストの「君の名は希望」。サビの「なんにも」のところで、
全員でステッキを斜め上にスッと伸ばすところが、かっこよかったですね。

 
11「ぐるぐるカーテン」 6人
   1期生:西野、中田
   2期生:鈴木、渡辺
   3期生:山下、阪口

 メインステージの袖から登場した七瀬さん。そのまま中央の階段を上って
いきます。背後の映像には、緑色の線が、タテ・ヨコ・ナナメ、縦横無尽に
走っています。
 ステージ上段に上がり、その中の1本の横線を、指で操作する七瀬さん。
線を広げてみようとするも挑戦するも失敗。今度は線を縦にして再度挑戦。
一度失敗した後、線を開けることに成功。一面に広がるニューワールド!

 そしてメンバーが登場し、ここでまさかのロボットダンス! 思わず
若月さんの姿を探しましたが、若月さんは脚の炎症に配慮し、このコーナー
はお休みのようでした。

 そして、七瀬さんのシンメは、山下美月さん!

 乃木坂の最終オーディションのSHOWROOMで、七瀬推しを公言していた美月
さん。表立っては言わないけれど、内心は相当うれしかったと思います。

 ちなみに、翌日の昼公演では、フリーの決めポーズをする場面で、七瀬
さんと同じポーズでかぶってしまい、スタッフに怒られたものの、同じポ
ーズができてうれしかった!と満面の笑顔でした。

 曲の後半には、メインステージに降りてきてのパフォーマンスとなりま
した。


12「命は美しい」 10人
   1期生:衛藤、秋元、樋口、川村、川後(いずれも看守役)
   1期生:桜井(囚人役)
   2期生:新内、佐々木(囚人役)
   3期生:佐藤、向井(囚人役)

 前の曲が終わる少し前のタイミングで、ステージ袖から出てきた、ミニスカ
ポリスの格好をした真夏さんと樋口日奈さん。パフォーマンスを終えて
帰ろうとする中田さんを呼び止め、言いがかりをつけて逮捕します。

 初日は理由があいまいだった気がしますが、その後の公演では、罪名を
告げてから逮捕するという子芝居を打つようになり、今後もアドリブが
繰り出されるようで楽しみです。

 ステージには、柵の下ろされた巨大なボックスにそれぞれ入っている、
囚人役の5人。そのボックスの上にみさ先が乗っかって、Sっ気たっぷりに
ムチのような武器で、ボックスを叩きます。
 他の4人もステージ上段から登場し、それぞれのボックスの上にスタンバイ
します。

 しばしボックスの上下で踊った後、後半は下に降りてきて、ボックスから
出てきた囚人たちと対決!

 最後は囚人をつかまえて、舞台袖に引っ張っていくという演出ですが、
どうつかまるかは自由だったらしく、素直に連行される3期生や琴子さん
とは異なり、激しく抵抗するキャプや、やたら短いスカートで脚の長さを
強調するまいちゅんは、これからもいろんな子芝居を見せてくれそうです。

 最後、一人残って、出島ステージまで歩いていくみさ先。「逮捕して
ください!」との客席からの声援がかかるも、スベり気味だったため、
スルーして「あ、雨…」という芝居で終了しました。

 翌日の公演以降は、ここでもみさ先が「誰かいい人いないかなー? いな
いか!」と客席を煽ったり、「暑いわー」と言いつつ上着を脱ぐ演出が
ありました(笑)。


13「バレッタ」 9人
   1期生:松村、飛鳥、優里
   2期生:山崎、純奈、かりん
   3期生:大園、理々杏、中村

 ステージ袖から、青いレインコート、青い傘で出てくるまっつん。
ふと立ち止まって、カメラ目線で投げキッスをしたところで、曲がスタート。

 赤、黄、青の3色に分かれて、メインステージでパフォーマンス。途中、
上から釣り下がる紐に傘をつなげて、その傘が浮遊し、曲に合わせて上下
する演出あり。

 そして、レインコートを脱ぎ棄てて、南国っぽい衣装に代わるメンバー。
まっつんがりりあんにキスをしようとするシーンがあるのですが、すぐにス
テージが暗転し、最後まで見届けることはできませんでした(笑)。


