先日発売されたPopteen11月号にて、川後陽菜さんがPopteen専属モデルを卒業されました。3年間のPopteen専属モデル。そのはじまりをひも解いてみましょう。
(#握手会 のお洋服紹介~*/川後陽菜オフィシャルブログより)
かねてから「将来の夢はモデル」と公言してきた川後さんですが、なかなかその仕事をつかめずにいました。
本人自ら、自虐やネタとしてモデルを名乗ることも多く、『乃木坂46 3rd YEAR BIRTHDAY LIVE』では、当時、専属モデルをつとめていた5人(西野七瀬さん、白石麻衣さん、橋本奈々未さん、松村沙友理さん、齋藤飛鳥さん)がファッションショーを開催した際、そのラストに、専属のない川後さんが“オチ”として登場する場面もありました。
また、NOGIBINGO!シーズン4『ファッション雑誌に私も出るぞ選手権』では、モデル志望としてぐいぐい切り込むも、お笑い担当のような扱いになってしまいます。
モデル業に意欲を燃やすも、結果がついてこない。夢を笑いにされるのは嫌だと思っても、それを利用して、モデルへの熱い気持ちを強く訴え続ける。いじられても、ネタにされても、川後さんは言い続けました。モデルになりたいと。
そしてついに転機が訪れたのが2015年5月1日に発売したPopteen6月号。この号で、同誌モデルの前田希美さんと清楚コーデで対決、読者アンケートにて、より「可愛い」という声を集めれば、ついに念願の専属モデルになれる企画が発表されました。
そう、いきなり専属にはなれなかったのです。対決に勝たなくてはいけない。しかも相手は、清楚系コーデでは、Popteen内で右に出るものがいないと言われる存在。川後さんがはじめて好きになったモデルさんでもあります。
編集長をして「ハードルが高過ぎたかなぁ」と思わせる対決に臨み、川後さんはブログで意気込みを語りました。
夢は言い続けたら叶うってどこかでいってました。ずっと言い続けてたら、フリーモデルってならないからおいしいよねって逆に言われるようにもなりました。でも、本当は真剣です。真剣にやりたいです。夢をオチのままで終わらせたく無いです。
―中略―
今後の自分を変える
大事な分岐点なんじゃないかって思ってます。このままは嫌です。乃木坂に入ってずっと後ろにいて中々仕事もなくって、ひなを応援してくれてる人って簡単じゃなくって本当に大変だと思うし、もどかしいこといっぱいやろうし、むっちゃ応援したいけど何したらいいんかなってことばっかだと思います。
これはファンのひとみんながくれたチャンスで、ファンの人の力が無いと絶対に無理、一緒に頑張りたい、夢つかみたい、そしてファンの人に一つの恩返しをしたいです。
重大報告/川後陽菜オフィシャルブログ
その結果はどうなったか。もう皆さんご存知のように、対決に勝利し、専属モデルの座を獲得。川後さんのモデルに対する熱い気持ちが、多くのファンの気持ちを動かした結果です。Popteen専属モデルの裏には、決して一筋縄ではいかなかった、このような経緯がありました。
それから3年が経ちました。
実際に専属モデルになったあとも、つらいことがありました。専属モデルをつとめるメンバーが出演するイベントで自分ひとりだけが出演できない……。みんなの力で専属モデルになれたのに、自分の力が足りないばかりに恩返しができず、「ごめんね」と胸中を明かしたこともあります。
川後さんはPopteen卒業に対して、ブログでファンへの感謝の気持ちを綴り、こう締めました。
ずっとやりたかった専属のお話をいただけてみんなが力を貸してくれて夢を叶えた紛れもなくこれは事実で、証明。
川後さんは「夢の叶え方」を知りました。「強い味方」も得ました。多くの人が川後さんを見て、“夢を応援したい”と思いました。川後さんの夢が多くの人の心を動かした証明です。そしてそれは、かけがえのない経験と武器になったはずです。
どうか思う存分、自分を褒めてほしいと思います。それだけのことをしたのですから。
夢は新たな夢に繋がります。
その先の夢も、きっと叶えられるはずです。
いや、川後さんなら必ず叶えられる。
その言霊の強さが、彼女の道を照らしてくれると信じています。
Popteen専属モデル、おつかれさまでした。
また新たな夢の舞台で輝く姿を楽しみにしています。
(【ご報告】#Popteen/川後陽菜オフィシャルブログより)
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