2010-2012入院後記
受診日でした。
「ではどうでしたか、このところは」
「うー、ん、書けるときには書いて、そうじゃないときはプール行ったり、DVD観たり、読書したり……まあいいか、っていう感じですね」
クマ医師キーボードかたかた。
「……水を差すようですが、まあいいかというのはどういうこと?」
「あー、なんというか、今じぶんが出来る範囲のことを、出来る範囲でやる、それしかない、という諦めに近い実感でしょうか」
ふむ、といいながらクマ医師の表情は若干緩む。
「好きな作家とかは?」
う。そんなこと聞かれるとはおもってなかったな。
「えーと。よく読むのは、養老孟司とか茂木健一郎とか……」
クマ医師ぐいーっと首をひねる。
「養老孟司、茂木健一郎……? 一体どういう小説書いてるの」
「あ、二人とも脳とか、脳科学とか、」
「そうじゃなくて、あなたが、何を書いているのかっていう話」
「……あ、そっか、童話と一般小説の間、みたいのを目指しています。」
「ふむ(キーボードかたかた)……。」
「一度はこれまでの私自身の体験をあからさまに、赤裸々に綴ってみようと思ったこともあったのですが、なんだかうまくいかなくて……今はまだその時ではないのかなーと、思ったりとか」
クマ医師ぶんぶんと首を振る。
「それはやるべきではない。オススメはしません。」
「え、どーして?」
「たとえばフラッシュバックに繋がったりすることが考えられます。」
「うーん。」
フラッシュバックくらい今なら軽く乗り越えられそうな気がするんだけど……、まあ、今はその時ではない、ということなのかもしれない。
あそーだ、と私はにっこり。
「薬を変えてもらってから、胃の調子はとても良いです。変えてもらって良かった。」
「では薬はこのままでいいな」
「はいっ」
8番プレイルーム前で箕浦さんの登場を待つ。
8番プレイルーム、なんか最近私の面接前、部屋の中からキャッキャキャッキャとかすかに声が聞こえる。なんだなんだ、なんなんだ、セラピストたちがじゃれているのか。ぴよ先生の事件以来、市民病院のカウンセラーは女性だけになったと聞いていたし。
「ではこんにちは〜」
箕浦さん登場。
「こんにちは……」
私が席に着くと、箕浦さんは先週と同様、私の正面ではなく斜め向かいに座り、バインダーに真っ白な紙をセットする。
「……」
「……」
う。箕浦さんの薄茶色の目にすいこまれそうだ。
「見つめ合っちゃったねウフフ」
「ハハハ……」
先週、ぴよ先生の話がしたいと言ったこと、箕浦さんは覚えていてくれただろうか。わかんない。
私、とりあえず話を始める。
「月曜日は一年ぶりの背骨検査の日で……。まあ多少変形はあるけど大丈夫ってことでした」
「そっかぁ、良かったね。ここまで来るの、長かったんじゃない?」
「……長かった。飛び降りて、手術までしばらくは寝返りも打てなくて、……これは死ぬより辛いかもしれないっておもった」
「そうだよね、ほんとによくここまで生きて、ここまで来られたと思うよ」
「で、そんなとき、私はぴよ先生に出会ったんだけど……」
「うん、話して」
私はぽつぽつと、そしてつれづれに話した。
初めて会ったとき、ぴよ先生は常に感情を表に出さず、無表情で私にロールシャッハテストをしたこと。
何度か先生の元へ通ううちに、千早さんは可愛いって言ってくれるようになったこと。その頃は私もまだ無表情だったこと。
初めて私のことを抱きしめてくれたとき、すごく戸惑ったこと。
それが毎週、入院してからは毎日、抱きしめてくれるようになって、私はいつのまにかぴよマジックにはまっていったこと。
誕生日のプレゼントは何が良いですかって聞かれたこと。
放送大学の臨床心理プログラムを受講しないかって誘ってくれたこと。「千早さんはいつだってこちら側に来ることが出来るんです!」って自信たっぷりに言われたこと。
どーしてこんなふうに、抱きしめてくれるんですか? って勇気を出して問うたとき、「千早さんの才能が愛おしいからです。もちろん、性愛的な感情も、僕にはあります」と言われて、戸惑いとともにほのかな嬉しさを感じたこと。
一生かけて面倒見るからって言われたこと。
メールで一日に何度も何度もやりとりしたこと。
入院中、毎朝、先生のサンダルの足音を待っていたこと。そして南病棟のちいさな診察室でその腕いっぱいに抱きしめられることをまいにちまいにち心待ちにしていたこと。
いくら待っても先生の足音がしなかった日。
ずっどずっと、先生のサンダルの音を待ち続けて、お昼頃になってそれでも先生は来なくて……、私が、私がどんなに先生に依存してしまっているか気づいて、これは大事件だって……、その事を話そう、今日か明日、先生に会ったら話そうっておもったこと。
次の日、先生のことが新聞に載っていたのを見てしまったこと。
先生に愛されていたのは私だけじゃなかったんだって、なんだか気が抜けたこと。
桂さんに、どうしてあなたは怒らないの、私はこんなに怒っているのに、どうしてあなたは、裏切られたって怒らないの? って言われたこと。
今でも先生からメールや電話が来るかもしれないっておもって、夜も眠れなくなることがあること。
先生との交流によって私の中には確かな変化が起こり、それまで自己完結の世界で生きていた私が、先生無しではいられなくなった頼りない自分の姿に愕然として、何度も何度も自分を傷つけたこと。
……。
「クマ先生に、「これまでの添え木的な療法は卒業して、自分の足で立って、自分の力で生きていくように、僕たちはサポートしていきます」って言われたとき泣いちゃった」
と、泣きながら私は言った。
箕浦さんはうん、うんと聞きながら、熱心にメモを取っていた。
「なんだか、すごく壮大な物語を聞いたような気がするよ」
「あはは……(ぐすんぐすん)」
「彼のしたことは、私たち心理士の中では許されることではないかもしれないけど、千早さんにいい影響を与えたんだよね、大きな影響を。そうおもって良いんだよね」
「そうです。きっと、そうです、たぶん」
優香さんから受け継がれた『小高さんをスタッフ口まで送っていく』というのを箕浦さんは忠実に守ってくれている。
私たちは歩きながら、かうんせりんぐ中とは違う、くだけた話をする。
箕浦さんは、私が自己完結時代に、自分と結婚した、と決めて左手の薬指にちょうど良い六号の指輪を買ったんですという話を聞いて、
「あたしも指輪欲しくなってきちゃった。津軽塗の指輪、ほしいな。」
「あ、街のはっちに売ってますよね、私も欲しいんだけど、たかーい」
「あたしiPhoneのカバー、特注で津軽塗の作ってもらったんだ〜」
「わー、そうなんだ。コダワリですねー」
そんなかんじでした。
大ヒットDVDでした。『おと・な・り』サイコーです。音の映画。ほろほろしました。やっほー。
午前中はのんちゃんとメール。ホロヴィッツやばいよね、すごいよね、いいよね! と。サンサーンス原曲の、リスト&ホロヴィッツの編曲のピアノ曲がとてもイインデス! 私、大学の卒業演奏会で弾きたかったんだけど叶わなくて、ぜひとものんちゃんに弾いてもらいたいなーとか思ってます。連弾版もあったはずなので、それもいいかも。ちなみにホロヴィッツは「最高の演奏家はホモかユダヤ人だ」という名言を残し、ホモでユダヤ人だったホロヴィッツの名声を高めたと今になって思ったりとかまあ、そんなかんじです。
今日は、父は市の教育系会議へ。
近くのはちのへ温泉で待ち合わせて、三人そろってご入浴。
風呂から上がって、ふたりが出てくるのを待って、ジュースを飲みながらロビーでテレビを見ていると、従業員のおばさんが駆け足で受付カウンターへ。
「駐車場に駐まってる、5○-○○の車、トランクが全開なんですよ〜!」
「なに? もう一回言って。5○-○○ね、うん」
はひ。
たしかママがこの前「新しい車のナンバー、ゴロ考えたんだけどゴロニャーンなのよゴロニャーン、クフフフフフ!」と言っていたのではなかったか。
私、急いでカウンターへ。
「○の5○-○○ですか?」
「そうです5○-○○」
「うちの車ですぅ! すぃません、ありがとーございました」
駐車場に走って、車のトランクをバンと閉めました。
父は風呂に入る前に、背広のジャケットと財布と会議で配られた資料と飲み物をトランクに入れていたのですが、全部無事だったみたいです。
買ったばかりの車なので、ママがキーのボタンを押し間違えて、トランクを開けたのだと思われます。
………………
いま、私が高校生のときのドラマ『催眠』(たぶん。稲垣吾郎が主演だったと思う)の主題歌の『迷路』(Tina)を聴いています。
ひとり飛べないあたしは あなたの迷路で 迷ってる
何処にも行きたくないのよ わざと迷路で迷ってる
もうね、私の今の気分そのまま。マヨマヨマヨマヨマヨ〜。
朝起きると、カーペットの上にカラーインクのボトルが大量に転がってるわ、バイオリンがケースから出されてチューナーもスイッチ入ったままだわ、壁にはダーツの矢が刺さってるわと、全然記憶が無いんですが昨夜私はカラーインクで絵を描き、バイオリンを奏で、ダーツをやったのでしょうか、そんなに酔っ払っていたのでしょうか。まあ割とクリエイティブな酔っ払い方なので悪い気はしないんですがちょっぴり心配になります。
一年ぶりの整形受診でっす。
去年、『泰斗先生が1年後の予約にしましょうというので、365日後のこの時間にまた泰斗先生と会うという約束はなんだか不思議で、とてもすごいことを成し遂げようとしているような気がする……』というようなことを書いた気がするんですが、もう一年経ったんですね、早いですね、私、成長できたでしょうかとかなんだかフガフガ〜。
………………
予定通り九時半からレントゲン撮影。
放射線外来の待合席にて、えー、ブラを外して、この服いちまいになってオッケー?とかシミュレーションしていると……ん、なんかこれ(スカラーのチュニックです)、よく見るとラメが入っておるではないか、大丈夫かな。
とか思っているうちに「小高千早さーん」と技師のおじさんに呼ばれる。
「このドア重たいからね〜気をつけてね〜」と放射線室のドアを押さえていてくれます。
「あ、どーも」
「ええっと、ブラジャーはしてるよね? してるよね?」
なぜ二度聞く。
「あ、してます」
「じゃあそれをはずしてその服一枚に……」
「あのーこれ、よく見るとキラキラしてるんですけど、大丈夫ですかね」
おじさん、「そうねえー……そうねえー……」とオネエっぽく悩みながらくねくねと私を一周し、
「じゃ、全部脱いで検査着にしましょう! ね!」
「あはい」
更衣室で、渡された真っ白いワンピースみたいのに着替えます。
「準備できましたー、お願いしまーす」
「はーいじゃあ台の上に横んなってね〜。今回はね〜、四枚も撮ります残念ながら〜」
「あそうですか」
おじさん、じゃあごめんねごめんね〜触るよ触るよ〜と骨盤やみぞおちの位置を確認し、
仰向けでパシャリ。
横向きでパシャリ。
丸くなってパシャリ。
エビみたいに反ってパシャリ。(若干センセーショナル)
出来上がった写真を持って6番整形外来へ。
12番診察室の前の椅子に座って待っていると、奥の方から、患者さんの車いすを押しながらやってきたのは……あ、南病棟のイケメン看護師Yくん。また会っちゃったやったー!