14「おいでシャンプー」 6人
   1期生:白石、高山
   2期生:北野、蘭世
   3期生:与田、久保

 出島ステージに、スタンドマイクで登場する6人。赤いジャケットに、
下は黒いミニスカートまたはショートパンツ。
 曲の途中、まいやんがハンドマイクを持って、右端の久保ちゃんの
ところまで寄っていき、頭をなでなでする演出がありました。

 後半、メインステージに、全グループが登場して、曲に合わせてそれ
ぞれのダンスを繰り広げます。
 ひたすらロボットダンスに徹する一団と、ハットにステッキの集団、
そして看守と囚人。なかなかのカオスな世界観でした(笑)。


<MCタイム 3回目>

 出島ステージに全員がいったん集合。「みなさん、いかがでしたかー?」
とのまいやんの問いかけに、声援で答える客席。

 キャプがMCとなり、各グループから一人ずつ、参加したメンバーに話を
聞いていきます。

 君の名は希望は、梅澤美波さん。ぐるぐるカーテンは鈴木絢音さんで、
「近未来をイメージした」とのこと。まじめに答えて、「以上!」と
締めくくった絢音ちゃん、やっぱり面白い子です(笑)。

 命は美しいは、ひなちまで、リハーサルの時、「私の脚、長いでしょう?」
と聞いてきた、まいちゅんのエピソードを紹介して爆笑。まいちゅんは
本番でも気取っていたそうです。
 ひなちま自身は、先ほどのかなりんを逮捕するシーンで、手錠をかける
のが初めてで、間違えて片手に手錠をふたつかけてしまったと、かわい
らしいエピソードも披露していました。

 おいでシャンプーはりりあん。顔を近づける振り付けの時、まっつんに
キスされたとここで暴露!
 とたんに慌てだすまっつん、その隣には、まっつんが愛してやまない
大まいやん様が鎮座しています(笑)。

 あわあわしながら、かわいさ余ってぐっといったら、唇と唇の先っちょ
が触れてしまったと言い訳するまっつん。
 そこに、「してくれてうれしい、次回以降もしてくれるか楽しみ!と
いうりりあんの凄まじい返しが来て、まっつんは撃沈していました(笑)。


 ここで、MCが真夏さんとかずみんの二人にチェンジし、その二人を残して、
他の全員がステージ袖にはけていきました。

 翌日以降の公演では、キャプではなくかずみんが最初からMCを務め、次の
準備があるメンバーは早々にステージ袖にはけていく形に変更されました。
 よって、次のあさひなぐ連動企画で、真夏さんとかずみんがグダグダ
しゃべるところは、残念ながらなくなってしまいました(^-^;)


<あさひなぐ連動企画>

 出島ステージに残された、真夏さんとかずみんの二人。
 警官姿の真夏さんと、赤の上着に黒の短パンのかずみん。「へんなコスプレ
大会みたい」と笑うふたり。

 「制服って、私たちでもまだ大丈夫かな?」という話になり、「かずみん
はいつ着てもJK感があるよね」との真夏さんの言葉に、「うれしい!」と
喜ぶかずみん。
 「じつはリハーサルでそう言ったら、本番でも言ってね!とかずみんに頼
まれたので、言ってみました」と、真夏さんがネタばらしし、「あー」と
身もだえるかずみん。息の合ったコンビ芸でした(笑)

 さらに、「ゆったんのJK感がすごい。さっき本番前も、自撮り棒持って
きてて、ウェイウェイしてた」と紹介したところで、VTRへ。

 ここで、映画「あさひなぐ」の予告が流れます。私は舞台版の方も見ている
のですが、その時に見たシーンや聞いたセリフも映像化されており、これは
見に行かねばと思いました。運営の思うつぼですね(^^;。

