2018年7月21日「乃木坂46真夏の全国ツアー2018 福岡公演」レポート
サマツリダゴッホ 著@summer_tree3529

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去る7月21日、様々な幸運に恵まれ、乃木坂46真夏の全国ツアー2018 福岡公演の1日目に参加してきました。
僕にとっては約1年2ヶ月ぶりの現場であり、また衛藤さんに会えるのは約1年半ぶりということで、テンションが上がりまくった挙げ句、連番相手との待ち合わせ場所に、1時間以上早く到着しました。

長い前置きは置いといて、今回はその公演で披露された衛藤美彩さんプロデュース、衛藤美彩&生田絵梨花両氏による「忘却と美学」を見て思ったこととを書こうと思います。レポートでも評論でもなんでもなく、ただ僕が思ったことを書いただけの言うなれば随想にもならないものです。

先述の通り、今回のライブは本当に久々の衛藤さんに会える場所でした。また、大きなステージで歌う衛藤さんを見るのも初めての経験でした。
「とりあえず、沢山の人の前で歌って踊る衛藤さんが見れて、声援を送れればいい」というのが僕の今回のゴールでした。

そんな中、ジコチュープロデュースのコーナーの一発目としてモニターに「衛藤美彩プロデュース 忘却と美学」と出た時に、思わず膝から崩れ落ちました。翌日も仕事で、以降のライブも参加は困難な自分が見れる、唯一の日程で、推しがメインに立つのを見れるとは思ってもいませんでした。

僕の席は所謂「天空席」でしたので、基本モニターとステージを6:4位の割合で見ていましたが、衛藤さんが出てきた瞬間からいくちゃんが出てきて二人体制になるまでは、ステージに一人立つ衛藤さんの方を見ていました。なんか、モニター越しに見るのが勿体無いような気がしたのです。顔が分からなくても良いから、この衛藤さんの姿をこの目で見ないと、と思っていました。

いくちゃんが出てきてからは、モニターとステージを交互に見ながら、彼女たちのパフォーマンスを楽しんでいました。本人もMCで「いくちゃんの贅沢使い」と話してましたが、話している本人も含めて、この二人のデュオを味わえたのは、やはり贅沢というか、お得なものだったと思います。

二人が歌っているとき、ドームは一面、衛藤さんのカラーである真っ赤に染まっていました。誰が言い出したわけでもありません。衛藤さんがお願いしたわけでもありません。ただ、衛藤さんがメインに立つから、皆赤に変えてくれたんだと思います。

その景色は二度と忘れることはないと思います。彼女が歌うから、とサイリウムを赤にしてくれた方々への有り難さにも似た感情と、小さな体で、広いドームに詰めかけた沢山の人を、一瞬にして変えてしまう衛藤さんの凄さとそんな人を推していることの誇らしさに溢れていました。

余談ですが、ライブ終了後にTwitterを見ると、二人の衣装やら絶対領域やらの話題が散見されましたが、半ば放心、二人の作り出す雰囲気やらなにやらに完全に飲まれていた僕は、彼女たちの衣装には全く意識が向きませんでした。それぐらい、あのステージは僕にとっては強い衝撃がありました。

この場所に、この時にしか来れなかった僕が、この場所でこの時にしか見れない衛藤さんを見れたのは、本当に僥倖だったと思います。

帰り際、あのステージに立つ衛藤さんを見れて良かった、何より、衛藤美彩を推してて良かった、と思いながら、夜中の2号線を軽自動車で飛ばす僕は、誰よりも幸せなヲタクでした。


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