と飛び上がって喜びたい気持ちを抑え、私は無表情で片手をスッと挙げて合図。
イケ看、目を丸くする。
「あれ、整形?」
「うん」
「ふーん」
彼はすぐに真顔に戻り、車いすを押して患者さんを10番診察室に連れて行く。
で、一人で出てくると、無言で私の隣に座った。
どきどき。
「なんで整形?」当然のように直球で聞いてくる。
「うーん、2年前に背骨折っちゃって。スギちゃんみたいに」
「ふーん」
「……」
「今日、デイケアは?」
「いや、デイケアには出てないです」
「で、今なにしてるの?」
「えーと。小説書いたりとか……」
「ほう。シッピツカツドウというやつか」
「うん。でも、そろそろ働かなきゃね……」
「事務系とかいいんじゃね?」
「そーなんだけどねー……。仕事楽しい?」
「楽しいと思えば楽しいんじゃない?」
うーむ。
「……」
「……」
間が持たない(__;)。でもY君は平気な顔だ。
えーと話題話題。うーんと、時計とか……? 私はY君の黒いスポーツっぽい腕時計を指さし、
「イイ時計してんじゃん……」
「俺がつければどんな時計もかっこよく見える。」
きゃー。好き(馬鹿)。
「……」
「……」
「えーと、すごく太っちゃって、プール週1くらいで行ってるんだけど、」
「足りない。」
「え?」
「四、五回は行け。」
行けだって。行けだって。
「あ、Yくんも泳ぐの得意なんだよねー?」
入院してたときそんな話をしたことがある。県大会で優勝したとか。
Y君腕組みをする。
「そう。でも今は泳ごうと思わない。」
「どーして?」
「泳ぎたくないもん。」
「あそう……。あ、去年ね、免許取ったよ」
「おー。」
「でも運転させてもらえない。どうせ傷とかつけるでしょ〜って」
「(棒読み)どうせ傷とかつけるでしょ〜。」
「つけないよぅ……」
と。車いすの患者さんが診察を終えて10番外来から出てくる。
Y君じゃあねも何にもいわず、すくっと立ち上がり、車いすを押してさっさと行ってしまった。
読めぬ。あの男、読めぬぅぅぅぅ……! でもすき。
ちょうどよいタイミングで「小高さん小高千早さーん、12番へどうぞ」とアナウンス。
扉をゴー。こんにち……
わー、あれ? 泰斗先生じゃ無い……。
ネームプレートを盗み見ると、イ、リ、エ……。あれれ?
イリエ先生は細身の、40代くらいかな、優しそうな人だ。にっこり笑ってこんにちは、と挨拶してくれた。
「あ、こんにちは……」
「どうですかその後、痛みなどは?」
「あいえ、ぜんぜん。プール行ったり、ストレッチしたり、結構動かしてます……」
「そうですか、それはいいですね!」
「えーと、画像は、なにか、骨の間が狭いとか、ヒビがあるとか、ボルトの穴とかは……」
そうですねぇ、と先生は白い光に照らされた私の背骨の画像を見て、一点をぐりぐりと指す。
「狭いということはありませんが、多少変形はあります。やっぱり一度潰れてしまったわけですから」
「はぁ、そうなんだ……」
では今度も1年後に予約しましょう、ということでした。365日後のこの時間、私は必ず生きて、この場所で、このイリエ先生に会う……のかぁ?
なんだかちょっとわかんなくなってしまった。
予約の確認に来た看護婦さんに聞いてみた。
「あのー。泰斗先生は、お辞めになったんですか?」
「そうなの、泰斗先生はね、黒石市に転勤になっちゃったのよ〜」
「あー、そうなんだぁ」
看護婦さんは、わかるわーという風ににこっと笑って、私の肩に手を置いた。
「そうよねえ、年に一回の診察だもんねぇ。会いたかったわよねぇ〜」
「うん、そーですねぇ……」
私の粉砕された背骨を治してくれた、神の手を持つ泰斗先生に、私はちゃんとお礼を言っていなかったような気がする。
ちなみに泰斗せんせに叩かれたのまき。は←こちら。
………………
ママと合流して八食センターまで行き、ラーメンを食べた。ひさびさの外食。
胃の調子も良いし、がっつり食べようと思って『頑固チャーシュー麺』にした。チャーシュー七枚。でも食べきれず半分ママにあげた。あと炭火焼きチャーシューじゃなくて、もっと厚切りの、とろっとしたのが食べたかったなーと思った。あと余談ですが私のケータイはカメラ起動中に全画面表示にできないのでどーしても被写体を真ん中に撮れなくていらつくのよ。
そのあとお買い物。
「父さんたら、下ネタネギが食べたいって言うのよ〜」
「下ニタネギだと思うんだけど……」
もしかしてわざと間違えている……のかぁ?
昨日はプール行ってきたんですけど、ちょっとは泳いだんだけど、なんかやる気出なくて、露天エリアから田んぼをボーッと眺めたり、ジャグジー(超強くて体が浮いちゃうやつ)でぷかぷかして遊んだりしてました。
そしてスチームサウナでも何を思うわけでもなくモワワーーンとしてました。
すると白のスポーツ水着のおばさんが入ってきて、
「さっきからずーーっとね、あなたに声をかけようと思っていたの〜」
「あ、そうですか」
なになに?
「金曜日は無料の歩行浴教室があるから、ぜひ参加してみません?」
「あー、そうですか……」
なんか去年も誘われて半ば無理矢理参加させれられたんだっけな……って、あれっ? この人、見覚えあるような……。
私は度入りのゴーグルをしゃきーんと装着して、おばさんを凝視。
「あっ、やっぱり。私、去年もあなたに誘われて参加したんですよ〜」
「まあ! そうかもしれないわ〜。今年もどうぞ、加わってくださいね〜」
おばさん、私のこと全然覚えてないようだ。手当たり次第に誘っているのか。
まあたった三十分の歩行浴だし、体に良いだろうし、今年も参加すっぺ。
「じゃあ、来週来ることが出来たら、参加させていただきます」
「若い人が入ってくれるとみんなもきっと喜ぶわ〜。じゃあね、ぜひ来週!」
「はいどうも、お誘いいただいて、ありがとうございまーす」
おばさんはニコニコしながら去って行った。
あー私は、つくづくノーと言えない日本人であることよ……、と体育座りしてふぃーと息をつきました。
すると今度は紫色の水着のおばさんが入ってきて、
「あなたが泳ぐの見てたのよ〜。若い人はやっぱりスピードあるわねえ!」
「いやいやそんな、小学生のときにかじった程度ですよ」
「私は隣のレーンで歩行浴のお教室をやってたのよ〜。無料だから来週から参加しない?」
あんたもかい……。
「あーはい、三時十五分からですよね? 来週これたら参加しようと思っていたところです〜」
「そうなの〜? うれしいわ〜! 私はね、火曜日にも水泳教室に通っているの、背泳ぎとバタフライをやってるんだけどね」
「背泳ぎですかー、私はクロールと平泳ぎしか出来ないんです、羨ましいなー」
「先生から聞いたんだけど、背泳ぎは一番楽なのよー。100m泳げるようになれば、あとはもういくらだって泳げるの〜」
という感じでしばらくおばさんの話し相手になり、「あっつくなってきちゃったアハハ、では!」と曖昧な笑みを浮かべながら逃げるようにサウナを出ました。
この世界のイナカというところは、いろいろと面倒くさい。
まあそれがいいんだけど。
………………
夕食は桜鍋(馬肉鍋)。
枝豆茹でといて〜と言われたので鍋に熱湯を用意し、さて茹でましょう枝豆を! と思ったら枝豆は、枝付きの、太い枝に豆のさやがついてる感じのやつだったのです。
面白そうなのでハサミでばらさず、そのまま茹でたのです。
父が枝豆を食べようとして、豆のさやを引っ張ったら枝までついてきて、
「なんだこれは。ずいぶんワイルドじゃないか!」
「あ、うん、えーと……」
言え言え、ワイルドだろぉ、って言え!
むーーん。
ワイルドだろぉ、ワイルドだろぉ、ワイルドだろぉ……
「ワイルドだ、よねぇ……」
……言えなかった。やっぱりパパちょっと怖い。
きのうは眠剤多めに飲んで九時頃にぐーすかぴー。
なんか一生懸命計算問題に取り組む夢を延々と見ました。あたま疲れた。でも体調は回復です。
ガスモチンのおかげで胃腸も好調。今日も朝ご飯食べられました、野菜入り半ラーメン。でも調子に乗って食べ過ぎないようにしたいと思うんですけど食欲が食欲がひーーん。
でもお薬110番でガスモチン調べたら『二週間程度で症状が回復したらすみやかに減薬してゆき止めるべきです。漫然と続けるものではありません。』と書いてあってあーそうなんだ、やめなきゃいけないんだ……とちょい先行き不安です。
そして二日間休んでしまった執筆を再開。主人公がヒロインに惚れる王道のなりゆきを、「なんでそーなるの!」「それ不自然だから!」「おまえら微笑みすぎ!」と自分がカシャカシャ紡ぐ文章にツッコミを入れながらどうにか第一章を書き終えました。原稿用紙30枚程度(空白除く)、まあ、量的にはちょうどいいかなという感じです。でも次からどんな展開になるのか全然考えてません。まあ明日のことはいい。今日はおしまい。
居間でコーヒーで一息。ママとおしゃべり。
「あのさぁ、昨日観た『海猫』っていう映画、メロドラマっぽかったけどみる?」
「誰が出てるの〜?」
「伊東美咲と佐藤浩市。なんかえっちでどろどろーーとしたやつ」
「いいねえ、見たあーーい♪」
「じゃああとで持ってくるね〜」
「今日はプールにするの?」
「うーん、なんか寒いから温泉であったまりたい感じもするし……」
「まかせるわ〜」
うーんどうしようかなあ。やっぱプールかな、少し、じゃなくいっぱいダイエットしなくては。
よし、プールだプール。プールに決定。
じゃちょっと時間まで読書でもしまーす。まだ松尾スズキ読み終えてない。てか読み終える気ないかも。文字ぎっしりすぎ。
そしてやはりなんか寒い。さみー。電気毛布電気毛布。
朝起きると、私をずーっと悩ませていた吐き気がすっかり無くなっていました。
クスリ変えてもらって良かった〜、相談してみて良かった〜、良かった良かった〜。
ひさびさに上機嫌でお食事ができました。サンドイッチぱくぱくのすけ。
そのあとDVD借りに出かけました。
邦画『おと・な・り』と『海猫』、アニメ『人狼 JIN-ROH』を借りました。
アダチ文具にも寄って、便せんを買いました。
なんか気だるいので今日は頑張らずにお休みすることにしました。
電気毛布にくるまってもふもふー、もふもふー。
あそうだ、このブログのほとんど意味をなしていないカテゴリ分けが、退院してから二年経つ今でも『入院後記』になってるのはさすがに引きずりすぎだろーと思ったので、600記事目になったら新しいカテゴリに移行しようと思ってます。
『小説家気取りの憂鬱』かなんかにしようと思います。
てかほんとにカテゴリ分けを的確に効果的に使い分けてる人ってすごいなーと思います。
私のはまるで片付けられない女の部屋のようだぜ。
受診日でした。寝不足不足不足。
珍しく中待合室は患者でぎゅうぎゅう。これは待つなぁ……と覚悟。
かうんせりぐ予定時間を20分くらい過ぎたところで「小高さーん小高さん、一番へどうぞ」とクマ医師のアナウンスが入る。私より前から並んでいた人もいたんですが、面接時間のこと気にかけてくれているみたいです。
クマ医師「悪いんですが今日は詰まってまして……」
私「あ、はい、大丈夫です」
いろいろ思うところあったけど、話すのは諦めた。
クマ医師「では手短に。体調はどうですか」
私「あの、胃の調子が良くなくて、リックンシトウ以外の漢方に変えてみたいなと思うのですが」
クマ医師「ふむ……。別に漢方にこだわらなくても良いかなと思うのですが」
私「ああ、そうかもしれません。とにかく一日じゅう吐き気が続いていて……」
クマ医師「ではガスモチンという薬を出してみます。飲んでみてください」
私「了解デース」
クマ医師「では」
私「はい、ありがとうございました」
胃腸の具合が最悪で、私は1番診察室を後にしてすぐにお手洗いに行った。
急いで8番プレイルームの前に戻り、はー、と息を整える。
箕浦さん「はいこんにちは〜、どうぞー」
私「はぁ、どうも」
箕浦さん「では、一週間はどうだったかな」
クマ先生に言う予定だったけど、いろいろ箕浦さんに委ねることにしました。
私「なんかすごい頑張って書いてるんですけど……。書いてる私と、それを遠くから見ている私がいて、見ている方が『なにそんなくだらないことを書いているんだもう!!』って怒鳴ったりとかしちゃって……」
箕浦さん「それは、実際に声に出して?」
私「そうなんです。なんかちょっと、変な感じがして……」
箕浦さん「何者でもない不安、ていうのは、所属に関することなのかな?」
私「そうですね、少なくとも会社員だったときは会社員、歯科助手だったときは歯科助手っていうような、肩書き? かなそういうのが」
頑張り過ぎちゃったのかな? とか、うーんそうかもしれないとか。
いつの間にか私の幼少期の話になっていて、私は小学生とかかなり早い段階で両親が『親らしく』あることを諦めたんですよね、とか拒食症のときの写真を全部処分されたんですよとか、冬の間勉強できるから無理矢理水泳部に入らされたんですよとか、なんかそんな、なんでそんな……。