 そしてVTRが終わると同時に、ほら貝の音が会場に響き渡り、映画版
と舞台版両方のキャストによる、薙刀の実演が披露されました。映画版で
主人公東島旭の友達役である、かなりんやゆったんも、薙刀を握っての袴で
の登場です。

 七瀬旭vs飛鳥旭、まいやん小春vs若様小春など、同じ役同士で対戦する
場面もあり、舞台を見た者にもうれしい演出となりました。

 実演が終わった後、一同が一列に並び、背筋をピンと伸ばして型どおり
の浅いお辞儀をすると、会場から拍手が沸き起こりました。

 ここで、井上小百合さんを一人残して、メンバーがステージ袖に引き上げて
いきます。
 井上さんの手には、ハンドマイクと数枚のA4のペーパーが。

 ここからは先日来、公式サイトで募集を始めている、ファンからの部活動
のエピソードを、写真と手紙で紹介するコーナーが始まりました。

 今回紹介されたのは、野球部の地方予選でのエピソード。背後に写る部員
のみんなのスナップ写真と、感動的な文章。

 井上さんが朗読していくのですが、めずらしく何度も噛んだり、あるいは
感情を抑えるかのように、時折荒い息遣いをするのが聞こえたため、少し
心配しました。
 もしかすると、薙刀の実演をしたばかりなので、まだ息が上がっていたの
かもしれませんね。

 朗読の途中で、他のメンバー全員も出てきて、井上さんの背後にずらっと
一列で並びました。

 井上さんが無事読み終わった後、キャプから、部活のエピソード募集の告知
と、このライブが文字通り初披露となる、あさひなぐ主題歌をこれからパフォ
ーマンスすることが告げられ、会場も盛り上がります。


15「いつかできるから今日できる」 センター:西野 フロント:白石、飛鳥、堀、衛藤
 
 映画・舞台出演メンバーが出島ステージで歌唱。その他のメンバー全員は、
メインステージでフォローする形となりました。
 気になるかなりんやゆったんも、出島ステージで歌っており、ホッとひと息
つきました。
 曲自体は、ミディアムテンポの感動的な作品で、背後のスクリーンには、
投稿されたその他の部活動の写真が、スライドショーのように流れていました。


<MCタイム 4回目>

 18thシングルのアンダーメンバーでのMCタイム。かりんちゃんが司会を務め
ます。
 あさひなぐの流れで、部活や、その応援の話を聞いていきます。

 かなりんのバトントワリング部は有名ですね。実は全国大会にも出場して、
金賞を取ってますとかなりんが告げると、「おー」という感心の声。

 テニス部だったゆったんは、「ナイスサーブ!ナイスショット!もう一本」
という、かわいらしい定番の応援の仕方を披露。

 「じゃ、絢音ちゃんもやってみて!」というかりんちゃんの無茶ブリに、
「いいですよ~!」と自信ありげに前に出てくる絢音ちゃん。

 ところがいきなり噛んでしまい、いったん悶絶するも、気を取り直して
リトライ。見事、かわいらしくキメてくれました。
 
 最後に、ひなちまからアンダーアルバムとアンダーライブの紹介があって、
「次はユニット曲のコーナーです」とかりんちゃん。ほんとに安定のMCです。


16「満月が消えた」 ユニットメンバー:生田、星野

 もうひとりのユニットメンバー、生駒ちゃんは舞台でお休みのため、
ふたりだけでスタート。ステージ上段のスクリーンの前で歌っていて、
そのまま二人だけで終わるかと思いきや、途中から背後の映像に「ミニ
生駒ちゃん」が登場。場内歓声。

 映像の生駒ちゃんは、さすがにぴったりとはいかないものの、生ちゃんと
みなみちゃんの実際のサイズ感に合わせた大きさとなっていました。
 そして、映像の生駒ちゃん、生ちゃん、みなみちゃんが、それぞれの
ポジションに立ってのパフォーマンス。
 この手法は、今後生ちゃんが不在となる公演でも、使えそうですね。


