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桐生の部屋 第20回
ゲスト『ささき』様


桐生:
皆様、こんにちは。
季節の変わり目、お風邪など召されていませんでしょうか?
日々皆様の健康だけを願い続ける桐生です。
さて、毎回ここノギザカッションに集う皆様の中からゲストお一人をお招きして、乃木坂46の魅力、推しメンの魅力を存分に語って頂く大型対談企画「桐生の部屋」。
第20回はこの方においで頂きました!


ささき:
桐生さん、ご無沙汰しております。
昭和生まれのささきです。

桐生:
むぅ…気は進みませんが、「昭和」で「ささき」と言えばやらざるを得ないか…

ささき:
何をですか?

桐生:
えー…いきますよー
さ~び~しさに~負けた~♪

ささき:
ん?…昭和…!
まさか、枯れささきって話ですか?

桐生:
枯れ枯れですね。
いっそ綺麗にアレしますか?

ささき:
僕は死にません!
しかし令和の現代、こんな昭和1000%のオープニングトークで大丈夫なんですか?

桐生:
御年配ゲストの方はそんなの気にせず…
オッケーでーす!

ささき:
かしこまりました。
では宜しくお願い致します!

桐生:
こちらこそ!
ささきさんとは握手会場で何度かと、そう、秋葉原でお仲間が大勢参加した宴席でも1度ご一緒しましたね。

ささき:
そうでした、握手会でお会いした際は九州の美味しいお菓子を頂きまして恐縮でした。
あの秋葉原の宴も少し懐かしく感じますね。

桐生:
あの時は、この「桐生の部屋」過去ゲストの方々含めて12人くらい?もっといましたかね?

ささき:
うーん、いましたかね?
いつの間にか愛犬と死別して数年経ち、甥っ子もいつの間にか大学生になっていました。

桐生:
唐突に亡くなった愛犬と甥っ子の話をブチ込まれても困りますが…
でもまぁ、そう!まさに光陰矢の何とかですね!

ささき:
本当に何とかです。
最近では単語すらなかなか頭に思い浮かばなくなって、アレアレソレソレばかりですが…宜しくお願いします!

桐生:
寄る年波、オッケーでーす!
それでは久しぶり、最初のコーナーに参りましょう!
「教えて!あなたの推しグラフ!」
略して…あなグラー!

ささき:
大丈夫ですかね?
先程申しましたように、最近は昨日の昼食に何を食べたかすら、なかなか思い出せない位に記憶も曖昧な日々でして…カツ丼でしたか?

桐生:
知りませんよ!
でも同じく私も覚束ない記憶を辿ってみると、ささきさんは確か…能條さんや川村さん推しでいらっしゃいませんでしたか?

ささき:
はい、第11回ゲストの《ほろ酔いくりぃむエンジェル》「がみ」さんから乃木坂46を紹介され、集合写真の中から目についたのが川村真洋さんだったんです。

桐生:
なんと!きっかけは「酔えば酔うほど酔っぱらう」でお馴染みの《ドランクマスターベイベー》「がみ」さんだったんですね、それは残念!

ささき:
何だか呼び名が渋滞し過ぎてて逆に分かりにくいですね。

桐生:
あ、という事は、ささきさんは「がみ」さんと以前からお知り合いだったんですか?

ささき:
はい、実は飲食関係トントントンで知り合い、今もほぼ毎日お会いしている仲なんです。

桐生:
それはそれは…
では能條さんに関しては?

ささき:
はい、初参戦となった『命は美しい』の全国握手会で初めて握手をさせて頂いたメンバーが能條さんで、その瞳の魅力にやられました。

桐生:
そうでしたか…
お二方とも御卒業されましたからね…
どうします?推しグラフ、いけそうですか?

