小高千早の毎日生ハム

　きょうの目覚めはさわやかで、DVDを借りに行くついでにジョギング二時間、帰ってきてシャワーを浴びるとツナサンドとハーブティーで朝食、部屋の掃除をしてすっきりするとドンドン新しい作品の構想が湧いてくるので心地よい高揚感に身をまかせながらノートに書き留め、ひといきついて軽くストレッチなどをした後、趣味の手芸に没頭してました、うそですけど。

　DVD借りに行ったのは本当で、『パレード　parade』と『魔法遣いに大切なこと　劇場版』を借りてきました。そして銀行に寄って涙ぐましい500円玉貯金を千円札に替え、帰ってくるとカップラーメンで昼食。
　掃除をしたのも本当で、そのあと梅昆布茶をズズーッとすすりながら清潔なカーペットの上にぺたんと座り、おおむねボヘーっとしてました。

　昨日やはり手が痛かったので、骨折したときもらった圧迫包帯で右手をぐるぐる巻きに固定して寝ました。そのせいか今は痛みは引いています。
　この包帯、実は整形に入院していたとき看護婦さんから「これ結構イイ包帯で、あげられないから、退院するときナースステーションに返しに来てね」と言われていたものなんですが、こっそり持ち帰ってきてしまいました。そして今ふたたび役に立っています、結果オーライ。でもごめんなさいでした。

　画像は意味もなく収集した結果50個を超えてしまったワインのコルク。
　ペン立てでも作りましょうかね。

　ここ二、三日くらい、前に骨折した右手の甲がズキズキと痛みます。夜中に痛くて目が覚めたりします。
　ということで、「もしかしたら整形で診てもらうかもしれないから遅くなるかも〜」と父に告げ、病院へ出発。

　11番外来はだーれもだーれもだーれもいませんでした。
　なのですぐ小高さん小高さーん1番診察室へどうぞとクマ医師のアナウンス。

「こんにちは〜」
　クマ医師目をぱちくり。
「ん、髪、切ったか？」
　え？
「いえ、切ってないですけど……」
「ふぅん」

　切ったんじゃなくて結んでいたのです。案外よく見てるんだな〜、と思ったけど面倒だったので説明は省きました。

「ではどうでしたか一週間は」
「あ、あのう、前に骨折した右手が三日前から……」
「痛い？」
「あはい、ズキズキというかしくしくというか痛み出して、夜に痛くて目が覚めたりして。心臓の鼓動と一緒にずきんずきんっていう感じで」
　クマ医師むーんと考え込む。
「……まあ何にもしていないのに折れたりヒビが入ったりということは考えられないので、っていうかそういうことは僕にじゃなく整形で言えばいいんじゃない？」
　わかってるわい。クマさんはもと整形外科医だという噂をきいたから相談してんじゃい。
「まーそーですけどー。次の予約は一年後だしー……」
「そうか、では今日予約……は、できないな、今日は手術日なので」
「あー、そっか……」
　クマ医師また考え込む。
「とりあえずサポーターや加圧包帯などで固定・保護してなるべく動かないようにし、痛みに変化があったり色が変わったりということがあれば整形受診をおすすめします」
　超的確。
「はい、様子見てみます」
「はい、で、他には？」
　他にはね、他には〜。
「……えーと。自分に怒りを感じてます、すごく」
「というと？」
「本気なだけじゃ駄目だって、わかっちゃいるんですけど、心のどこかでは『こんなに本気なのにどうして良い物書けないんだ！』って思ってる」
　クマ医師、失笑。
「まあ本気出したくらいで成功するんだったら誰も苦労はしないわな（笑）」
「ですよねー(-_-;)」
　ふんだ、もういいわよ。
　というかんじであとはいつもの健康チェック、睡眠チェック、酒量チェック。