17「Rewindあの日」 ユニットメンバー:西野、若月、桜井

 個人的に楽しみにしていたこの曲。出島ステージにて、生歌で
しっかりダンスもこなして、さすがの3人です。
 「く・る・ま」という歌詞のところでの、ハンドルを回すような
振り付けが好きです。


18「忘却と美学」 ユニットメンバー:秋元、高山

 壮大なイントロが流れて、会場からも歓声。メインステージに登場。
 背後のスクリーンにはイメージ映像が流れ、荒野や、荒廃した街に立つふたり
のイメージ。

 最後、左右にある階段にそれぞれ登ったところで、階段自体が移動して中央で
結合。
 ふだんのバラエティでの雰囲気とは異なり、かっこいい二人でした。

 ちなみに、17と18の2曲は、公演ごとに変えています。

12日昼公演:みさ先のガータ姿ががまぶしい「醜い私」
       まいやんとまっつんの笑顔弾ける「流星ディスコティック」
12日夜公演:飛鳥の生歌ソロが感動を呼んだ「硬い殻のように抱きしめたい」
       さゆまり二人だけでひめたん不在の「ごめんね、スムージー」
13日夕公演:堀・北野・寺田の「ワタボコリ」
       西野・若月・桜井の「Rewindあの日」(2回目)


<VTR 2回目>

 ここで唐突にVTR。「乃木坂46が売れた理由をひとつ挙げるとすれば、
なんですか?」との問いかけ。

 ルックスレベルかなぁ…、いや、バナナマンとの出会いがやはり大きい。
モデル業界への進出も重要だし…。
 たくさんの要素や努力、偶然が重なり合って今があるので、ひとつでは言い
表せないというオチかな、と想像していると、答えがいきなりスクリーンに
出ました(^-^;

 「選抜とアンダーがあること」 NHKエンタープライズ 石原氏

 会場は、おそろしいくらいに無反応で、静まり返っていました(^-^;。
はっきり言って、ダダスベリ状態です(^-^;
 見るのが怖くて、客席の様子を振り返ることもできませんでした。

 ひとりの観客にすぎない私でもそう感じたのですから、演出サイドは真っ青
になったのではと思います。これに懲りたのか、翌日の公演では、何もなかったか
のように、このくだりはカットされていました。

 映像を見て静まり返り、時が止まったかのような会場に、次の曲の美しい
旋律が流れます。

 
19「アンダー」 センター:北野 フロント:渡辺、寺田、樋口、優里

 メインステージに登場した、18thのアンダーメンバー。ダブルセンターの
もう一人、ひめたんは欠席ですが、代役を立てずにきぃちゃんの単独センター
となります。
 モニターに映し出されたきぃちゃんは、泣いているように見えましたが、
実際どうだったのかはわかりません。

 とにかく直接的な歌詞であるこの「アンダー」。そのセンターを務めなければ
ならないこと、そしてもう一人のセンター・ひめたんの不在と卒業発表、
自身の選抜落ち。いろいろなことを、今のきぃちゃんは背負っているんだと
思います。
 本人の言葉と、そして突破力を信じて、応援したいと思います。

 曲の途中で、全員で出島ステージに移動するのですが、その時のメンバーの
表情と、毅然と歩く後ろ姿に、さまざまな想いと決意を感じて、こちらも泣き
そうになりました。


20「女は一人じゃ眠れない」 センター:大園、与田 

 メインステージに登場した、18thの選抜メンバー。両手をクロスさせて×
を作る振り付けが特徴的ですね。要所でステージに火柱が立ち上り、熱が
客席にも伝わってきました。メンバーはもっと熱いだろうな(^-^;