箕浦さん「大丈夫? 急に昔のこと思い出して、具合悪くなったりしてない?」
私「あ、大丈夫です。こういうことは、今でも思い出して、考えたりしてるから」
あとは箕浦さん、「うちに新車が来たんですよ〜」というのを聞いて『インプレッサ』とメモして丸で囲ったり、『りすとかっと』とか『拒食症』とかいろいろ書いてました。
話し終わったときには予定の二時を15分ほど過ぎていました。
スタッフ口まで送ってもらいます。
箕浦さん「千早さん、いつも個性的な、可愛いカッコしてるねー。服はどういうところで買うの?」
私「いやいやそんな。しまむらとか、病院の向かいのアベイル(これもしまむらグループ)とか、そんなんばっかですよ。働いてないからお金ないし……」
箕浦さん「そーなんだ! でも組み合わせうまいよね〜」
私、ちょっと考える。
わたしをちょっとおしゃれにしたのは……。
私が可愛い服も着てみたくなったのは……。
私「……あの……、来週、ぴよ先生のこと話していい?」
箕浦さん「もちろん。話したいことを話してくれればいいよ。」
私「そっか。うん、わかりました。」
箕浦さん「でも私、ぴよ先生のこと全然知らないんだ。去年まで茨城にいたから」
私「そうなんだ……」
箕浦さん「今はバリバリ津軽弁? みたいな」
私「私もしばらく東京で暮らしてたんですけど。寂しくなかったですか、アパート引き払ったときとか」
箕浦さん「うんうん、すんごく寂しかったよ」
スタッフ用通路の出口で南病棟のイケメン看護師とばったり。
私「おーひさしぶりでーす」
イケ看「おー」
私「髪切った〜?」
イケ看「うん、昨日切った。」
さっさと私から遠ざかってゆくイケ看。あいかわらずつれないなー。でもそこがかっこいいんだよなー(馬鹿)。
私、イケ看の背中へ向かって、
「似合ってまーーーす!」
イケ看、振り返りもせず片手を挙げ、
「ありがとーー。」
………………
病院向かいのイオンにママとゴー。
ママは車を駐車場に駐めた後、何枚も何枚も写メを撮ってました。
こころに易しいハートフルなジュブナイルを目指しておるのですが、今日で原稿用紙22枚(空白除く)ぽっち書いてまだまだ序章(または第一章)は終わらないんですけど、読み直してみたら既に『敵意』という単語を二度も使ってしまっていることに気づいたのです。
おまえら微妙に敵意持ちすぎ。
こないだ一作書いたときは、最初から最後までガッチリとストーリーを組んでから書き始めたのでただ時間との闘いという感じだったのですが、今回はまだなんとなく雰囲気しかつかめてないのに『これは夢だ、と私が……』と始めてしまったので、……なんとなくしか掴んでないのにすでに夢オチっぽいんですけど……となんかもうすんごい残念感にさいなまれてモヤ、モヤ、モヤモヤモヤっ。
友人に「なんだか果てしなく高い山を目の前にしているような心地がする」と言うと、
「宇宙ならちょっと考えるけど、山だったら必ず頂上があるからいいんじゃない?」
というような返事が返ってきた。うまいこといいますね。
そんな感じで頑張って行けたら良いなぁとおもいます。
もっとドッカーンと、スッパーンといきたいです。
姉君ののんちゃんは再びカナダへ旅立つそうで、今日は国際免許を取りに青森市に行ったらしいです。なんというバイタリティー。見習いたいねー。
というわけで今日もmegu先生とマンツーマンです。
ヨガ部屋に入るとなんかポインセチア的な観葉植物が二鉢。えんじ色のブラインドとすごく相性が良くて素敵だ。
「では、今日は体調などはどうですか」
たーすけてmegu先生! というような気分です今日は。でも助けを求められても困ると思うので、合掌した私はきわめて冷静にうーむと考えます。
「なんかこう、どうにか生み出そうとして、言葉を切り貼り切り貼りしてたらうわわわわーーってなっちゃったの。細部はなんとか出来てても、全体の見通しが全然立ってないってことに気づいちゃって」
人生相談(?)できる相手がいるということは大変ありがたいことです、とおもいます。
megu先生ふむふむと私の話を聞き、
「では今日も瞑想を多めにしてみようかな」。
「おねがいしまーす」
すーーーっと。
すーーーーーーっと。
すーーーーーーーーーーっと。
体の中に新しい空気が入っては、何かをさらうように出て行きます。
meguの呼吸と私の呼吸が一緒になって、混ざり合って。
ふと、パチンコのCMの『生命はその誕生の瞬間から他の生命との空気の共有を開始する。ひとりぼっち、という現象はある意味では皆無なのだ……』という文句を思い出し、パチンコ関係ねーじゃん……ってやだやだ雑念!
えーと。
なんというか、私に悟りの光が現れますように、ってこれも雑念かしら?
まあそんな感じで。
きょうは「じゃあチャレンジポーズね」ということで、新しいポーズを三種ほど。
「左手のひらと左足で体をささえて、右手は大きく天井へ引っ張られるように……」
腕ぷるぷる、足がくがく。明らかに難度が上がってます。
「ぐはっ……」
「あはは……」
そして最後は屍のポーズからの赤ちゃんのポーズでシメ。
やっほい。気分爽快。meguありがとーー!
………………
よーし家帰ったらがんばろー。
の前に、ママから頼まれたお買い物があるので近所のスーパーへ。
メモメモがさごそ……
・父さんのパン
・なんか魚
・カツオの刺身とか
・安いアイス
・ちーの炭酸水 88円の何本か
・コロッケなど一品
・たらこ 298円の
・豚バラ 霜降りの
なんだかピンポイントさとアバウトさが同居しているよママ〜。
その他、腹が減ったのでサンドイッチとコーラ、酒のつまみにパイの実と塩おかきなどを適当にカゴに放り込み、お会計。
三千円渡されてたんだけど……、総額2985円でした。
すばらしい。私ったらなんて買い物ジョーズ。
ちなみに『なんか魚』はサンマにしました。青森太平洋沖産のぴっかぴかの生サンマ1尾78円。安いけど冷凍じゃないよ、ぜったい美味いよ。
ママ「今日はカレーにしようと思うの〜」
私「ほう、『濃いカレー』とな」
ママ「これ新発売だと思うの」
私「そうだっけ? そんな感じしないけど」
ママ「新発売よ〜」
とんとん、ザクザク、ジュジューー。
ぐつぐつ、ぐつぐつ、ぐっつぐつ。
私「……あ、思い出した。CMでやってるやつだった。とろけるカレーが好ーきーだー♪ 濃ーいカレーが好ーきーだー♪」
私とママ『デミーグラースでうーまーいーーー♪』
ママ「……ほらね、新発売でしょ」
私「でも、食べ盛りのお子様にぴったり、って書いてある」
ママ「父さんは甘い方が好きなのよー」
私「あそう。」
急に転院になった彼女は、いまでもさくら病院にいるのだろうか。
さくら病院は遠いけど、今なら車の運転ができるから会いに行ける。……車さえあれば。
ヒサさん、すごいでしょ? 私、免許取ったんだよ、だから自分で運転してきたんだ♪ ってさ。
いつか会いに行ける日を楽しみにしてる。
今日はいろんな夢を見ました。
私はいつの間にかオードリー春日氏のようなピンクのベストを着ていて、なんじゃこらと思って一枚脱いだらまたピンクのベスト、また脱いだらまたピンクのベスト……と延々脱ぎ続けました。
ようやく脱ぎ終えると、服屋に行って新しい服を探しました。
そのあと酒屋に行って、おいしい日本酒を探しました。
日本酒のパッケージはそれぞれとても素敵な絵画アートのようで、とても綺麗でしたが、ひとつひとつ見つめているうちにどんどん、どんどん本の背表紙へと変わっていき、いつのまにか私は本屋の只中にいました。
するとどこからともなく白いテーブルと、その上に乗ったトマトソースのパスタがいっしょに運ばれてきました。
私はさっそくフォークを手に取り食べようとするのですが、どうしても、なんどやってもパスタを上手く巻けません。
やっとこさひとくち食べられるっ…………と思ったらいきなり奥歯が抜けました。
そんな夢でした。
歯が抜ける夢ってすごくよく見るんですけど、調べてみたら『変化、特に生活基盤や人間関係にまつわるものを象徴する』だそうです。変化って……そりゃ生きていれば変化はし続けるでしょうよ。新しい服を探すというのもそんな感じかと。
というわけで夢に触発され、珍しく朝食を摂ることにしました。エビトマトクリームパスタを食べました。おいしかった。
ママに『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』のDVD貸したら「面白かった〜♪」と喜んでいて良かったです。
今日は邦画『椿山課長の七日間』、アニメ『鬼神伝』、洋画『カラヴァッジオ』を借りてきました。バランス良く摂取(?)。
帰宅するとママがなんかシャーリングのボーダー長袖シャツを持って部屋にやってきた。昔からだがこの人にはノックするという習慣がない。
ママ「昨日きみが病院行ってる間に買ったんだけど、ワシにはちょっと大きいみたいなの。着てみて〜♪」
私「ほう、ふむ(ごそごそ)。ちょうど良いかも。どうかのう?」
うーん、でも太い腕がより太く見えるような気が……。
ママもうーんうーんとあちこち引っ張りながら、私を眺め回す。
ママ「なんか、鉄人? 鉄人? て、つ、じーん♪」
なんと失礼な。てか鉄人って何だ。
ママ「欲しい?」
私「いりません」
だって鉄人だもん。てか鉄人って何だ。
ママが去った後、中山可穂の『サグラダ・ファミリア』を少し読んで、パソコンに向かいました。今日のノルマを達成せねば。
でもなんか今日はだめっぽい。ダメだ、どうしよう。
……じゃあとりあえず今まで書いた分を読み直してみようか。
と思ったのでとりあえず印刷。古い人間なので紙にしないと読めないという……。
うーんうーん。
うーんうーーん。
やっぱダメ! 読書でもしよう。
きょうは11番外来行ったらだーれもいない。
診察券と保険証その他出したらすぐに奥から桂看護師が出てきて「小高さーん、どうぞーー」と。
桂さんは入院してたとき南病棟でいろいろお世話になった看護師さんだ。
私「桂さんなんか痩せた〜?」
桂さん「なーによー! 痩せるわけないでしょぉーー!」
私「そーかなぁ」
桂さん「11月に結婚式があるから困ってるのよ、はいる服が無い〜って」
私「あはは」
桂さん「あなたは、ダイエットしてる?」
私「いや……全然……」
桂さん「そうよね、無理よね! 無理無理〜!」
アッハハハハと笑いながら桂さんは奥へ消えていった。
クマ医師「それではどうでしたか、一週間は」
私「うーん、一日千文字程度、まいにち書いていて、それがこころの安定につながる、ということがあるとおもいます」
クマ医師「(きーぼーどかたかた)」
私「でも母が、ぜったいぜったい病院やめて、薬もやめて、正社員になって、結婚して、子どもを産んで、普通の女の子としての幸せを味わって欲しいのよ、とうるさく言うのです」
クマ医師「……。それはあなたがお母さんと適度な距離を取って行けば良いだけの話ではないかと」
私「うーーー」
なんだよ、つめたいなぁ。
私「……で、今回かうんせらーさんが優香さんから箕浦さんに変わるっていうことも、もし打ち明けたら、じゃあ良い機会だからカウンセリングやめたら? という流れになってしまいそうなので、言えなかったし……」
クマ医師、声なき笑い。
クマ医師「そんなの、お母さんがかうんせりんぐ受けるわけでもないですから、言いたくないなら言わなくても良いでしょう」
私「あ……はぁ」
そして8番プレイルームの前で箕浦さんの登場を待つ。
どきどき、なんか暑い。緊張してるみたいだ。
箕浦さん「はい、こんにちは〜。どうぞ〜」
こないだ顔合わせしたときよりシャープな印象がある。なんだかわかんないけど♯。私が緊張しているせいか。
私「こんにちは……」
箕浦さんは優香さんと違って正面には座らず、斜め向かいにすわって、まっさらな紙をセットしたバインダーをたずさえ……目は薄い茶色できれいだなーと思いました。すいこまれる。
一応、だいたいのことは聞いてるけど……という箕浦さん。でも彼女の誘導により、小学生のときに小説家を夢見たことから、2年前歩道橋からダイブするに至るまで、つらつらと語りました。
私「あ、すいません……なんか話があっちこっちに飛び火して……」
箕浦さん「いいの。大丈夫だよ、ちゃんと聞いているから」
箕浦さんは白い紙に『OD』と書いて丸で囲んだり、『小説』と何度も書いているようだった。
優香さんからスタッフ口まで送るように言われてるから……、と帰りについてきてくれたんだけど、「じゃあここでいい? うん、じゃあまた来週」となんだか形式的というか、なんか、……なんか、ちょっと悲しかった。
………………
ママと合流後、お買い物。
このバッグかわいすぎる! かわいすぎる!