　箕浦さんが迎えに来て、８番プレイルームに入ると、私はまっすぐに流し台に置かれたアロマポットのところへ。キャンドルの灯がゆらゆら揺れています。
「くんくん……」
「うふふ、さて何の香りでしょう？」
「うーん、ブッシュ系ですね、ユーカリ？」
「ブー。」
「んーー、定番のラベンダー？」
「ブー。ヒントはこれまでの、あたしと千早さんの会話♪」
　お香の話は何度かした。たしか箕浦さんはお友達からタイのお土産に……。
「……あ、乳香？　フランキンセンス？」
「せいかーい。見て見て〜、ネットで買っちゃった〜。『生活の木』っていう有名なサイトの」
　私は箕浦さんから小瓶をうけとり、あらためてくんくん。
「へー、オイルとお香だと全然匂いが違うんですね」
「そーなの。千早さんはオイルは使わないの？」
「いやー、中学生のときはまってたんですけど、ある日キャンドルでカーペット炎上事件をおこしまして、それ以来怖くて、お香一筋ですね」
「あはは、そーなんだ。今はコンセントに差す電気式のがあるよ、たぶん安全」

　しばしアロマの話で盛り上がりました。
　あとは私と小説の関わりとか。
　両親の、私の病気についての理解にかんする問題とか。障害年金のこととか。

　今日はお会計日なので、彼（命名こまったくん）が出没していないか確認してから一階へ降り、３番窓口へ。
「はい小高さん、5260円です」
「あれっ？　上限は五千円のはずですけど……」
「あっ、そうなんですか、すいませんしばらくお待ちください」
　というかんじで手違い発生で、迎えに来た母を待たせることになってしまったので、私は会計を終えると急患入り口に向かってダッシュ。
　――滑ります！　足もとにご注意ください！　というプレートをくくりつけた赤いコーンを無視して走る、走る、走る。

　で、まっすぐの黄色い点字ブロックのところですってんころりんグハッ！

「いたた、いたたたたたた……」
　わざとらしく痛がってみたんだけど（バカ）、だれもたすけてくれない(;_;)。
　よろよろ体を起こすと黒のパンツの膝が黄色くなってました。
　いたいよー、いたいよー。全身痛いとこだらけだよ〜。

　さっきテレビでオアシズの大久保さんが、

　前に付き合ってたキレやすい彼氏がいて、ある日雨が降っていて傘は二本しか無かった。
　片方はビニール傘で、もう一方はもう少しイイちゃんとした傘だった。
　彼氏より先に仕事に出かけることになり、大久保さんは良い方の傘を持って出かけた。
　そしたら彼氏はそのことにキレて、

　大久保さんが仕事から帰ってきたら、部屋の押し入れにグーで殴った穴が開いていて、その上に大きく『怒殺』と書かれていた。

　って話していて『ドサツ』という響きにはまりました。
　超ウケる。
　怒殺という言葉は流行ると思う。
　あ、面白くないですかそうですか……。

　てづくりでもしようと思って部屋を捜索していたら、パールのビーズがたくさん入った袋を発見。
　でも見てみたら全部こんな感じにメッキが剥げ、傷だらけで使い物にならないことがわかった。
　それから、歪んで、石の無くなった指輪も入ってた。
　あ、と思った。これ、あのときの……。

　歩道橋からダイブしたとき、左手にしていたパールのブレスレットが信号機にひっかかり、切れた、らしい。
　警察のひとや、助けてくれた一般の人たちが、ひとつぶひとつぶ拾ってくれたらしい。
　一粒だけ、おおきなやつが親指の付け根に埋まって取れなくなって、救急車の中で、ピンセットでえぐり取ってもらった。そのときの傷跡が今でも手に残っている。
　信号機は曲がり、私が入院している間に交換されたらしい。
　指輪の石はどういう経緯で消えたのかちょっとわからない。

　ビーズの袋は、退院して、ずっと後になってから私の元に戻ってきた。
　物っていうのはその持ち主のピンチをかばって壊れたり、背負ってどっかにいっちゃったりすると聞いたことがある。
　石が無くなったのはそういうことかもしれない。
　ブレスの場合はあきらかに信号機に引っかかって切れたんだけど。
　小瓶にでも詰めて、背中のボルトとともに大事にしようかなと思っています。
　なんか捨てられないよ。
　戒めというか。もうあんなことしないって誓うようなつもりで。

　なんかもうね、ひじょうに眠いんですよ。
　ソファーで布団にくるまって寝たり起きたりしてます。
　ここ四ヶ月、わき目も振らず原稿に集中してきたわけですが、その疲れが出たんだとしたら、あんなクソ小説に全力投球した自分に腹が立ちます。あれじゃあだめだよお。
　まあ本気なだけじゃ駄目だって身にしみて解ってるけど、心のどっかでは、私はこんなに本気なのに何故うまくいかない……？　って甘えちゃってる。
　チカラが欲しい。

