みんなー、ザンビってるかい!!

素敵な企画を見つけたので、ぜひ紹介させてください。

企画の名前は、『思い出を描き出す者たち』

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企画名からもわかる通り、先日発売した4thアルバム「今が思い出になるまで」を意識して企画されています。

まず今回のアーティスト写真をご覧ください。

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非常にオシャレ。ただ、メンバーによって大きさにばらつきがあります。確かに全部を同じ大きさにして並べても、「アート」は生まれないかもしれません。この構図にしてもプロが考え抜いて設計されたのでしょう。

しかし、メンバーひとりひとりにファンがいて、自分の「推しメン」が小さい扱いだったら、そこに寂しさを感じるのは当然のことだと思います。アート、オシャレ、デザイン。もっと辛辣に言えば「人気」。並びや大きさにはいろいろな意味合いがあるはずです。でも、それがわかったとしても、人の感情はそう簡単に割りきれません。寂しい思いをする方はでてきてしまいます。


そこでこの企画です。

乃木坂46メンバーをイラスト化するファンの方で集まって、アーティスト写真を描きだしました。

それが、こちらです。


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(企画者さまから転載許可をいただいています)



このイラストをはじめて見たとき、おもわず感動で打ち震えました。大げさではなく、本当に「これだ!」と思ったのです。おもわず、すぐに主催者さまに連絡をとり、ブログで感想を書きたい旨を伝えていました。それだけの力があったのです。


乃木坂46をはじめ、グループアイドルは過酷です。人気の格差が生まれ、露出に差がでる。握手会では数字(完売部数)を晒される。

みんな一緒なんて幻想です。40人を越えるグループで、横一線の扱いなんてほぼ不可能。テレビに常に全員参加で、曲は全員で歌って、雑誌のインタビューに全員で答える。握手も、ライブも、ありとあらゆるイベントでみんな一緒。そんなことできるはずはありません。


でも忘れてはいけない、厳然たる事実があります。

それは「全員が乃木坂46」


今の乃木坂を形成するのは、今いるメンバー全員です。だれひとり欠けても、今を描き出すことはできません。みんなでひとつのグループです。これは紛れもない事実。

乃木坂のメンバーでいることに優劣はありません。そして、ファンの想いにも差はありません。あえて悪い言い方をしますが、センターを応援する気持ちも、アンダーの3列目を応援する気持ちも、大切なだれかを思う気持ちです。そこに差なんてあるはずはありません。


イラストを見ると、全メンバーが同じ大きさで描かれ、ひとつの額縁におさめられています。つまり乃木坂46という枠にすべてのメンバーが同じ大きさで収まっている。だれもはぶかない、だれもこぼさない、だれもおとしめない。だれもが幸せになるイラストです。


当然、イラストには巧拙があります。うまいへたはどうしても出てくる。でも、それでいいじゃないですか。いや、それがいいんです。人と違うのは個性です。うまくても、へたでも、それが個性。見方によっては、そのうまいへたの基準だって変わってきます。劣っている部分が、急に評価されることだってあります。

そして個性の集まりが、グループの力です。みんな形が違うからこそ、パズルのピースのように、ピタリとはまり、とてつもない力を生みだします。まさにその「とてつもない力」をこのイラストから感じました。それはグループアイドルを、乃木坂46を見ているときに感じるものと同じでした。

ひとりひとりに個性があり、そのひとりひとりが枠(グループ)におさまると、また違う個性になる。だから、どの角度からも見たくなる。もっともっと魅力を知りたくなる。この企画を通して、改めてその素晴らしさを教えてもらった気持ちです。


ファンアートで大切なのは技術よりも熱意だと思っています。もちろん技術があるに越したことはありません。頭に描いた思いを形にするのに、技術はどうしても必要です。でも、まずは熱意。創りたい!と思う気持ちがなにより大切です。

きっとその気持ちは技術を越えて、伝わる人に伝わるはずです。

現に、「思い出を描き出す者たち」のイラスト、わたしにはビンビン伝わりました。ここまでの文章でそれを読み取っていただければ幸いです。この感動を、もっともっと多くの方に知ってもらえれば、より嬉しい。それだけ価値のある企画だったと思います。




企画者さま、参加した皆さま、企画の実行おつかれさまでした。

乃木坂46の魅力を、そして、すばらしい「思い出」を描き出していただき、ありがとうございました。



なお、こちらの主催者さまのツイートに、参加した方々のtwitterアカウントが明記されています。気になるイラストがありましたら、ぜひ直接ご確認ください。