と思ったけどちょっと高かったので写メ。
代わりに一目惚れしたペンケースを買いました。古ぼけてしまったケータイストラップの代わりも買いました。こっちも小鳥モチーフ。
ママ「フデバコだなんて! 今さら勉強するわけでもあるまいに……」
するの! 勉強するの! 私は勉強するの!
というわけでした。
テレビでノーベル賞の山中教授を見ていたら、
なんか似てる。
ぴよ先生に雰囲気が似てる。
年も同じだし。
胸がぎゅーんってなった。
ぴよせんせい。
あなたが私の中に起こした革命は、ノーベル賞ものだよ。
………………
私、オジ専なのかなあ。
ああもうどうでもいいけど、
先生連絡ください。
メアド公開してるんで、連絡ください。
ほんとください。
くれないとわたし、
えーんえーん
えんえん えんえん
えーーーんえんえん
プシュー。
空気人形は空気が抜けてしまいます。
ガーガガーーガガーーーガーーーーピ〜〜〜!
アタマ壊れ中、アタマ壊れ中。
小説の進捗状況は今日で約17枚です。
遅い。いや遅いのは別にいいんだけど、なんかこれすごく、断片的なんだな。
以前ぴよ先生に「断片的すぎて伝わってこない」とか「断片的なのが特徴だとしたらもっとそれを生かすべきだ」とか言われたんですけど、はあ、全然、成長してない……。単に集中力が足りないだけなのかなんなのか。もうちょっと先の方まで見通しつつ書けたらいいなと思ったりします。
読書もしたいので今日はこの辺でやめにします。
演劇畑の元彼と松尾スズキの話がしたい。
でも勇気ない。今さら何よ?って冷たくされそうだから。
いや、彼はしないな、冷たくはしないな。優しいもん。でもなんでかな、ためらうな。
午後は『和の湯』に行く予定です。ひさびさにプチ遠出。
ライブドアブログにアップした画像がある一定の期間分だけスッパリと消えてしまってリンク切れになるんですけどー。もう二度目なんですけどー。
さっきもう一回画像をアップし直してリンクをちまちまと修正……
してたら修正したそばからまた切れてやんの!
なんなの? なんなんですかふんがーーーーっ!
そりゃまあ、たいした画像じゃないから消えたって別に困りませんけどね、ちょっと気になるじゃないですか。
もう、もう、もうもうもう!
他のブログに乗り換えてやるんだから!
でもメールアドレスの末尾が.comだから気に入っていてそうもいかないんだから!
何とかしてください、なんとかしてちょーだい、なんとかしなさい!
ライブドア大好き!
……というわけで画像のリンク切れなどは私のせいではありません。
あとアップしなおすときに画像の題名が年月日入りなのですごいキッチリ並んでいて自分の几帳面さにブラボーって思っちゃった。
きのう父が出席した結婚式でもらってきたタイ焼きの形をした圧縮タオルが圧縮タオルであることを知っているのはこの家の中で私だけに違いないと直感した。
なので黙っていることにした。
今朝、父が、
「お菓子だと思って千早にやろうとしていたら、違った!」。
昼、ママが、
「うまそうだと思って食べようとしたら、タオルなんだって!?」。
……フフフ。フフハッハッハッハッ!
なぜか心の中でガッツポーズしてしまった。
でも薄茶色のタオルってタオルとしての魅力はどうなんだろう。すくなくとも私は要らない。
………………
絶対読み切れない。読めるはずないとおもいながら結局気になって借りてきてしまった松尾スズキの『宗教が往く』にようやく手をつけた。
すごいね、この人は。
すごいすごい。
すごすぎて前書きだけで腹いっぱい。いやイイ意味で。
朝、隣のお家からオペラのアリアみたいなのが聞こえてきて、あー隣の次女さんが今日結婚式だったなー、声楽上手だなーっていうか懐かしいなー、式で歌うのかなーなどと考えていました。どっかのレコード会社と契約したらしいですよ。
昼ちかくになって、父はその結婚式のため中心街のホテルへと旅立っていきました。「スピーチを頼まれたとき以外は出席しないと決めているのだが、まあお隣となれば話は別だ。末席もたまには良かろう」みたいなこと言ってました。超偉そう(/_・)。
引き出物がお皿とかじゃなくて、カタログで好きなの選べるやつだったらいいなーとか思うさもしいワタクシ。なんとか決定権を勝ち取りたい。
昨日も今日もやる気が出ません。エナジー足りてないっす。
寒いのできのうから登場した電気毛布にくるまりフガフガしていると、階下からママが「ちっくんちっくん、掃除とかしなさいよ〜♪」と圧力かけてきたのでうるさいなーと思いつつ、ああそれもいいかなと思ったので、窓を開け放って掃除機をかけました。
すっきりしたので、とりあえずPCに向かいました。
昨日さぼったぶんと今日の任務、2ページくらいは進めようと思ったのですが、やっぱりダメじゃダメじゃウガーーっ。
結局過去の草稿からコピペ。
ちょっと危ないなー、こんなこと繰り返したらだんだん話のつじつまが合わなくなってしまう。
明日はちゃんと書けますように。
昨日むだに夜更かししてしまったせいもあり、なんだか起きてもぼわわわーん。部屋にタオルケットを持ち込んでだらりだらりと寝ていました。
フガッと目覚めると温泉へ出かける二時目前。
頑張れ私! 歩みを止めるなっ! と自分にカツを入れてパソコンに向かいました。止まってしまうともうそのときのテンションに戻れなくなって余計に失速するので、それは避けたいなと。
そんな、せめて一枚でもいいから書く! の三日目です。
あー眠い眠いね、む、い! と頭を振りながらどうにか965文字(空白除く)タイピング。もういいでしょう今日は、ハイいいですもう無理しませんてかできません! と頭の中の友達と会話しながら本日の執筆終了。
でもなんか読み直したら『〜のような、』『〜のような、』『〜のような、』という表現ばっかり多用していてアーーーダメしかもひとつひとつが悉くチープでがっくりしました。
お風呂の準備をしに居間へ降りてゆくと、なんだか小競り合い的夫婦喧嘩の空気。玄関まで行って耳をふさぎました。
車の中ではもうふたりは仲直りしていて、
父「お前なんか、お前なんか好かんッ!」
ママ「なにー!」
父「嘘ッ! でも好かんッ!」
ママ「なにー!」
父「嘘ッ! ハッハッハッ!」
というようなくだらないやりとりを繰り返していた。
やっぱり昔とはちょっと違う。私ももういい加減に大人になってもう少し寛容にならないとなーと思いました。でもなかなか難しい。インプリンティング怖い。
さらに父は庭先の山椒の木にいるアゲハの幼虫(通称新幹線君)の頭をデジカメで超接写で撮ったら、額にクネクネした幾何学的な古代文字みたいな模様があるのを発見して、
「素晴らしい! なんと素晴らしい! フォッフォッフォッ!」
てなんか大喜びしてて良かったね。
私も撮りたいけど接写機能がいまいちなので無理だな、とカメラのせいにしてみる。
じゃ、これから夕食という名の宴会です。金曜日なので飲みます。
昨日の夕食のとき私が父に、
「DVD、太宰の『ヴィヨンの妻』を観たよ」というと、
「彼の中期の作品はなかなか希望的なものが多くて面白いと思う。しかし千早、あれは結構、過激な小説だったような気がするんだが」と父が答えた。
私「うん、けっこう過激だった」
するとママが、
「エッチなの? エッチなの?」
私「うーん、まあ、そうね」
ママ「私も見たーい。エッチなの見たーい♪」
私「あそう。母さんも見る?」
父が割り込む。
「千早、いかん。母さんに変なものを見せてはいかん!」
私「(ママを見て)だめだって〜(笑)」
ママ「どうしてよ、どーしてよ〜」
………………
で今日、さっき。
私「じゃあDVD返しに行ってくるから」
ママ「みたかったなー。エッチなの見たかったな〜……」
まだ言ってた。
邦画『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』と『めがね』、アニメ『チョコレート・アンダーグラウンド ぼくらのチョコレート戦争』を借りてきました。
………………
で、パソコンとにらめっこ。
ようやく書き始めることができたと思ったらいきなり躓いた。
初めて『私』の一人称で書いてみてたんですけど、あれ? じゃあ『私』が出てこないシーンはどーするの? ていうか『私』視点にしては情景描写が細かすぎない? とかすごい基本的なことがわからない。勉強不足ですハァァァァ……。
けっきょく、まだやり直しが利く程度の量しか書いてないので、『私』を適当な名前に書き換えたらちょっと楽になった。慣れないことはするもんじゃないかも。
………………
ちなみに(ところで)、父はママのことを「これ以上あなたを外の世界の空気にさらしたくない……」というような文句で口説き落としたらしいのだが、それが本心だったとすれば成功?したのかなーという感じがする。ママは今でもとても無邪気で子どものようなところがあって、余談ですが私はそんなママが思春期の頃は大嫌いで彼女に母親らしさを求めることをかなり早い段階で諦めたりしたものですが、今はだいすきですたぶん。
――お見合いしたとき、父さんはちょっと痩せてて眼鏡かけてて髪が長くて、若いのにお家も持ってて、ああこのひとが私の王子様なんだ〜! って思ったのー♪
とかいつだったか酔っ払って言ってましたよ。
関係ないけど私はすこしぽっちゃりしている人の方が好きです。
受診日でやんす。
いつものように惰眠をむさぼっていると階下から「ちーーっちっちっちっちっくん!」とママに呼ばれファーイと返事をして起きてのろのろ着替え、カバンに財布や保険証を準備して居間へ。まだ早いかなと思ったけど優香さんへのプレゼント、安産の御守りもポッケにしのばせました。
朝ご飯はママの剥いてくれた梨をしゃりしゃり二きれほど。秋ですな〜。
いつも通りの時間に病院へしゅっぱーつ。
待合室ではぽってりしたおばさんが、
「……例えるなら直接電話するか郵送で済ますかの違いだベよ! 要するに誠意の問題だベよ! あんたぁ分かるかぁ? わかんねーべ! いんや分かってねーベ! あんたに分かるわけねぇべ! ほらぁ、やっぱり分かってねぇべ!!」
と延々怒鳴っていたので拝聴させていただきました。
そのおばさんは1番診察室の中に入ってもまだわめき続けていて、かうんせりんぐの時間が大幅に過ぎてゆきます。
まあ待つしかないので、しかたないなー。と思っていると、
8番プレイルームの扉がゴーと開き、優香さんと、もう一人白衣の女性が出てきます。
優香さん「ごめんねー、時間押しちゃってて。で、この人が前から話してた箕浦さんです。顔合わせ?ということで」
箕浦さん「こんにちは〜♪」
私「あ、こんにちは……」
年は聞いていたとおり優香さんと同じくらい。化粧っ気がなくてナチュラルで親しみやすい笑顔で、私は一気にほっとしました。
私「なんかふたり、雰囲気似てるかも……」
優香さん「あはは、そう?(箕浦さんと顔を合わせ)似てるんだって〜」
箕浦さん「うふふ、来週からよろしくね〜」
あれっ、来週からだったんだっけ? 一、二週間勘違いしてました。御守り持ってきて良かった〜。
と、ようやくわかんねぇべおばさんが診察室から出てきて、「小高さん小高さーん、1番へどうぞ」とアナウンスが入る。では来週……と箕浦さんにぺこり会釈をして、私は診察室の扉へ。
クマ医師「では一週間、どうでしたか」
返事はもう決めてあった。
私「うーん。まあ、……こんなもんか、って感じです」
クマ医師「……(笑)。そうですか」
その他、家族との関係はどう? とか、今日は病院内で彼につきまとわれたり嫌なことはなかった? 今日は漢方はどうする? とかいつもの質問にてっとりばやく答えました。
ふたたび優香さんと対面。
優香さん「どうだった〜? 箕浦さんの印象は」
私「あ、なんかとても自然体な感じで、安心したというか」
優香さん「そうだよねー、やっぱり実際会ってみないとね〜。彼女はあの通りのあんなかんじの人だから(笑)、ゆっくり話していってね」
私「はいっ」
優香さん「ではどうだったかな一週間は?」
私「うーんなんというか、小説は少しずつ進み始めたし……」
優香さん「おお……」
私「ヨガもできたし」
優香さん「うんうん」
私「うまくいかないときは息抜きにお買い物とかして」
優香さん「ほうほう♪」
私「なんか、まあまあ、こんなかんじでいいのかなぁって思ってました」
優香さん「そっかー。先週は調子悪そうだったから、回復してきてるのね、良かったぁ」
話しているうちになぜか健康診断の重要性とか、私思春期のときに拒食症だったから不妊とか実は心配なんですよねーとか、カラダの話になっていた。
優香さん「初めて乳がん検診したときにね、なんかすっごい若い男のお医者さんが担当で、すっごく痛くされたの〜! もうね、この人女性の体のこと解ってんのかしら? って思ったの」
私「……痛いの?」
優香さん「そー。なんか機械でおっぱいをギューッて挟むの」
私「えっ。……怖いかも」
そうなの怖いの、でも千早さんももう三十だし、そろそろ考えてね〜ということでした。
私「あの、ご迷惑でなければこれ、安産の御守りです」
話も尽きた頃、私はシンプルにラッピングされたおまもりを差し出しました。
優香さん「ええ〜♪ ありがとー! あたし御守りとか好きなの〜♪」
私「えーと、なんというかあんまり私の念とかが入ると良くないかなと思ったので、お店の人にお任せして作ってもらいました。だからたぶん大丈夫です」
優香さん「あはは、そんなに気を遣わなくてもいいのに〜。うれし〜! 開けてみていーい?」
優香さんは丁寧に包みを開け、小さな琥珀の人形を大事そうに手に乗せます。
優香さん「可愛い!」
私「数珠とかもらっても困るかなと思ったのでシンプルな感じで。……あ、お人形のカタチは、持ち主のピンチのときに身代わりになってくれるから御守りにとても良いんですよって店員さんが言ってました」
ありがとー、さっそくケータイに付けようかなーって優香さんは笑って、一緒に入っていた石の説明書みたいのに見入ってました。
喜んでくれてよかったです。
優香さんは今日もスタッフ口まで送ってくれました。
私「おお、やっぱりおなか、大きくなってる……」
優香さん「でしょー? もう白衣もパンパン! ……じゃあしばらく会えないけど、でも十月の終わりまでここにはいるし」
私「はい、お体たいせつに……」
優香さん「うん♪ じゃあ、またね!」
………………
で、ママと合流。
病院の向かいにスタバができたというので、寄ってもらいました。
すごーく混んでいて、スターバックスラテ一杯手にするのに20分くらいかかりました。大学時代よく飲んだ、懐かしい味でした。
起きたら十時じゃ。
着替えて図書館に向かうのじゃ。
十時半にはすでに学習室のキャレルデスクでノートに向かっていたのじゃ。
つくづく図書館の近くに住んでいるのは素晴らしい事じゃと、幸せをかみしめたそうな。
でもちまちまと書きためたネタ集を眺めているとにわかに、
――もうそろそろ本編を書き出しても良いかもしれない……と思ったのじゃった。
てことは、
てことはパソコンでがしがし書いた方が速くない?