　さっき寝てるとき夢みたんですけど、なんか新しい部屋に引っ越しをするという内容で、運ばれてきた段ボールを開けると過去の日記帳がたくさん出てきて、何気なく手にとって読んでみると、ぴよ先生とのことが綴られていて、……私はその時、封印されたはずだった記憶に手を触れてしまったのです……とかいうナレーションが流れて、というかんじの夢でした。
　そういう作品を書く時期がそろそろ来たのかもよ？　という自分自身の予感のようなモノなんでしょうか。

　でもねー、いましばらくは現実から離れてココジャナイ世界のお話を書きたいのです。これも甘えなのかなあ。

　あと宝探しの夢もみました。すんごく一生懸命になって、延々何かを探してるんですね。でも何を探してるのかもわからないというか、夢の中では解っているのに目を覚ますと忘れてしまう。
　あと全身がサランラップで巻かれていて、剥がそうとするんだけど、ひっぱってもビヨーーンって伸びるばかりで剥がれないという意味不明な夢を、っていうか夢なんていつだって意味不明だけど。

　画像はまいにち庭に来るヒヨドリさん。去年は簡単にカメラ目線の写真が撮れたのに、なかなかこっちを見てくれません。ちなみに一羽だけでなく最高で三羽いっしょに来ます。あとツグミ（すずめを大きくしたような子）も来ます。
　あ、無駄に昨日26日ぶんの記事もアップしときましたけど興味ないですかそうですか。

　あいかわらず飽きずにスクライドのOP曲『Reckless fire』を聴きまくってます。熱いぜ、熱すぎるぜ。
　学生の頃テレ東系でやってて、大ファンだったんですけど、大ファンだったという割に……なんか、熱かったな……程度の記憶しか無くて、あれは一時の恋のようなモノだったのかなんなのか、すいません。
　東急ハンズで三つ編みの女子中学生が「劉邦さま劉邦さま！」って騒いでて思わず話に割り込みかけました。ってか『劉邦』ってこの字でいいのかすらもうわからないよ。

　その当時私は小さなイベント会社でアルバイトをしていて、ある日なんかコンサートのスタッフをつとめることになり、「トロンボーン奏者の中川英二郎氏が来るらしいよ」という噂をききつけた私は超ハイテンションになり、上司に、
「その人ってスクライドの音楽作ってる中川幸太郎さんの弟さんですよねですよねですよねーー！　いやまじで嬉しいっす光栄っす楽しみっす！」
　とオタク丸出しトーク全開したら、
「じゃあ小高さんは中川さんの控え室の担当よろしく〜」
　という運びになりハートがギューンとなりました。

　そして中川氏の控え室にゴミ袋を設置に伺ったり飲み物を運んだりいろいろとお仕事をしたんですが、けっきょく中川氏本人には会えずじまい。

　おまけに昼の弁当食べてるときに社長に、
「小高さんって音楽やってるんだよね、何が好きなの？」と聞かれ、
「あ、バッハです」と答えると、

「バッハは駄目だよバッハは〜。わかってないな〜。音楽はモーツァルトじゃないとね〜」

　と返されて若干不機嫌になったのを覚えています。なんなのか。

　あの頃私は若かった。でかいスピーカーとか平気で運んでいた。男の人に力仕事で負けるのが絶対イヤだった。

　あ、スクライドの話しに戻りますけど、おととし映画版が公開されたということでDVDレンタルに出ないかな〜って待ってるんですけど出ないですねー。

　きょうは邦画『解夏』『嫌われ松子の一生』と、父リクエストの『プリンセス　トヨトミ』（故郷大阪の空堀商店街の風景が見たいらしい）を借りてきました。
　小説の推敲をしなければならないのですが、若干の虚脱感が。くたり。
　負けてはならぬと鬼のように部屋の掃除をしました。
　それからテンションが変になって宝物の手のひら大の水晶クラスターを洗面所に持っていき、「お清めじゃ、お清めじゃぁ……！」と水をかけて遊びました。

　それからいつものようにお香を焚きまくりました。
　こないだAUROSHIKHAのフランキンセンス香を買ったばかりなのですが、ネットで調べてみるとHEMブランドにもフランキンセンスがあるじゃないですか。欲しい。欲しいよーー。こっちはどんなかほりがするのでしょう。嗅ぎ比べたい。でもAUROSHIKHAの六パックも買ってしまったのでしばらく無くならないでしょう。