ささき:
そうですね…
ずっと私の心にはポッカリと空洞が空いた状態ではありますが…
何とかやってみましょう。

桐生:
ありがとうございます!
えー、この「教えて!あなたの推しグラフ!」のコーナーは、自己紹介代わりに、ささきさんの現時点での推しメンをそれぞれパーセンテージで教えて頂く、と言うワンチームな企画です。

ささき:
わかりました。
私のグラフはこうなります!

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桐生:
よしよしうんうん。いい度胸です。
えー、色々とツッコまれるのは当然覚悟されてますよね?

ささき:
えー、何となく。

桐生:
では、順番に処理していきますね。
まず、あなたの心は全然空洞ではない。

ささき:
そんなに落ち着いてツッコまれると胸が痛みます。

桐生:
そして、1推し60%の「個別舞台出演メンバー」って何ですか? 誰の事ですか?

ささき:
気になりますよね?

桐生:
いやいや、僕の見た目が30代前半にしか見えないくらい若々しいからって舐めてるんですか!?

ささき:
桐生さんのコメントこそ相当舐めてらっしゃいますが…
まぁ確かに私は推しがブレブレ皆大好き状態ですよ。

桐生:
ブレブレにも程があります。

ささき:
特に舞台メンは劇場で拝見した途端、自動的に全員推しになってしまうシステムですから。

桐生:
システム?うーん、では「個別舞台出演メンバー」というのは今まで舞台を観劇された事のある…

ささき:
流石は桐生さん、鋭いですね。
井上さん、生田さん、久保さん、早川さん、伊藤純奈さん、樋口ヒナチマ、りりあん、えー…

桐生:
ちょっと待ちなさい!

ささき:
舞台で拝見したら最後、共演してもいないのに共演者キラーにやられたかの如く、その場で好きになってしまうシステムですから。

桐生:
さっきから何のシステムですか!

ささき:
とは言っても結局、一目惚れの佐々木の琴子、愛知大好きからのでんちゃん、そしてれなちと掘ちゃんだったりします。

桐生:
増えた!?

ささき:
あ、柴田さんは是非演技を観てみたいです!
後は清宮レイちゃん、遠藤さん、賀喜さんとか?

桐生:
どうしよう…

ささき:
桐生さん、そんなに悩まず。
さ、顔を上げて下さい!

桐生:
アンタのせいだよ!

ささき:
えー、確かに私は推しを絞る事ができません。
そう!全くね!

桐生:
開き直りましたね。

ささき:
でもですね、私は乃木坂メンバーが出演している舞台を観劇したり、ライブに参戦して沢山のメンバーをガン見するのが楽しいんですよ。
いけませんか?

桐生:
いや、いけないと言ってる訳ではなく…
ただコレは対談ですから、通常だと推しメンを2~3人挙げて頂いて、好きになったきっかけは?とか、どの辺が好きなんですか?とか…

ささき:
ぬるいですね。

桐生:
えっ?

ささき:
桐生さんはメンバーを好きになるのに、きっかけや理由が必要だと仰る訳ですね。

桐生:
あ、えー、どうだろう?
要りませんかね…

ささき:
じゃあハッキリ言いますね。
恐らく同年輩の桐生さんなら分かるはず。
私はね、高井麻巳子ショックがいまだに癒えてないので推しを絞る事が出来ないんですよ!

桐生:
会員番号16番!
何の話だ!いつの話だ!

ささき:
やはり御存知で。
私も御多分に洩れず、おニャン子クラブが青春の門だったんです。

桐生:
うーん…読者は一先ず置いておいて、少しだけ昔話をお聞きしましょうか。
確か第18回ゲストの《愛欲と倒錯のりりあんおじさん》「斜めに見える青空」さんも高井さんファンだったかと。