……というわけでさっさと帰ることにしたのじゃ。
タダで帰るのもなんだなと思ったので、
敬愛する中山可穂氏の『サグラダ・ファミリア』、
さいきん気になっていた松尾スズキの『宗教が往く』、
森絵都『つきのふね』
を、借りたのじゃ。
気になっていたとはいえ『宗教が往く』はちょっと最後まで読めないかもしれない、っていうか絶対読めないと思う。文字数多すぎ、ギッシリすぎ。
でアニソンがんがんしながら家に帰って、ファンタごくごく、部屋に引き上げたのじゃ。
とりあえずウンウン唸りながらなんとか冒頭部分をひねり出せたのじゃ。
文章すごく硬い。気負ってる証拠だ。長くは持つまい。
まあいいや、頑張るしかないよ、書くしかないよ。
というわけで恒例の温泉行く時間なので今日はここまで。
本日も梅乃湯ですじゃ。
バイバイなのじゃ。
先週は出がけにバタバタしてしまいちょっぴり集中を欠いたかなという感があったので反省。きょうはいつもより早めに起き、ペプシを少し飲み、気に入ってるけど装着に毎回手間取るブルーの輪っかピアスは諦めて普通のまっすぐのにして、落ち着いて家を出ました。
インターホンを押すと「いま開けまーす」とmegu先生の声がして、オートロックの門の鍵がウィーンカシャ。ハイテクですな。
私「あ、これ、こないだ言ってたお香『スピリチュアルガイド』。お試しあれ」
megu「ありがとー。一本もらうね〜♪ では今日は、何か気になることとかは?」
私「うーん。ふたつ」
megu「ほう」
私「やっぱりスランプというか。もっと自然に自分の内面を見つめたりできたら良いなって思う」
megu「自然にというと?」
私「うーん、なんかね、無理矢理にひねり出してでも書こう書こう、とか、すんごい必死になっちゃって、ちょっと違うかも〜とか」
シンガーソングライターでもある(というかそっちが本業)meguだからこんなこと言えるのかもしれない。
megu「なるほど……」
私「あとひとつは、昨日買い物袋を両手に持ってエイッってやったら右の腰が……」
megu「(笑)腰ね。じゃあそのへんみていきましょう。」
ふたりで合掌して静かに「お願いします……」と挨拶して、メグヨガ教室はじまりはじまり。
megu先生は私の話を聞いて、今日は瞑想の時間を長めにしてくれたみたいです。
風で木が揺れる音、カラスの声、そして自分自身の雑念……いろんな感覚が体を通り抜けてゆきます。自然に感じるってこういうことかな、とかちょっと思ったけどすぐにスーッと消えていった。
今日は太陽礼拝の2のポーズを新しくやりました。
megu「……そこでゆっくり腕立て伏せのポーズ」
うっ、腕ぷるぷる……。
私「……む、むりかも……」
megu「では膝をついてみて」
私「……それでもむりかも……」
そしておまけメニュー?
megu「なんか思いのほか腕の力が弱いみたいなので、腕の筋力アップを……」
私「はーい」
腕ぷるぷる頑張りました。
わたし若い頃は腕相撲なんか誰にも負けない自信があったのになー。
………………
お香のかおりが三回変わったので、スティック香は一本だいたい30〜40分ですのでちょうど一時間半くらいかなーと思ったらその通りでした。
「ちょっとリラックスしてて〜」と言われてヨガマットの上でプハーと一息ついていると、megu先生が運んできたのはピンク色のティーセット。
優しい香りのピーチティーの茶葉がガラスポットの中でゆっくり沈んでいくのを待ちます。
megu「かんぱーい( ^o^)ノ」
私「かんはーい(笑)。……そうそう、このヨガマットはいくら位するのかなー」
megu「スポーツ用品のお店とかで売ってるよ。厚さとかによっても違うけど、二千円くらいかな〜」
私「厚さ?」
megu先生、マットに頭をぐっと付け、しゅっと逆立ちをする(!)。
私「おお〜」
megu「こういうハードなポーズとかするときは、もっと厚いマットの方が良かったりする」
私「なるほど」
そして各々マットにアロマのスプレーを吹きかけ、タオルで拭いて後片付け。
ありがとー、また来週よろしくね〜と手を振って別れました。
カラダにピース! ごくろうさまでした!
ママにおなかをペチペチされる夢を見た。
ママ「おすもうさん、おすもうさん♪」
ペチペチ。
私「……。」
ママ「おすもうさん、おすもうさん♪」
ペチペチ。
ママ「おすもうさん、おすもうさん♪」
ペチペチ。
私「……。気が済んだ?」
ママ「ううん、まだー!」
私「もうやめて……」
最近ビールっ腹あるいは日本酒っぱら、に悩んでいるのでこんな夢を見たのか。
120925
ようやくケッヘルを読み終えた。
細かいことは私が言ってもしょうがないので、あれれ、だからといって大まかに言ってもしょうがないけど……まあとにかく、作品全体からワーッとにじみ出てくるパッションみたいなものに圧倒された。なんだか今、ホケーっとしている。中山可穂はすごい、中山可穂は素敵すぎる、中山可穂大好き。抱かれたいっすマジで。
こないだ読んだエッセイ『小説を書く猫』の影響もあり、かなりの感情移入をしてしまった。言葉がスルスルスルと頭の中に入ってくる感じ。……そんな読み方するから私は読むのが遅いんだと思う。
120927松尾スズキの本が読みたい。
120928せっかく早く起きたのだが、
眠い……
眠い……
フガフガスピー。
……いや、負けてはならぬ!
ソファーに倒れ込んでは思案し、何かひらめいては飛び起きてノートにその言葉を書きとめ、またソファーに倒れ込んでは……の繰り返しでなんとかA4二枚くらい書きました。
やっぱり私は軽く(たとえば寝不足とか)追いつめられている方がうまくいくらしい。
そんなやりかたはもはや通用しないと痛感したはずだったのだが、結局戻ってきてしまった。この先どーなる?
でもどうもならないよりマシじゃない?
ペチペチ。
うわわーん。また散財してしまいました。
社会人様には大した額ではないと思いますが出どころ絶対秘密(秘密ったら秘密!)のヘソクリとなけなしのお小遣いでやりくりしているザ・ニートにとっては大きな買い物です。
まずお香立て。いままで使っていたのはペラッとしたタイプで灰が外にこぼれてしまうので結局皿を二重に敷いたりしてお香立ての意味ないじゃん! と思っていたのでネットで見てみたら、ああ、こーいう優れものがあるのかと感動したのでさっそく中心街へ買いに出かけました。アジアンボヤージュになら絶対あると思ったので。
で、やったね♪ あったね♪ 深くて蓋付きでお香を収納する引き出し付きのやつ。
ついでにやっぱりお香。お香買いすぎ。でも好きだからやめられない。お香歴十年以上。
ミルラと、最近お気に入りのスピリチュアルガイドと、パワーっていうのと、あとこないだヨガのmegu先生が焚いてたメディテーション。
それから陶器の天使の小物入れと、ローズクォーツのさざれ石と、クリアローズクォーツのタンブル。今、さくらいろの浜辺のお話を書こうとしているので桜色、ピンク色、桃色のアイテムを見るとクワッ!と反応してしまいます。いろんなものがPC周りに集まってきてます。とくにこのタンブルはまるで桜の花びらのような形をしていてすべすべで甘〜い?感じがして、ここここれだっ……!と飛びついてしまいました。
以前、青い色の街の話を書いたときは部屋中をLEDで青く(安直)して頑張ったのですが(あとラピスラズリを身につけまくったり)、〈了〉と打ち終えた瞬間ハァ〜もうやめやめ、とスイッチ切ってしまったものですので、今回このお話書き終わったらこの桜色のアイテムたちはどういう扱いを受けることになるのでしょう。私の本当に好きな色はきみどりだし。……ま、今は考えない考えない。
そしてクライアントとカウンセラーの間でべたついた関係を築くのは良くないかもしれない……などと悩んだのですが、やっぱり優香さんには安産の御守りを送ることにしました。
石やさんで、安産に良い石くださいと言って、琥珀・珊瑚・マザーオブパールなどなどチョイスして、スタッフの方にお任せして作ってもらいました。
ちいさなお人形の形をしています。
優香さんが産休に入る前の最後の勤務日10月31日に渡そうと思います。
おニューの香立てでミルラを焚きながら書いてます。
あ、忘れてた。記録記録。
今日借りたDVDは邦画『いけちゃんとぼく』『ヴィヨンの妻』、アニメ『新SOS大東京探検隊』です。
売れない小説家気取りのodaggerがお送りしました……
あ、そんなことゆったらむなしくなってきた……
きょうは受診日でした……。最悪の気分でした。
クマ医師「ではどうでしたか一週間は?」
私「私はこれからどうなるのって、このままではしぬしかないって思って、で私は二階の部屋に逃げて、ワーッワーッ!って耳ふさぎながらわめいて、そしたら父が「どうしたんだ?」っていうから、大丈夫、ちょっと歌いたかったんだって言って、でもそのあと、父と母の口論が聞こえてきて……、だんだん苦しくなって、過呼吸になって」
嘘半分、ほんと半分。
クマ医師「ご両親の口論は、今でも自分のせいだと思ってしまう?」
私「そうですね……」
クマ医師「……」
私「……」
………………
優香さんにはほんとのこと話した。
私「不安になって、もう耐えられないって思ってたら、過呼吸になって……。下の階から両親の喧嘩が聞こえてきて、なみだがうわっとあふれてきて、私のせいだ、私のせいだって、もう私なんかしねばいいんだっておもって、薬をいっぱい、飲んだ……」
優香さんは「うーん……」と眉根を寄せ、考える。ちょっと、怒っているような雰囲気だ。
優香さん「何錠ぐらい飲んだの?」
私「うん……。50錠くらいかな。その場にあったの、全部。クマ先生が、そんなことしても大丈夫なクスリ出してくれてるからだと思うんだけど、いまは何ともないです」
クマ先生にそんなこと言ったら「じゃあもうクスリは出しません」って言うにきまってるから。
優香さん「そういう対応をしたことについて、どう思う?」
私「ちょっと、反省?」
優香さん「なにかちょっとあったから腕を切った。薬をたくさん飲んだ。……そういうことが、千早さん結構あるよね。あたしは、そこに至るまでの気持ちを抱える、抱え込むことが大事じゃないかと思うの」
そんなかんじ。
話してるうち、なんだかロレツが回らなくなってきて、あぁ、薬やっぱり効いてるんだっておもって。
あとはもうわかんなかった。
過呼吸
苦しい
くるしい
くるしい
くるしい
紙袋
紙袋?