　それからラジオで「毎日水を２リットル飲むと痩せますよ、ハイ。俺の知り合いがやってるホストクラブではホストにそれを実行させていて、みんなうまく体型維持してるみたいですよ、ハイ」と言っていたので水をごくごく飲みました。
　でも入院してた時は酒を飲めない寂しさからダイエットコーラを飲み過ぎて、看護婦さんに「小高さんいいかげんにしなさい！　水分の取り過ぎは体内のミネラルバランスを崩します！　いいですか！」と叱られた。
　なにごとも続けてみないと効果はわからないものですが、私は根っからの三日坊主、いや一日か二日坊主なので水飲みダイエットも続かないと思いますけど。毎朝セントジョーンズワートティーを飲むって決めたのも一ヶ月くらいでいつの間にか忘れてましたし。

　ああもう、そろそろ自己嫌悪の波がやってきそうなので駄目記はこのくらいで。駄目駄目。

　今日は待合室は混んでいて、どこかの施設から来たとおぼしき10人くらいの車いすのお年寄りがずらーーっと並んでいました。お年寄りたちはそれぞれ意味不明なことを言い続けていて、付き添っているのは若い男の子ひとり。優しい言葉をかけて、皆をなだめていました。介護福祉士、かな、かっこいいです。私もお世話されたい。

　というわけで今日は時間がないんだろうなあと思っていたら、まあ解ってたんですけどクマ医師、
「えーと、特に変化はないですね？」
　とすぐに会話を終わらせようとしたので、

「あー、あの、ようやく一作完成させたんですけど、前みたいに、あーそれは確かに辛いこととか大変なこととか重なっていてそーいう結果になってしまったと思うんですが、前に作品完成させたときに、もう生きている間にやるべき事は全部やり終えてしまった、もう終わりにしよう、終わりにしてもいいんだよ……というような声に導かれるままに高いところから身を投げてしまった、っていうことがあるので、今回もそうなったらどうしようというか、少し心配なんですよね、はい」
　伝わったかなぁ。
　クマ医師むーんと考え込む。
「終わりにしようとかそういった声と、そうでない声とは聞き分けられてるの？」
「あー、私は、現実ではない声を頼りに創作をしているというか、その声がなかったら空っぽになって耐えられないというか、謎由来の声によって自分を保っているというか。……あぁ、だからきっと、聞き分けているんですね、たぶん」
　クマ医師きーぼーどかたかた。
「良くない声に左右されそうな時。そういう時は迷わず病院受診だな」
「…… あ、はい(そう冷静に行動できるようなら苦労しないっつーの……)」

　という感じで、不安はぬぐえず。１時に箕浦さんと対面。
 
「ついに小説が完成しましたです〜」
「わー、おめでとう〜(ぱちぱち)」
　クマさんに言ったような話をまたしました。
　いろいろ、長々と話をしたのですが、なんかここに書こうとすると頭にもやがかかったようになって、思い出せないんですな。こんどひそかに録音でもしようかな。

　一時間のかうんせりんぐを終えて、部屋を出る時、隅の水道のとこにゆらゆら揺れるろうそくの火を発見。
「あ、アロマだー。」
「そー。リラックスなんとかっていうオイルをチョイスしたんだけど、ぜんぜん香らなかったねー。」

　箕浦さんは、８番プレイルームのテーブルクロスを誰にも相談せずに変えたり、壁掛けも新しくしたり、なんかガンガントライしてるので面白いです。最初は、私とぴよ先生が協同で書いた絵とかあったから、悲しいなって思ったけど、今は、どんどんやってくれーってかんじです。

　とっくに返却日を過ぎている図書館の本を無理矢理読もうとしたのですが、数ページで投げ出してしまいました。
　だめだ、なんだか頭がざわざわする。
　なりふりかまっている場合ではないのに、こんな状態で原稿に向かうのはふさわしくないとか余計なことを思ってしまう。もちろんそんな高尚な内容のものを書いているわけではないので、まったく馬鹿げていると感じる。
　あーなんか、スーーっとしたい。
　すーっと。すーっと。
　ミンティアかフリスクを５パックほど一気に食らいたい。
　あ、禁煙パイポならあるぞ。これでスーーッとなるかな。くわえながらちょっと頑張ってみます。しばし放置。