ささき:
そうでしたか、それは奇遇ですね。
あの当時の私はまみまみ…高井麻巳子さんの写真集を枕の下に入れて眠っていたものです。
本当にピュアでした…あの頃。

桐生:
あの頃…思春期、そして性の目覚めですね。

ささき:
いや、本当にピュアな気持ちでした。
夕焼けニャンニャンを観たくてサッカー部を辞めたら、先輩に殴られたのも今では良い想い出です。

桐生:
昭和感満点のエピソードですね。
ただ僕は平成生まれという設定ですので、おニャン子クラブの事など知る由もないのですが…

ささき:
それはまた無理筋な設定ですね…

桐生:
…余談ですが、とある僕の知り合いの方は、ささきさんが写真集を枕の下に入れていたように、河合その子さんのポスターをベッドの天井に貼っていたそうですよ。

ささき:
会員番号12番!
桐生さん…そうか!我々の推しは…

桐生:
我々って言うな。
ええ、高井さんと河合さんはそれぞれ、作詞の秋元康先生と作曲の後藤次利先生の元に…

ささき:
くっ!

桐生:
…もう止めておきましょう。
まぁ僕の話じゃないんですけどね。

ささき:
呪縛なんでしょうか?

桐生:
さぁ、どうなんでしょう?
でも僕は昔から完全単推し気質でしたから。
みなみちゃんが引退したら乃木坂も…

ささき:
そうですね…私もちょっとだけ単推しの感じを思い出しましたよ。
大所帯のグループの中で1人の推しに出会い、そして応援するというのは素晴らしい事でしたね。

桐生:
おニャン子クラブの後は?

ささき:
はい、一時期はメンバー5人位のグループを推したりしてみたのですが…

桐生:
なるほど、ザ・ドリフターズですね?

ささき:
いやいや、それも好きですが…

桐生:
5人…嵐?
ももクロは6人が5人で4人だし…
あ、CoCoか!

ささき:
CoCoも5人が4人ですよ!
それはさておき、やはり私は王道的な大所帯グループが好きなんだと思います。

桐生:
なるほど。

ささき:
そんな大所帯グループの中でも、賑やかでおしとやかで華やかな乃木坂46は素晴らしいです。

桐生:
歴史の生き証人だけに説得力抜群ですね。

ささき:
そして元々お芝居が好きなので、多くのメンバーが舞台に立ってくれる事はとても嬉しいです。

桐生:
なるほど、青春の入口で精神的な挫折を味わいながら、それでも昭和、平成を駆け抜けてきたささきさん。
もっと懐かしい話をお伺いしたいところですが、そろそろ次のコーナーに参りましょう!
「見せて!あなたのベストショット」
略して見せベスー!

ささき:
ベストショットですか。

桐生:
はい!ささきさんの場合、推しメンなら誰でも結構ですので、ささきさん的にこれだ!というメンバーのスペシャルな1枚を披露して頂きます。

ささき:
はい、私の場合…
やはりこれになりますかね。

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ささき:
懐かしい!時代ですよねー
今までに感謝してこれからも色々と楽しみたいですね。

桐生:
はい…気持ちは充分伝わりました。
でも、出来ればここはやはり乃木坂メンバーの写真でお願いできますか?

ささき:
分かりました。
それではこちらです。

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桐生:
海をバックに撮影してるのは共通ですが…
これは『命は美しい』のジャケットですね。

ささき:
そうです、タイプAです。

桐生:
なーちゃんも好きなんですか?

ささき:
はい、初めて西野さん単独のビジュアルを拝見して感動しました。
私が初めて乃木坂46の楽曲作品を手に取ったのが、この『命は美しい』なんですが、このタイプAは今でも印象的です。

桐生:
なるほど、これは乃木坂に入るきっかけとなったビジュアルなんですね?

ささき:
はい、このビジュアルをきっかけに、他にどんなメンバーが在籍しているんだろう?と興味も湧きました。
また新たな楽しみが出来て嬉しかった記憶があります。

桐生:
なるほど、そうでしたか。

ささき:
これからもゆるーくですが乃木坂を応援していきたいです。

桐生:
オッケーでーす!
ナウな乃木坂ファンには何が何やらサッパリながら、昭和世代の胸中に甘酸っぱい記憶を呼び起こしたささきさん。
いよいよ最後のコーナーに参りましょう!
「教えて!推しからのメッセージ」
略して推しメシー!