<MCタイム 5回目>

 3期生によるMCタイム。ここはいつも、みなみんとりりあんが交代で進行役
を務めています。
 仙台のオススメを3期生のみんなに聞いていくのですが、最後はやはり宮城
出身の久保ちゃん。
 おすすめポイントとして、「松島」を挙げ、みんなで行きたいねーという
話になりました。

 そしてメンバーご当地ならではの、「ただいまー!」「おかえりー!」の
コール&レスポンスも無事こなして、SEVENTEENモデル就任の久保ちゃんからの
お知らせもあって、MCタイムは終わりました。


21「制服のマネキン」 センター:飛鳥 フロント:生田、星野
 
 生駒ちゃん不在のため、センターは飛鳥。先日のお台場夢大陸でのライブ以降、
この流れで固まったようですね。
 飛鳥ちゃんは「サヨナラの意味」のセンターも、ななみんから引き継いだ形
になってますし、乃木坂の中心メンバーとして、着実に歩んでますね。ほんとに
心強い。
 最初はメインステージでのパフォーマンスでしたが、途中から、出島ステージ
の方へ移動していきます。


22「インフルエンサー」 センター:白石、西野 フロント:飛鳥、堀、衛藤、秋元

 ステージに設置された巨大なボックス。出島ステージから戻ったまいやんと
なぁちゃんが、同じボックスに二人で入ります。
 他のメンバーも、それぞれペアでボックス内に入り、歌割りが当たっている
メンバーに、次々とスポットライトを当てていく演出。

 最後の方では、階段を駆け上がったフロントメンバーが、ボックスの上に
乗って、ボックスごと横移動する演出。危ないので、手すりにつかまっており、
振り付けなしの時間帯もありました。

 そしてこのインフルエンサーでの最大の注目点は、伊藤万理華さんのダンス。

 ボックスからは少し離れた位置で、ステージの左右にそれぞれ星野みなみ
さんと万理華さんが立ち、シンメとなってダンスをするのですが、万理華さんの
体が、文字通り尋常じゃない速さとしなやかさで動きまくるので、思わず我が目
を疑いました(笑)。

 とある方からも「無双」と称されたそのダンス、特に「インフルエンサー」
というサビの歌詞の後、「ジャジャンジャ ジャジャンジャ…」というポイント
での、腕がちぎれんばかりの勢いと、それでいてやわらかさのあるダンスは、
圧巻でした。本当に見ていて飽きません。いつまでも見ていたい、そう思わせて
くれるダンスですね。

 そして目を反対側に移せば、みなみちゃんのほっこりするダンス。こちら
も観ていて飽きません。これぞ乃木坂の魅力だと思いました。


23「スカイダイビング」 センター:白石、西野
 
 メインステージで、全員でのパフォーマンス。しかもフルコーラス!

 サビで、パラシュートがどんどん開いていく、楽しい振り付けがあるので
すが、1番の歌詞ではまいやん、2番の歌詞ではなぁちゃんが、一番最後に
ひょこっと出てくる役割になっているのを、初めて知りました。そして笑顔
あふれる、わちゃわちゃしたメンバー。客席も含めて、多幸感あふれる瞬間です。


24「裸足でSummer」 センター:飛鳥 フロント:四散状態
 
 そして、わちゃわちゃしたまま裸サマへ。トロッコも出現し、まっつん、
生ちゃん、与田ちゃん、みさ先が乗り込みます。

 ステージの各所に広がるメンバー。あちこちから手を振ってくれて、もう
どこを見たらいいかわからない状態です。

 最後に、なぁちゃんが近くに来てくれたのですが、レスをしているうちに
曲が終わりそうになって、あわてて走っていくのがかわいかったです。


<MCタイム 6回目>

 本編のラストの前に、今回のセンターである与田ちゃんからの挨拶。
 一年前は普通の女子高生で、こんなところに立つとは想像もしていなか
った。
 あこがれの先輩、いつも寄り添ってくれる3期生、支えてくれるスタッフ
やファンのみなさん。そんなみなさんのためにがんばっていきたいと、
何度か止まりながらも、力強く言ってくれて、大きな拍手が起こりました。
 それにしても、本編でMCが6回目というのは、多いですね…(^^;。


