（以下、ほっしゃん様レポートです）

※CASTさん、役名などこちらからまず確認をお願いします。それに基づいてレポート内で使用しております

あらすじ(ざっくり)

｢お前が私を知っているだけで腹が立つ。｣が口癖で、我儘な行動を繰り返し、病院の人々からも嫌われていた老人、大貫。人々に心を開こうとしなかった大貫だが、ある出来事をきっかけに一人の少女に心を開く。少女の名はパコ。事故により両親を亡くし、奇跡的に助かるが脳に障害を持ち、記憶が1日しか持たない。ある日大貫がベンチに大切なライターを忘れ、それをパコが見つけて服のポケットにしまう。翌日大貫はライターがないことに気づき必死に探し、出会ったパコがライターを渡すが、大貫はパコがライターを盗んだと思い込み、頬を引っ叩いてしまう。その翌日、もちろんパコは昨日の記憶が無いので何事も無かったかのように大貫と話す。その際に大貫がパコの頬に手を触れると、奇跡的にパコは昨日も頬に触れた事を覚えていたのだ。しかも大貫が頬に触れた時のみ思い出せるということがわかる。｢彼女の心の中に残っていたい、彼女の為に何かしてあげたい｣という思いが大貫を突き動かし、大貫自身も変わり始める。そして彼女が愛読する絵本の演劇をしたいと、病院の人々に頭を下げ、演劇をすることになる･･･

この話は来客(後に絵本の作者と分かる)が語るという設定で進んでいく。ストーリーの中に絵本の内容の朗読が挟み込まれる感じで、絵本の主人公であるガマ王子とストーリーの主人公の一人の大貫が重なる感じが出ていて、すごく良く出来ているなと素人目線ながら思いました。堀米が昆虫で登場したり、龍門寺がコテコテの関西弁だったりで笑わせるシーンもあり、木之本がコールアンドレスポンスで盛り上げるシーンもあり、でも感動するシーンもあり、演者さんの演技もストーリーも良く、本当にすごく良い作品だったと思います。涙の止め方について｢いっぱい泣けばいいんです｣というセリフが一番印象に残りました。

一応ドルヲタ向けに･･･ということでキャストさんの感想は山田菜々さん、伊藤純奈さんに絞って書いていきます。でもホントに堀米役の桑野さんにはあさひなぐの小林先生ぶりにすごく笑わせて貰ったし、大貫役の藤木さんは自身の朗読でないシーンも口を動かして声に出さずに読んでいて凄いなと思ったし、とにかく演者さんみんな素晴らしい演技だったと思います！

それでは、お待たせしました。まずはパコ役の山田菜々さんから。生で見たのは初めてだったけど、とにかく予想より小さかったですね。そして声が特徴的な印象でしたが、小さな女の子役にむしろピッタリでした。とにかくめちゃくちゃ可愛かったんですけれど、椅子に座って足をぶらぶらさせたり、膨れっ面したりする時が特に可愛かったです。

純奈は外舞台では｢犬夜叉｣以来でしたね。今作品では言葉遣いが荒目のナースタマ子と演劇の際絵本を朗読する時の可愛いモードですごく振り幅がありましたが、どちらもうまく演じ分けていて凄いなと思いました。

ナース服が物凄く似合っていて、やはり身長が高くスタイルがいいなと。夜公演は前の方の席だったので美脚を思う存分堪n･･･うわなにをするやめ((ry

まあ、あんなナースがいたら入院したくなりますよ！←

タマ子役の時は声も低めで言葉遣いも荒々しい訳ですが、もちろん迫力もあり、静かに語る場面も気持ちがこもっているように感じ、やっぱりこの子の演技いいなと感じました。可愛い声で朗読するシーンももちろん可愛かったです。演劇ではメダカ役だったので、移動する時に手をヒレみたいにパタパタさせて移動するんですよ、それがたまらんでした。

あとは演者さんが笑わせるシーンで思わず笑っていたのが可愛かったです（笑）

皆さん御察しだと思いますが、この舞台で確実に純奈モチベが大幅に上がりました。そもそも｢犬夜叉｣のライブビューイング見て純奈と若月の演技がもっと見たい！となって、そこで大阪で舞台やって純奈出るとなって行く事にしたので、ホントに行ってよかったです(実は若月の舞台もちゃっかりチケット取りました) 

推しがいるいないに関わらず、女優としての彼女達をライブよりも近い距離で見られるし、何より他の演者さん達の演技にも惹き込まれ、舞台の世界に入り込めるので舞台観劇はホントにオススメしたい！そう思わせてくれた素晴らしい舞台でした。(完）

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