真夜中にも関わらず、身が震えるような雄たけびがジャングルに響き渡った。我々調査団は、謎の咆哮に身構える。よく聞くと、それは獣というより、人間の絶叫に聞こえた。さらに耳を澄ます。何かの言葉のようだ。


あやめぇ……あやめぇ……


あやめ?我々は顔を見合わせる。何かの呪文だろうか。人里離れたこのジャングルに人は住んでいないはずだ。すると、先住民だろうか。もしそうなら大発見である。

謎の声に臆することなく、我々は先へと進む。徐々に声がはっきりとしてきた。


あやめぇ……コスプレぇ……あやめぇ……コスプレぇ……


声が発せられる場所は、もう、すぐそこだった。この枝の向こう。隊長が一同を見渡し、ひとつうなずく。そして、枝をナイフで切り落とした。

そこで我々が見たものは!!




「良い大人がなに甘えたこと言ってるの?毎日同じことの繰り返しでつまらないって。じゃあ、あなたなにかやったの?なにもしてないくせに変わりたいって?無理に決まってるじゃん。逆にいえば、あなたが変われば人生なんていくらでも変えられるんだよ。自分の可能性は無限大だってこと忘れるんじゃないよ。ばーか」




あまりのことに我々はあっけにとられた。

しかしそのときである!


隊長が泣いた!声をあげて泣いた!

なぜだ!なぜだ隊長!どうしてあなたは泣けるんだ!身に覚えでもあるのか隊長!!


そして隊長はこう言ったのである。


あやめぇ……


いや、隊長だけではない!

調査団の全員があやめ、あやめとつぶやいているではないか!

そのつぶやきはいつしか絶叫へと変わる!!もう逃げられない!!

我々はもう、あやめを推すしかないのである!!!





こうして、我々の冒険は幕を閉じた。

我々は多くのものを失った。そして得た。

そう、冒険とは失い、得るものなのである。


最後に、この冒険を目の当たりにした君に問いたい。



幼稚園児のコスプレは好きかい?



【完】





なんだ今日の記事……


いや、twitter界隈でロリコンの皆さんがザワザワしてて、調べたらミニスカポリス……じゃない、ミニスカ幼稚園児のコスプレをした筒井あやめさんに多くの大人が燃えまくっていたんですよ。で、その謎を解き明かすべく我々はジャングルへ、ってな感じで書いてみました。

でも、うん、確かにかわいい。というより、かなりかわいい。はっきりいえば、罵られたい。


ノギザカスキッツ、どうも見るのが恥ずかしくて飛ばしてたけど、1話からちゃんと見てみようかな。