で なおるんだよね
かみぶくろ
ないよ
たすけてよ
たてけて
一週間って早い! ケータイのアラームに起こされて、急いで着替えて、青い輪っかのピアスがなかなか入らなくてちょっとイライラして、朝ご飯の代わりにコーラを三口くらい飲んで、急いでのんちゃん&megu姉妹宅へ。
着替えて、といってもパジャマからパジャマに着替えましたみたいなかんじ。先週はストレッチ素材のパンツでやったんですけど、なんかもっと楽な方がいいかもーと思ったので、きょうはグレーのシャーリングハーフパンツでござる。ダボダボ。
………………
のんちゃんは今日も調子がよくないみたいで会えませんでした。
megu「では、はじめていきたいとおもいます」
私「はい、おねがいします」
megu「今日は、痛いところとか、気持ちの面とか、何かありますか?」
うーんと。昨日いろいろ考え込んじゃったし、さっきは家出るまでにバタバタしちゃったし。
私「んー、ちょっと頭ん中がざわざわしてるかなー」
megu「では、そういうところもみていきましょう」
先週、ひととおりのことはやったのかなと思っていたんだけど、全然です。今日はさらに新しいポーズをたくさんやりました。
こないだよりずっと姿勢が良くなってる! とmegu先生が褒めてくれました。
スーーッ、スーーッとゆっくり呼吸をしながら、伸ばしたり、丸まったり、そしてあおむけ。
megu「自然な重力に身をまかせて……背骨の中心がじんわりと暖かくなるのを感じましょう……」
あ、ほんとにあったかく感じる……。
megu「たくさん新しい空気を吸って……いっぱい吸って満たして……こんどはその空気がいろんなものを巻き込んですーっと出て行きます……」
体の中のごちゃごちゃくん出て行け〜(/_`)/~~
片足で立つ『樹のポーズ』に今回も苦戦。本来は片足を足の付け根まで引き上げてポーズするんですけど、私はふくらはぎまででやっとこさ。megu先生も「その日の体調とか心理が影響して、できたりできなかったりするよ〜。私も、今日見られてるーとか思って失敗するかも(笑)」と言っていました。
あとは太陽礼拝のポーズは是非覚えて家でもやってみたいと思うんですが、きょうもたぶん覚えられてない。まあ焦らない焦らない。
そしてふたりで合掌して『ありがとうございました』。
megu「あー、15分もオーバーしちゃった。あれもこれもやろうって思うと、どーしても過ぎちゃう」
ありがたいことです。きょうも気持ちよかったです。
あとは「何焚いてるの〜?」と私の大好きなお香の話を少々。megu先生のは『Meditetion』だったかな、とてもよきかほりじゃ。私が持ってる『Guide』も似た系なのかな〜って言ったら、来週ぜひ持ってきて〜ということでした。
きょうもありがとーーー。
あーなんか、しゅっとした感じ。
週末はいつも飲み疲れ気味でーすの例にもれず今日もなんかダル〜っす。
昼間だというのに部屋にタオルケット二枚持ち込み、ソファーでもふもふフガフガぷぅぅぅぅ〜。
階下から「買い物行くひと〜!」というママの声にハッと目を覚ますと、すでに三時を過ぎていた。うわぁぁぁん、今日何もしてない……!
ママ「きょうのおめざはお寿司のセットよ〜」
ママはオススメ品のことを『おめざ』と呼ぶ。なんとかマーケット由来かと。
私「うん、お寿司お寿司、買っちゃおう」
というのは私とママはお寿司が好きなんだけど、胃の弱い父は酢飯は消化が悪いと信じ込んでいて(まあほんとなのかもしれないけど)お寿司を毛嫌いしているのです。前もって『今日はお寿司を買ってこようと思います』とか言おうものなら「やめてくれ! 寿司だけはやめてくれ!」と大騒ぎするので私とママはいつも何の相談もなしにお寿司をしれっと(?)買ってきて『安いから買ってきちゃったわーウフフ』とか言って、そうすると父はもう仕方が無いなーと思うらしく「そうかそうか食べようハッハッハ」といつもは丸くおさまるのです。
そんなわけで今日も、うっかり買っちゃったわ作戦決行。
三人前の寿司セットをがっつり購入して、あとおつまみにってローストビーフも買って、ついでにパン屋さんでミックスピザ二きれ買って、帰ろうとしたら突然の通り雨でダバダバゴロゴロドーン! でキャーって車まで走って、急いで帰りました。
………………
だが。
父「おかえり。何かいいものはあったか?」
私「お寿司〜」
父「お寿司!?」
ママ「お寿司よ」
父「寿司は……寿司だけは勘弁してくれ〜! このところ胃の調子がずっと悪くて、昨日あたりから少しずつ良くなってきているんだ、ここで寿司のご飯を食べたら逆戻りだ! 寿司はふたりで食べてくれ! 父さんは、そうだな父さんは……、そうだ野菜炒めでいいっ! 肉とキャベツの野菜炒めでいい!」
私「……」
ママ「……」
………………
で結局私とママは三人前の寿司をもそもそと食べまくりました。
父はローストビーフをつまみながら肉野菜炒めを「最高だ! 最高だ!」と言いながらほおばっていました。
野菜炒めって油使うからどう考えたってお寿司の方がヘルシーだと思うんですけど。
私「いちど胃のレントゲン撮って安心したら?」
父「そうだなぁ」
あと父さんピザも、美味いじゃないかって食べてたけど。ピザはいいのかよピザは……と思いました。
昨夜よっぱらって元彼(たぶん)に電話したら、
――酔ってんのかよ……。
と冷たく言われてちょっとへこんだ。だって酒飲んでないと電話する勇気が出ないんだもん。
彼にはすごく迷惑かけたし、嫌な思いもたくさんさせた。若い頃の私は本当にわがままで(まあ今もだけどあのときの比ではない)、『だってこの人は私のことが好きなんだから!』という根拠の無い自信もあって彼を召使いか何かのように扱ったり、ほんとにほんとに酷かった。
そのことを今でも、いや今になってやっとすごく反省していて、とても申し訳ない気持ちでいっぱいで、是非ともまじめに謝りたいと思って……
……あー。やっぱりそういう場合はちゃんと素面のときじゃないとダメね。
と、また反省する私であった。
彼氏といえば、と無理矢理続けるのもなんなんですが、埼玉のマキマキ嬢が彼氏さんを連れて帰ってくるということなので、ウフフンフンフン。
とりあえず掃除機をかけて、テレビ周りのホコリをぬぐって……
……
と、メールが入り、「乗る新幹線間違っちゃったよ〜!」とのこと。
時間ができたので、読書も飽きたので、おもてなしの準備にいそしむことにしました。
キッチンと冷蔵庫を物色し、メニューをつくる。
部屋にあった画用紙に書き込んでゆく。
………………
〈めにゅー〉
●ドリンク
・牛乳 ・豆乳 ・コーラ(コカコーラ、ペプシ) ・麦茶
・コーヒー ・緑茶 ・ペパーミントティー ・紅茶 ・昆布茶
・コーンスープ ・オニオンコンソメスープ ・お吸い物
●アイス
・牧場しぼり(クッキー、いちご)
・雪見だいふく(いちご)
・スーパーカップ(バニラ)
・ジャイアントコーンみたいの(ミルキーの)
・パピコ
………………
三時半頃、マキマキ&バンビ君がご来店。
バンビ君は車で待つつもりだったらしいが、そこは田舎のどうぞどうぞぱわー全開で我が部屋にどうぞどうぞ。
私「まあどうぞどうぞ。」
マキマキ「いいの〜? ごめんね〜」
いやいやあなた方のために『めにゅ〜』をつくったのです。
生まれも育ちも埼玉なバンビ君は、まさか八戸の友達の家にお邪魔するとは思ってなかったです、と始終恐縮気味。
めにゅ〜発動。
私「ヒマだったのでメニューをつくりました。どうぞ。」
バンビ君「今はやりのおうちカフェというやつですか?」
いやいやそんな。
私「まあどうぞどうぞ、お好きなものを……」
マキマキ嬢はめにゅ〜をのぞき込み……
マキマキ「あ、お吸い物と……雪見だいふく」
まさかのお吸い物オーダー!
バンビ君は、「じゃあ俺、いや僕は、コーラで……」
というかんじでした。
キッチンに降りてお湯を沸かし、お吸い物の素に熱湯を注ぐ。
バンビ君にはコカコーラ、私はペプシネックス、それから雪見だいふくをお盆に乗せ、部屋へ。
しばしゆるゆると語らいました。
バンビ君は、しっかり相手の目を見て話をするし、相手の話を絶対に遮らないし、とっても好印象でした(偉そうでスイマセン)。お互いに想い合っているという印象を受けました(だから偉そうでスイマセン)。マキマキちゃんはいろいろ思い悩むことも多いだろうけど、きっと大丈夫だと思います。
別れ際、バンビ君と握手をして、それからマキマキ嬢と握手をして……
……あ、なんかこのふたり、温度が同じだ……。と思いました。不思議な体験です。
また会おうね!
マキマキ嬢が新幹線で書いた手紙を読みながら……
もう十回は数えるだろうか。
番台のおばあさんはすっかり私たちの顔を覚えたらしく、「こんにちは〜」といつも開けっ放しの入り口をくぐると「あぁぁ、どぉも〜」とにっこりしてくれる。
おばあさん「ちょうど今、だぁれもいなぐなったとこだぁ〜」
私「そーですか、ラッキーです」
おばあさん「こったらヒマな風呂屋ァ滅多にネェ(笑)」
いやいやそこがいいんっすよ! と言いかけ、ちょっとそれは失礼かもと思いとどまる私。お湯がいいですねーとか言えば良かった。
おばあさんは続ける。
「どちらから来てらの〜?」
私「根城(ネジョウ)からですー」
「あんらァ、すったら遠くから申す訳ないなすぅ〜」
私「いやいや、車で10分ってとこですよ〜」
んで父は男湯、私とママは女湯へ。
すると浴室じゅうの電気がばばばっと点き、ジャグジーからお湯がゴーっと溢れ出し、打たせ湯はダバダバダバ〜と勢いよく流れ出します。
おばあさま私らのために……、と何だか感動モノだなあと思いました。
ビバ梅乃湯!
優香さんがいつぞや提案してくれた『町の銭湯の人情もの』が今なら書けそう!…………じゃないけど。
昨夜ドラールを五錠飲んで寝たんだけど目覚めは普通でなんでやねん。しんだように眠りたかったのに。
しかも私の目を覚ましたのは、
――こんにちは。おひさしぶりです! 入社おめでとう! 頑張れ\(^_^)/
というニートなワタクシに対して何とも皮肉な間違いCメール。
――こんにちは。すいません、人違いではないでしょうか……?