25「ひと夏の長さより…」 センター:松村、秋元

 そして本編最後の曲は、夏にぴったりのこの曲。全員での披露。
 歌唱の中心メンバーは、メインステージから、出島のステージへ移動。
 その他のメンバーは、ステージ各所に展開して、本日何度目かのレス
くれくれタイムとなりました。

 まっつん、真夏さんの笑顔とともに、本編は終了。キャプの「本日は
ありがとうございました!」との号令で、全員で深々と一礼し、メンバーは
ステージを後にしました。

 
 (ここで、客席からのアンコール。わりと揃った方だと思います。)


EN.1「メドレー」
 ロマンスのスタート、ハウス!、ロマンティックいか焼き、ダンケシェーン

 定番のロマンスのスタートのイントロが流れ、ヒートアップする会場。
メインステージに登場するメンバー。
 イントロが終わり、コールしようと待ち構えていると、急に曲がサビの
部分まで飛んでしまい、拍子抜け(笑)。

 「メドレーかー」という声が、近くから上がっていましたが、しっかり
「はーじ」(はーじ)「めーて」(めーて)と合わせていく客席、さすが
です(笑)。

 その後は、メンバーも自由にステージを走り回り、またしてもレスくれ
くれタイムに突入。
 メンバー同士でわちゃわちゃしている場面も多数あり、会場は幸せに
包まれた感じでした。


EN.2「おいでシャンプー」 センター・フロント:識別できず

 トロッコが登場。みなみちゃん、堀ちゃん、真夏さん、かずみんが運ば
れていきます。
 その他のメンバーは、メインステージで歌唱。そして間奏では、客席から
全力の「ナカダカナシカ」コール。私は見られませんでしたが、後のツイ
ッター情報によると、中田花奈さんも、照れくさそうにしていたそうです。

 最後、トロッコから戻ってきたメンバーも含めて、横一列になって、
前のメンバーの腰を持つ場面があるのですが、能條愛未さんと山下美月さん
の間隔がかなり開いており、美月さんが前の梅澤美波さんに必死にアピール
し、それに気づいたみなみんが、前にいるれんたんと麗乃ちゃんを引きずる
ように合流したところが、個人的なツボでした。

 曲終わりでは、飛鳥ちゃんが、真夏さんの背中にだるそうに寄りかかるのが
見えて、それもかわいかったです。

 ちなみに翌日以降の公演では、EN.2の曲は、「バレッタ」「ぐるぐるカーテン」
「君の名は希望」にそれぞれ変わっています。ちなみに、バレッタのななみ
んポジションには能條さん、ぐるぐるカーテンのななみんポジには和田まあや
さんが、それぞれ入っていました。


<サプライズ演出>

 ここで急にステージが暗転し、背後のスクリーンに、「特報」の文字が
出ます。
 メンバーも知らされていなかったらしく、みんながスクリーンに目を
向けます。

 映像のナレーションで、この中に写真集の発売が決定したメンバーが
いて、まだ本人にも知らされておらず、この場で発表するとのこと。

 ざわめく会場。私は、以前噂のあった、きぃちゃんあたりか、未央奈
やまっつんあたりでもいいなーと、気楽に考えてました。

 そして発表!となり、ドラムロールが流れ、ステージが暗転。該当する
メンバーに、スポットライトが当てられるという演出。

 一本のライトに照らされたその先には……。与田ちゃんの姿が!