………………
　へい、ちょっとがんばりました。39章まで書きました。明日あたり40章を書いて脱稿予定。40ってキリがいいですね、偶然。でもあまりに小分け過ぎるので統合したり、入れ替えたり、推敲作業に手間取る予感。がんばるぞーおー。

………………
★作品の進捗状況：原稿用紙221枚。パイポは結局、最初は咥えてたんですけど、集中しはじめたらどっかにいきました。どこいった。

　友人から「ぜひおだくんの小説を読ませてほしい！」と言われてためらうどーもおだくんです。
　いみわかんないって思われたらどうしようとか、知ってる人に読んでもらうのってすごく恥ずかしいとか思うんです。初めて長編を書き上げたときにはテンション高くなって勝手にこっちから原稿を郵送して「読んでくれ！」とかやったものですが、私はここ数年で結構変わりました。自分の未熟さを実感したというか痛感したというか。
　これって成長なんでしょうか。ただ勇気四分の一倍〜！　とかなっただけなんでしょうか。
　うーん、でも初めて書いたときの作品より、今書いていてもうすぐできあがるやつのほうが明らかに解りやすいというのは言えるかなー。でも病気が悪化して複雑な物語が書けなくなったので妥協したということもあるので何とも……。
　しかし知人にみせられないようなモノを平気で出版社に送るというのもなんだか意味不明な気もするし。

　よしきめた。読んでもらおう！　勇気三倍あんぱんまーん！
　前にたるとん嬢が描いてくれたイメージイラストを印刷して表紙にして同人誌風にキメちゃおう（やりすぎ。ていうかこういうことは出版社に送るときには御法度ですよ、参考までに、って余計なお世話ですいません）。

★明け方にいらしたお客様へ。あなたが15555人目の訪問者ですおめでとう、ありがとう、またどうぞ！

　なんてな。
　うーむ。300枚くらいを想定していたのですが、もう終わりそうです。でもまあ、長編としての枚数はギリギリ足りるかなーという感じです。
　ちょっと先走って今作の反省。

・断片的で一貫性がない。

　……とこれだけでじゅうぶん致命的だ。ぜんぜん成長してない。
　はー。
　えーと、次はね、もっとこう私自身に引きつけた内容で、よしもとばなな的なというか、そういうのを書いてみたいなーと思っているのですけれども。まあ自分と相談ですな。ワタクシ小説はドクターストップかかってるし。いや、でもそんなこと言ってたら前進できないって。
　あとはこの小説が完成したことによる反動みたいのが少ないといいんだけど。もう書けないとか書きたくないとか。でもそういう期間も必要かもだけど。
　なんにせよ人間としての軸のブレは解消しそうもない。

………………
★作品の進捗状況：原稿用紙215枚。推敲したらもっと減るかも？

　きょうは洋画『娼婦ベロニカ』と邦画『ちょちょぎれ』を借りてきました。あと涙ぐましい500円玉貯金がたまってきたので銀行に行って千円札に替えました。
　始終ぼんやりしていたようで、家に帰ってレンタルケースを開けたらエッ、こんなの借りたっけ？　娼婦って、ちょちょぎれって……と軽くびっくりしました。
　やはり病院の次の日は怠重（だるおも）です。もっと体力つけなきゃ。
　しかも無理に気合い入れようとしてコーヒーをごくごくしたので寝たいのに寝られないというきもちわるいかんじ。
　なんか手作りでもしようか、と思ったんだけど思考停止状態だったので何の変哲も無いブレスレットができました。

　今度、父からもらったホンモノのロザリオ（父は元クリスチャンである）のレプリカを作ろうと思って材料集め中です。しかもできる限り百円ショップの素材を使ってやってみようと思ってます。
　でもきょうはだるだるなのでだめだる〜。夜は頑張るつもりですけど。

　セントジョーンズワートのこと調べてたら『肝臓に負担がかかるかも』という旨了解。ちょっと心配。あと酒も精神科の薬も結構飲んでるので将来的に肝硬変とか心配。せめてサプリは飲まないようにしよう。
　エンジェルカードは三日連続エンジェルオブラブ『愛の天使』。存分に愛し愛されたいと思います。誰を？　誰から？　……そーいうことじゃなく、万物への感謝とかそゆことかな、あれ、なんか寂しいぞ。