と返信すると、以降なんの応答も無し。つまんねーの(なにが?)。
それから寝てる間にピアスのキャッチが無くなってました。一応お布団を見てみたんですがムリムリムリ! あんな小さいの探せなーい。
のろのろ着替えてDVDを借りに出かけました。ママの買い物も頼まれました。
邦画『いつか読書する日』『ベロニカは死ぬことにした』『自虐の詩』を借りました。
(先週借りた『クワイエットルームにようこそ』はコメディコーナーにあったんですけど、セイシンカ病棟の話で、古傷をえぐられるような感覚がして、これのどこがコメディなんだよ! と思ったけど最後までみました。結果「松尾スズキってすげーな……」と思ったので今度著書を読んでみようと思います。)
スーパーでママのメモをごそごそ。
牛乳 二本
白菜 四分の一
春菊 すこし
ティッシュ (ティッシュの絵)
おあげ?揚げ?あつあげ 一枚
牛乳二本きたー。結構重いんですよ。しかもトイレットペーパーもデカイし。
がんばりました。
きょうはすきやきみたいですね。
きょうは受診日でした。
週に一度のおしゃれ日(私は何をやっているのか……)につき、こないだ買ったチューブトップ風のワンピースを着てみました。むちむちな腕を出す勇気は無かったのでカーディガンを羽織りましたけど。
画像はワンピの柄。我ながらメルヘン。
………………
クマ医師「ではどうでしたか一週間は」
私「んー。なんだか原稿用紙に立ち向かうのにつかれたとゆーか……。友達を家に呼んでお茶したり、プール行ったり、友達がヨガ教えてくれるっていうのでヨガやったり……」
クマ医師「ふむふむ(きーぼーどかたかた)」
私「なんか納得いかないけど、まあこんな一週間もありかなーと思ったり……」
クマ医師「……ヨガは、どの程度できるの?」
私「あ、その友達は先生の代行をつとめるくらいの本格的な、」
クマ医師「そうじゃなくて、あなた自身がどうなのかって」
私「あ私ですか? ……初めてやったんですけど……」
クマ医師「(笑、笑、笑)」
ええ? なんで? どこがツボだったの、なんでそんなに笑うの!
私「いちおー毎週やる予定でーす(ぷんすか)」
クマ医師「(笑)あそうですか。今日はクスリは、全部いる?」
私「あ、六君子湯はいらないです。余っちゃって」
最初、一日三回で出してもらってたんだけど、三回もご飯食べないんですよね〜って言ったら二回になって、でも実は一日一食の場合がほとんどなのでやっぱりどんどん余るという……。
優香さんとは病院向かいにできたスタバの話とか、今の私にできそうなお仕事についてとか、映画とか、あと産休中の代わりの先生箕浦さんへの移行は10月10日からにしましょうというような話をしました。
なんか、安産のお守りとか、石とか、なんかなーんかプレゼントしたいなーと思うんですけど……経験上セラピストとクライアントの間であんまりべたべたした関係を築くのは好ましいことでは無いのかな〜とか、本にも書いてあったし……どーしよっかな−。
………………
診療が終わると、ママから半泣きで電話。
――雨がすんごく降ったのー! 肌に当たると痛いくらいの雨だったのー! それでスーパーの中でやむの待ってたのー! そしたら、そしたら(ハアハア)車の窓ぜんぶ開けてたの、忘れてたのー! 車の中、びっちょびちょなのー! グッダグダなのー! どうしましょう借り物の代車なのに(ぐすぐす)ー! とりあえず荷物積んで、そっちむかうねー!
そうなのだ、今我が家の車はスバルからの代車で、だから余計にママは心配してるのだ。
20分ほど待っていると、白のトレジアがやっとこさ到着。
私「いやー、病院防音だから、ぜんぜん雨気づかなかったよ」
ママ「拭きたいけど拭くのも無いのー! ラジオも鳴らなくなっちゃったのー!」
まあまあ落ち着きなさいよ、ハンカチタオルなら持ってるわよ、といって手渡すと、ママは水を含んだスポンジのようになった座席をタオルでバンバンバンバンバン! と一心不乱に叩き始めました。
その間に私はトランジスタラジオをみてみる。代車にはオーディオ機器が何もついてなくて、無音だと不安になるというママが、父から借りて積んでいたものだ。
AMもFMも鳴らない。ほんとだ、しんでました。
家に帰ると私もハッ――。部屋の窓あけっぱなしじゃい。
父が洗濯を取り込み、急いで私の部屋に向かったみたいなのですが、
「間に合わなかったよ……」だそうです。カーペットが濡れてました。
ちなみにインプレッサG4は10月過ぎてからの納車になるようです。
きっと昨日のヨガのおかげです。七時間もぶっ通しで眠れました。こんなの初めてかも。嬉しいです。
きょうもアクティブに!
ということでプールに行ってきました。
バーデハウスへの一本道に入ったとこに、いつもヤギが二頭いて、草を食んでいます。今日は日差しが強かったので二頭とも小屋の陰にコソッとたたずんでいて可愛かったです。
夏休みも終わり、子どもの姿は無くガラガラー。
いつもの上級者レーンに行くと、ざぶんざぶんと大股で歩いているおじさんひとり。「おじゃましまーーす……」とどうせ聞こえないくらいの声でごあいさつし、プールへざばーんしました。
そして平泳ぎ、平泳ぎ、平泳ぎ……うしろをチラリ……あ、おじさん速い、もうこんなに迫ってきてる。
ではひっさつクネクネ歩きでざぶん、ざぶん……うしろをチラリ……お、おじさん速いよすごい迫ってきてるよしかも無表情だよ、あ今度駆け足はじめたよ速いよ〜!
そんな感じでおじさんに追い立てられるように必死で泳いだり歩いたり。本気を出したのでなんとか付かず離れずの距離を保ちながら、小一時間トレーニングに励みました。
最後はやっぱり露天エリアで景色を楽しみます。
たわわに実った稲穂はもう部分部分で刈り取りが始まっていました。
見渡す限りの黄金色。写真撮れないのがもったいない。
何だかんだで先延ばしになっていた友人megu(先生の資格を持っているのだ!)のメグヨガ教室開催!
ということで約束の三時にのんちゃん&megu姉妹宅へ。
三人でやる予定だったのですが、のんちゃんは体調不良。ドイツ旅行のお土産を私にくれると寝室へ引き上げていきました。ゆっくりおやすみー。
新築ほやほやの木の香りと、ほんのり優しいお香のかほり、iPodから静かに流れるヨガのためのリラクゼーション音楽……ふむふむこれがヨガマットというやつですか、あ靴下脱ぐんですか、では時計も外しましょうかふむふむ……。
マンツーマンということでさいしょはちょっぴりどきどきしていたのですが、megu先生のゆったりかつ的確な誘導にだんだん心も体もフニャラ〜ン(?)。あら不思議、自然と目が閉じてしまう。
いぬのポーズ、
木のポーズ、太陽礼拝のポーズ、などなど。汗がマットにぽたぽたり。
そしてしかばねのポーズからの赤ちゃんのポーズ。カーン、カーンと深い鐘の音が鳴る。ん、わたし生まれ変わった……?
スーッ、スーッと、megu先生と私の呼吸がひとつになる、とても不思議で心地よい体験でした。
megu「ありがとうございました……」
私「はい、ありがとうございました……」
体感で一時間くらいかなと思ったんですが、時計をみると一時間半超えていました。不思議空間にいた気分です。
終わってみるとなんだか肩がすとんと下にさがったような、全身から余分なチカラが抜けたような、自然な重力を感じるというような……清々しい気持ちがしました。
来週もぜひよろしくです。
………………
軽い足取りでつったかたー。
ママからおつかいを頼まれていたのでスーパーに立ち寄り、カバンをごそごそメモを探す。
牛乳 一本
キャベツ 一個
カレー肉(目) 250gくらい
アイス たくさん
……?
『カレー肉(目)』ってなんだ『目』って。
とりあえず書かれたものと普通のカレー肉とアイス20個くらい(父がいつも昼食に食べるモナカは売り切れだった。父はモナカをちまちまと割りながら三日で1つ食べる。)買って帰途へ。
………………
家。
私「ねー、『目』ってなによ」
ママ「あら〜、それは霜降りのマークよ〜♪」
……霜降りのカレー肉を買えということだったようだ。
そんなの無いって。あ、でも黒毛和牛のカレー肉はあったような、それ買えばよかったのかな。
ママは夕飯のカレーを食べた後デザートに、私の買ってきた『牧場しぼり』のラムレーズン味をたべてニコニコでした。ひとくちもらったらすごく美味しかった。
画像はのんちゃんのドイツ土産。卵の殻のクリスマス飾りと音符の形のマカロニ。たまごはさっそく部屋につり下げました。ト音記号や♯や♪のマカロニは可愛くて食べるのもったいなーい。
みんなで○HKの動物番組をみてます。
――この急降下。実はある動物を真似たものなのです!
私「あ、ハヤブサ……」
父「そんな安易な……」
――実はその動物は、ハヤブサです!
私「わーい」
父「そんな……。千早、やるじゃないか!」
――それでは次の問題です! この鳥が子育ての手本にするのは……!?
私「うーん、ツバメ!」
父「またまた、そんな……」
――実はツバメなんです……!
私「わーい」
父「そんな……。千早、どこかでカンニングしているんじゃないのか!」
してないよーだ。
どきどきして、すごくおいしいのかなーとか、それともウェッてなるくらいまずいのかなーとかいろいろ考えたんだけど、
ぱくっと。
……。
なんか、
美味くもまずくもなかった。
エビの刺身に似てるなと思った。
貧弱味覚。
きょうはみーちゃんがうちに遊びに来ました。
みーちゃんは一度、飲みのとき私を送ってきてくれたことがあったけど、夜だったし場所が曖昧なの〜ということだったので、「じゃあどうしよっかー(近所のスーパーとかで待ち合わせしよっかな)」と言ったら、
「ナビに家の電話番号入力するだけでオッケーで〜す」だそうです。なびってすごいのね。
ほどなくしてスーブランのロールケーキをたずさえ、みーちゃん登場。
ママが「ちょうどよかった、淹れたてのコーヒーがあるのよ〜♪」というので青いカップに注いで、ケーキと一緒にいただきました。
ちなみに私もみーちゃんもブラック派。ケーキは絶品でしたわい、ありがとー。
合う前はみーちゃんなんだか元気がなさそうだったから、私が話を聞いてあげよう、って思っていたんだけど、気づいたら私のほうがガンガン喋ってたような気がするごめん。
いれたてって言ってたのにコーヒーがぬるくてごめん。
クーラー無いから扇風機でごめん。
そしてみーちゃんって肌もぴちぴちだし、首とか鎖骨のラインもとても綺麗だ……、と見とれていたのは秘密(変態)。
話しているとき『あ、私いま、ぜんぜん無理してないみたい』と思った。すごく自然に言葉のやりとりができている感じがして、楽しかったです。
あとでメールがきて、元気になったよって言ってくれて、ちーちゃんは一番のお薬だよとか言ってくれて、なんだかこころがほっこりしましたです。
また会おうぞ!
それから念願の海鮮丼を食べに行きたいぜよ!
きのう買ったゴミ箱を撮影したらなんだか味気なかったので大好きなキミドリ色のアイテムを集めてみました。
ずーっと、くずかごにかぶせたゴミ袋が見えるのがなんか美しくないな〜と思っていたのです。この商品はビニールが見えない設計になっています。あっぱれ、こういうのを探していた!
………………
きょうは起きた瞬間「ウワ〜! だるいっ……!」と思って、ふがーふがーと寝返りうちながらお布団でごろごろしていたら昼十二時を過ぎてしまいました。
だーめーだー、だーめーだー、だーめーだーめーだーめーだ。
とはいえここ三日間、図書館→図書館→病院と続いていたので疲れが出たのかもしれません。もっと体力つけなきゃなぁ。立派な社会人になれないぞ。
まあせめてもの悪あがきとしてDVDを借りに出かけました。
邦画『クワイエットルームにようこそ』、アニメ『ほしのこえ』、洋画『愛を詠むひと』とバランスの良いチョイス。
気力のない日は意地でも創造的エナジーを摂取……という考え方はあまりよくないような気がするけど。もっと純粋に楽しまないと、って。
それからついでにママからおつかいも頼まれました。以下、メモ。
牛乳 二本
豆乳 ひと箱
タマネギ 三個
ニンジン 三本
ハイミー 400円台のもの
カステラ 父さんの
ラーメン 安いの
あと勝手に盛岡冷麺とパスタソースと昼食のおにぎりをひとつカゴに放り込み、お会計。
両手に買い物袋を抱え、えっちらおうちへ。
ママの鬼ッ! 牛乳二本も頼まないでよ重いよ! 豆乳も重いよ!
ま、豆乳は私まいにち飲むので無いと困るのでいいんですけど。
家に帰る頃には汗だく。服を全部脱ぎ洗濯機にポイして着替えて、アイスコーヒーとおにぎり(ますこ)で昼食を摂りました。
………………
ちなみに黄緑色が好きな人は、『自尊心が強く、空想家』だそうです。当たりすぎて怖い……?