ささき:
メッセージですか…
もはや昨日の昼食に何を食べたかすら、なかなか思い出せない位に記憶も曖昧な日々ですが…カツ丼?

桐生:
カツ丼ボケは2回目ですよ!
リアルボケか!

ささき:
ひどい!バナナの涙!

桐生:
えー、パブリックに発信されたメッセージでも、ささきさん個人に向けたメッセージでも結構です。
過去推してきたアイドルの発言の中から、最もささきさんの心に残っている言葉を教えて頂くコーナーです。

ささき:
なるほど、では「今日は初めて来てくれてありがとう」ですね。

桐生:
これは誰からのメッセージですか?

ささき:
初めて参加した全国握手会で、能條さんから頂いたメッセージです。

桐生:
能條さんでしたか。

ささき:
はい、確か高山さんとペアだったと思いますが…
実はウン十年ぶりの現場でかなり緊張していたのですが、かなりフレンドリーに接して頂きました。

桐生:
初握手会で神対応は心に残りますね。

ささき:
はい、あぁ!本当に良い子なのかも!と思いましたね。
そして、後もう1つ忘れられないメッセージがあるんですが…

桐生:
うーん、分かりました。
特別にどうぞ。

ささき:
ありがとうございます。
えー、そのメッセージも「ありがとうございます」なんです。

桐生:
ん?かなりメッセージとしては普通というか…

ささき:
これはですね、名古屋での全国握手会で佐々木琴子さんにから笑顔で頂いた一言なんですよ。

桐生:
おお!

ささき:
はい、確か井上さんとペアだったと思いますが…

桐生:
全てがおぼろげですね…

ささき:
あ、の、もう、無理せず…頑張って下さいと。
ちょっと苦笑い的な微笑みでしたが、ありがとうございます…と会釈を頂きました。

桐生:
それは素晴らしいですね。

ささき:
そんな事もあって『けもフレ』の舞台では、佐々木さんに終始目を奪われっぱなしでした。

桐生:
『けもフレ』…はいはい、知ってますよ。
『獣のようなプレイがお好き』でしたかね?

ささき:
そんな日活ロマンポルノみたいなタイトルじゃありません!
『けものフレンズ』って人気アニメの舞台版です。

桐生:
あー、そうとも言いますね。
で、琴子ちゃんはどうでした?

ささき:
佐々木さんは完全にジャパリパークのけものを演じ切ってましたね。
キタキツネな色合い、そしてもふもふ具合も最高でした!

桐生:
なるほどなるほど、目に浮かびます。
よーし、動物と人間との許されざるアレコレの話はこの辺で…オッケーでーす!

ささき:
ホントにアニメ全く知らないんですね…

桐生:
それでは最後にお訊きします!
ささきさんにとって乃木坂とは?

ささき:
私にとって…
大人になって毎日が何から何まで真っ暗闇だと感じていた私にとって…
どこか郷愁を感じてしまうような、眺めていると美しくてちょっと特別な坂ですね。

桐生:
人生傷だらけか!
最後の最後で悲しい事言わないで!
今回のゲストは「ささき」さんでした!

ささき:
ありがとうございました!

(ささき退出)

桐生:
えー、ささきさん、如何でしたでしょうか?
過去ゲストの皆様と比べても、ダントツと言って良いほどの、推しを全く絞る事が出来ないD.D.KINGのささきさん。
しかし「それでいけませんか?」と逆にお尋ねになられた時、私に返す言葉は見つかりませんでした。
私は星野みなみ完全単推しを貫いていますが、スタートはほぼ同じ地点で、数十年かけて全く異なる境地に達しているという事実が実に興味深いです。
また現場でご一緒した際は、是非昔話にも花を咲かせましょう。
それでは、またいつか。