　受診記です。きょうは空いていて、すぐ呼ばれました。

　クマ医師マウスぽちぽちしながら、
「それでは、どうでしたか一週間は」。
「あー、ようやく小説もクライマックスというかんじで。これから取りまとめていかなければならないんですけど、でも込み入ったシナリオを順序立てて整理していくっていう作業がなかなか難しいというか。読書しててもちょっと入り組んだストーリーになると理解できなかったり、そういうのがあって……」
「それはしゃーない。そういう病気だから」
「むーん……」
「それで酒量は？　体調は？」
「んあ、大丈夫です、たぶん」

　箕浦さんには、昨日やっと、心理士さんが交代したこと家族に話せたんですよーとか、
　前作書いたときに「もう終わりにしよう！」って思って歩道橋から身を投げてしまったことがあるから、今回さくひんが終盤なのでちょっと心配なのですとか。話し合いました。
　以下、箕浦さんが持ってきてくれた『ガラスの仮面かるた』の数枚。ウケルので記念撮影させてもらいました。『あ』が５枚あって、『い』は何枚かあって、『う』は無いそうです。「今度デイケアでやろうと思うの！」って言ってました。

　あとは服の話し。箕浦さんの白衣からスカラー特有のくるくる少女の柄が透けてたので、
「それスカラーですよね、ですよね！」
「新年に福袋買ったんだよ〜。けっこうオトクだった〜♪」
「いいですねー」

　てなかんじでした。
　さいきん南病棟のイケメン看護師と会えないなー、会いたいなー。

　金曜日にテレビでやってた『コクリコ坂から』を観たんですけど、酔っ払っててぜんぜん内容覚えてません。録画すればよかった。でも手嶌さんの歌はすごいよかったなーと思ったらしくプレイヤーにもダウンロードされてました（それも記憶にない）。だめだめですね。
　Bluetoothという無線機能が便利すぎて頼りきっていて、ウォークマンのBluetoothフォルダに楽曲がたまりに溜まってます。パソコンとウォークマンはSONY同士で、さらにSONY以外には唯一１社だけ導入してるというTOSHIBAがケータイなので、運良く三機そろっているわけで、データのやりとりが大変便利なんです、よかったね。

　今日は夜に執筆頑張るつもりなので昼間はゆっくり。掃除機かけて、お香焚いて、ハーブティー飲んで、読書して、コーヒー飲んで、お香焚いて、音楽聴いて以下略。有閑マダムか。
　雪がしんしん降っていて寒いです。といっても八戸はそんなに積もらないんですけどね。すこし溶けてすぐ凍って道路は毎年つるっつるになります。こないだ初詣いったときにすっ転んでしまいました。初転び。

　またエンジェルオラクルカードの話なんですけど、こないだっから連続で許しの天使の『憤慨することは問題の解決になりません。さらに苦しむことになります』と、黙示録の天使『天使は大きな変化が起こることを予言しています』が出てくるのでなんなのかなーと。もう○本文学館のことは怒ってないし、なんでだろう。また一波乱あるのですか？　もーおどかさないでくださいよ。……って思うんだったらカード引くなよって感じなんですけど。
　あとこうやって占いとかスピリチュアリズムに頼りたくなる時って自分的にはあんまり良い傾向にないんだよなあ、と冷静に思っている部分もあります。自分の力で前進していかないとね。

　画像は部屋南側の小窓から。隣接部分が駐車場なのでけっこう快適ですよ。

　作品の進み具合を確認し、カレンダーの日付を埋めることで励みにするために原稿を掲載している、私のもう一つのブログがあるんです。どこの検索エンジンにも更新Pinを送信していないし、極力検索にひっかからないように留意しているのですが……たまに、迷い込む方がいるんですよね、ひと月に一人くらいね。すごい思いがけないワードで検索してきたりして、びっくりします。怯えてます。おねがい読まないで。まだ完成してないから頼むから読まないで！　ってかんじです。だったらブログやるなよって感じですかそうですか。はいすみません。