 「え、え」と言葉も出ず、とまどった様子の与田ちゃん。周りのおめでとう
の声も、届いていなさそうです(笑)。

 そして畳みかけるように、ナレーションで、「撮影は今日、この瞬間から
始まります」と宣言。カメラマンが出島ステージに颯爽と登場して、さっそく
1枚目を撮影するという、サプライズ演出となりました。

20170817-08

 メンバーに押し出されるままに、カメラマンの前に立つ与田ちゃん。
まっつんや真夏さんがすかさず「セクシーに!」「最高の表情で!」
「そこでジャンプ!」「スキップして帰ってきて!」と次々とリクエスト
を繰り出し、それに素直に従う与田ちゃんの様子に、会場もほっこり。

 そしてスキップがうまくできず、変な形になっているのを見て、まいやん
やかなりんも笑顔、笑顔。見ているこちらも、自然と笑顔になる、そんな
ワンシーンでした。

 撮影が終わっても、まだそこに立っているカメラマンに向かって、
「もう今日は終わりましたので、帰ってもいいですよ」とカメラマンを
帰らせたSっ気たっぷりのキャプテン(笑)。「これがほんとに最後の曲になります」
と告げると、他のメンバーも紫のペンライトの準備を始めます。

 そして飛鳥ちゃんを呼び寄せるキャプテン、「今日どうだった?」と
感想を聞くのですが、飛鳥ちゃんも「これって場繋ぎのMCだよね?」と
不満なフリをして、会場を萌えさせます。
 そしてすかさず、「今日のオープニングで、一丁締めをしたじゃないですか」と、
いたずらっぽい表情を浮かべる飛鳥ちゃん。
 「で今は、本当の締めであると…。ならここで、一本締めをやりましょう」
と、今度は一本締めを提案、無事受け入れられました。

 いざ、やりましょうとなった時に、またしても客席から「よーおっ!」
と先に言われて拗ねる飛鳥ちゃんですが、最後は一本締めをしっかり決めて、
ラストの定番曲につなげていきます。


EN.3「乃木坂の詩」 センター:桜井
 
 「生駒ちゃんがお休みなので、私が真ん中に行かせてもらいます!」
とキャプが自ら宣言しながら、中央の生駒ポジへ。
 44人での乃木坂の詩は、やはり壮観ですね。振り返った時に見える、
客席一面に拡がる「紫」のペンライトの海も、美しかったです。

 曲が終わり、ふたたび一列に並んで、「ありがとうございましたー!」とお辞儀
をするメンバー。客席に手を振りながら、ステージ袖に退場していきます。

 その時、あわあわしている与田ちゃんを、そっとステージの真ん中に押し出す
ように肩を押したのは、伊藤純奈さんでした。そして、ステージの真ん中では、
待ち構えたキャプテンが、与田ちゃんをぎゅっと抱きしめます。

 そして一言、「写真集がんばってね」と声をかけて、与田ちゃんを抱きかかえる
ように、舞台袖にいっしょに向かいます。

 いったん退場しかけたところで、与田ちゃんがふっと立ち止まり、客席に向けて
深々とお辞儀をしました。

 それを見たキャプテン、あわてたように引き返し(笑)、丁寧にお辞儀をしてから、
ステージを後にしました。玲香さんらしくて、思わず口元が緩んでしまうような、
いいシーンでした。

 会場に流れる、退場をうながすアナウンスと、点灯される照明。

 仙台初日ということで、ダブルアンコールの声は湧き起こりませんでしたが、
代わりに万感の感謝の拍手が、客席からメンバーに向けて贈られました。



 実質的なツアー初日ということもあって、ちょっとMCが多くて長いなとか、
「NOGIZAKA THEATER」のアレンジは賛否分かれるだろうなとか、いろいろ考える
こともありましたが、総じて楽しいライブでした。

 演出として間延びした部分は、すぐにチェックが入ってブラッシュアップされて
いくはずですので(現に仙台公演の中でも、だいぶ変更がありました)、10月の
新潟でどんな最終形態を見せてくれるのか、楽しみにしたいと思います。

 そしてまだ詳細が明らかにされていないドーム公演は、真夏の全国ツアーFINALとは
銘打たれているものの、また違ったセットリストで勝負してくるんでしょうね。

 長々とレポートにお付き合いいただき、ありがとうございました。また読んで
いただけるとうれしいです。


ふたり






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