ビジネスにおいては、各自目標を設定して仕事をすることが大切です。目標のある人とない人では、仕事に取り組む時の目の色が違います。日ごろから仕事のたびに億劫がらずに、きめ細かく目標を立てる習慣を身に着けることです。 

  

 フランチャイズ開業においても、成功のための目標として何を考えるのか。多くの加盟店オーナーが考える目標は、店舗の多店舗化です。最初は1軒目の店舗を軌道に乗せることですが、そこで成功しますと2店舗目を考えるのが大半のオーナーです。 

  

 本部は加盟店の経営状態をよく知っていますから、店舗を増やすことを勧められます。2店目を出しますと、3店目、4店目と既定路線のように行き詰るまで店舗を増やすこと求められます。ここで発想を少し変えることが大事です。 

  

 同じブランドの店舗を数多く増やすよりも、リスクヘッジを兼ねて違う業種の店舗を開業するのも手です。これはフランチャイズならではの発想の転換。飲食店と無人フィットネスや宅配ピザ店とリサイクルショップを、ビジネス・パースンの副業感覚で広げている人がいます。 

  

 ビジネスの成功は本部が考える成功ばかりでなく、加盟店オーナーが考える成功もあります。メガフランチャィジーの経営者が、バランスのよい業種を選択してビジネスリスクを減らしているように、加盟前から自分の目標をしっかり設定しましょう。 

 

【ひとり言】 

 フランチャイズ本部と加盟店オーナーの付き合い方は難しいです。開業が上手くいかないとき、本部しか頼るところはないように思いがち。ところが本部のアドバイスばかりに従って上手くいかないなら、思い切って違う方法を採用することも必要です。逆に上手くいっているとき、新しい事業に手をだすこともビジネスの安定性を求めるには必要な方法です。 

  

 


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