　先日の○本文学館の話なんですけど、きのう父が、
「あのときの千早の対応は非常に立派だった！」と褒めるのです。
　すんごい感情的になってキーキーゆっちゃったと思って反省してたんですけど、なんかちゃんと「たいへん失礼な言い方をして申し訳ありませんでした」と最終的に謝ってたらしいです。すごく冷静に聞こえたそうです。なんかもうイッパイイッパイだったのでぜんぜん覚えてないんですけど、もうひとりの私が活躍してくれたみたいです。分裂脳ですねー。

　なんか私はいざというとき『異常に余裕に見える』らしいです。ときどき友達に「お前すげーな」といわれたり、バイトの面接で滅多に落ちたりしないです（唯一キャバクラは落ちました。やっぱ顔が……(-_-;)）。
　でもそういう私とホントの？私とその他の私がバランス取れなくて、結局はすぐにぼろが出てグチャグチャに泥沼にダメダメになります。人間関係を普通に築けないのでかなり恨まれたり傷つけたりしちゃいます。もう自分に自信が無いです。
　とかいいながら若干の自慢話のようにもみえますけど、はいすみません。たまには自己を正当化したくなります。病気のせいにして逃げたくなります。
　でもどうやったって自分からは逃げられないんだなこれが。なんかいろいろ試してきましたけど、しんだって逃げられないんじゃないかなとか思いますね最近。
　って私はいったいなんの話をしているのか。
　いみわかんないですね、すいません。原稿に集中したあとはいっつもこんなテンションになっちゃいます。へろへろ〜。
　すいません、すいません、すいません。

………………
★作品の進捗状況：原稿用紙204枚。やっと200超え。でも８枚くらいしか書いてない計算になるのでもっと頑張りたいんだけど無理。

　きょうは『BALLAD　名もなき恋のうた』と『天国は待っててくれる』を借りてきました。

　不安定です。ていうか不安です。デパスとか欲しいです。でもそれらしい薬はクマ先生は絶対処方してくれないので（「不安で危険な衝動が起こっても、その感情を大事にしつつ思いとどまる、という範囲での処方があなたにとって最大最善です」という厳しい取り決め？みたいなのを言い渡された。）、セントジョーンズワートというハーブのお茶をズズッとすすりながらガタガタしています。やる気の向上や落ち込みの回復に効果があるらしいです。
　さっきお茶煎れるときママにもいれてあげたんですが、
「このハーブティーはやる気が出るらしいよ〜」
「脱法ハーブ？」
　って違うわい！　どこでそんな言葉を。

　あと昨日待望のフランキンセンス香（乳香）が届いたんですが、焚いてみたらなんか煙たい。純度が低いのかな……６箱も買ってしまったよ、ハァ。ってなっちゃって、けっきょくお気に入りのミルラを焚いてます。こっちのほうが『乳』って感じがして甘い香りで落ち着きます。
　そういえばきのうは箕浦さんとお香の話になって、
「あたしもお香好きだよー。友達のタイ土産で本場の乳香とかもらって今も持ってるよ〜。乳香はね、松ヤニみたいな色してるんだよ〜」
　と言っていて、話から察するに箕浦さんが持っているのは簡易版のスティックタイプではなくホンモノの、火をおこした炭の上にのっけて薫らせるタイプの乳香だと思われます。うらやましーなー。

　ま、不安だ不安だ言いつつブログが書けてるので大したことないとおもいます。でもふるえがとまらないの。どうして。
　エンジェルカードも『あなたは良くない方向を向いているようです』とか『重要なことを引き受けるときはよく考えてからにしてください』とか告げてて、この不安はこれからの変化に対する予感？　とかまた余計なことまでかんがえてしまうま。