いつもの通り、お昼の患者は私が一番最後みたいだった。
1時の『入院患者様の安静時間です』の全館アナウンスとともに、小高さーん小高さん、一番へどうぞ、っていうのが聞こえてきた。
クマ医師「ではどうでしたか一週間は」
私「図書館に通ってました。あと、(その他ひごろのちょっとした愚痴とか)……」
クマ医師「図書館は、どうですか」
私「うーん。まあ、一行か二行でも、書ければはっぴーっていう感じですかね」
それを聴いてクマ医師、安心したようだった。私がつれつれと話す愚痴めいたことなどは「フンフン、フーンフーンフン♪ じゃ、いいです」というような感じで聞き流していた。
そりゃそうだ。毎日図書館に通えるほど元気なんだから、安心して当然だ。
………………
優香さんにも、ちょっと日頃の鬱憤など、ぶちまけてみた。子どもの頃から続く、まあ話してもドウシヨウモ無いんだけど、そういうこと。
ちょっとここでは言えないけど、すごく親身になって聴いてくれ、お得意の手厳しい問題提起などをしてくれた。
あとは十月半ばから、産休中の代役の箕浦さんへの移行をしていこうと思うの、という確認事項をかくにんし合いました。
いつものようにスタッフ口まで送ってくれ、私はその道中きのうのアゲハチョウの一件とか、優香さん少しお顔が細くなってる気がする……とか話した。
「やだー。こけてきてるのかしら!」
元気な赤ちゃんを産んでください。こころからそう思ってます。
………………
ママと合流。交通安全週間で、地元の高校付近で呼び止められ、お守りとティッシュをもらったりして、遅くなったのごめんねーー、ということだった。
お客様用のスリッパを買いたいというので、病院近くの雑貨屋へ。
結構かわいいのがいっぱいある。
私「これはどう?」
ママ、ひょいとしゃがみ込み、私が手渡したスリッパをそろえて手前に差し出す。
ママ「いらっしゃいませ……」
シミュレーションをしている……。
私「あ、これは?」
ママ「いらっしゃいませ……」
私「あ、こっちのほうがいいかも?」
ママ「いらっしゃいませ……」
結局いらっしゃいませを十足くらい試した後、ベージュのネコ柄のを選びました。
………………
八戸市の一部では雨が降ったらしい。
ママは、父に洗濯ものを取り込んでもらうべく、
『雨。』とメールしたらしい。
でも返事は返ってこなくて、
『雨。』『雨。』『雨。』『雨。』としつこく送ったらしい。
すると父からメール。
『ひつこい。』
ママは「父さんとしたことが打ち間違いをしたのよ!」と上機嫌だった。
でも夕食のとき(秋鮭のちゃんちゃん焼き)、父が、
――故郷の大阪・奈良では『しつこい』と『ひつこい』が使い分けされていた。もう何年もここに住んでいる自分には、もはやしつこいとひつこいの違いが全くわからないのだ。
というようなことを語っていた。
ひつこいはなんというか肌にねっとりとまとわりつくような、と父は続けた。
メールはちょっと深いのだった。
温泉から帰って車を降り、父と一緒に庭の山椒の木を眺めていたら……
父「毛虫だ……毛虫じゃないか!」
泥のような色に白のストライプが入った毛虫が、山椒をたべている。
私「わわわーー」
父「千早、駆除しなさい」
えええええーーーーー!
何で私が……と思いながら、渡された紙コップ(父が温泉に行くときに水を飲むためのもの)と割り箸で毛虫をつか……
むっ……
わわっ!
虫の顔をぎゅっとつまんだら、赤い口からピュッと触手のようなモノが二本飛び出した。
うわーーーーっ!
これはほんとにほんとに悪い害虫に違いない。
以下の画像は紙コップの中。虫ニガテなひとごめんなさい。
こんぐらい捕まえて、父が殺虫剤をかけて、駆除完了。
晩飯の料理の合間、父に毛虫の正体について検索を頼む。
父「山椒 毛虫 幼虫…………むむっ」
私「なんなの?」
父「……アゲハの幼虫だ……」
……。
……。
私と父、何故か万歳のように腕を上げ、
『ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……!』
私「アゲハチョウの幼虫、殺しちゃったね……」
父「千早、寝返ってはいかん。山椒のためには、ドクガでもアゲハでも殺さねば」
私「でもー。知ってたら、サナギになった一匹の枝を折って、虫かごに入れて、綺麗な羽が見えるまで育てたよ」
父「まだ山椒の木には卵が残っているはずだ。二、三日のうちに幼虫が生まれるだろう」
というわけでした。
もう、きもちわるいやら罪悪感やらもったいない感やら。
バーデハウスふくちよりお送りします。お風呂上がりでございます。今日は少しお疲れ気味なのでプールはご遠慮してやったぜ。
併設の農産物直売所で買った南部町のストレート果汁のりんごジュースでぷはー、でござります。
脱衣所に、ちょい劇画タッチのポスターが貼ってあって、
『ま、まさか尻も洗わず浴そうに……!? (青森県の入浴マナーを向上させましょう。)』
って。なんじゃそら。
しかしやはりこの温泉に来る人たちの『客層』っていうんですか、すごくハイレベルだといつも思います。
浴槽で隣に入るときに見知らぬ同士、
「はいちょっと失礼しますよ〜♪」
「はいどうもどうも♪」
みたいな何気ないやりとりとか。
安心して入浴できまふもふ。
今日は八時半に起きてママがいつになくキツめに小言を言ってきたので逃げるように家を出て九時には図書館にいた。
きょうは二年前に初めて書いた今回の作品に関するメモ類をごっさり持って行った。今考えているより明らかにしっかりしたあらすじや断片的な文章がいっぱい、いっぱい書いてあった。こんなエネルギーと理路整然とした思考がいったい私のどっから出ていたのかと、クラクラした。もうあの頃には戻れないのだとしみじみ思ってノートを閉じ、新しい方のを開いて、思いつくことをぽつぽつと書いていった。
でも、今の私から出てくる言葉はことごとく甘ったるくて病んでいて、途方に暮れた。
もしかしてまずすべきことは、この膿のような『病み』を出し切ることじゃないのかなあと思った。それともこうなったらトコトン病み尽くしてみた方がいいのかもしれない。もーわかんない。
ただひとつはっきりしているのは私が本気であることと本気であるだけではダメだということ。あ、ふたつだった。
缶コーヒーを買いに席を立ったとき、隣のデスクで私より少し年下かなーというくらいの男の子がシャーペンで一心不乱にイラストを描いているのが見えた。
この人も人生の執行猶予中なのかなあ、とか思った。
なんかそういうひとが隣だと思うと落ち着いて読書ができた。ようやく『ケッヘル』の上巻を読み終えた。
見渡してみると資格の勉強してる人が多いことがわかる。仕事を休んで? それとも仕事してないの?
そしてフロアの対角線上の離れ小島は学生席。もちろん学生でいっぱい。
だから私は図書館が好き。
夢の中ではずーっと油絵を描いていた。
目が覚めると八時半。雨が降っている。気分が優れない。のでもう一度目をつぶって寝ることにした。
夢の続きをみた。描き続けても描き続けても一向に完成しない絵。それでも一生懸命絵の具を塗り続けた。
再び起きると午前十時。雨は依然降っているが気分は割と良いかも。
なので、復職のためのトレーニングと銘打って、図書館で現実逃避に励むことにした。
小雨の中、紺色の傘(弟が高校時代に使っていたものだ)をさし、ゲーソン聴きながら、てくてく図書館へ。
二階の学習室はひさびさだったので、ぐるり歩いてみた。
持ち込みPC使ってもイイですよコーナーが出来ていた。しかし四席だけ。しかも一人二時間まで。
『学生席は満席です』のプレートが出ていたんだけど、見るとがらがら。そして一般席は満席寸前。表示間違えてないか?
私の定位置、一般席の中心はやっぱり空いていた。真ん中だと背後を通る人が少ないので落ち着いていいと思うんだけど、みなさんあんまり気づいてないみたいだ。
桜色の海辺の話を書こうと思っているので、家から持ってきた、桜貝の入った小瓶を目の前に置き、いざ、妄想の世界へ。
まずは桜色連想ゲーム。
桜色……
さくらいろ……
さくらいろの……
さくらいろのさくらいろの……
さくらいろの、睡眠薬!
……それベンザリンじゃないか、馬鹿。
雑念パラダイス。でもカラッポよりマシ。
そんなかんじで数行書けたので、喫茶『らいぶらりー』(なんのひねりもねえな。)にて、缶コーヒーとおにぎりで昼食。
おにぎり(おかか・梅、各一個100円)は作り置きではなく、注文してからおばさんがあったかいごはんで握ってくれる、やわらかくてちょっと塩が利きすぎていて、何故か箸がついてくるので手づかみではなく箸で食べるやつである。
ちょこっとゼイタクな気分になれる。
席に戻ってまた数行書き、中山可穂の『ケッヘル』を少し読み、一階に降りて写真・画集コーナーで海に関する画像を片っ端から観て、児童文学コーナーで海にまつわる童話を物色し、三時になったのでもうかーえろっかな。
雨はやみ、日が照っていたので、こんどは傘を日傘の代わりにさし、てくてく家へ。
うーむ、やっぱり家より図書館の方がいいのね。あの静寂は何にも代え難い。
明日も行けるかな、行けると良いな、無理はしないけど、いや、ちょっとは無理したほうがいいのかなわかんないなー。
夕食終わり。(この前好評だったサーモンのクリーム煮とか。)
父が高倉健の特集に目を奪われている間に、ささっとラーメンを作る私。
とーさんってばうるさいのだ。千早、食べ過ぎじゃないか? 食べ過ぎだよ……といろいろ気遣ってくれちくしょー。
私は食べたいの! 若いから(?)。
驚くべき早業で、麺を茹でる間にキャベツを煮込み、お椀に盛って、
なんとなく腕でそれを隠しながら居間を出るべくドアノブを回す。
私「おやすみ〜」
きゅぴーん、とこちらを見る父。
父「んっ、○×△○×〜!」
えっ、何?
たべすぎ〜!って聞こえたような。
私「え、何?」
父「ん、寂しい〜って言ったんだ」
そうなの? ならいいんだけど。
……。
ママ「食べ過ぎ〜!って聞こえたわー」
ほら、そうじゃん。言ったんじゃん!
ふがふが。
でも食べる。
たーべーるーーー!
パソコンの電源を切るときに、
「オリャ、しねや!」
とか言いながら電源ボタンを長押しし、強制シャットダウン。
「お前はもうしんでいる……」
と捨てぜりふを吐き、寝る。
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おはござーっす。きのうは何食べましたか? 私はは毎日ヌードル三昧。小説家として地味に頑張る日々。通院記・入院記・ワイヤーアート・執筆状況等、ほぼ毎日更新ちゅう。きょうもじゃんじゃんぱりぱり〜( ´_ゝ`)ノ♡
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★主な登場人物★
✦小高千早✦
自己愛・散漫・見栄っ張り。ワイヤーアートアクセサリーでお小遣いを稼ぎつつ、小説書いてます。♫
✦サヤ先生✦
2022年あたらしく担当になった女医さん♡ やさしい笑顔が好き!
✦箕浦さん✦
優香さんの産休中代理の心理士。代理だったけどそのままodagger担当を引き継ぐ。個性的で不思議な魅力がある。茶色に透き通った瞳がステキ。ちょっぴり私と似た匂いを感じることがある。
✦ワサヲ医師✦
クマ医師退職後に赴任してきた先生。小高の解離性同一性障害を治したいらしい。しゃべるときは基本白目。。
ポテヲ先生
2020年度の主治医。まじめでしずかな声で話す、感じのいい人♡
エビゾー先生
ワサヲのおともだちな精神科医。気さくなのかどうでもいいのかよくわからない事を話す。でもいい人。
ぴよ先生
小高が思いを寄せていた臨床心理士。ある事件をきっかけに突然姿を消した。✶でも小高は今でも再会を夢みて毎夜まくらを濡らす日々なんつって。いやまじ連絡ください。
✦クマ医師✦
小高の精神科前担当医。鬼。いやまじで鬼。病院スタッフに言わせると『スーパーコンピュータ』。の割には時折子供みたいな言動をしてオダカをニヤニヤさせる。しかししつこいようだがドMな小高にもってこいな鬼っぷり。
優香さん
あたらしいカウンセラーさん。手厳しい問題提起がお得意。2人目の女の子を出産後、めでたく復帰! 荒川静香似の美人さん。
父
小高ススム。元校長にして職人気質。小高千早の人格形成に深くかかわる。ソースの消費量がハンパない。あと青ネギが大好き。
ママ
ママと呼ぶにはもったいないほど若く可愛く、天然。何で私はこのひとに似なかったか。ワサビと納豆の消費量がはんぱない。
そのほか
トーマ、owlさま、のんちゃん、k-tan…熱き友人たちに拍手。
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- moonowl
- moonowl+
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- odaka+
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