第5回ノギザカッション小説コンテスト大賞は―― 





















りんどうの栞
作者：宮本えいだい（@eidaimiyamoto）


第5回大賞は宮本えいだいさんの作品に決定しました！おめでとうございます！

今回投稿いただいた作品のなかでは、かなり長い小説になりますが、その長さを感じさせない物語です。内容自体のおもしろさはもちろん、とにかく読みやすい。難しい漢字にもフリガナを加えたりと、読み手を思う配慮が随所に感じられました。その結果として、ストレートに物語が響き、読者の心を打ったのだと思います。

未読の方は、ぜひご覧いただき、「りんどうの栞」の意味を感じてください。そこには大きな感動が待っています。



続いて、準大賞の発表です！




第5回ノギザカッション小説コンテスト準大賞は――
















小説『隅田川』
作者：りりあんおじさん


『恋愛禁止』のタブー（？）に踏み込んだ問題作。普段ふざけてばかりいる作者（失礼）ですが、能ある鷹は爪を隠すとはまさにこのこと。今回、いつもは隠した爪の片鱗をついに見せてくれました。美しい描写に、美しいストーリー。虚構を通じて、現実のアイドル業界の深淵をのぞきこむ作品です。








以上、大賞、準大賞の発表でした。

つづいて惜しくも入賞を逃した作品について、感想とともに作者名を発表します（順番は公開順）。



作者：サマツリ（@summer_tree3529）


小説コンテスト皆勤賞のサマツリさんの新作です。書きたいことをオブラートに包むのではなく、真っ向から叩きつけてくる。下手な小細工を使うよりも、そのシンプルさこそが、この小説を光らせていると思います。テーマにまっすぐに、そして力強く。そんな大事なことを教えてもらいました。


作者：ねこなべ（@neko_naben）


もう言うことなしです。登場人物が文章のなかで躍動し、物語を紡いでいる。モデルとしたメンバーを最大限に引き出している。二次創作の醍醐味を最大限に味わえました。また、会話文を多めに使って、よりその魅力を引き出すことに成功していると思います。「こういうのが書きたい」と、嫉妬心さえ芽生える作品でした。



真相・恐怖との出逢いの現場
作者：sho（@NogKey10）


唯一欅坂メンバーをヒロインにした投稿作品です。夏の暑さのなか、清涼飲料水を飲んだあとの爽やかさを感じる読後感でした。大きな物語のプロローグともエピローグともとれる、短いながらも味わい深いお話です。



はじめの
作者：虎熊すう吉（@suukichi_analog）


登場人物の成長に心を動かされました。その成長に関わるひとりの女性。まさにボーイ・ミーツ・ガール。続きが気になるところですぱっと終わるのも、心地よい余韻を生み出していました。パンケーキを食べながら読みたい作品です。

作者の虎熊すう吉さんはブログを運営しています。ぜひご覧ください。
（走れ！Freeter ～明日のヲタ活のために～）



僕は7年後、また君と出会う
作者：チャイティーヨ the 3rd（@7151Unfair）


タイトルだけで技ありです。やっぱりタイトルは顔ですから、非常に重要なポイントです。そこだけで言えば、今回の投稿作品のなかで、個人的に一番好きなタイトルです。読んでみたくなりますよね？そして、読んでみてこのタイトルしかありえないと思えました。毎回レベルの高い作品をお書きになる方なので、次作に期待せざるを得ません。







以上、第5回ノギザカッション小説コンテストの結果発表でした。



最後にお決まりの文章。


投票によって大賞を決めていますが、

あなたが一番気に入った作品が、あなたの大賞であることに間違いありません。


小説を投稿してくださった皆さま、投票してくださった皆さま、ありがとうございました！