　えーい。セントジョーンズワートもう一杯！

………………
★作品の進捗状況：原稿用紙196枚。今日はこれ以上は無理っぽい。

　昨日、○本文学館という出版社から電話があったわけ。
　わーい！　って喜んでたらその筋に詳しい弟が「ちゃんと調べた方がいい」っていうから検索かけてみたわけ。そしたら○本文学館というのは、最終的に応募者を自費出版へと追い込む非常に悪質な会社だということが判明したわけ。こりゃあ弟に感謝しなくチャだわ、騙されるとこだったわ、とがっかりしながら眠りについたわけ。
　今朝、こんどは家電に○本文学館から電話があったの。起こしに来たママったら「出版社！　出版社よ！」って相当興奮して父にもそれを教えたわけ。でももう、油断したら金取られると思ってかなりドスの利いた声で「はい……お電話変わりました小高千早です……」と出ると編集者を名乗る男は「この度は惜しくも大賞は逃しましたが、あなたの作品が審査員の目にとまりまして」と昨日ネットに書いてあったそのまんまに述べはじめたわけ。
　私は正直に「昨日そちらの会社について調べさせてもらったのですが、信用に足る情報が得られませんでした。ですので今回は辞退させていただきます」と言うと、
「確かに我が社はネット上で誹謗中傷され叩かれていますが」と開き直りやがったわけ。
　なので試しに「ところで私の作品は読んでいただけたのでしょうか？」と聞いてみると「あー、僕は企画部の者ですので読んでいません」とか言うわけ。
　さすがにカチンときて「おかしいでしょう、そんなの！」と怒ってしまい、ふざけんなバァカ、とはさすがに言わなかったものの限りなくそれに近い発言をして、その後30分くらい粘られたんだけど結局なんとなく険悪なムードで通話終了したわけ。
 
　その話をクマ医師にしたら大ウケしてた。コラッ、笑うな！　こっちは感情をもてあそばれてごはんも喉を通らないというに。

　クマさんはひとしきり笑ったあと、
「えーと他には何かできごとは？」と聞くので、
「これを作りました」と手作りのロザリオを見せびらかすワタクシ。
「ほう、これを作ったと」
「一粒一粒針金に通して、ペンチで丸めてつなげてゆくのです」
「（笑）。僕みたいな老眼には出来ない作業だ」
　そのあとはいつもの健康チェックと酒量チェック。

　そのあと桂看護師を捕まえて○本文学館の話をし、箕浦さんにも同じこと話してなんとか溜飲？を下げました。
　箕浦さん、来週か再来週『ガラスの仮面かるた』を持ってきてくれるそうです。楽しみです。

　それから優香さんは無事2500gの女の子を出産し、母子共に健康でいらっしゃるらしい。良かった。おめでとう優香さん！

　というわけで本日は頭の中が○本文学館のことでいっぱいいっぱいだちくしょー。
　いつか大手の出版社の目にとまるようなイイ作品を書けるように精進してまいる所存だドちくしょー。

　今日はひとりで初詣にでかけました。おみくじを引いて、御守りを買いました。
　そのあと中心街へ行ってお香をしこたま買い占め、天然石屋さんHapiへ。

　家に帰ってロザリオ的なネックレスをつくりました。アクアオーラは水晶に熱した金を吹き付けて、パワーをアップしたものです。それを26粒購入。一粒ずつ針金をペンチで丸めて、ひとつぶひとつぶ繋げていきます。針金の丸め方もだんだん上達してきました。ネックレスの先端はペン先。ペンに身を委ねるというか私はペンで生きてゆくというか。
　ケータイはいっつもほっぽってる（これ方言？）んですけど、夕食を終えると見知らぬ番号から着信が。逆探知（大げさ）してみると、とある出版社からでした。きゃー。なになに、なにんひゃひやーー！　イイ知らせがあるといいです。とりあえず寝て待ちます。

　今日は作家仲間（お、小説家気取りっぽい）のたるとん嬢の中編小説を送信してもらい、読みました。キャラクターがすごく立っていて、全体からただよう方向性・疾走感などなど、すごいなーと思いました。なにより定評があるという読みやすさといったらないですし。……ワシゃあなんだか自信が無くなってきたぞよ。私の作品のイイトコってどこ？　悪いとこは？　どこにむかっているの？　だれかたすけてー！
　あとは念願のフランキンセンス香をネットで６箱買いました、楽しみでぃす。
　あと行定勲監督の『今度は愛妻家』を観て、いかにも泣けますよ的なところで涙したりして、あー私の感情は案外正常なんだわ〜と実感しました。

　それからサブで使っていたASUSのミニパソ（命名・トウヤ）を普通にシャットダウンして再起動したら工場出荷時の状態に戻ってしまいました。トウヤ君、きみはなんて恐ろしい奴なんだ、普段ぞんざいに扱っていた祟りか。でも本当にSkype用としてしか機能させてなかったので助かった。大事なデータが入ってたら泣いてた。

　あー今日は全然書けなかったなー。そしていま激しい胃もたれが。ガスモチンもう一錠のもうかなぁ。