カウンセリングの前にクマ医師と面談、の前に桂看護師と雑談。
「どうなの運転は?」
「いやぁ、母が怖がってなかなか運転させてくれないんですよー」
「あらー、それはいけないわねえ。私なんか『ばりばり運転してそう』とか言われるんだけど、全然、ペーパーで。出勤の時バスを待つたびに『あぁ時間、無駄だなぁ!』って思うのよ」
「あー、桂さんばりばり運転してそうだもんね」
「忘れないのが一番よ〜!」
じゃあもうすこし待っててね〜、とぱたぱた、桂看護師は奥へ消えていきました。
で、クマ医師と面談。
「どうでしたかこの一週間は」
「昨日、父と二人で階上岳に登りました」
「ふぅん」
「テレビ塔のところで私はリタイアして……なんというか、還暦過ぎた父に体力で負けるとは……とかね」
「……。まあお父さんがこれから先体力を増すということはないけれど、あなたの場合は違うでしょう?」
「ハハ……」
(父にこの話をしたら「それは手厳しい!」と喜んで?ました。)
「どっから登ったの。鳥屋部口? 田代口?」
うぐあ、勉強不足です判りかねます!
「えーと……」
「登り口、いろいろあるからねえ」
「はいぃ……」
「薬は、一週間でいいのかな?」
「はいっ」
そんなこんなで診察は終わり。
クマ医師、桂看護師に「次、警察の人、呼んで」と言ってました。外にいたスーツの二人組が診察室へ入っていきました。いろんなお客さんがいるんだろうなあ市民病院精神神経科外来。(私が飛び降りたときも警察さん来てたっけ、にょん……)
………………
優香さんは相変わらずの地元ラブっぷりで、来週の十和田の秋祭りについて熱く語ってました。
あとは先週の続きの話とか。
あ、家に帰ってから父に聞いたら、我々が登ったのは鳥屋部口からとのこと。